かなり前の話ですが、西村幸祐が2014年8月16日にTBSが放送した「新・情報7days」について、こんなことを書いていました。

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参照
八月十六日にはTBSの「情報7days」で、韓国人作家が日韓友好をテーマに話をした。ところが、彼の言葉のなかに「チョッパリ(豚の足)」という言葉が頻発する。(略)
ところが、字幕は「日本人」になっている。(略)
日本人へのヘイト(憎悪)の典型をTBSは隠したのである。

彼は、番組内で韓国人が「チョッパリ」という差別語を使っていたのに、TBSはそれを「日本人」と訳して、韓国人による日本人へのヘイトの典型を隠した、と批判しているのです。


ネット上には、この西村の記事を鵜呑みにして、「TBSは反日だ」なんて言っている人たちもいますが、しかし、これは大嘘です。西村幸祐は、ジャーナリストを名乗りながら、物事をちゃんと調べない人間であるようですね。


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本来ならば、違法アップロード動画を紹介してはいけないのですが、証拠を提示しないわけにもいかないので、紹介しておきます。これが2014年8月16日に放送された『新・情報7daysニュースキャスター』です。問題のシーンは43:50ぐらいに出てきます。



これが西村が言う、「チョッパリ」を連呼していた韓国人作家です。

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たしかに、彼の言葉には、「チョッパリ」という言葉が登場します。ただし、西村は「頻発」と言っていますが、実際には冒頭に2回登場するだけで、あとは全て「イルボンサラム(日本の人)」という普通の語を用いています。


そして、その2回の「チョッパリ」とは、このようなものなのです。


>>일본사람들을 쪽바리라고 하는데 우리가 쪽바리라고 이야기할 처지가 못 돼요.
>>日本人をチョッパリと言いますが、私たちはチョッパリという言葉を使う立場ではありません。


そう、この人は、「チョッパリ」という言葉を批判しているのです。


この「日本人をチョッパリと呼ぶ立場ではない」のを、TBSは「日本人を悪く言う資格はない」と訳しているのであり、TBSの翻訳に問題はありません。


西村幸祐は、「チョッパリ」という単語が聞こえた時点で、この韓国人作家が日本人を「チョッパリ」と呼んだと思い込み、よく調べもしないで「日本人へのヘイトの典型」であり、TBSがそれを隠したと批判しているのです。これでよくもまあジャーナリストを名乗れるものです。


同様の指摘は既にあったらしく、西村の記事に対して「誤報だ」と指摘した人に、西村はこのように述べていました。

>>TBSがチョッパリという差別語を隠したのはゆるぎない事実です。
 
 
あまりに言い訳が苦しいぞ、西村幸祐…。


別にテレビの字幕は語学テストじゃないので、一語一句正確に訳すことではなく、視聴者に内容が正しく伝わることが重要です。


「我々が(日本人を)チョッパリと呼ぶ立場にありません」を「我々には日本人を悪く言う資格はありません」と訳して、いったい何の問題がありましょう。日本人には「チョッパリ」という言葉を知らない人も多いので、いちいち面倒な説明をしないためにはこれで十分でしょう。


これでTBSが日本人への典型的なヘイトを隠して放送した、と批判する西村幸祐の主張には、論理性も正当性も一切ありません。
 

ツイッターでつぶやく程度ならともかく、西村はこれを『WiLL』という雑誌に記事として掲載しています。記事にする際にも、ちゃんと動画を確認せず、自分の耳に「チョッパリ」という言葉が入ってきたから、「この韓国人は日本人を『チョッパリ』と呼んでいる。TBSはそれを隠した!」と決めつけて記事を書いたわけです。西村幸祐という男が、いかにジャーナリズムに向いていない人間かよくわかる事例の一つだと言えます。


もちろん、これを掲載した『WiLL』も同様です。『WiLL』も青林堂の書籍と同じく、上念司だとか、山際澄夫だとか、室谷克実だとかを重用する雑誌で、執筆陣を見ればまともではないことは大体うかがい知れますね。

 
~~愛国カルトに騙されないために~~


① まともに調べもしないで、韓国語もわからないくせに「チョッパリ」という語が聞こえてきただけで「反日ヘイトだ!」と決めつけて騒ぐような、情報を確認する能力もない人間を信じてはならない。

② 上記に当てはまる自称ジャーナリストの西村幸祐を信じてはならない。


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