<ざっくり言うと>
  • 自民党・小野寺まさる。サッカーW杯ドイツ対韓国戦の記事で、同じ報道内容でも、朝日新聞だけを批判し、「関係者(韓国人)が多数紛れ込んでいる組織」だと根拠のないデマツイートをする
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同じ記事を書いても朝日新聞「だけ」を批判したがる、朝日新聞批判中毒の人たち


以前、「マッカーサー道路」について、朝日新聞も産経新聞も日経も東京も同様の記事を書いているのに、西村幸祐朝日新聞だけを批判していたことを紹介したことがあります。


Twitter上で「冷やしカレーマン」の名で知られる人物が、「蛍光灯の製造が打ち切られLEDに移行する」という記事で、どの新聞も同様の記述をしていたのに、朝日新聞だけを批判したこともありました。(ちなみ、その批判内容も的外れだった)


どのメディアも同様の報道をしているのに、朝日新聞だけを批判する。ネット上では、こういう人gあ度々現れるのですが、それが公人となると困ったものです。そう、もと北海道議員、自民党の小野寺まさるです。


まず、韓国がドイツに勝った試合の記事。小野寺はこんなツイートをしました。
朝日新聞に「関係者」(在日朝鮮人の事と思われる)が「多数紛れ込」んでいるという書き方だけでも、何の根拠もないデマであって下劣ですが、とにかく韓国と朝日新聞を何が何でも批判したいという下品な精神が読み取れます。


パナマやモロッコやスイスのファウルは無視して、韓国だけを批判する人たち


まず、韓国のファウルが多く、メキシコ戦ではメキシコの監督も韓国のファウルの多さを批判したことは事実です。最終的に、韓国はファウル数63で、32チーム中一番多く、イエローカードの数は10枚で、全体の2番目でした。


ちなみにファイル数2位は62枚のモロッコ、イエローカード数1位は11枚のパナマ。詳細はこちらでも、小野寺は、モロッコやパナマは絶対に批判しません。この辺からすでに卑怯ですね。


また、ブラジル-スイス戦でも、スイスのファウル数は19に及び、ブラジルのエース、ネイマールへのファウルは10に達しました(参照)。また、ブラジルの監督は、ファウルが見逃されてスイスに同点を許したと主張しています(参照)。しかし、小野寺はこっちには一切反応しません。こういうダブスタが、小野寺まさるみたいな人間を、私が「ネトウヨ」「愛国カルト」と呼ぶ所以の一つです。


そもそも、小野寺まさるは「世界各国から批判されている韓国チームの反則数は無視し…」などと言っていますが、「世界各国」ってどこですかね? メキシコの監督はそりゃ怒ってますが。


それに、あたかも朝日新聞だけが韓国のファウル数に言及していないかのような印象の書き方をしていますが、そもそも韓国のファウル数の多さに言及する記事を書いているのは、日刊スポーツFootball Zoneなどスポーツ専門サイトか、夕刊フジのようなネトウヨ誌だけで、一般紙はそういう記事を書いておりません。さらに言えば、朝日新聞はメキシコ戦での韓国のファウル数に言及しており、全く言及記事を書いていない(少なくともweb上にはない)産経や読売より、小野寺の希望にかなっているはずですがね。

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(「多いファウル、PKも与える」と伝える朝日新聞記事


そもそも朝日新聞は「韓国を持ち上げる記事」を書いていない


第一、小野寺まさるが引用している朝日新聞の記事はこんな感じの内容です。
「1%の奇跡、ドイツ破る」韓国、敗退でもたたえる報道

(略)

韓国メディアは「1%の奇跡 韓国、世界ランキング1位のドイツを破る」などと興奮気味に速報した。

(略)

「韓国は世界最強のドイツを沈没させ、有終の美を飾った」(朝鮮日報電子版)、「16強入りは失ったが、韓国サッカーが見せた『最後の闘魂』は輝いた」(京郷新聞電子版)などと健闘をたたえる報道が相次いだ。

朝日新聞6月28日
御覧の通り、韓国国内の報道を伝えるもので、朝日新聞自身が「韓国は素晴らしかった」なんて書いてるわけじゃないんですが。このようなの報道は、当然朝日新聞以外も行っていますし、もっとはっきりと韓国を称賛する言葉を載せているメディアもありますが、小野寺はそっちは完全に無視します。


