ざっくり言うと
  • 柳瀬唯夫元総理秘書官は、総理秘書官として、総理官邸で、総理が議長を務める国家戦略特区の議題を加計学園らと3回も繰り返したにもかかわらず、総理に報告さえしていなかったと、あまりにも不自然な答弁。
  • 柳瀬が報告していたのなら、安倍は国民に虚偽を吐き続けた愚劣な嘘つきであり、柳瀬が報告していなかったのなら、安倍は総理官邸での総理秘書官の行動さえまともに把握できない無能な愚物である。どちらにしろ政治家失格
  • 安倍は柳瀬が報告していなかったことを「全然問題ない」と発言。総理秘書官が総理官邸で総理が議長を務める国家戦略特区の利害関係者と3回も会っておきながら、総理に報告さえしないことを「全然問題ない」と言えてしまう、危機管理意識の欠片もない安倍晋三に政治家の資格はない。
  • 自民党の行動原理は自分に都合がいいか悪いかだけであり、「愛国」さえないから「愛国カルト」にも劣る
  • 現在の対立は「与党対野党」ではなく、「愛国心もなく、自己都合だけで虚偽と隠蔽と捏造と改竄を繰り返して政治を私物化する卑怯者集団」と「それを許さない者」の対立である。いかなる政治思想を持っていようと、現在の虚偽隠蔽捏造改竄安倍政権を支持することは、思想信条以前に民主主義国家日本の国民としての自殺行為である。
  • 改憲議論も何もかも、すべてはこの虚偽と隠蔽と改竄と捏造にまみれた無能で愚劣な政権を排し、誠実な議論が可能になった後の話である。「愛国者」や「改憲派」を自称するならばこそ、現在の愚物政権を一日も早く排して、誠実な改憲議論を進めるよう要求すべきである。
(スポンサードリンク)

安倍政権の愚劣ぶりが日々明らかになります。これほどまでに卑怯で嘘つきで隠蔽体質の政権は、日本の憲政史上一度もなかったことでしょう。政権全体が大本営と化し、嘘を守るために嘘をつき、ほころびが出るとさらに嘘を重ね、改竄までするという、国民をとことんバカにした政権運営が5年間ずっと続いています。

2018y04m10d_111654927
↑国民をどこまでもバカにする、知性も品性もまるで感じさせない愚劣傲慢虚偽男

さて、5月10日、元首相秘書官である柳瀬唯夫が参考人招致されました。野党は偽証罪が適応される証人喚問を求めていましたが、案の定自民党は参考人招致を主張し、それで押し切りました。この時点で、自民党が「膿を出す」などと言っているのが大嘘であることがわかります。柳瀬の証人喚問さえできないとは、それだけでも安倍自民の愚劣ぶりがわかります。


柳瀬は昨年国会で「記憶の限り、愛媛県職員とも今治市職員とも会っていない」と述べ、「愛媛文書」発覚後もそう強弁し続けました。しかし、ついに観念して面会を認めるも、「加計学園関係者と会ったことは覚えているが、愛媛県職員や今治市職員と会ったことは覚えていない」「私の記憶にも限りがある」と、案の定安倍政権お得意の「記憶にございません」作戦出来ました。こんなに記憶力がなく、記録も取らないような愚鈍な人間なら、今すぐ公務員を辞めるべきだと思いますけどね。

2018y05m13d_085431679
↑安倍という愚物のために虚偽を重ねることを強いられた哀れな官僚の姿

自民党は、柳瀬は国会では「記憶の限り、愛媛県や今治市の職員には会っていない」と答えていたので、「加計学園関係者と会ったことは覚えていた」と言えば記憶との整合性は取れるということにしたようですが、柳瀬は昨年8月に朝日新聞のインタビューで「加計学園関係者とも会っていない」と述べていました。そのことを参考人招致で野党に突かれると、「歩きながらだったので、質問がよく聞き取れなかった」と仰天の答弁。一体どこまで国民をバカにすれば気が済むんでしょうか、安倍政権は。卑怯という言葉では全く足りません。安倍政権を見ていると、人間ここまで腐れるものなのかと日々驚かされます。「嘘つき」という言葉を辞書で引いたら「安倍政権」と書いておいても構わないレベルですね。


