<ざっくり言うと>
  • 黒瀬深、またも無知で口から出まかせの大嘘を吐く。
  • 黒瀬深、現金10万円給付を安倍政権の手柄として讃え、「野党は4月になってから自民党に便乗して現金給付を主張しだした」と発言。
  • 実際には、野党は3月には10万円の現金給付を主張し、4月2日には野党統一会派として10万円一律給付を政府与党に提言している。
  • 自民党は現金給付に消極的で、麻生太郎は「現金給付よりも商品券」と主張していた。
  • 政府与党が10万円一律給付に動いたのは、野党の提言から2週間経過した4月16日。
  • 事実は黒瀬深の主張とは真逆で、「自民党が、4月半ばになってから野党に便乗して現金給付を主張した」が正しい。
  • 安倍政権を讃えるためならどんな嘘でも平然と吐く黒瀬深。こんな大嘘付きを信じてはいけない。
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↑信じがたいレベルの大嘘を吐く黒瀬深。発言のほぼ全てがデマと言って過言ではない。
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一体この男(?)は、どういう妄想世界に生きているのでしょうか?

もう、書いてあることほぼ全て嘘。ここまで平然とよくもまあ嘘がつけるものだと思います。
目次

1.日本はアジアワースト2の死亡率 


>>・先進国でダントツに低い死者数。

これ、先進国では低いですけど、アジアではワースト2位なんですよね。



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↑5月18日時点。人口比でみると日本はアジアでは最悪レベル

この表には載っていませんが、ベトナムではいまだに死者ゼロです。各国の数字がどこまで正確かはわかりませんが、アジア全体が欧米に比べ圧倒的に死亡率が低いことは間違いありません。ノンフィクションライターの窪田順生氏はこういいます。
日本の重症化対策は、欧米と比べると確かに「ケタ違いの優等生」なのだが、東アジアの中では極めて平均的、むしろ「劣等生」の部類に入るレベルといえる。
(略)
 この事実から導き出される答えは、1つしかない。それは「東アジアには新型コロナの重症化を防ぐ何かしらの要因がある」ということだ。

 もちろん、現時点ではそれが何かはわからない。気候的なものか、人種的なものか、遺伝子的なものなのか、あるいは少し前に注目されたBCGワクチンの接種率の違いなのか――。それは、これからの研究によって明らかにされることを期待するしかない。

 ただ、少なくとも「マジメな国民性」や「医療従事者が頑張ったから」という抽象的な話ではないということは断言できる。ましてや安倍首相が会見で述べた「日本の感染症への対応は、世界において卓越した模範である」などということは、科学的根拠のかけらもない御都合主義的な解釈だろう。ダイヤモンドオンライン5月28日

また、慶大医学部客員教授の菅谷憲夫氏はこう言います

新型コロナウイルスによる死亡者数を人口10万人当たりで換算すると「日本の死亡者数はアジアでワースト2」とし、欧米に比べて死亡者数が少ないから日本の新型コロナウイルス対策は優れているといった論調に警鐘を鳴らした。
「日本の対策が優れていたとは言い難い」
「対策によっては、まだまだ多くの命を救えた可能性がある」
欧米と比べて日本の死者が少ないことを、「安倍政権のおかげ」と考えるのが間違いであることは、この表を見れば明らかです。


2.スピード感ゼロの対策 


>>・100兆円以上の経済対策、10万円給付。


やって当たり前。黒瀬の脳内だと、安倍政権だからできたとでもなってるのでしょうか? 英国は賃金補償をしたり、ドイツでは申請後2日で一ヶ月分の補償60万円が振り込まれたりとしていますが、安倍政権はアベノマスクを配ることさえろくにできやしていません。