産経やFIFAの報道は一切無視する卑怯な小野寺まさる


実際に、韓国・ドイツ戦の記事をいくつか見てみましょう。

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「歴史的瞬間!」 ドイツ下した韓国 予選リーグ敗退にも大歓喜

(略)

韓国国内は「歴史的瞬間!」(MBCテレビ)などと、前大会の覇者、ドイツに一矢を報いたことで歓喜に包まれた。

(略)

 韓国国民の願いが通じたのか、後半終盤の先制ゴールに続き、ロスタイムで2点目のゴールが決まった瞬間、中継する各局はまるで、韓国が優勝したかのような騒ぎよう。「ドイツの決勝トーナメント進出を初めて阻んだ!」(MBC)とアナウンサーが絶叫した。予選落ちよりも「歴史的な勝利」に韓国は酔いしれた。
 試合開始が午後11時という深夜にもかかわらず、ソウル市中心部の光化門広場などでは、この日も、パブリックビューイングが催され、大勢のファンが集結。巨大スクリーンを前に「デーハンミングッ(大韓民国)!」と叫び応援し、韓国チームの“歴史的な勝利”に喜びを発散させた。(産経新聞6月28日
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韓国メディア、ドイツ相手の歴史的一勝に称賛の嵐「1%の奇跡に全世界が熱狂した」

(略)

韓国代表は、27日に行われたロシア・ワールドカップのグループF最終戦で、前回優勝のドイツ代表を2-0で下し、有終の美を飾った。韓国の『スポーツソウル』は、グループリーグを敗退しても、この歴史的一勝に「全世界が熱狂した」と伝えている。

(略)

韓国の『スポーツソウル』は、この勝利で「ドラマチックな逆転劇」と報じている。

(略)

続けてドイツの敗退により、他の優勝候補が歓呼したと伝えている。 「1%の奇跡に全世界が熱狂した。世界中でドイツの脱落を祝う雰囲気だった。歌ったりして喜んだ。その中でもライバルイングランドや、前回大会で大敗の屈辱を受けたブラジル、そして優勝候補フランス、スペインなどのファンが、ドイツの敗北に歓呼した」

敗退が決定しながらも、自国メディアは韓国チームを称えるとともに、この歴史的一勝の価値を大々的に報じている。
Goal.com
朝日新聞よりも産経新聞のほうが、より具体的に韓国国内の喜びぶりを報じていますし、Goal.comは、「有終の美」と伝えていますので、朝日新聞よりもよほど韓国を持ち上げる記事になっていますが、小野寺まさるのような卑怯者は、こういうことは完全に無視します。


さらに、FIFA公式サイトでも、この試合は Korean Miracle として、韓国の勝利を称える記事が掲載されていまし、別の記事では historic win と書かれています。もちろん、韓国のファウルにはわざわざ言及しておりません。

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(↑FIFA公式サイト)

小野寺の理屈なら、産経新聞にも、Goal.comにも、FIFAにも韓国人が多数紛れ込んでいて、このような記事を書かせたことになりますが、小野寺まさるという男はそういうことは一切無視します。


小野寺の求めるような記事を書いているのは夕刊フジIza!iRONNAという、産経新聞傘下のサイトぐらいだと思うのですが、小野寺はとにかく朝日新聞を批判できればそれでいいのです。本当に卑怯者を絵にかいたような男です。


批判が先にあり、理由は後付け

西村幸祐とか、小野寺まさるとか、こういう連中は、とにかく韓国や朝日新聞を批判できればいいのです。理屈は後付けです。なので、他のメディアも、FIFA公式サイトさえも、似たような記事を書いているのに、朝日新聞だけを批判する。パナマのほうがイエローカードの数で上回っても、韓国だけを批判する。


実際のところ、私はヨーロッパサッカーのファンなので、ドイツを応援していました。韓国の勝利は私にとっては大変残念な結果です。しかし、小野寺まさるのような、卑怯なやり口での批判は度し難いものがあります。


さらに、小野寺まさるは、日本-ポーランド戦についても、どうしようもなく卑怯で頭の悪いツイートをしますが、それは次回紹介します。


とにかく小野寺まさるという人間の卑怯さ、下劣さは目に余ります。現在この男が北海道議員でないことは大変うれしいことですが、二度とこんな男が税金で食うことがないよう、政治には目を光らせておかねばならないと思います。


小野寺まさる、まさに「こんな議員いらない」の一人です。

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