ざっくり言うと
  • 安倍晋三の答弁のほとんどは質問内容と全く関係がないか、質問の趣旨と違うはぐらかし。
  • 国会の時間を空費して他の審議を妨げているのは野党ではなく安倍晋三その人。
  • 安倍晋三相手では、議論が深まる深まらない以前に、そもそも議論が成立しない。議論以前に会話が成立しない。
  • 将来の日本人から、日本を破壊した愚かな先祖という扱いをされたくなければ、安倍晋三だけは何があっても支持してはならない。
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昔の某有名マンガに、オートバイから降りたら死んでしまう「オートバイカラオリタラシンジャウ病」という病気がありました。当時はそのバカバカしさに大いに笑ったものですが、安倍晋三はまともに質問に答えたら死んでしまう「マトモニシツモンニコタエタラシンジャウ病」か何かにかかっているのでしょうか?

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↑質問に答えているフリをして時間を稼ぐ、人類史に残る最低の卑怯者


この5年間、この男はとにかく質問に答えませんでした。


論点をずらすしてはぐらかす。


関係ないことを言って時間を空費して質問時間が終わるのを待つ。


質問をオウム返しする。


同じことを繰りかえす。


この5年間、この男の答弁は常にこれの繰り返しでした。


そして、昨日の党首討論は、もうひどいものでした。この男は、「マトモニシツモンニコタエタラシンジャウ病」にかかっているとしか思えない。この男を支持している人は、ニュースではなく、実際にこの男の答弁を見てほしいと思います。質問に本当に答えない。


ニュースではカットされていて、あたかも会話がつながっているかのように見えてしまいますが、この男の国会答弁を見たら、この男、頭がおかしいとしか思えないと思います。この男の国会答弁を見て、それでもこの男を人間として信頼できる人がいるんですかね?


昨日の党首討論を文字起こししようかと思ったんですか、ハーバービジネオオンラインが文字起こしをしてくれていましたので、そちらを使ってみましょう。特に共産党の志位氏との討論(?)が秀逸ですので、そちらを見てみましょう。


安倍晋三の発言の、質問と関係ないところを青質問に対する答えを赤で表現したいと思います。まずは最初の質問。

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日本共産党・志位和夫委員長(以下志位):森友・加計問題について質問します。二つの疑惑が国会で問題になってから一年以上が経ちます。しかし一年以上経っても、国民の疑念は解消されるどころか、ますます深まる一方であります。

 なぜそんな事態になっているのか。私はこの一年あまりの経過で明らかになった、あなた方政府も認めた5つの重大な事実を指摘したいと思います。

 第一に、森友疑惑では、昨年2月下旬以降、決裁文書の改ざんという前代未聞の違法行為が行われていたことを政府は認めました。

 第二に、国と森友学園との交渉記録を廃棄し、残っていないとした、昨年2月下旬以降の国会答弁が虚偽であったことを、政府は認めました。虚偽答弁によって交渉記録を隠ぺいしようとしたのであります。

 第三に、交渉記録を破棄したという答弁に合わせて、昨年2月下旬以降、当時保管されていた交渉記録を実際に廃棄してしまったことを、政府は認めました。

 第四に、加計疑惑では「総理のご意向」などと書かれた文科省の内部文書が昨年5月に明らかになりましたが、政府は当初これを「怪文書」などと決めつけ、隠ぺいをはかりました。

「あったことをなかったことにできない」という前川前文科次官の証言がおこなわれるもとで、6月、通常国会の閉会間際になって、政府は文書を存在を認めるに至りました。

 第五に、柳瀬元首相秘書官は、昨年7月の国会答弁では、2015年4月2日に愛媛県今治市の担当者と会ったことについて「記憶にない」と否定しましたが、今年5月の答弁では一転して、同時期に加計関係者と3回にわたって首相官邸であっていたことを認めました。昨年7月の答弁は虚偽答弁であったことは明白です。

 これらの五つの行為、そのどれもが国民と国会を欺く行為であり、それが真相究明の重大な障害となってきたことは明らかであります。

 そこで総理に伺います。改ざん、隠ぺい、廃棄、虚偽答弁。このような悪質極まる行為を引き起こした政権は、安倍政権が歴史上初めてなんです。あなたの政権のもとで一体なぜ、このような悪質な行為が引き起こされたのか。

 その理由を総理はどう考えておられるのか。端的にお答えください

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安倍晋三総理(以下、安倍):まず、森友問題については、えー私の妻が、名誉校長を引き受けていたということ、あるいは、えー、加計学園の獣医学部新設にかかわる問題については、私の友人が、この新たな学部新設をしようとしていたことからですね、国民の皆様から、疑念の目が向けられても当然のことであろうと、このように思ってます。

 そうした反省の上から、今後は、李下に冠を正さず、えー、という気持ちで一層、身を引き締めていきたいと、こう思っているところであります。

 えー、決裁文書書き換え問題等、公文書にかかわる問題については国民の皆様の信頼を揺るがす事態になっていること、えー、行政府の長として、その責任を痛感しておりますし、最終的な責任は総理大臣たる私にございます。

 二度とこうしたことが起こらないように、膿を出し切り、しっかりと組織を立て直していきたいと、こう思う次第でありますし、公文書のルールについても、しっかりと対応していきたいと、このように考えております。

質問に答えてる箇所、一秒もなし!!!