愛媛県や今治市中心ではなく、加計学園中心で鑑定を訪問したとなれば、「加計ありき」がより鮮明になるわけで、安倍晋三の加計学園に関するこれまでの国会答弁が全て虚偽であったことになるわけですが、柳瀬は驚くべきことに、「総理からの指示はない」「総理に報告もしていない」と述べました。


一体この男、何のために総理秘書をやっているのでしょう。総理の指示もないのに官邸で利害関係者と繰り返し会い、総理に報告もしていない。これが事実ならば、異常なまでに愚鈍で無能な低劣な秘書です。愛媛県知事は柳瀬の参考人招致を「嘘」と批判し、「県職員は子供の使いじゃない」と反論しましたが、柳瀬元秘書官の方は、記憶もない、記録もない、報告連絡相談もしない記憶力もない、記録も取らない、報告連絡相談もできない、幼稚園児レベルと言ったら幼稚園児に失礼だと思えるレベルです。

2018y05m13d_091409665
5月11日朝日新聞

もちろん、そんなことは常識的にあり得ません。安倍と同じ自民党の石破茂も、
「総理に報告しないということは考えられない」
「秘書官は総理の分身として会っていて、誰に会ったか報告するのが普通だ」
「政府の中で働いたことがある人たちはそう思ったのではないか」

と述べています。当然、安倍晋三の言った「加計学園が事業者だというのは2017年1月20日に知った」という虚偽答弁を誤魔化すためについた嘘であることは明白です。

2018y05m13d_090715465
朝日新聞5月10日

そして、さらに驚きなのが、総理官邸で加計学園関係者に3回も会っていながら、一度も何にも総理に報告していなかった(ということにした)柳瀬元秘書官の行動を、安倍晋三は「全然問題ない」と言い切ったのです。

2018y05m13d_092016494
読売新聞5月11日

総理秘書官が総理官邸で、総理が議長を務める国家戦略特区についての話し合いを3回も行い、最終的に実現することになる、内容のある面会であってにも拘わらず、総理に誰に会ったのかさえ報告していなかったという、子供のお使い以下のレベルの行為を「全然問題ない」と言う安倍晋三


柳瀬の言うことを信じれば、柳瀬は総理の指示もないのに、独断で総理官邸で総理秘書官として複数回面会し、総理に報告もしなかったことになり、総理秘書官が総理の意思と関係なく勝手に動いていた、ということになってしまいます。もしも安倍晋三が本当に報告も受けておらず、何の把握もしていなかったのなら、安倍は自分の秘書官の官邸内での行動さえ把握できない無能な愚物だと言わざるを得ません。


柳瀬は当然報告していたでしょうから、安倍と柳瀬が国会で虚偽答弁をしていることは明白ですが、億が一本当に報告していなかったのなら、やはり安倍は無能であり、総理大臣どころか政治家として失格です。嘘を守るために、さらに嘘を重ね、その嘘を守るために「全く問題ない」と繰り返す安倍政権。安倍だけでなく、菅義偉も、「全く問題ない」「指摘は全く当たらない」という発言を口癖のように繰り返してきました。批判をされても「全く問題ない」とさえ言って無視さえしておけばいいという態度をこの5年間繰り返してきました

