昔から、軍事費を上げる口実が欲しい、戦争をする口実が欲しい、国民の権利を制限する口実が欲しい、という時には、国がいかに危機にあるかを強調するものですが、危機感をあおる連中の行動を見ていると、むしろそれを望んでいるのではないかと思えます。例えばアメリカがベトナム戦争に本格的に参入するきっかけになったのはトンキン湾事件ですが、あれなんかは「ベトナムに攻撃されたら戦争に参加できるなあ」という願望から、アメリカが引き起こした陰謀でした。


8月6日、百田尚樹氏が、こんなツイートをして危機感を煽っていました。



(スポンサードリンク)

中国が尖閣に「間違いなく上陸してくる」と煽り、しかも「1年以内」とまで言っています。


何を根拠に「1年以内に大事件が起きる可能性が非常に高い」などと言っているのかわかりませんが、私から見ると、百田氏はそれを望んでいるのではないか、という気がしてしまいます。そうすれば自分の悲願である9条改憲や、これまで自分が沖縄に対して行ってきた数々の中傷が正当化されますからね。


百田氏からしたら、中国に早く尖閣に上陸してもらって、「ほら! 私の言うことを聞いていればよかったんだ。今こそ9条を破棄して、国を守れる強い日本をとりもどそう」と言えるようになるのを願ってるんじゃないかと私には思えてなりません。「自衛隊との衝突」とも言っていますが、トンキン湾事件のように、それを望んでいるように見えます。


百田氏に倣い、このブログでも予想(予言?)してみましょう。


中国は尖閣諸島に上陸してこない!!


百田氏は「1年以内」に上陸してくると言っているので、さしあたり、同じく「1年以内」の予言としましょう。民間のバカが英雄気取りで上陸することはあったとしても(それはこの予言には含めないこととする)、中国の軍なりなんなりが上陸してくることはない、と予言します。


百田氏は「間違いなく」上陸してくるとまで言っていますが、予言が外れた場合、彼はどうするんでしょうね。どうせ何もしないでしょうが、もしこのブログの予言が外れたら、二度と百田氏や、百田氏が支持する安倍晋三を批判するようなことは致しません。それどころか神として称えてやろうと思います(笑)。


中国は尖閣諸島周辺で、日本から見たら挑発としか見えないような行為を続けていますが、それで実際に上陸して、米中対立、日中対立を決定的なものにし、最悪軍事的な衝突どころか米国を巻き込んでの戦争になるような危険まで冒すとは、私には到底思えません。メリットとデメリットを天秤にかけて、中国にとってもデメリットが大きすぎます。


そもそも、尖閣国有化まで、中国は何の具体的アクションも起してなかったんですよね。「中国から守る」ために国有化したことで尖閣が危機にさらされていたら本末転倒だと思うのですが、百田氏のように相手を明確に「敵」という扱いをしていたら、あちらもこちらを「敵」と決めつけざるを得ず、なおのこと緊張感が高まって自分たちのためにならないと思うんですけどね。


以前も引用したことがありますが、ナチスの国家元帥だったヘルマン・ゲーリングの言葉を引用しておきたいともいます。


「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。(中略)

しかし最終的には、政策を決めるのは国の指導者であって、民主主義であれファシスト独裁であれ議会であれ共産主義独裁であれ、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。(中略)

とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。」


百田氏がやってることは、まんまこれにしか見えません。


「外国に侵略されつつある」と煽り、それに異を唱えるものを「反日」とか呼ぶような連中のことは、そう易々と信用してはなりません。ドイツ国民に何が起きたか考えればわかることです。


にほんブログ村 政治ブログへ 
にほんブログ村 政治 ブログランキング
(スポンサードリンク)