<ざっくり言うと>
  • 西村幸祐、戦死者に対し、「不戦の誓いではなく、次は勝つという誓いをしなければならない」と発言。西村は熱烈な9条改憲派だが、西村の改憲動機が、日本を「戦争をしない国」から「戦争で勝てる国」に変えることにあることは疑いを挟む余地がない。
  • 9条には様々な意見があるが、少なくとも西村幸祐のような人間から日本を守ることには成功している。西村幸祐のような人間がいる限り、9条を改憲は危険すぎて、やるべきではない。
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このブログでは、これまで何度も西村幸祐を取り上げてきました。このブログの過去記事を読まれていない人でも、新潟知事選でデマを流した奴ということで知っている人も多いかと思います。この男、「コロンビアを旅行中に殺された学生も9条の被害者」という、もう意味不明すぎる発言ができる、絵に描いたような「9条ノセイダーズ」なのですが、なんとこんなことまで言い出しました。


>>日本の平和を守って来た人たちに
>>心からの感謝と敬意を。
>>そして誓いを。
>>それは不戦の誓いでなく
>>次は勝つという誓いでなければなりません。
>>当たり前のこと、常識です。



そんな常識、聞いたことないわ!!!


「不戦の誓いではなく、次は勝つという誓いでなければなりません」 これが西村幸祐という男です。


まさか9条改憲論者がみんなこの西村幸祐みたいなことを考えているわけではないと思いますが、結局こいつは戦争がしたいんですね。少なくとも西村幸祐が9条を変えたい理由は、日本を「戦争をしない国」から「戦争で勝てる国」に変えることにあるんですね。


「戦後日本の平和を守って来た最大の力は、日本軍の過去の戦いぶり。とりわけ散華した数千人の特攻隊の戦いぶりが最大の抑止力になっている。それは各国軍人が認める事」とかいう発言も、もう愚かにもほどがある。「70年前日本軍が怖かったから日本を攻めるのはやめよう」なんて思ってるやつがどこにいるんでしょうか? 「各国軍人が認めること」とか、何を根拠に言ってんでしょう? その「各国」は、もし特攻がなかったら日本を攻めようと思ってるんでしょうか?


以前も書きましたが、戦後日本が平和だったのは、特攻隊のおかげではなく、若者を特攻に送り出すような大日本帝国という狂った国家が潰れたからですよ。当たり前のこと、常識です。


こういう奴がいるから9条が必要なんだなあ、とつくづく実感させられます。もしも9条が改憲されて、こういう奴が力を持ったら、間違いなく戦争をおっぱじめますわ。9条に対しては様々な意見があり、「9条では日本を守れない!」と言う人も大勢いますが、少なくとも、9条は西村みたいな人間から日本を守ることには確実に成功していますね。70年以上一度も戦争しないで済んでいるわけですから。


西村幸祐みたいな奴がいる限り、9条改憲はしない方がいいですね。危なすぎる。


ちなみに西村は安倍政権の熱烈支持者で、安倍晋三も西村のfacebookに、それも憲法記念日を「ゴミの日」と呼んだ投稿に「いいね」をするような、思想的に非常に近い人間です。西村みたいな人間が権力を持つことは、非常に現実的な脅威です。このような人間が力を持った時、9条が改憲されていたら…。考えるだけでも恐ろしいですね。


追記:

多分西村幸祐はは、太平洋戦争について、「日本が外国に侵略された」という被害者意識を持っているんでしょう。だから「日本の平和を守って来た人たち」なんて発言になるのだと思います。満州事変→日中戦争→太平洋戦争の流れは、日本が領土的野心を持たなければ絶対に起きていない戦争なんですけどね。だから、靖国の人たちの多くは「日本の平和を守ってきた人たち」ではなく「日本の平和を守っていると思い込むよう仕向けられて、政府に殺された人たち」というのが正解ですね。


西村のやっていることは、ブラック企業で過労死した人を「会社のために命を懸けて尽くした英雄」みたいな美談にして、「彼(彼女)のように頑張れ!」と言うのに等しいです。


こういう西村幸祐みたいなバカが、ベトナム戦争やイラク戦争のように、「平和のため」と言いながら戦争をするんでしょうね。矛盾も甚だしい。

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