センター試験の外国語で韓国朝鮮語(以下韓国語)が実施されていることを「在日特権」とか「在日優遇」とか言う人がいますが、それは完全にただの言いがかり以外の何物でもないことは、既に2度に渡り述べてきました(1,2)。ここに追加データを紹介します。
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==大学での外国語教育現状==
大学での外国語授業の実施数です。文科省が出した「大学における教育内容等の改革状況等について」の最新版(平成23年)のデータはこうなっています。

(↑文科省発表)
見ての通り、学部段階における外国語教育は、英語(724校)、中国語(620校)、フランス語(517校)、ドイツ語(506校)に次いで、韓国語(451校)が多く、6位のスペイン語(237校)に倍近い差をつけています。
次に、国立大学だけを見てみましょう。現在国立大学は日本に86校あり、この表は大学院大学4校を除いた82校が調査対象です。見ての通り英語は82校全てで、ドイツ語と中国語は80校で、フランス語は77校で行われており、韓国語は65校で実施されています。これも全体の5位であり、国立大学の4分の3で韓国語の授業が行われています。
公立大学は日本に82あり、調査対象はそのうち80校。英語は76校で、中国語は60校。フランス語は51校。ドイツ語は50校。韓国語は46校。これも5位であり、公立大学の過半数が韓国朝鮮語の授業を実施しています。
国立、公立、私立、いずれの大学でも英語、中国語、ドイツ語、フランス語に次いで韓国語が多く開講されています。
ちなみにこの傾向は今に始まったものではありません。センター試験での韓国語の導入は平成14年からですが、その前年の平成13年時点で既にほぼ同じ状況が出来上がっています。(国立大のみロシア語に次いで6位)

(↑平成13年度時点の調査。文科省発表)
なお、実際の履修者数のデータが文科省HPを見ても見つからないので、もしわかる方がいらっしゃいましたら教えてください。
==高校での外国語教育現状==
高校での授業実施数が多いことは既に前回の記事で示した通りです。

(↑文科省発表の高校での英語以外の授業開設数)
センター試験に韓国語が導入された時点で、既に163校で韓国語が実施され、英語・中国語・フランス語に次ぐ4位。最新平成23年では318校で、フランス語を抜いて、英語・中国語に次いで3位です。
実際の履修者数のデータもありますのでご紹介します。

(参照)
中国語22,061人
韓国語11,441人
フランス語8,959人
ドイツ語3,348人
授業開設校数でも履修者数でも、韓国語はフランス語を抜き、英語、中国語に次ぐ第3位です。
つまり、韓国語は高校での授業実施数でも履修者数でも、大学での授業実施数でも、英語・中国語につぐ第3位です(2005年)。フランス語やドイツ語より多い。
センター試験は、日本の高校生が日本の大学に進むために受ける試験です。そこで、日本の高校と日本の大学で履修者数が多い英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語が採用されて何もおかしくありません。
これを在日特権だの在日優遇だの言う人たちは、何のデータも見ないで、脳内だけで「日本人差別」を妄想しているに過ぎないのです。
「在日韓国人は『差別されている』と主張することで不当な要求している」と言う人がいます。ところが、この少なくともセンター試験に関しては、これに反対している人は、まさに「『日本人が差別されている』と妄想して反知性的な要求をしている」のです。

↑何の根拠もなくデータもなく「日本人差別だ」と言って韓国語撤廃の
署名を募るサイト。「差別されている」という妄想に基づいた虚言。
こういうデータを見ても、無理にでも在日優遇にしてしまう人もいます。

↑何の根拠もなく、韓国語採用が在日による利益誘導だと妄想する人

↑日本での韓国語学習者数を無理にでも少ないことにしたい人

↑300以上の高校で韓国語授業が解説されていることを知っても、それでも「授業があっても実際に韓国語を選択している人は少ない」「在日のための授業」「日本人で選択している人は将棋クラブ感覚」と妄想をぶちまけ、授業もセンターも「要は在日のため」と結論づける人。
「韓国語を選択している人は将棋クラブ感覚」なんて、韓国語選択者と将棋クラブ部員の両方に対する侮辱ですね。将棋クラブなめるな。
さらに、中にはこんなデタラメな大嘘を恥ずかしげもなくつける人も!

