世の中には、自分に当てはまる言葉で相手を批判する人が大勢います。ネット用語では「ブーメラン」なんて言うそうですが、まあ、そういうことをやったことがない人はほとんどいないと思います。しかし、愛国カルトは思慮が足りないのか、そういう事を非常に頻繁に行います。特に「左翼」に対して、矛盾に満ちた批判をします。

今日の井上太郎の発言がその典型でしょう。

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井上太郎の主張は

「戦争には相手が必要」

「相手から戦争を仕掛けてこない限り戦争はない」

だから、集団的自衛権に反対の人は、日本で反対を叫ぶのではなく、戦争を仕掛けてきそうな国に行って戦争反対を叫べ、というものです。

じゃあ、なぜ井上太郎はそれをしない?

例えば中国なり北朝鮮なりが日本に戦争を仕掛けてこなければ、日本が戦争をすることはない、と彼は主張しています。

だったら、井上太郎こそ中国や北朝鮮に行って、戦争反対を叫ぶべきだろう。日本の行動に関係なく、中国や北朝鮮が日本に対して戦争を起こさなければいいと主張しているんだから。

もちろん井上太郎はそんなことはしません。出来ないからです。そんなことができる日本人、どこにもいません。

なのに愛国カルトは、さも「左翼」がやるべきことをやっていないかのように批判します。これが愛国カルトの「左翼」批判の常套手段の一つです。

彼らの主張としては、左翼の「やるべきこと」はそもそも実行不可能なことなのだから、「左翼」の主張は間違っている、という論理なのでしょう。しかし、そもそも集団的自衛権は、日本に戦争を仕掛けてきてない相手とも戦わないといけなくなる恐れがあるから懸念されているのです。井上太郎は集団的自衛権を理解しているのでしょうか?

井上太郎のこんなでたらめな主張も、井上太郎を盲信する愛国カルトの皆様は賛成します。
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誰一人として「中国は平和の使者」なんて言っていないのに、集団的自衛権に反対すると、中国寄りの人間かのように見なし「偽善者」と糾弾する人。
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井上太郎の主張をいつも受け入れ、「ごもっともです」と言う人。
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そして、「(左翼)は中国に行って天安門事件、ウイグル人権弾圧、海賊行為、防空識別圏に抗議する平和でもを起こせ」と言う人。

最後の人なんて、自分で何言ってるか分かってるんですかね? この人はあることないこと言って中国韓国を避難する、非常にわかりやすい井上信者の一人ですが、なんで自分は中国に行って直接中国批判をしないくせに、「左翼」にはそれを求めるんですかね? 自分こそ、日本で日本人に向けて中国批判してないで、中国で中国政府に向けて中国批判をすればいいのに

集団的自衛権に賛成だというのは一つの意見ですが、愛国カルトの皆様は、集団的自衛権に反対する人をでたらめな論理で「左翼」と呼んで偽善者扱いして非難します。

自分はできないしやらないことを、相手に求めて非難する。これが愛国カルトの手法です。主張をよく読み、「なんで自分はやらないの?」という矛盾点を見つけることで、愛国カルトに騙されることを避けられます。

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