<ざっくり言うと>
  • 有本香、「『桜を見る会』は鳩山の時に大幅に人数が増えた」と述べるが、デマであり、小泉から鳩山までは1万人前後でほぼ変化なし。
  • 第二次安倍政権になってから急速に人数が増え、18200人まで増えたが、有本はそういうことは言わない。
  • 有本香は「PTAなどのボランティアに『ご苦労様です』と招待状を出して、それが支持者や後援会と重複していることはあり得る」と安倍擁護をするが、自分の地元のPTAだけ「ご苦労様です」と招待状を出しているのはおかしいということに気が付いていない。
  • 有本香も「桜を見る会」に呼ばれていたが、『虎ノ門ニュース』の出演者という理由で呼ばれていた。安倍晋三にとっては『虎ノ門ニュース』で政権を称えたり野党を貶したりフェイクニュースを流したりすることが「功績」であるらしい。
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目次

有本香、デマを飛ばす


『虎ノ門ニュース』の連中って、デマを吐かないと死ぬ病にでもかかってるんですかね。有本香が、ニッポン放送の『飯田浩司のOK! Cozy up!』という番組で、「桜を見る会」についてこんなことを言っていました。

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(↑有本香)
有本)民主党政権時代で(桜を見る会が)唯一行われたのが、鳩山さんのときです。そのときに1万人規模で呼んでいて、それは例年より相当多く呼んでいます。

飯田)前の年よりかなり増えて、大台に乗った。

有本)そういう年ですよ。総理が自分で1万人も選ぶわけではないけれど、総理主催ということになっていますから、ある程度は招待状を出す人が選ばれるわけです。

ニッポン放送HP
みなさん、もうおわかりでしょうが、もちろんデマです。「桜を見る会」は小泉純一郎の時に1万人の大台に乗って、それ以降ずっと1万人台で推移していました。

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2006年 小泉純一郎 約11000人
2007年 安倍晋三  約11000人
2008年 福田康夫  約10000人
2009年 麻生太郎  約11000人
2010年 鳩山由紀夫 約10000人



ご覧の通り、鳩山由紀夫の時に「例年より相当多く呼んだ」という有本香の発言はデマです。


そして、「例年より相当多く」呼ぶようになったのが安倍晋三です。年々どんどん増えて、ついに2005年と比べると倍以上に増えてしまいました。


2013年 安倍晋三  約12000人
2014年 安倍晋三  約14000人
2015年 安倍晋三  約15000人
2016年 安倍晋三  約16000人
2017年 安倍晋三  約16500人
2018年 安倍晋三  約17500人
2019年 安倍晋三  約18200人



地元後援会のツアーを組んで前夜祭を行うぐらいですからね。ところが、有本はこういうことは言わない。さすが有本香。これでよくもまあジャーナリストを名乗れるものです。




PTAが功績!? 安倍晋三のトンデモ主張をそのまま垂れ流す有本香


有本香は、さらに続けてこう述べています。
有本)総理が自分で1万人も選ぶわけではないけれど、総理主催ということになっていますから、ある程度は招待状を出す人が選ばれるわけです。そのなかで、いろいろな地方で公職についていらっしゃる方や、例えばPTAのようなボランティア職の方たちに、「ご苦労様です」ということも含めて招待状を出す。そういう人が自民党の支持者であったり、場合によっては総理の地元であれば、支援者である人と被っていることは十分あり得ると思いますよ。
有本のこの発言は、明らかに安倍晋三の発言を踏まえています。安倍は9日の国会で、招待客に後援会の人間が多数含まれているという疑惑について、こう述べていました。
「さまざまな、たとえば地元において自治会等々でですね、あるいはPTA等で役員をされている方もおられるわけでございますから、当然、そういう方々とですね、これは後援会に入っている方々が、これは重複することも当然あるわけでございまして、そういうなかで招待されているものと承知をしております」(参照
この安倍晋三の答弁を踏襲することで、有本香は安倍晋三を擁護したわけですが、はっきり言ってこんなんでよくもまあジャーナリストを名乗れるなあと呆れるばかりです。


「PTAのようなボランティア職の方たちに『ご苦労様です』ということも含めて招待状を出す」? この理屈なら、日本中のPTAの人たちに招待状を送らないとおかしい。ところが、自分の選挙区のPTAの人たちにだけ「ご苦労様です」と招待状を出す。これは地元で票を獲得するために公的イベントを利用していると言われて当然でしょう。


政治家の発言をただ鵜呑みにして擁護する。権力の監視ではなく権力に阿るジャーナリスト。こんなジャーナリストに存在価値があるとは、私には全く思えません。



有本香の「功績」って何?


ついでに、有本香の発言で私が気になったのがここ。
有本)私は毎年招待いただいているのですが、今年(2019年)初めて出ました。インターネット番組の「虎ノ門ニュース」という番組で、みなさんで来てくださいということだったので、行きました。
やっぱり『虎ノ門ニュース』のメンバーを呼んでいたんですね百田尚樹とか、有本香とか、上念司とか、石平太郎とか、竹田恒泰とか、武田邦彦とか、ケント・ギルバートとか、こいつらのいったいどの辺が「各界において功績、功労のあった方々」なわけ?


一億歩譲って、本が売れた百田あたりを「各界において功績、功労のあった」としたところで、注目すべきところは、『虎ノ門ニュース』という番組で、みなさんで来てくださいということだったので、行きました」という個所。


本が売れたとか、映画を作ったとか、そういうことじゃない。『虎ノ門ニュース』に出ているという理由で呼ばれているのです。『虎ノ門ニュース』出演が「功績」扱いされているのです。安倍晋三にとっては『虎ノ門ニュース』で政権を称えたり野党を貶したりフェイクニュースを流したりすることが「功績」なんでしょうか。もう、完全に「安倍総理のお友達をもてなす会」ですね、これ。


有本香が呼ばれているという事実が、「桜を見る会」の実態が「安倍総理のお友達をもてなす会」、さらには「サクラを呼ぶ会」だという実態を表していますね。


というわけで、『虎ノ門ニュース』出演という功績で「桜を見る会」に呼ばれた有本香によるフェイクニュースでした。本当に、有本香はもうジャーナリストを名乗るのをやめるべきだと思います。



Yahoo!はフェイクニュースの拡散をやめろ


この有本香の発言が拡散した大きな理由は、Yahoo!がニッポン放送のこの記事を転載したからです。

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↑Yahoo!に転載された記事

本来注目されないような『夕刊フジ』のデマ記事やフジテレビの平井文夫のデマ記事などが、Yahoo!に転載されることで大勢の人の目に触れて拡散してしまうこの現状。今ネットでネトウヨデマがここまで蔓延している一つの大きな原因がYahoo!であると思います。Yahoo!は転載する記事をもうちょっと選んでもらいたいものです。

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