<ざっくり言うと>
  • 櫻井よしこ、産経新聞のコラムで、「令和」を憲法改正とむすびつけようとする。しかし、「令和」制定者の中西進氏は護憲派で、「令和」を「平和憲法に繋がる」ものだとしているのであった。
  • 櫻井よしこ、現行憲法は「日本の国柄とおよそゆかりのない米国製憲法」で、当時の政府や国民が「涙をのんで」受け入れたと発言。しかし、当時の世論調査では、圧倒的多数に肯定的に受け入れられている。
  • 櫻井よしこ、現行憲法を「日本の国柄とはおよそゆかりのないもの」と発言。しかし、前天皇(上皇)は「大日本帝国憲法に比べ、現在の日本国憲法の天皇の在り方のほうが伝統に沿うもの」と発言。櫻井よしこの「日本の国柄」って一体…。

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本日は憲法記念日です(記事執筆時点)。このゴールデンウイーク、日本のバカ代表ような櫻井よしこが、日本のバカの象徴のような産経新聞に、またもやバカ丸出しのコラムを載せていました。この女がかすかでも知性を感じさせる発言をしたところを私は一度も見たことがありません。

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・9条護憲派の中西氏考案の「令和」を改憲と結び付けるバカすぎる櫻井よしこ

櫻井よしこの今回のコラムは、はっきり言っちゃえば「改憲したい」という自己の願望に無理やり理由付けしてるだけなんですが、いきなり「令和」と改憲を結び付けようとします。
 日本よ、麗しき善き大和の国であれとの願いを込めた「令和」の時代が始まった。十七条憲法の精神を引き継ぐとされる元号、令和の時代の課題は聖徳太子が脱中華と大和の国造りを目指したように、日本の国柄を誇りをもって定着させることである。

 平成の御代には多くのことが成された一方、積み残しの課題も多い。その筆頭が日本の国柄とはおよそゆかりのない現行憲法の改正である。
わ、訳が分からん…。


「『令和』が『十七条憲法の精神を引き継ぐ』ってなんのこっちゃ?」と思ったら、考案者とされている中西進氏がインタビューで「令和の『和』は『和を以て貴しとせよ』を思い浮かべる」と述べていたんですね。

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読売新聞4月17日

ところが、この中西進氏は、安倍政権の集団的自衛権行使容認に対しても反対していて、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動」賛同者の一人だったりする、明確に護憲の立場を表明している人なんですなあ。


読売新聞のインタビューでも、
「元号は文化」と考える中西氏は、604年に聖徳太子が制定したと伝えられる十七条憲法の平和精神を重視。「大和の心」は万葉の精神にも流れ、平和憲法にもつながるものだとした。
と答えているんですねえ。


護憲派で集団的自衛権行使容認にも反対の中西進氏が考え、「平和憲法にもつながるもの」としている「令和」を、「脱中華と大和の国造り」や「憲法の改正」と結び付けようとする櫻井よしこ。一段落目からいきなりバカ全開ですね。さすが櫻井よしこと産経新聞のコラボ!


「令和サイコー!」と言ってる改憲派の皆さん、「令和くそくらえ!」って言いたくなってきたんじゃない?(笑)


(本気で「脱中華」したいなら、中華文明の真似である元号自体やめちゃえば?)



現行憲法を「日本の国柄とはおよそゆかりのない」というバカ櫻井よしこvs「伝統的な天皇の在り方に沿う」と述べた前天皇


さて、櫻井よしこは、現行憲法が「日本の国柄とはおよそゆかりのない」ものだと言い、当時の政府や国民は「涙をのんで日本の国柄とは言えない米国製憲法を受け入れた」と言います。


ところが、実際には、当時、日本国憲法は国民から歓迎されたんですなあ。1946年5月27日の毎日新聞朝刊の世論調査では象徴天皇制の「支持」85%、「反対」13%。戦争放棄の条項も「必要」70%、「不要」28%と圧倒的な支持を得たんですねえ、これが(参照)。「涙を呑んで日本の国柄とは言えない米国製憲法を受け入れた」って、何のことなんですか、櫻井センセー? 何を根拠に言ってんですか~? 貴方の脳内にのみ存在する「わたしの かんがえた すごい にっぽん」の歴史ですか~?


櫻井よしこは、とにかく今の憲法は「日本の国柄とはおよそゆかりのない」ものだと言いたいようで、五箇条の御誓文がどうのとか明治大帝がどうのとか言っていますので、明治憲法を高く評価しているようです。


ところが、前天皇(上皇)は、こんなこと言ってんですなあ。
 時代にふさわしい新たな皇室のありようについての質問ですが,私は即位以来,昭和天皇を始め,過去の天皇の歩んできた道に度々に思いを致し,また,日本国憲法にある「天皇は,日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であるという規定に心を致しつつ,国民の期待にこたえられるよう願ってきました。象徴とはどうあるべきかということはいつも私の念頭を離れず,その望ましい在り方を求めて今日に至っています。なお大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば,日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合,伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。

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(2009年4月8日。宮内庁HP
あれれ~? 大日本帝国憲法の天皇の在り方よりも、日本国憲法の天皇の在り方のほうが伝統的な天皇の在り方に沿うものだって、天皇陛下自身が言っちゃってるよ~、櫻井センセー? 


伝統的な天皇の在り方に沿うものなのに、日本国憲法のどの辺が「日本の国柄とはおよそゆかりのない」ものなのか、教えてくれませんか~? やっぱりあなたの脳内にのみ存在する「わたしの かんがえた すごい にっぽん」の国柄ですか~? それとも「天皇陛下は天皇を理解してない! 私が正しい!」と強弁しますか~?



追記したら長くなりすぎたんで、記事を分割します。

次回に続く! 

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