言論の自由は民主主義の根幹です。これがわかっていない人間だけは、何があっても絶対に政治家にしてはなりません。ところが、大阪維新の会というのは、これが分かっていないようです。 


大久保たかゆきという元自衛官で、現在大阪維新の会に所属し、島本町政対委員の男が、こんな発言をしていました。



>>私たち日本人の一番のは反日の日本人です!

>>反日朝日、毎日新聞の責任を追及し叩き潰し
>>反日国会議員を排除しなければなりません!

>>まず沖縄をなんとかしなければ中国に占領されます


驚きあきれて開いた口がふさがりません。

 
大阪維新、民主主義の「み」の字も分かってない!!


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このブログの読者の中にも、「こいつの言ってること正しいじゃん」と思う人もいることでしょう。「反日は潰さないといけない」と思ってる人もいることでしょう。


民間レベルで言ってるならまだいいです。それも言論ですから。


しかし、こいつは政治家であり、権力側です。


つまり、この大久保たかゆきという男は、自分と意見を異にする人間は、同じ日本国民であっても、「敵」とみなして「叩き潰し」「排除」するという、国民に対する弾圧を宣言しているのです!


これは、貴方が朝日・毎日嫌いだろうが、現在大阪維新を支持していようが、関係ありません。ひとたびこの男が「敵」「反日」とみなせば、この男の目には、貴方は「守るべき日本国民」とは映りません。「叩き潰すべき敵」と映ります。


そもそも「反日」って何でしょう? 例えば百田尚樹は9条護憲派を「反日」「中国のスパイ」扱いしていますが(参照)、「日本国憲法」なのですから、護憲派こそ愛国者で改憲派こそ反日、という論理も成り立ちます。


TPPなんて、賛成派も反対派もどっちもお互いを「反日」扱いしていましたね。




結局、どんな意見でも、本人は「自分は日本のためにやっている」と考えているので、お互いを「反日」扱いするわけです。「反日」なんていくらでも好き勝手に認定できるのです。


大久保たかゆきの「反日日本人を叩き潰して排除する」という発言は、結局のところ、「俺に逆らう奴は叩き潰す」以上の意味を決して持ちません。


今、貴方が護憲派だろうが改憲派だろうが、大阪維新支持だろうが不支持だろうが、安倍政権支持だろうが不支持だろうが、TPP賛成だろうが反対だろうが、一切関係ありません。貴方が反日か親日かを決めるのはあなた自身ではなく政治家なのですから、「オレは反日じゃないから平気」なんてことは決してありません。政治家の恣意的な「反日」認定で、親日のあなたも叩き潰されます。大久保たかゆきはそういう宣言をしています。この男は政治家以前に人間として大きく問題があると言わざるを得ません。


この国は70年とちょっと前に、政府に批判的だったり政府の指導に従わない国民を「非国民」と呼んで弾圧しましたが、大久保たかゆきという男は、歴史から何も学んでいないようです。


こんな言論の自由を欠片ほども理解せず、民主主義の「み」の字も理解していないような維新の会が現在大阪で与党となり、非常に残念ながらこの大久保たかゆきという男も島本町議員選挙に通ってしまい、税金で飯を食うことになってしまいました。


これ以上このような人間を政治家にしては、潰され、排除されるのは、「反日日本人」ではありません。貴方が自分自身を親日とか大の愛国者とかみなしていようが、関係ありません。貴方が親日家反日化を判断するのがあなた自身ではなく政治家である以上、貴方も排除対象です。大久保たかゆきが潰し、排除しようとしているのは「反日日本人」ではなく、言論の自由と民主主義そのものです。


最後に、以前も引用したナチスの幹部、ゲーリングの言葉を引用します。

結局、政策を決定するのは国の指導者達であり、国民をそれに巻き込むのは、民主主義だろうと、ファシスト的独裁制だろうと、議会制だろうと共産主義的独裁制だろうと、常に簡単なことだ。
(略)
意見を言おうと言うまいと、国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。簡単なことだ。自分達が外国から攻撃されていると説明するだけでいい。そして、平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険に晒す人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。この方法はどの国でも同じように通用するものだ。

まさに大久保たかゆきがやっていることですね。


はっきりと言います。

 
大久保たかゆきはファシストであり、維新の会はファシスト政党であり、発想は何らナチスと変わるところはない。



日本をナチスドイツや北朝鮮みたいにしたいならいいですが、そうでないならこういう奴らに投票してはダメですね。


==追記==

コメント欄での指摘などから、改めて考えてみましたが、大久保たかゆきをファシストと表現するのは適切ではない気がしてきました。


彼はファシズムとかナチズムとか、「~イズム」に基づいて行動なんてしておらず、単純に「オレ様は政治家様だぞ」「オレ様は偉いんだぞ」「オレ様は国民を支配する立場にあるんだぞ」「選ばれたオレ様に逆らう奴は敵だ」という、自分がえらいと勘違いしたバカだという気が今はしています。


少なからぬ政治家が、「全て公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」(日本国憲法第15条)という基本を忘れ、自分に投票してくれる支持層という「一部」のためだけに動いているように思います。大久保が自分と意見を異にする日本人を「反日」扱いするのも、「全体の奉仕者」という意識が欠如しているからでしょう。


そして、主権者は国民であり、政治家は主権者から政治を託されているだけであり、国民から雇われている立場なのですが、どういうわけか、日本では政治家を「お上」「偉い人」などとしばしば呼ぶように、政治家は国民の上に立っているという意識の人間が少なくありません。私の想像では、政治家が「お上」「偉い人」という発想は、江戸時代から続いているんだと思いますが。安倍晋三もそうですが、大久保なんかはこの典型的な例でしょう。あの強行採決なんか見ていると、どうもあの連中は、自分たちを主権者だと勘違いしているようにしか思えません。


つまり、自民とか維新とかはファシズムでもナチズムでもなく、単に「中学レベルの公民が身についていないアホ」にすぎないのではないか、という風に考え直しています。


大久保はもちろんのこと、総理大臣だって、偉い人でも何でもありません。あれはあくまで、主権者である我々国民から政治を任されている一人にすぎません。この国のトップは国民です。「私は正しい。なぜなら私は総理大臣だからだ」なんて発言ができるのは、中学レベルの公民が身についていない証拠です(まあ、自分を「立法府の長」って呼ぶような奴だもんな。中学公民が身についてるわけないわな)。あれはファシズムでもナチズムでもなく、「アベイズム」もしくは「アホ」と考えるのが適切なのかもしれません。

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↑中学公民をやり直そう。

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