(参照)
>>医学部には在日枠があり
>>司法試験にも在日枠があり
>>東大にも在日枠がある
あるわけねえ!!!!
完全な捏造。なんでこんな大嘘をつけるのか、神経を疑います。
嘘つき病にかかっているんじゃないかと思えるほどです。
根拠を聞いても、「(医学部の在日枠は)医学部の人しか知らないよ」などと言うのっです。彼によれば、医学部受験や司法試験では、在日は別室受験になるんだとか。全くもって話にならない。妄想もここまで来たかという感じです。
絶対にそんな在日枠などないと命をかけて断言できます。
もしも医学部、司法試験、東大受験に在日枠が実際に存在するならば、エンパイアステートビルから飛び降りてみせます。
結局のところ、この根底にあるのは人種偏見でしょうね。「日本人差別」を主張しながら、その実その主張は外国人差別に基づいたものだと言えます。
韓国は嫌いだ、在日は嫌いだ、韓国語も嫌いだ、韓国語なんて必要ない、在日に得させてなるものか。
そういう意識が客観的事実やデータから目を背けさせ、「日本人差別だ」という妄想に至らせるのです。
時にこういう妄想や偏見は更なる偏見を生みます。将棋クラブまで偏見の目が向いたり、ありもしない医学部や司法試験、東大の在日枠を捏造したり。
差別だ何だと想像力を働かせる前に、客観的データを見ましょう。小説家や漫画家になるつもりじゃないなら、大切なのは想像力よりまず現実の客観的データを見ることです。そして、そのデータを妄想で歪めない。
データの裏を読むことは大切ですが、根拠のない裏の読み方はただの妄想です。
ネットには妄言・虚言・デマ・嘘・造説あふれています。しかし同時に文科省の統計のような客観的データも手に入りやすくなっています。
ネットのデマに身をゆだねて偏見の海に溺れるか、ネットで客観的データを手に入れて現実の大地を踏みしめるか。あなた次第です。

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==大学での外国語教育現状==
大学での外国語授業の実施数です。文科省が出した「大学における教育内容等の改革状況等について」の最新版(平成23年)のデータはこうなっています。

(↑文科省発表)
見ての通り、学部段階における外国語教育は、英語(724校)、中国語(620校)、フランス語(517校)、ドイツ語(506校)に次いで、韓国語(451校)が多く、6位のスペイン語(237校)に倍近い差をつけています。
次に、国立大学だけを見てみましょう。現在国立大学は日本に86校あり、この表は大学院大学4校を除いた82校が調査対象です。見ての通り英語は82校全てで、ドイツ語と中国語は80校で、フランス語は77校で行われており、韓国語は65校で実施されています。これも全体の5位であり、国立大学の4分の3で韓国語の授業が行われています。
公立大学は日本に82あり、調査対象はそのうち80校。英語は76校で、中国語は60校。フランス語は51校。ドイツ語は50校。韓国語は46校。これも5位であり、公立大学の過半数が韓国朝鮮語の授業を実施しています。
国立、公立、私立、いずれの大学でも英語、中国語、ドイツ語、フランス語に次いで韓国語が多く開講されています。
ちなみにこの傾向は今に始まったものではありません。センター試験での韓国語の導入は平成14年からですが、その前年の平成13年時点で既にほぼ同じ状況が出来上がっています。(国立大のみロシア語に次いで6位)

(↑平成13年度時点の調査。文科省発表)
なお、実際の履修者数のデータが文科省HPを見ても見つからないので、もしわかる方がいらっしゃいましたら教えてください。
==高校での外国語教育現状==
高校での授業実施数が多いことは既に前回の記事で示した通りです。

(↑文科省発表の高校での英語以外の授業開設数)
センター試験に韓国語が導入された時点で、既に163校で韓国語が実施され、英語・中国語・フランス語に次ぐ4位。最新平成23年では318校で、フランス語を抜いて、英語・中国語に次いで3位です。
実際の履修者数のデータもありますのでご紹介します。

