ざっくり言うと
  • 小学校国語教科書で、6年間でたった一つ、在日朝鮮人が書いた読み物が載っているだけで、「日本の教育現場は汚染されています」などと言う、とことん下劣で頭が悪い卑劣で卑怯で排他思想丸出しのツイートが、何千回もRTされている
  • 日本の民話や民謡も当然教えられているのに、たった1つ朝鮮の読み物が入っているだけで、「なぜ、日本の民話、民謡を教えないのでしょう」などと、あたかも朝鮮の読み物を入れたせいで日本の民話が民謡の教育がおろそかにされているかのような、事実に反する卑怯なミスリード
  • 全体像を見ないで騒ぐアホに騙されてはならない
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心底、こういうやつは下劣で卑怯で人間としてどうしようもない最低の存在だと思います。この頭の悪さ丸出しのパクリツイートが、この記事執筆時点で6000回もRTされていることに絶望しか感じません。

まず、これはパクリツイートで、元ネタは4年以上前の別人のツイートです。
パクツイをやるのも下衆ですが、そのパクリ元がデマツイートだから、もう目も当てられません。


実はこれ、このブログを始めた初期に取り上げていました。詳しくはこちらをご覧ください。


このツイート主は、韓国の民話と民謡が学校で教えられているから「教育現場は汚染されている」などと言い、さらに「なぜ、日本の民話、民謡を教えないんでしょうか?」などと言っておりますが、もう1から10までバカ丸出しです。よくもまあここまで頭悪くて精神も下劣で、生きてて恥ずかしくないなと思います。


まず、これは光村図書の小学校国語教科書3年生に載っている『三年とうげ』という作品ですが、李錦玉という三重県出身の在日朝鮮人二世の人が描いた創作絵本です。元ネタは朝鮮の昔話だそうですが、最初っから日本語で書かれて、日本で出版された絵本です。


次に、光村図書の教科書は、毎年1つか2つぐらい外国の読み物を入れています。
1年生:
『おおきなかぶ』(ロシア民話)
『ずうっと、ずっと、大すきだよ』(ハンス=ウィルヘルム、西ドイツ⇒アメリカ

2年生:
『スイミー』(レオ=レオニ、オランダ
『お手紙』(アーノルド=ロベール、アメリカ
『スーホの白い馬』(モンゴル民話)

3年生:
『三年とうげ』(李錦玉、朝鮮
『とらとおじいさん』(アルビン・トレセルト、アメリカ

4年生:
『かげ』(ニコライ=スラトコフ、ロシア

5年生:
『のどがかわいた』(ウーリー=オルレブ、ポーランド

6年生:
外国物なし
6年生以外、外国の読み物が入っていますし、それにアメリカのものが3つ、ロシアのものが2つ入っているのに、そのうちに一つ朝鮮のもの(それも、もともと日本語で書かれたもの)が入っていて、「朝鮮に汚染されている」とか、バカとしか言いようがありません。なんで「アメリカに汚染されている」とか「ロシアに汚染されている」とか「ポーランドに汚染されている」とかは言わないんでしょうね。


下に、光村図書で使われている、6年間の読み物を一覧にしてみました。詩、論説文、古典などは除いて、小説だけをピックアップして、外国のものは太字にしました。


(※もしかしたら間違って詩などもカウントしてるかもしれないので、下のリストに間違いがあったらコメント欄で指摘してください)
1年生:
『あさ』(中川李枝子)
『あさの おひさま』(神沢利子)
『はなの みち』(岡 信子)
『おむすび ころりん』(民話)
『おおきな かぶ』(ロシア民話)
『いちねんせいの うた』(中川李枝子)
『ゆうやけ』(森山京)
『くじらぐも』(中川李枝子)
『まの いい りょうし』(稲田和子、筒井悦子)
『ずうっと,ずっと,大すきだよ』(ハンス=ウィルヘルム)
『てんとうむし』(川崎 洋)
『たぬきの 糸車』(岸 なみ)
『だって だっての おばあさん』(佐野洋子)

2年生:
『ふきのとう』(工藤直子)
『いなばの 白うさぎ』(中川李枝子)
『スイミー』(レオ・レオニ)
『ミリーのすてきなぼうし』(きたむらさとし)
『おおきくなあれ』(阪田寛夫)
『お手紙』(アーノルド・ローベル)
『わたしはおねえさん』(石井睦美)
『てのひらを太陽に』(やなせたかし)
『三まいのおふだ』(瀬田貞二)
『スーホの白い馬』(モンゴル民話、大塚勇三)

