<ざっくり言うと>
  • 小川榮太郎、「与党支持者の優遇は当然。優遇がない方がおかしい。どうおかしいのか」と、民主主義を欠片も理解できていない異常発言を堂々と発信。
  • 小川榮太郎理論では、選挙は「政策を支持する方」ではなく「勝ちそうな方」に入れるようになり、政策を戦わせる民主的な選挙が成立しなくなる。
  • 小川榮太郎は、「桜を見る会」の実態が後援者慰労会であることを認めている。
  • 自分の主張が正しいと思っているのなら、ぜひともお友達である安倍晋三に、「与党支持者の優遇は当然」と主張するよう助言してほしい。
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目次

民主主義の「み」の字も分かっていない小川榮太郎


みなさんは、小川榮太郎をご存知でしょうか。LGBTを「痴漢の権利」と同列視して、作家の高橋源一郎から「便所の落書き」とまで酷評された文章を寄稿して『新潮45』にとどめを刺した張本人である、あの小川榮太郎です。その小川が、「桜を見る会」について、何とも信じがたい発言をしています。

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【櫻を見る会への攻撃は邪悪である】
 私たちは、野党とマスコミに蔓延する「邪悪さ」をそろそろ根本から祓い、日本の表舞台から追放する必要がある。
 やってもやらなくてもいい会だと言えば話は簡単だが、こうした花見の宴を総理が主宰するのは国の美風だ。
 すべてぎすぎすと管理体制を敷くのは、政治と国民の風通しを悪くするので、曖昧さそのものも又日本人の美風だ。
 民主主義では政権は選挙に勝った側が取る。行政そのものの公平性とは別に、政権支持者の優遇は当然生じるし、生じなければ逆におかしい。政権与党の支持者らは民主主義における勝者であり、良い政権であれば、そのコアな支持者らこそ国民の恩人なのである。ただ同然の低予算で建前上の表看板を設けつつ、年一度ささやかな祝いの席を設けることのどこがどうおかしいのか。こういうやり方も美風である。
 こんな騒ぎ、それだけをとればごく小さいことのようだが、ここには何か破壊的な根深い卑しさ、邪悪さがある。日本人には古来縁のなかった邪悪さだ。最近の生きにくい空気の悪さの根本には「邪悪さ」がある。そろそろ清算すべき時が来ている。こんなバカ騒ぎで美風を委縮させてはならない。
本人のfacebook
ここまで民主主義を理解していない奴がこの世にいるとは驚いた。


安倍晋三が「税金で支持者の接待なんかしていませんよ」と必死こいて弁解しているのに、「与党支持者を優遇するのは当然。税金で接待しても、それは日本の美風だ」と言う小川榮太郎。そして、これに「いいね」する杉田水脈…。自民党員がこれに「いいね」するって、大問題ですよ。安倍晋三を背中から撃ってる。


小川榮太郎の余りにもひどすぎるこの発言を見ることで、逆に「桜を見る会」の何が問題かわかりますので、詳しく見てみましょう。



小川榮太郎の脳内世界では民主主義は完全に崩壊する

小川榮太郎は税金を使って賄賂を贈ることを「美風」と言っているに等しい

「花見の宴を総理が主宰するのは国の美風」かどうかはともかく、もし、本当に「各界の功労者」だけ呼ばれているのなら、大きな問題ではありません。


しかし、「すべてぎすぎすと管理体制を敷くのは、政治と国民の風通しを悪くするので、曖昧さそのものも又日本人の美風だ」という発言は、この男、正気でしょうか? 今回の件は税金の用途の話ですので、小川榮太郎は、
「国民の血税の用途が管理されていると風通しが悪い」
「税金がどう使われているか、曖昧なままにしておくのは日本人の美風だ」
と言っていることになるんですが。税金の使い方は、全てギスギスと管理体制を敷いてくれないと困りますよね。


政治家が特定の個人や団体を優遇するというのは、利益を与えることであり、賄賂に等しい。小川榮太郎は、「税金を使って自分の支持者に賄賂を渡していい」と言っているに等しいです。


「各界の功労者を慰労する」という「建前上の表看板」国民を騙し、支持者への接待を税金で行うことを「美風」と呼ぶ小川榮太郎。税金の用途を「曖昧」にして、それを「日本人の美風」だと言う小川榮太郎。


まさか、国民の税金で自分の支持者を接待することを「美風」と呼ぶ男がこの世にいるとは本当に驚きました。小川榮太郎は、批判している側を「破壊的な根深い卑しさ、邪悪さ」と言っていますが、小川榮太郎こそ、つまり、いわば、まさに、破壊的な根深い卑しさ、邪悪さの権化であるということだけは、はっきりと申し上げておきたいと思います。