(参照)
中国語22,061人
韓国語11,441人
フランス語8,959人
ドイツ語3,348人
授業開設校数でも履修者数でも、韓国語はフランス語を抜き、英語、中国語に次ぐ第3位です。
つまり、韓国語は高校での授業実施数でも履修者数でも、大学での授業実施数でも、英語・中国語につぐ第3位です(2005年)。フランス語やドイツ語より多い。
センター試験は、日本の高校生が日本の大学に進むために受ける試験です。そこで、日本の高校と日本の大学で履修者数が多い英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語が採用されて何もおかしくありません。
これを在日特権だの在日優遇だの言う人たちは、何のデータも見ないで、脳内だけで「日本人差別」を妄想しているに過ぎないのです。
「在日韓国人は『差別されている』と主張することで不当な要求している」と言う人がいます。ところが、この少なくともセンター試験に関しては、これに反対している人は、まさに「『日本人が差別されている』と妄想して反知性的な要求をしている」のです。

↑何の根拠もなくデータもなく「日本人差別だ」と言って韓国語撤廃の
署名を募るサイト。「差別されている」という妄想に基づいた虚言。
こういうデータを見ても、無理にでも在日優遇にしてしまう人もいます。

↑何の根拠もなく、韓国語採用が在日による利益誘導だと妄想する人

↑日本での韓国語学習者数を無理にでも少ないことにしたい人

↑300以上の高校で韓国語授業が解説されていることを知っても、それでも「授業があっても実際に韓国語を選択している人は少ない」「在日のための授業」「日本人で選択している人は将棋クラブ感覚」と妄想をぶちまけ、授業もセンターも「要は在日のため」と結論づける人。
「韓国語を選択している人は将棋クラブ感覚」なんて、韓国語選択者と将棋クラブ部員の両方に対する侮辱ですね。将棋クラブなめるな。
さらに、中にはこんなデタラメな大嘘を恥ずかしげもなくつける人も!

(参照)
>>医学部には在日枠があり
>>司法試験にも在日枠があり
>>東大にも在日枠がある
あるわけねえ!!!!
完全な捏造。なんでこんな大嘘をつけるのか、神経を疑います。
嘘つき病にかかっているんじゃないかと思えるほどです。
根拠を聞いても、「(医学部の在日枠は)医学部の人しか知らないよ」などと言うのっです。彼によれば、医学部受験や司法試験では、在日は別室受験になるんだとか。全くもって話にならない。妄想もここまで来たかという感じです。
絶対にそんな在日枠などないと命をかけて断言できます。
もしも医学部、司法試験、東大受験に在日枠が実際に存在するならば、エンパイアステートビルから飛び降りてみせます。
結局のところ、この根底にあるのは人種偏見でしょうね。「日本人差別」を主張しながら、その実その主張は外国人差別に基づいたものだと言えます。
韓国は嫌いだ、在日は嫌いだ、韓国語も嫌いだ、韓国語なんて必要ない、在日に得させてなるものか。
そういう意識が客観的事実やデータから目を背けさせ、「日本人差別だ」という妄想に至らせるのです。
時にこういう妄想や偏見は更なる偏見を生みます。将棋クラブまで偏見の目が向いたり、ありもしない医学部や司法試験、東大の在日枠を捏造したり。
差別だ何だと想像力を働かせる前に、客観的データを見ましょう。小説家や漫画家になるつもりじゃないなら、大切なのは想像力よりまず現実の客観的データを見ることです。そして、そのデータを妄想で歪めない。
データの裏を読むことは大切ですが、根拠のない裏の読み方はただの妄想です。
ネットには妄言・虚言・デマ・嘘・造説あふれています。しかし同時に文科省の統計のような客観的データも手に入りやすくなっています。
ネットのデマに身をゆだねて偏見の海に溺れるか、ネットで客観的データを手に入れて現実の大地を踏みしめるか。あなた次第です。


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コメント
絶対に日本からすべて排除しなければなりません!!!
日本人は平和ボケすぎて、もう手遅れ手前ですよ!!!
このままちょんにのみこまれて、おしまいとなりますよ!!!
怒れよ日本人!!!
1.79.79.246
こういう人間こそ日本から排除されてほしいですね。
無能で無力な人種よりも、有能で力ある人種にまかせた方がいいと私は思うね。
とそれはそれで管理人さん、とんでもないニュースを拾ってきました。
http://www.nikkansports.com/general/news/1705919.html
もう終身独裁を狙ってるとしか思えないのですが。
中華人民共和国主席ですら5年の任期があるのに・・・