3年生:
『きつつきの商売』(林原玉枝)
『たのきゅう』(民話)
『もうすぐ雨に』(朽木 祥)
『わたしと小鳥とすずと』(金子みすゞ)
『山のてっぺん』(岸田衿子)
『ちいちゃんのかげおくり』(あまんきみこ)
『モチモチの木』(斎藤隆介)
『三年とうげ』(李錦玉)
『とらとおじいさん』(アルビン・トレセルト)
(※正確には、小説じゃなくて脚本)

4年生:
『白いぼうし』(あまんきみこ)
『ふるやのもり』(瀬田貞二)
『一つの花』(今西祐行)
『かげ』(ニコライ=スラトコフ)
『忘れもの』(高田敏子)
『ぼくは川』(阪田寛夫)
『山ねこ,おことわり』(あまんきみこ)
『ごんぎつね』(新美南吉)
『プラタナスの木』(椎名 誠)
『のはらうた』(工藤直子)

5年生:
『あめ玉』(新美南吉)
『なまえつけてよ』(蜂飼 耳)
『大造じいさんとガン』(椋 鳩十)
『見るなのざしき』(桜井信夫)
『わらぐつの中の神様』(杉 みき子)
『のどがかわいた』(ウーリー=オルレブ)

6年生:
『カレーライス』(重松 清)
『河鹿の屏風』(岸 なみ)
『せんねん まんねん』(まど・みちお)
『やまなし』(宮沢賢治)
『海の命』(立松和平)
私が数えたところでは、読み物だけで53篇あります。そのうち外国由来のものは9つ。韓国朝鮮のものは1つだけです。


日本のものだけやるより、いくつか外国のものを入れたほうが、視野も広がるし、児童も楽しいでしょう。全部で53篇もあるうちに1つ、朝鮮由来の読み物(それも在日朝鮮人が日本語で書いたもの)が入っていただけで、何が『汚染されている』でしょうか。もうわけわかりません。


彼らの差別意識にまみれた下劣極まりない幼稚な脳内では、朝鮮の関連のものが1つでも入っていると汚染なのでしょう。韓国・朝鮮のものは全て排除しないと、彼らの脳内では「汚染」なのです。他国文化、それも政治ドラマでも何でもない童話を汚物であるかのように罵る貧しい精神性。これをツイートした禊 (@natsuusagi_50)も tokino akari (@tokinoakari3)も、それをRTした連中も、心底精神が下衆で下劣で卑劣で卑怯な排他主義の差別主義の最低のヘイト野郎だと言わざるを得ません。


七十数年前、太平洋戦争中に「英語は敵性語だ!」とか言ってた時代から、脳みそが全く進歩していません。いえ、日韓は戦争をしていないので、むしろ脳みそが戦前よりさらに退化していると言ってもいいでしょう。


それに、紹介したツイートでは、「なぜ、日本の民話、民謡を教えないんでしょうか?」などとバカ丸出しのことを妄言を吐いていますが、御覧の通り、『おむすびころりん』『いなばの白うさぎ』など、日本の民話も当然教えています。何が「なぜ日本の民話を教えないんでしょうか」だ、教えとるわ!


「音楽では韓国の民謡も歌わされています」とも言っていますが、それはどの教材を使っているのかわかりません。とりあえず、教育芸術社の音楽教科書を見て見ましょう。言うまでもなく、ほとんどは日本の歌ですが、外国のものも当然いくつも入っています。外国のものだけ取り上げてみますと以下のようになります。


(※面倒なので、ベートーヴェンは「ドイツ」、モーツァルトは「オーストリア」というように、国名だけ表記しました)
1年:
ぞうさんの さんぽ(デンマーク)
しろくまの ジェンカ(アメリカ)
ぶんぶんぶん(ボヘミア)
おどる こねこ(アメリカ)
シンコペーテッド クロック(アメリカ)
きらきらぼし(フランス)
ラデツキー こうしんきょく(オーストリア)
ちょうちょう(ドイツ)

2年:
ロンドンばし(イギリス)
子犬のビンゴ(アメリカ)
はしの 上で(フランス)
トルコこうしんきょく(ドイツ)
たぬきのたいこ(チェコ)
かっこう(ドイツ)
メヌエット(ドイツ)
かえるの がっしょう(ドイツ)
ドレミのうた(アメリカ)
山の ポルカ(チェコ)
人形の ゆめと 目ざめ(ドイツ)
小ぎつね(ドイツ)
こうしんきょく(ロシア)