公文書改竄など5つの問題点を挙げ、「どうしてこれまで起きたことのない大問題が安倍政権下で起きたと思うか」と問われているのに、「行政府の長として責任を痛感している」「膿を出し切りたい」と答えて、「どうして起きたのか」という質問に全く答えていない。


質問は続きます。
志位:私はね、五つの悪質な行為がなぜ引き起こされたのか、その理由をどう認識されているか聞いたんです。ぜんぜんお答えになってない。もう一回答えてください。

安倍:この問題についてはですね、まあ例えばですね、言った・言わないになっているものがあります。

 例えば、例えばですね、えーこの文書については、例えば、公文書と言われている文部科学省の文書についても言った・言わないということになった。そういうことであれば、やはり今後ですね、こういう公文書においては、カッコ書きのものについては発言者の確認をとっていく、あるいは電子決裁システムをしっかりと整備をしていく、ということ等で対応していかなければいけないと、そういうところに欠けていた点があったと、このように思っております。

またもや、質問に応えている箇所1秒もなし!!!


「今後どういうシステムが必要か」じゃなくて、「今回どうしてこんなことが起きたのか」を聞いているのに、全く答えない安倍晋三。


なんと、これで志位氏の質問は時間切れになって、これ以上質問することができませんでした。もはや党首討論ではなく、野党の質問と、安倍晋三の独り言です。


安倍晋三の答弁は、ほとんど毎回こんな感じです。こちらの「読む国会」というサイトでは、昨年の6月5日の質疑が掲載されていました。例の、後で文科省内から見つかった「怪文書」(笑)の件です。衆議院公式サイトの議事録でも確認できますので、今井議員との質疑をみてみましょう。先ほどと同じく、質問と関係ないところを青質問に対する答えを赤で表現します。


今井委員

 総理、よく総理は我々に印象操作とおっしゃいますけれども、これだけの可能性の高いものが出てきて、それをもう調査する必要がない、そういう態度でいるから隠蔽しているんじゃないかといって申し上げているのであって、印象操作なんか何もしていませんよ。調べてもらえれば、そのことははっきりするじゃないですか。

 週末、皆さんテレビ報道をごらんになったかどうかわかりませんけれども、幾つかの報道機関で、現職の官僚の人たちがインタビューに応じられたり、あるいは名前を伏して画面に出ておられる方もおられました。NHKも報じています。職員の一人として、専門教育課が大臣の説明資料として作成したもので、私も文書を持っていると。ほかにも何人もそういうふうに証言しておられる方がいます。マスコミは調べられるんですよ。

 私は後で前川さんの話をしようと思いますけれども、前川さんは勇気を持ってこのことの話をされました。現職の皆さんも非常に気持ちが揺れておられたと思うんです。さすがにずっとうそをつくことはできないから、なかなか名前は出せないけれども協力できるところは協力しようということでインタビューに応じているんじゃないかと私は思いますよ。

 総理、こうやって報道でいろいろな人が話をして、全国の人がこれを見ています。国民の皆さんが見ています、この報道も。であれば、これは戦略特区の案件ですよね。国家戦略特区の諮問会議の議長は安倍総理です。安倍総理が、この問題の疑惑を払拭するために全部調べろと一言言っていただければ、事の真相は明らかになります。ぜひ、文科省にもう一度これを調べろと。総理の御決断で調査をしていただきたい。お願いします。
安倍内閣総理大臣 

 まず、今井委員の前提が間違っているんですよ。

 この問題の本質は、岩盤規制にどのように穴をあけていくかというのが……(発言する者あり)皆さん、ちょっとやじは、私どもが誠意を持って、宮崎さんもやじはやめてくださいよ、西村さんもやじはやめていただけますか。国民の皆さん、こうやって、私が答弁をしようとすると、やじで妨害をするんですよ。それはぜひやめていただきたい。時間がないんですから、もうやじるのはやめましょうよ、お互いに。

 そこで、お答えをしますが、まず、岩盤規制を突破していくというのがいかに困難な課題であるかというのは、皆さんもよく御承知のとおりなんだろうと思いますよ。

 これは安倍政権がいきなり取り上げた問題ではないんですよ。今、出たとおっしゃったけれども、これを言われるのがよっぽど嫌なんだろうと思いますが、安倍政権のときにはいわばこの申請を受け付けてもいないんですよ。福田政権でこの課題を受け取った。これは構造改革特区として受け取ったわけでありますが、しかし、対応不可で来たものを、民主党政権になって、鳩山政権のときにこれに対して対応するということを決めたわけであります。さらに、二十二年までに結論を出すということだったわけでありまして、安倍政権になって、国家戦略特区という方法で対応することが決まったわけであります。宮崎さんは今笑われましたが、ちゃんと私が誠意を持って答弁しているんですから。私は今ファクトを申し上げているわけであります。

