百田直樹は作家としては一流かもしれません。しかし、人物としては最低の人間だと私は思います。

彼の論理性の無さと独善的思考を端的に示しているのがこのツイートであると思います。



なんと、百田尚樹は9条護憲は中国のために行われていると主張しているのです!

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結構いるんですよね、「9条護憲は中国に日本を獲らせるためだ」っていう妄想癖のある人。

百田氏は「自衛隊を9条で縛っておかないと尖閣諸島と琉球を奪えない」と言う。逆に言えば、9条があれば尖閣や琉球が中国に奪われると言っているのです。


んなわけあるか!!


それだったらとっくの昔に取られているはずでしょう。

9条護憲が「中国のため」という妄想も凄いですが、それを「反日」と呼ぶ神経も凄い。


どうして「日本国憲法」を守ることが「反日」になるのか。


むしろ論理から言えば日本国憲法を変えよう、という方が「反日」になるはずです。特に自民党なんて前文を含めて全部変えたいと公言しているのですから、現在の日本という国の在り方を否定しようとしているわけです。逆に護憲派は現在の日本の形を守ろうというのですから、現在の日本を愛しているのだと言うことができます。

つまり、護憲派の方が「愛国的」で、改憲派の方が「反日的」と言うことも十分可能なのですが、百田尚樹らはそんな風には考えません。

彼らは自分の考える「愛国」の形だけが正しい愛国の在り方だと思っているので、自分に反する考えは「反日」に見えるのです。実に独善的な考え方であり、まさに戦前戦中に、戦争に反対する者を「非国民」と呼んだ思想と寸分も変わりません。


さらに「反日市民活動家たちは沖縄の米軍を追い出そうと懸命である」と言っていますが、沖縄は日本です。その沖縄の面積の10%、沖縄本島に限定すれば18%もを外国の軍隊である米軍基地が占めています。(沖縄県HP参照


押し付け憲法だの反日だの言うくせに、米国に押し付けられた米軍基地は、日本の土地を与え、それどころか「思いやり予算」まで払っているのです。米軍のために沖縄の土地を与えていることこそ、「反沖縄」ひいては「反日」、それどころか「売国」と言うことだってできます。ところが米軍べったり安倍政権のお友達百田尚樹は、沖縄を米軍に使わせるのは平気なのです。


繰り返しになりますが、彼らの言う「反日」という言葉は、「自分に逆らう奴」という以上の意味は全く持ちません。自称ジャーナリスト西村幸祐は頻繁に「反日サヨク」という言葉を使いますが、彼らにとっては自分のような保守的・タカ派的・反中反韓・米軍従属的な考え方でなければ「反日」なのでしょう。独善的に自分の「愛国」だけが正しい「愛国」だと思っているので、それ以外は「反日」に見えるという、幼稚で偏狭な考え方だと言わざるを得ません。

だから「沖縄の新聞を潰さないといけない」なんてことを平気で言えるのです。沖縄県民のことなど彼の脳内にはありません。求めているのは中央政府の言うことをおとなしく聞く、負担を押し付けられる本州の付属品としての沖縄だけです。彼らは、そこに暮らす人のことなど知ったことではないのです。

ナチスの国家元帥でヒトラーの後継者に指名されたというヘルマン・ゲーリングはこう述べました。


>>政策を決めるのは国の指導者であって、民主主義であれファシスト独裁であれ議会であれ共産主義独裁であれ、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。(中略)

>>国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ


百田氏が積極的に戦争を望んでいるとは思いません。しかし、「国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難」するという点では、完全に一致します。百田氏らの思想の根本は、大日本帝国やナチスドイツの全体主義国家と同じものだと言って過言ではありません。

外国に対して「親日的な国」とか「反日的な国」とか言うのはまだわかります。しかし、日本人に対して「反日」という言葉を使う者の言うことを聞いてはなりません。それは在日認定をする発想と何ら変わりない、幼稚で独善的な考え方に過ぎません。それは政府の方針に反対する国民を「非国民」と呼んで攻撃した戦前と何一つ変わりないのです。

「戦前回帰などあり得ない」と言う人もいますが、「反日」という言葉が横行するのは、「非国民」という言葉が「反日」と置き換えられただけで、まぎれもなく戦前回帰の兆候です。

「愛国心」の在り方は自由です。自分の考える「愛国」だけが正しい愛国だと思い込んで他人を「反日」扱いするようなものは「愛国心」でもなんでもなく、ゆがんだ「自己愛」に過ぎません。彼らが好きなのは自分の思想であり、今目の前にあるこの日本という国ではありません。

「愛国心」の皮を被った醜くゆがんだ「自己愛」の押しつけには、明確にNOと言わなければなりません。全員が同じ形の「愛国心」を強要された時代何が起きたか、小学校でまともに歴史の勉強をした人なら知っているはずです。


==愛国カルトに騙されないために==

・視点の置き方によって「愛国」「反日」なんてものはいくらでも変わりうると知ろう

・他人を「反日」と呼ぶ独善的「愛国心」は「愛国」ではなく「自己愛」に過ぎないと知ろう。

・他人を反日認定する輩を信じてはならない。

・上記全てに当てはまる百田尚樹を信じてはならない。



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