<ざっくり言うと>
  • 平戸市長の黒田成彦、安倍政権によるメディアへの名指し批判を「この程度で『言論弾圧』なんて言うから『メディアの権力』がのさばる」と擁護。
  • 一般人からの批判と違い、政治権力によるメディア批判は言論空間を委縮させる圧力以外の何物でもない。
  • 黒田の発言は、本当の政治的権力を持っている人間として決して許されない発言である。
  • 「この程度」を許していては、いつか「この程度」では済まなくなる。「この程度」を許さない人間を選ばなければならない。
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↑本日の民主主義破壊テロリスト・黒田成彦
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このブログの読者には、平戸の市長の黒田成彦が絵にかいたような悲しいほどのネトウヨだということを知っている人も少なくないと思います。「ネトウヨの情報の方が核心に迫っている」「反論できない確証が詰まっている」などと妄言を恥ずかしげもなく吐けるような男です。是非ともこの人には、一度このブログを見てもらいたいです。そのうえでネトウヨの情報のどの辺が核心に迫っているのか、反論できない確証が詰まっているのか、言えるものなら言ってみてもらいたいものです。



さて、それはさておき、内閣官房と自民党が公式ツイッターでテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』を名指して批判しました。



番組出演者が、安倍晋三のやっていることを「“後手後手”批判を払拭するため総理主導で進んでいるというアピール」だと批判したら、それに対して番組を名指しして反論したのです。こんなこと、安倍政権より前の内閣では考えられないことです。政治権力者である彼らは、テレビ局の電波の停止さえする権力があり、実際に高市早苗は電波停止に触れたことがあり、大いに批判されました。これは米国の人権報告書で「日本は報道の自由懸念がある」と報告され、ジャーナリストの池上彰も「欧米なら政権がひっくり返る」と非難しました。





その内閣が、特定の番組を名指し批判し、「我が総理大臣・内閣・我が党への批判は許さない」という態度を示したのですから、報道の自由を懸念する声が高まるのは必定です。

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(↑報道の自由度ランキングは、安倍政権によって先進国最低最悪に落ち込んだ)

ところが、平戸のネトウヨ市長・黒田成彦は、恥ずかしげもなくこんなことを言いだしたのです。
>>この程度で、すぐ「言論弾圧」などというから「メディア権力」がのさばる。


本当の政治権力者であるお前が言うな!!!


「間違いの指摘や反論をすることで緊張感ある言論空間が形成される」というのは、その間違いの指摘や反論をするのが一般人であればその通りでしょう。しかし、政治権力が報道に対して名指しでこのような反論をすることは圧力でしかなく、「緊張感ある言論空間の形成」どころか、「政権の間違いを指摘したり反論したりすることのできない忖度だらけの言論空間の形成」にしかなりません。「政権に圧力をかけられるかもしれない」などというおかしな緊張感があってはならないのです。


黒田は「この程度」とか言っていますが、「この程度」を許しているから、「政治権力」がのさばってしまうのです。黒田は自らが本当の政治的な「権力」を持っている側の人間であるにもかかわらず、「メディアの権力」がのさばることの方を懸念しているのです。黒田成彦という男の馬鹿さ加減は本当に驚かされます。天地がひっくり返っても、絶対に政治家になってはいけない男です。


この男は2017年に無投票で平戸市長に3選されましたが、間違っても政治権力を握らせてはいけない男です。「この程度」を許すような人間をのさばらしていては、いつか「この程度」では済まなくなります。次の市長選では「この程度」を許さない人が出てきてくれることを強く願います。

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