<ざっくり言うと>
- Share News Japanの「レバノン爆発の硝酸アンモニウムは2015年に韓国から輸入されたもの」というのはデマ
- 元ネタの記事は、「レバノン爆発の原因は硝酸アンモニウム」「インドの港にも硝酸アンモニウムが大量に保管されている」「インドの港の硝酸アンモニウムは2015年の韓国からの輸入品」というものであり、「レバノン爆発の原因が韓国から輸入された硝酸アンモニウム」というものではない。
- デマサイトShare News Japanを信じてはいけない。
レバノンでの大規模爆発に対し、デマサイトShare News Japanがまたもやデマを吐いています。
レバノン爆発の原因物質は2015年に韓国から輸入した硝酸アンモニウム https://t.co/jH2HYbHmfQ
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) August 8, 2020
「レバノン爆発の原因物質は2015年に韓国から輸入した硝酸アンモニウム」として、AFP通信の記事が引用されていますが、これはデマです。実際のAFP通信の記事はこちら。
【8月8日 AFP】インド当局によると、レバノンでの大規模爆発の原因となった硝酸アンモニウム約700トンが、印南部チェンナイ(Chennai)の港に保管されていることが分かった。2015年に韓国から輸入されたものだという。ちゃんと読めばわかりますが、
(略)
この事故を受け、インド当局は国内の港に保管されている危険物質について調査を命令。チェンナイに690トンの硝酸アンモニウムが保管されていることが分かった。コンテナ37個に保管されているこの硝酸アンモニウムは、2015年にインド企業が肥料用として韓国から輸入したものの、実際は爆発物用だったことが判明し、押収された。
- レバノン爆発の原因は硝酸アンモニウム
- インドのチェンナイの港にも硝酸アンモニウムが大量に保管されている。
- チェンナイに保管されている者は韓国からの輸入品
記事が少々わかりづらいのは確かですが、Share News Japanが日本語もまともに読む力がないデマサイトであるという点は確かですね。
レバノンの爆発を引き起こした硝酸アンモニウムがどこで生産されたものか、本当の情報は残念ながら今のところ見つけられませんでした。もしもご存じの方がいたらお教えください。
硝酸アンモニウムは元々危険物であり、過去にも何度か大規模な爆発事故が起きています。常識的に考えれば問題はどこの国からの輸入品かではなく、管理の仕方のはずなんですが、嫌韓カルトたちは「韓国」とつけば何でもいいんでしょう。
ネットを使うなら、最低限Share News Japanのようなデマサイトに騙されない程度のネットリテラシーを身に着けるべきでしょう。
Share News Japanは悪質なデマサイトです。Share News Japanにも、Share News Japanを鵜呑みにする奴にも、騙されないように気をつけてください。
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コメント
https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2020/08/10/110000
そうだとしても韓国を叩くのは筋違いですが