今回は、愛国カルトにかかわらず、嘘つきに騙されないための重要なポイントをご紹介します。「確証バイアス」です。

確証バイアスとは、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象wiki)のことです。

例えば、迷信深い人が、黒猫を見たとします。その日何か不幸なことがあったら、「黒猫を見たせいだ」と思い込んでしまうようなものが確証バイアスです。実際には黒猫を見ても不幸な目に合わなかった日や、黒猫を見てないのに不幸な目にあった日もあるはずなのですが、「黒猫」=「不幸」という概念が頭にあると、それを補強する情報ばかりが心に残ってしまうわけです。

黒猫程度なら大したことはありませんが、これが人種なんかになると、「偏見」や「差別」と呼ばれるようになります。例えば黒人が逮捕されると、白人も同じように逮捕されていても、「やっぱり黒人は怖い」と思ってしまうようなものですね。

愛国カルトの確証バイアスで多いものの一つは、外国人に対する確証バイアスです。特に激しいのが在日韓国朝鮮人に対する確証バイアスで、「凶悪犯罪の殆どは在日韓国朝鮮人によるもの」と思い込んでいる人も世の中にはいるのです。

【確証バイアスに気を付けろ:在日の凶悪犯罪は本当に多いのか】の続きを読む