<ざっくり言うと>
  • 京都アニメーション放火事件で、犯人の在日認定デマが広まる。もはや差別をエンタメとして楽しんでいる奴らがいる。
  • 高橋洋一嘉悦大学教授、事件についての最初のツイートが驚きや哀悼や心配ではなく、「韓国がー」。しかも「韓国で火事が報道されていない」というデマを飛ばす。
  • 高橋洋一、「欧米で日本アニメに関心があるのは、日本がリスペクトされているから」と、無意識に日本アニメとスタッフを侮辱する発言をする。
  • 高橋洋一は政治と大衆文化を分けて考えることもできない、時代遅れのお国中心主義者である。
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目次

~またも起きた在日認定:差別をエンタメとして楽しむ卑劣~


今回の京都アニメーションの放火事件は一人の人間が行った犯罪としては、戦後最悪レベルの死者数を出したようで、大変痛ましく、犯人への怒りは筆舌に尽くしがたいです。犠牲者の冥福と、京アニの一日も早い復興を心から願ってやみません。


さて、この事件直後から、「犯人は在日」などと言って、事件をヘイトに利用する書き込みがネットに溢れました。もちろん何の根拠もありません。日本最低のデマヘイトブログの一つ『あじあにゅーす2ちゃんねる』は早速「放火犯が韓国人の可能性!!!」などと記事をアップ。「国家公安委員会が動いたから犯人は在日!」って、こいつらの脳内では、国家公安委員会って、犯人が在日の時にしか動かないの?

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こいつら、もう「犯人は在日」なんて信じてやってるわけじゃないんでしょうね。こいつらにとっては、もはや差別がエンタメになってるんだと思います。ちなみに、容疑者の名前は青葉真司(41)と発表されました。(それでも「在日だ」「通名だ」「帰化だ」と言ったり「在日が疑われるのは在日が悪い」とか言ってる下衆がネットに溢れている(参照))



~被害者のことより嫌韓デマ優先の高橋洋一~


その他大勢の連中については止める手段もなかなかありませんが、大学教授のような社会的な地位と影響力のある人間が、デマヘイトに加担するようでは困ります。高橋洋一のことです。


この男、元大蔵官僚で、窃盗事件を起こして東洋大学をクビになった後、現在は嘉悦大学というところで教授をしており、第1次安倍内閣では経済政策のブレーンを務めたらしいですが、上念司や百田尚樹らと同じ虎ノ門ニュースの一員と言えば、大体どんな奴か想像がつくのではないかと思います。このブログでもこれまで2回ほど取り上げております。過去記事はこちら


この高橋洋一、今回の事件について、こんなことを言っていました。

>>CNNもBCC(原文ママ)も報道していて、
>>台湾や中国からはお見舞いも。
>>韓国はさっぱりか

>>欧米で日本アニメに関心があるのは、日本がリスペクトされているから。
>>これは台湾や中国も同じ。ただし、韓国は違う事情があるようだ



何言ってんだ、こいつ?


30人以上もの死者を出した事件で、最初に出る言葉が韓国ヘイト。ま、高橋洋一だし、こんなもんかなとも思いますが、心底呆れ果てますし、軽蔑します。


そもそも、どうして日本の事件で韓国の報道が気になるのかわかりませんし、報道されていないからリスペクトがないとか言うのも意味不明ですが、韓国が報道していないというのは完全にデマ。こいつ、自分で検索しようとか思わないんですかね? まあ、高橋洋一なんて大体こんな感じですけど。


朝鮮日報では18日の16:58分の段階で記事が出ており、その後も何度も記事が更新されています。

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KBSでも18日14:57の段階で記事になっています。

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同日の9時のニュースでも放送されています。

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聯合ニュースでも7月18日14:32の時点で報道されていますし、東亜日報も18日16:36の時点で報道していますし、YTNも18日15:47の時点で報道しています。


何が「CNNもBCC(原文ママ)も報道していて韓国はさっぱりか」だでしょう。曲がりなりにも大学教授という肩書の男が、この程度の事実関係を調べることさえしない。やっぱり高橋洋一。流石、閣議決定を読まないで閣議決定を語る男(参照)。


これだけ悲惨な事故を前に、事件を悼むより先に出てくる言葉が「韓国」。しかもデマ。高橋洋一という男の人間性がよくわかります。


なお、在韓日本大使館によれば、19日午前に駐日韓国大使が河野外相に直接お見舞いメッセージを伝えたとのことです。



なお、火災そのもののニュースのみならず、日本の『あじあにゅーす2ちゃんねる』を始めとする、日本のネトウヨたちによる犯人の在日認定までも報道されてしまっています…。ネトウヨは日本の評判を一生懸命落としますね。

(↓ニュース1
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(↓朝鮮日報では、この記事執筆時点で、サイトのトップが日本のネトウヨによる犯人の在日認定)
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~無意識に日本アニメを侮辱する、お国中心主義の高橋洋一~


事件についての最初のツイートが「韓国」であることも呆れますが、こちらの一文も、高橋洋一という男の人間性を良く表していると思うと同時に、日本のアニメのファンとして非常に腹が立ちます。


>>欧米で日本アニメに関心があるのは、日本がリスペクトされているから。


よくもまあこんなバカげたことが言えたもんだと、呆れて開いた口がふさがりません。


日本のアニメが欧米で人気があるのは、日本がリスペクトされているからじゃなくて、面白いからだよ!!