3年:
きらきらぼし(フランス)
メヌエット(ドイツ)
山の ポルカ(チェコ)
パフ(アメリカ)
トランペットふきの休日(アメリカ)
アレグロ(オーストリア)
かね(フランス)
エーデルワイス(アメリカ)
ちびっこカウボーイ(イタリア)
よろこびの歌(ドイツ)
ミッキーマウス マーチ(アメリカ)

4年:
子どもの世界(アメリカ)
パパゲーノとパパゲーナの二重唱(オーストリア)
いろんな木の実(西インド諸島)
ブラジル(ブラジル)
せいじゃの行進(アメリカ)
ゆかいに歩けば (ドイツ)
白鳥(フランス)
美しきロスマリン(墺→仏→米)
ファランドール(フランス)
ハッピーバースデートゥーユー(アメリカ)
メヌエット(フランス)
クラリネット ポルカ(ポーランド)
茶色の小びん(アメリカ)
オーラ リー(アメリカ)
冬の歌(ブルガリア)
チキ チキ バン バン(アメリカ)
トラジ打令(朝鮮)
小さな淡黄色の馬(モンゴル)

5年生:
リボンのおどり(メキシコ)
アイネ クライネ ナハトムジーク(オーストリア)
双頭のわしの旗の下に(オーストリア)
静かにねむれ(アメリカ)
こげよ マイケル(アメリカ)
威風堂々(イギリス)
キリマンジャロ(ドイツ)
失われた歌(イギリス)
ほたるの光(イギリス)
アリラン(朝鮮)
まつり花(中国)

6年生:
ラバーズ コンチェルト(アメリカ)
メヌエット(ドイツ)
木星(イギリス)
星の世界(アメリカ)
ハンガリー舞曲(ドイツ)
メヌエット(ドイツ)
コンドルは飛んで行く(ペルー)
こうやって見てみると、「え!『ぶんぶんぶん』ってボヘミア民謡だったの!?」とか「『カエルの合唱』ってドイツ!?」ってちょっと驚かされますね。あれ外国の歌だったんですね。今の今まで知らんかった。


朝鮮半島由来の歌で教科書に載っているのは、『トラジ打令』と『アリラン』の2つでした。『トラジ打令』は『ソーラン節』だのと一緒に「ほかの国の民謡」として紹介されているだけなので、歌うわけじゃないみたいです。ツイート主は「韓国の民謡を歌わされている」と言っているので、おそらく『アリラン』のことを指しているのでしょう。


しかし、これだけ多く外国の歌をやる中に、2つ朝鮮の歌が入っていただけで(歌うのは1つだけ)、一体何が「汚染」なんでしょう。


『金日成将軍の歌』とか歌わせたら問題でしょうけど、『アリラン』でしょ? 何の問題があるんでしょう。『ぶんぶんぶん』を歌ったらボヘミアに洗脳されるの? 『カエルの合唱』を歌ってたらドイツに洗脳されるの? 卒業式で『ほたるの光』を歌うのはスコットランドの陰謀だったの?


圧倒的にアメリカのものが多いのに、アメリカの曲に対しては文句を言わず、韓国朝鮮のものに対しては、わずかな量でも「汚染」と言い、「なぜ、日本の民話、民謡を教えないのでしょう」などと、あたかも朝鮮のものを教えているせいで日本の民話や民謡がおろそかになっているかのようなミスリードをする。心底精神が下劣だと思います。


坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。この手の連中は、韓国の反日がーとか言うくせに、自分たちはここまで下劣な形で韓国朝鮮への敵意をむき出しにする。こいつらに「韓国の反日がー」なんて非難する資格は欠片ほどもないと思いますね。


今回のことも、以前紹介した「確証バイアス」の一つかもしれません。分母を見ることなく、他の状況を見ることなく、自分の考えに合致することがあると、それが全体のほんのわずかな量でも印象に残り、偏見を強化する。


今回の場合、朝鮮の読み物は50ぐらいある読み物のなかのたった1つにもかかわらず騒ぎ立てる。冷静に考えれば日本の民謡や民話が教えられていないわけはないのに、朝鮮のものが1つ入っているだけで、そのせいで日本の民話や民謡の教育がおろそかになっているかのように妄想する。その思い込みの妄想で偏見をこじらせ、こんな卑劣で卑怯で頭の悪い下劣なツイートをし、それをRTする。自分の脳みそを使うことを忘れた、ホモサピエンス(かしこい人)を名乗るにふさわしくないバカの行動だと言わざるを得ません。


こういうバカに騙されてはいけませんし、自分自身がこういうバカにならない様に気を付けたいものです。

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