また、後述しますが、家賃支援法案を主張した野党を無視しましたし、10万円給付は与党より先に野党が主張していました。安倍政権の対応は遅いにもほどがあります。


3.野党は入国制限反対どころか「遅い!」と怒っていた


>>野党のコロナ対策。
>>・入国規制に「差別だ!」と反対。

これも嘘。入国制限の際の記事を見てみましょう。
 新型コロナウイルスへの対応で政府が中国、韓国からの入国制限強化を決めたことに対し、主要野党から6日、既に市中感染が広がりつつある現状を踏まえて「圧倒的に遅い」(立憲民主党の長妻昭代表代行)などと一斉に疑問の声が上がった。長妻氏は取材に「他国が中国からの入国を規制した時に日本もやるべきだった」と指摘。国民民主党の舟山康江参院国対委員長も記者会見で「水際対策は初期にこそ有効だ」と批判した。共産党の田村智子政策委員長は韓国から抗議されたことに触れ、「水際対策強化が求められている時なのか」と述べた。(『時事ドットコム』3月6日
「アメリカを始め早い段階で中国全土からの渡航制限を決めている中、日本は武漢、湖北省、浙江省と限定した地域からの入国制限のみ」と、初動からこれまでの政府の対応遅れを指摘。「来日が延期された習近平国家主席への配慮があったのか」と皮肉り、「安倍総理の判断は後手後手すぎます」と断じた。(『デイリー』3月6日
むしろ、入国規制に反対どころか、「遅すぎる」「習近平の来日のために中国からの規制をしてなかったんじゃないか」と批判しています。黒瀬の言ってることは完全にデタラメ。


たしかに、「なんで中国と韓国なのか」とは言っていますが、それはWHOが当時『非常に懸念』とした国は日本、韓国、イタリア、イランで、しかも安倍が専門家会議に諮っていなかったからです。


入国規制に「差別だ!」と反対した野党って、黒瀬の脳内以外にいたんですかね? むしろ「入国制限が遅い!」って怒ってるのに、黒瀬の脳内ではどうして「野党が入国制限に反対した」なんてことになっているのやら。本当にこいつは自分の脳内世界だけで生きていて、実際の報道なんか何一つ見ないんですね。

4.「桜」は安倍内閣が原因。しかも緊急事態宣言中の検察庁法強硬は擁護


>>・森友、桜で貴重な時間を空費。


森友は今回やってないし、桜を見る会もやっていたのは1月~2月。第一、安倍政権がホテルとの契約書や、招待者の名簿を出していれば、1日2日で終わっていたもの。それを、いつまでもホテルの契約書も出さず、名簿を破棄し、バックアップの復元も拒み、「バックアップは公文書ではない」と意味不明な主張をして逃げ、挙句の果てに「募っていたが募集していない」という意味不明な発言まで飛び出すほど。



そもそも安倍政権でなければ、「森友学園問題」や「桜を見る会問題」みたいなものは起きていなかったわけですし、本当に潔白なら、契約書の提示とバックアップの復元をすれば、すぐにでも終わっていたことです。この問題を引き起こしたのみならず、いつまでも嘘と詭弁で逃げていた安倍政権に100%の責任があります。


そして、「野党が桜を見る会で貴重な時間を空費」と非難しながら、緊急事態宣言のさなかに検察官の定年延長を強行しようとした自民党のことは一切悪く言わない。それどころか、繰り返し検察庁法改正案の正当性を主張していました。



ここまでご都合主義ができる人間がいるんですねえ。呆れて開いた口がふさがりません。

5.野党が主張していた現金給付を与党の手柄にする卑怯すぎるデマ


そして、何よりも信じがたい嘘がこれ。


>>・4月に入ってから便乗するように現金給付を主張。


本当に、ここまで信じがたい大嘘をよくもまあ言えたものですね。黒瀬深以上の恥知らずの大嘘付きって、日本中探してもそうそういないと思います。


皆さんはご存じと思いますが、自民党はもともと「和牛商品券」だの言って、現金給付を渋っていました。



現金給付が受けられるのは、ごく限られた世帯のみになる予定でした。

 