 その中において、まさにこの仕組みというのは国家戦略特区諮問会議でしっかりときっちりと議論をすることになっているんですよ。そこで、このように恣意的なものが入っているということに対して民間議員の皆さんは大変怒っておられるんですよ。正々堂々たる一点の曇りもない議論をしてきたのに、いわば総理の意向で決めたかのごとく言われるのはふんまんやる方ない、明確に議員の皆さんがそうおっしゃっているわけであります。この議事録も公開されていますから、そこをしっかりと、それもちゃんと読んでいただいてから御質問をいただきたいと思う次第でございます。まさに私の意向というのは入りようがないわけでありまして、そこで決まったもの。

 それと、加計学園ありきで安倍政権がやったとおっしゃいましたが、いわば加計学園ということを前提に、民主党政権はまさにこれを課題として検討するということに格上げ、加計学園ということが書いてありますよ、皆さんの文書の中に書いてあるんですよ、今治ということとともに。安倍政権になってから、国家戦略特区ではそれありきではなくて、今治市、愛媛県という形に変えたわけでありまして、また、今治市も公募で決めたという経緯があるわけであります。

 そうしたものに一切お触れにならずに延々とこういう議論をされるというのは、私は極めて不適切ではないかと。それを皆さんが普通、一般的には印象操作と言うわけでございます。


 そして、文部科学省がどう対応しているかということにつきましては、まさに文部科学大臣が答弁したとおりでございます。
3分半話して、質問に関係あるのは最後の10秒だけ!


以前、民主党(当時)の福山哲郎と、安倍晋三の質疑を文字起こししたことがありますので、そちらもちょっと一度読んでもらいたいと思います。こっちも数分間話して、質問には1秒たりとも答えていません。


Yes, No で答えられる質問に、ひたすら聞いてもいないことをだらだらだらだらだらだらだらだら話して、時間を空費して、「はい、質問時間終わり」「はい、審議終わり。採決します」。これが安倍晋三の常套手段です。私はここまで卑怯な人間を私は他に見たことがありません。


野党批判をしている人は、国会答弁見てください。


モリカケで時間を空費しているとか言う人は国会答弁見てください。


関係ないことをひたすら話して論点ずらしして時間を空費しているのは、どうみても安倍政権の方です。


安倍晋三は、あんまりにも質問に答えないので、「総理、質問に答えてください」と議長から注意されるような男ですよ。こんな頭の悪い卑怯な総理大臣、いまだかつていましたか?


安倍晋三が、ちゃんと質問に答えて、出せと言われた資料を全部出して、嘘をつかずに本当の事だけ「真摯に」「謙虚に」答えていれば、モリカケなんて去年のうちにとっくに終わってた問題ですよ。こんなに長引いているのは、質問に答えずはぐらかして隠蔽する、安倍晋三のこの卑怯な性質のせいに他なりません。


野党はこれを出せ、あれを出せって、はっきり言っています。それを政府が「ない」「ない」と否定して、「ない」と言ったものが後から出てくるのを繰り返して、都合が悪いことには、上の安倍の答弁みたいにはぐらかしたり答えなかったりして時間を使って、「はい、質疑時間終了。採決します」。安倍政権はこれをずっと続けてるんですよ。


いまだにこの男を支持している人は、一度国会での答弁をちゃんと見てください。


この男が、全く質問に答えずはぐらかしてばかりであることに気づくはずです。


この男がどれだけ卑怯か気づくはずです。


この男が、政治家以前に人間として信用に足らない男だと気づくはずです。


改憲だろうが、働き方改革だろうが、カジノだろうが、大いに議論すればいいです。


でも、それは人間として会話が成立する相手と議論するべきです。


党首討論以前に、人間としての会話がまるで成立しない安倍晋三相手では、どんな議論も不可能です。


まずは安倍晋三という、人間レベルの会話が成立しない男を国政から追い出す。最低限、内閣から追い出す。全てはそこからです。そうでないと、議論が深まるとか深まらないとか以前に、そもそも議論が成立しません


本当に、もういい加減にしましょう。この男とは質疑が成立しません。


右翼とか左翼とか保守とか革新とか護憲とか改憲とか関係なく、この男だけは、政治家以前に人間として絶対に信頼してはならない存在です。石破だろうが小泉だろうが岸田だろうが、いっそのこと麻生太郎だろうが、まだこいつよりは絶対にマシです。こいつだけは、もうこれ以上一秒だって長く総理大臣をやらせるべきではありません。


この男を支持することは、日本の国会を破壊し、民主主義を破壊する行為に手を貸すことです。将来の人間から、日本を破壊した愚かな先祖扱いされないために、この男だけは今すぐにでも総理大臣を辞めさせる以外に選択肢はありません。

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