高橋洋一は全くの無自覚なんでしょうけど、こいつの発言は、「日本のアニメが欧米で関心を持たれているのは、作品そのものの面白さではなく、日本という国へのリスペクトのおかげ」と言ってるのと同じ。日本のアニメ作品や制作者に対するものすごい侮辱。日本のアニメをバカにするのもいい加減にしろ!


(勘違いする人がいないように言っておくけど、「日本はリスペクトされていない」って言ってるんじゃないですよ。日本のアニメが人気があるのは生産国へのリスペクトへのおかげじゃなくて、作品そのものの面白さだと言ってるんです)


1963年、まだ日本が世界からリスペクトされてるとは言い難い時代に、鉄腕アトムはアメリカで大ヒットしました。京アニの『ハルヒ』だって『たまこ』だって『氷菓』だって『中二病』だって『聲の形』だって、「日本で作ったから」じゃなくて、「面白いから」人気になったんですよ。日本へのリスペクトのおかげじゃなく、作品そのものを面白くしたスタッフの努力のたまものです。当たり前ですよね。


ハリウッド映画やディズニーアニメだって、アメリカへのリスペクトじゃなくて、面白いからみんな見るんですよ。私は小さいころ、アメリカなんて国があることもよく知らないころから、ディズニーやスヌーピーが大好きでしたよ。


『燃えよドラゴン』や『酔拳』が世界的にヒットしたのは、香港へのリスペクトじゃなく、作品が面白かったからですよ。


『冬のソナタ』や『チャングムの誓い』が世界的にヒットしたのは、韓国へのリスペクトじゃなく、作品が面白かったからですよ。


高橋洋一の発言からうかがえることは、この男は、政治と大衆文化を切り離して考えることができないタイプの人間だということです。


時々いますよね。「韓国が嫌いだからキムチは食わない」みたいな人。高橋洋一はそういうタイプの人間なわけです。きっと高橋洋一の脳内では、寿司が世界で人気があるのも、美味いからじゃなくて、日本がリスペクトされているからなんでしょう。


この男は、アニメを日本という国の宣伝材料にしか思ってないんでしょうね。この男は政治と大衆文化を切り離すこともできない、戦争中に「英語は敵性語だ」と言ったり「野球は敵性競技だ」とか言ってような、時代遅れの「お国中心主義」だってことです。


事件についての最初のツイートが「韓国」。しかもデマ。


「日本のアニメに関心があるのは日本がリスペクトされているから」と言って、日本のアニメを無意識に冒涜する、時代遅れのお国中心主義。



この記事をご覧の皆さんも、もしかしたらテレビとかネットとかネット記事とかで高橋洋一を見かけることがあるかもしれませんが、この男がこういう男だということは知っておいたほうが良いかと思います。私はこの男に対してはリスペクトどころか軽蔑以外ありません。

~追記:高橋洋一はサムスンのシェアをどう判断するんだろう?~


「日本のアニメが人気があるのは日本がリスペクトされているから」という高橋洋一。だったら、韓国製のスマホやテレビなんかのシェアはどう説明するんだろう?

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スマホシェア

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(2014年2月17日放送、テレビ東京系『未来世紀ジパング』から)


高橋洋一理論だと、「韓国のスマホやテレビに関心があるのは、韓国がリスペクトされているから」って理屈が成り立っちゃうんですけどね。それでいいんですか~、高橋洋一センセ~。


ちなみに、杉田水脈という超絶バカ議員は、「日本の電化製品や車がシェアを奪われているのは、韓国の反日活動のせい」と妄想垂れていました。どうもこいつらは何をするにつけてもお国中心で、「安くていいものは売れる」という発想はないらしい。

~追記:産経新聞はヘイトを煽らず~


産経新聞はこのような記事を掲載しました。
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 【ソウル=桜井紀雄】京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオで多数の死傷者が出た放火事件で、韓国メディアは事実関係を淡々と報じた。インターネット上では、事件を報じる記事に対し、日本政府による輸出管理の厳格化で激化した日韓対立に絡めて安倍晋三政権を非難する書き込みも散見されたが、「安倍は憎いが、犠牲者の冥福を祈ります」といったコメントが目立った。

 韓国南部の晋州(チンジュ)で4月、男がマンションに放火して逃げる住民らを次々刺し、十数人が死傷した事件を挙げ、日韓ともに残忍な事件が起きていることを嘆く書き込みもあった。

 この種のニュースについては、日本への悪口を自制して「成熟した姿を示そう」といった呼び掛けも目につき、「無辜(むこ)の人々の死を前に哀悼の意を表すのが当然の礼儀で、常識だ」と強調する人もいた

 「悪口ではなく、哀悼を」といった書き込みには多くの共感も寄せられた。
産経新聞7月19日
これに比べて、ヘイトを煽ってる奴らのなんと卑劣なことか。『あじあにゅーす2ちゃんねる』や高橋洋一に共感しているのが、日本の本当に小さな一つまみだと思いたい。

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