3月24日の閣議後の記者会見でも、麻生太郎は「現金給付より消費券のほうが効果的」と言って、国民一律の現金給付に反対し、商品券の配布を主張しています。

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『日テレニュース24』、3月24日

4月1日の国会でも、麻生太郎は国民一律の現金給付に反対しています。
麻生太郎財務相は1日の参院決算委員会で(略)「必要なところにまとめて(給付する)という方が、より効果がある」と語り、収入が減少した個人や世帯などに絞る考えを強調した。時事ドットコム4月1日
一方、野党は自民党よりもはるかに早く、国民1人当たり10万円給付を主張していました。例えば、国民民主の玉木雄一郎は、3月13日に10万円給付を主張しています。

4月2日には、立憲民主や国民民主など野党統一会派が、10万円給付を主張しています。

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立憲民主党や国民民主党などの野党統一会派は2日、新型コロナウイルス感染拡大に対応する緊急対策をまとめ、政府・与党に提言した。すべての国民に対する1人あたり10万円以上の現金給付のほか、政府のイベント自粛要請などに伴う中小事業者の減収補塡(ほてん)などを柱にしている。(朝日新聞4月2日
与党はこの提言から10日以上経っても、10万円給付に反対でした。
政府は「マグニチュードに見合うだけ」(安倍晋三首相)の108兆円規模の緊急経済対策を打ち出し、収入が減った世帯への30万円の現金給付などを実施する。ただ、野党は対象範囲の線引きやスピード感に問題があるなどとして「国民1人あたり10万円」の一律支給を求めている。産経新聞4月13日
結局、自民党がお肉券だの一部世帯だけの30万円給付だのを撤回し、国民一律の10万円給付になったのは、4月16日のことです。野党の提言から2週間も経過していました。


つまり、黒瀬深は「野党が自民党に便乗して、4月に入ってから現金給付を主張」したと言っていますが、実際は真逆で、「自民党が野党に便乗して、4月の半ばに入ってから現金給付を主張」したのです。国民民主や立憲民主が政権に就いていたら、遅くとも4月、早ければ3月に10万円の現金給付が始まっていたでしょう。それをダラダラと遅らせたのが安倍政権です。


なんで現金10万円給付を安倍政権の手柄のように言えるのでしょう。黒瀬深の嘘つきぶりには呆れて開いた口がふさがりません。

6.消費減税も家賃支援も無視する遅すぎる無能内閣 


また、野党は消費減税を主張していましたが、安倍内閣は全くやる気がありません。自民党が与党でなければ、消費減税も行われていたかもしれませんね。


さらに、野党は4月28日に家賃支援の法案を提出。しかし、自民党はこれを無視。審議されておりません。



そして、自民党が家賃支援のための初会合を開いたのが、野党が法案を提出した2日後の4月30日。野党は既に法案を提出しているのに、自民はそのあとになってようやく会合。何たる無能なんでしょうかね。




嘘しかつかない黒瀬深


>>これでも安倍内閣を倒しますか?


はい。


疑いようもなく、戦後最低最悪の政権です。


安倍政権を讃えるためならどんな出鱈目な嘘でも平然と吐く黒瀬深。どこどうやれば、ここまで平然と嘘がはけるのか全く分かりませんが、もはや彼の安倍政権の讃え方は、教祖を崇める信者のそれと全く同じだと言ってよいでしょう。


そして、この黒瀬深は、デマを指摘しただけで、即ブロックしてきます。ツイッターアカウントをお持ちの方は、「バカ」とか「アホ」とか一切なしで、「この10万円給付は野党が先に主張していたことに後から自民が便乗したのだ」と、正しい情報を、情報ソース付きで黒瀬のツイッターにツイートしてみてください。即ブロックされますから。


どんな思想を持っていようが、ここまで平然と嘘を吐き、デマの指摘は一切受け付けない黒瀬深のような人間だけは、死んでも信頼してはいけません。

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