2018y05m13d_095215328
↑批判に対応する気は全くなく「全く問題ない」で逃げるだけの傲慢菅義偉

疑惑があると「証拠を出せ」と言い、証拠が出てくると「怪文書」と貶めたり「記憶にない」で逃げおおせようとし、セクハラの音声データが出てきても「はめられた」と言って被害者の方を犯罪者扱いする始末。その一方で、自分たちに都合のいいことは、証拠も何にもない「記憶」で言い逃れようとする。彼らの判断基準は、全て自分に都合がいいか悪いかだけ。彼らは国民のことを思う気持ちなど完全に皆無であり、自分たちの利益しか考えない、卑怯で愚劣な集団にすぎません。

1-27
↑セクハラ加害者を「はめられた」と擁護し、被害者を「ある意味犯罪」と非難する愚劣な下村博文。これが文科大臣をやっていたと言うんだから世も末である。

2018y05m13d_101519181
↑繰り返し批判を受けたくせに、下村が謝罪・撤回した後も、「はめられた可能性は否定できない」などと言う愚劣で傲慢な麻生太郎。後に撤回したが、こんな発言できる時点で人の上に立つ資格はない。これが副総理なのだから恐ろしい。


そして、柳瀬の証人喚問を拒否して参考人招致にとどまらせたくせに、こんなでたらめな答弁で「区切りはついた」と言う森山国対委員長の下劣ぶり。そして、さらに野党が求めている愛媛県の中村知事の参考人招致は拒否するという信じられない下衆ぶり。


「膿を出す」などと言って、そんな気はさらさらなく、安倍自民こそがこの国最大の膿であることは言うまでもありません。安倍自民がこの国からいなくならない限り、膿はこの国の政治を腐らせ続けるでしょう。安倍自民は民主主義国家に存在してはならない最低最悪の下劣で下衆な腐りきった政治屋集団だと言わざるを得ません。


2018y05m13d_131615608
この参考人招致で「区切りはついた」と言って逃げようとする、国民をバカにした下劣な自民党の下劣な国対委員長、森山裕。こんな奴らは与党以前に政治家になるべき人間ではなく、政治家以前に人間として低劣。

このブログではこれまで自民党のことを「愛国カルト」として扱っていましたが、安倍自民には「愛国」さえありません。安倍政権が持っている判断基準は自分に都合いいか悪いかだけであり、真実になど何の興味も持っておりません。虚偽と改竄と捏造を繰り返して国民を愚弄し、自分に都合の悪いことはとことん隠蔽する、戦後最低最悪の愚物です。愛国さえなく、自分たちの利益しか考えることができない愚劣な卑怯者です。


改憲だのなんだの個別に政策については、賛否色々あるでしょうが、そういう政策議論も、虚偽や隠蔽や捏造の中では行えません。全ての議論は、現在の無能で愚劣な嘘つき政権を排し、まともな議論ができるようになった後の話です。


虚偽と改善と捏造と隠蔽で彩られた、自分の利益しか考えない安倍政権は、民主主義国日本にとってただただ害悪です。「愛国者」を自称する人や、改憲を求める人が安倍政権を支持する傾向がありますが、「愛国者」を名乗るならばこそ、改憲を求めるならばこそ、この愛国精神の欠片もない自己利益のみ追及する嘘にまみれた愚物を一日も早く排し、文句ない改憲議論を進めるようにするべきです。


これは「与党対野党」でも、まして「改憲派対護憲派」でもありません。「隠蔽と虚言で国民を欺き政治を私物化する者たち」と「それを許さない者たち」の対立です。保守であれ、改憲派であれ、私利私欲しかない虚偽まみれの愚物は排し、そこから誠実な保守や改憲を求めるべきです。安倍自民は、日本の政治を蝕み腐らせる膿であり、民主主義国家に存在してはならない虚言隠蔽改竄捏造低劣無能愚鈍私利私欲集団であり、安倍政権を支持することは、民主主義国家日本の国民としての自殺行為です。日本を愛しているならばこそ、このような愚劣な嘘つきにかじ取りを任せてはならないのです。

にほんブログ村 政治ブログへ 
にほんブログ村 政治 ブログランキング
(スポンサードリンク)