全て公務員は「全体の奉仕者」であり、「支持者の奉仕者」ではない


ご存知の通り、

「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない(日本国憲法第15条第2項)

だし、

「国務大臣等は、国民全体の奉仕者として公共の利益のためにその職務を行い、公私混淆を断ち、職務に関して廉潔性を保持する」(国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範)

のが義務です。政治家は、自分に批判的な人も含めた「全体の奉仕者」であり、「支持者の奉仕者」ではないのです。こんなこと、中学校で習うだろ。中学生並みの知識があれば、小川榮太郎の「政権支持者の優遇は当然」なんてのは嘘だとわかります。小川榮太郎って、憲法を読んだこともないんじゃないでしょうか? 社会科のテストなら0点の解答です。


また、小川榮太郎は「良い政権であれば、そのコアな支持者らこそ国民の恩人なのである」とか言っていますが、そりゃあ支持者にとっては良い政権に決まってるけど、支持者以外の国民にとっては良い政権じゃなくて恩人でも何でもないし、何より、自分の支持者を優遇するような政権がよい政権なわけがあるか、ボケ!!


「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」(日本国憲法第14条)はずなのに、小川榮太郎の脳内世界では、与党支持者かどうかという信条により、与党支持者は優遇され、野党支持者は相対的に冷遇されることになります。小川榮太郎は現代民主主義を全く何も理解できていない。


なにより、「良い政権であれば~」とか言ってるけど、「悪い政権」が誕生した場合どうする気なんだ? 悪い政権が自分の支持者を優遇する。それが正しいと思ってるのか? そういうことを小川榮太郎は考えないんだろうなあ。

「支持する方」ではなく「勝ちそうな方」に票を入れるようになり、民主主義が崩壊する


小川榮太郎は与党支持者が優遇される自分の脳内世界を民主主義世界だと思っているみたいですが、小川世界では民主主義は完全に崩壊します。


誰だって冷遇されるより優遇されたいわけです。本来選挙は候補者の掲げる政策で人を選ぶわけですが、もしも選挙で勝った方に投票した人が優遇されるのなら、みんな、「自分がいいと思う政策を掲げている人」ではなく、「勝ちそうな人」に票を入れるようになります。自分が好きな人じゃなく、みんなが好きそうな人を予想して票を入れるようになるわけです。


投票は政策で選ぶではなく、「勝ち馬に乗る」ことが目的になります。政策に関係なく、「勝ちそうな人」に入れようとするから、支持率が少しでも高ければ、みんなそっちになびく。みんなが政策ではなく「勝ちそうな人」に投票するから、結果、支持率100%の政党が成立し、批判勢力は消滅する。その中でさらに優遇してもらうために、「熱心に支持しています」というアピール合戦になり、「偉大なる首領様、マンセー!」な世界になってしまう。完全に独裁国家ですよ。ロシアよりひどい。小川榮太郎の主張は、民主主義の根幹を破壊する発言に他なりません。


正直、ここまで民主主義を理解していない愚かな人間がこの世にいるとは本当に驚きました。小川榮太郎は『夕刊フジ』『WiLL』『ジャパニズム』『Hanada』『正論』『虎ノ門ニュース』などに寄稿したり出演したりしているようですが、小川榮太郎を起用するというだけで、そのメディアは何の価値もないゴミだと即座に判断していいでしょう。



「桜を見る会」を「与党支持者慰労会」だと認めている小川榮太郎


民主主義を根本から理解できていない、驚くべき発言をした小川榮太郎。しかし、ここに、大変興味深い事実が存在します。


小川榮太郎は、与党支持者優遇は当然と言って「桜を見る会」を擁護し、さらには「建前上の表看板」を設けてささやかなお祝いをするのだと言っています。つまり、小川榮太郎は、「各界の功労者を慰労する」というのは「建前上の表看板」にすぎず、彼は「桜を見る会」は「与党支持者をもてなす会」だとはっきりと認めているのです!


いやー、すごいですね、こいつ。安倍晋三の擁護をして野党批判をしているつもりみたいだけど、逆に野党の援護をして安倍晋三を背中から撃ってるぞ。「『桜を見る会』を『与党支持者をもてなす会』として利用して何が悪い」と本気で思っているんですね。


小川榮太郎は安倍晋三に直接電話できるぐらい近しい関係のようなので、ぜひとも安倍晋三に助言してほしいです。安倍晋三の口から「政権支持者の優遇は当然。建前上の表看板を設けつつ、年一度ささやかな祝いの席を設けることのどこがどうおかしいのか。こういうやり方も美風である」という発言をぜひとも聞きたい。小川榮太郎の言う通り、これが正しいことであるならば、安倍晋三も堂々とそう言えるはずです。自民党の杉田水脈も「いいね」していたことですし。


小川榮太郎様、安倍首相様に是非ともそう助言してください。楽しみにしています。

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