相模原での大量殺傷事件ですが、犯人の在日認定を助長した一つのツイートがありました。




犯人の同級生を名乗る人物が、植松聖容疑者が韓国籍で、のちに帰化した、と言ってるわけですね。当然、多くの2ちゃんねるやまとめサイトが喜んで飛びつきました。


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そもそも、「聖くんが日本人になるか韓国籍を残すか悩んでいるときに支えになった大切な友人たちです」なんてわざわざ書く時点で「釣りだろ」とわかってほしいものですが、在日認定したくてたまらない人たちはこういうものにすぐに飛びつくわけです。

さて、この人物が本当に植松容疑者の同級生かといったら、まず嘘でしょうね。というのも、こういう書き込みをしているからです。




自分のツイートを鵜呑みにした人に対し、「単細胞生物」と書いているので、どうも自分のツイートでネトウヨが釣れるかどうか試してみた、ということなのでしょう。

案の定何人ものネトウヨが釣れたようです。




たとえ釣りや実験のつもりでも、デマがひとたびネットに流れたら拡散されて独り歩きしかねないので、やめてもらいたいものですね。まあ、ネトウヨがいかに頭が単純かということを示すという価値はあったかもしれません。

さて、在日認定する人たちに知性というものが欠如していることは言うまでもないのですが、この「悪の華」ネトウヨさんの発言は、在日認定する人の感覚をよく表しているように思います。


>>同胞(日本人)の犯罪なら悲しいだろ


大きな犯罪があったとき、犯人が日本人だったら悲しいから、犯人を在日だって事にして安心しよう、ということですね。

つまり、単に自分が傷つきたくないから犯人を在日認定する、ということなわけです。

何で犯人が日本人だってだけで自分が傷つくのか。簡単です。彼らには、「日本人である」ということ以外に誇れることがないからです。だから「日本人は優秀である」「日本人は素晴らしい」という脳内設定が崩れるのが怖くてたまらず、自分の中の「素晴らしい日本人」のカテゴリーから外れる人は日本人じゃないことにしないと、彼らは自尊心が保てないのです。実に情けない話です。

そして、自分が傷つくのは嫌ですが、他人を傷つけるのは平気なのです。だから在日韓国朝鮮人が傷つこうが、知ったことじゃないのです。自分が気持ちよくなれればそれでよいのです。

これまでにも何度か言及していますが、この手の「ネトウヨ」は想像力というものがとにかく欠如しています

自分の行為が、他人にどう影響するのか考えもしない。

自分が攻撃した相手の気持ちを想像することが出来ない。

自分が攻撃される側だったら、なんて想像さえしない。

だから人種的な差別だけでなく、言論統制を求めるような発言も平気でします。自分が言論を統制される側になるなんて想像もしないからです。

小さいころ、ほとんどの人は「自分がされて嫌なことはするな」とか「他人の痛みをわかる人になれ」とか言われて育てられると思いますが、とにかく自分のことしか考えないのが「ネトウヨ」です。自分が気持ちよくなるためなら平気で他人を攻撃し、平気で在日認定し、平気で差別し、相手の痛みなんて想像さえしない。

今回障碍者を殺害した犯人の「障碍者なんていない方がいい」と発言していたようですが、自分がその立場だったらという想像力が欠如したがゆえに起きた事件だと言えるでしょう。その意味で、ネトウヨと今回の犯人は根っこが一緒と言っても言い過ぎではないように思います。

他人の痛みを理解する。それは難しくても、そうする努力をすることは、人間として最低限持つべき倫理観だと思います。在日認定は、その人間として持つべき最低限の倫理観を持たない者がやる行為です。そのような人間になってはいけないし、そのような人間に近づくべきじゃないし、彼らの言うことなど決して信じてはなりません。

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