世の中にはデマを平気でつける不思議な人がいます。そういう人たちは、デマを指摘されてもデマだと認めず、現実を捻じ曲げてでも自分の世界に執着します。オウム真理教のようなカルト宗教では、周囲がいかにおかしいと指摘しても、信者は耳を貸そうとせず、逆に「我々を敵視するのは、我々の教えが本物だから恐れているんだ」という妄想に逃げ込みます


そんな特徴があるからこそ、私は彼らを「愛国カルト」と呼んでいるわけなんですが、「これぞカルトだ!」というものをご覧いただきたいと思います。


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参照

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この「在日朝鮮人の生活保護予算が2兆3000億円」とか「64万人中46万人が無職」とかはけっこう広まってる有名なデマなんですが、これが大嘘であることは以前検証しました。詳しくはこちらこちらを読んでいただきたいですが、2011年の在日朝鮮人の生活保護世帯は28,796世帯。これで2兆3000億円もらうためには一世帯当たり8000万円もらってないといけません。あるわけないですね(笑) 実際には生活保護全受給世帯における朝鮮人世帯は全体の約2%。金額にすると合計700億円くらいと推計できます。30倍も違いますね。


しかし、このTakamatsu1119氏はそのことを指摘されても何の反省もしません。


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>>数字、金銭的な少しの違いは余り問題ない!



問題あるわ!!


30倍も数字の違いがあって「問題ない」とは呆れてしまいます。じゃあ、5万円のはずの家賃を150万円請求されても「問題ない」っていって払うんですかね、この人は?


それを私が指摘しても、全く反省の色を見せません。

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「700億円ならいい」なんて私は一言も言っていないのに、このTakamatsu氏は日本語が理解できないらしいです。だったら「700億円も朝鮮人の生活保護に生活保護が使われている」と言って問題提起すればよく、「2兆3000億円」なんて大嘘をつく必要はないのです。こういう風に話をすり替えたりはぐらかしたりするのも愛国カルトの特徴の一つです。


私がどんなに数字の間違いを指摘しても、カルトはそれでも自分の妄想にしがみつきます。

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「諸説ある」なんて言っていますが、もちろん諸説などありません。総務省のHPに明確なデータが存在しており、その数字が「28,796世帯」なのです。政府の統計さえ信じようとせず、自分に都合のいいものは無批判に受け入れるあたりがまさに「カルト」なのです。


さらに彼は妄想を募らせます。

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ここでも事実誤認があり、実際に最高裁が示したのは「生活保護法は外国人を対象としていない」という判決であり、外国人に生活保護を支給していることに違法判決を下したのではありません(参照)。


まあ、そこはともかくとして、彼は朝鮮人が「生活保護で反日活動」をしていると言っています。さてはて、どこにどんな人がいるのでしょう? 具体的に誰なのでしょう? 生活保護を受けて反日活動をしている朝鮮人なんてニュースが報道されたことがいまだかつてあったでしょうか? そこで、具体的に誰のことかと聞くと、彼はこんな風に答えました。

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妄想炸裂! 


完全な捏造ですね。何の根拠もなく、「朝鮮人は反日活動をしているものだ」という脳内イメージだけを根拠にした朝鮮人批判。愛国カルトにはこの手のことをする人が多々いるのです。


彼はその後もこのツイートを消すことはありませんでした。私が再度この数字がデマであることを指摘すると、彼は私を総連や民団の、それも幹部だと言ってきました。彼の中では総連や民団は何をする組織だということになっているんだろう…。そしてなおも「数字の小さな間違いぐらい」構わないと言い続けるのです。30倍の違いを「小さな間違い」とは言わんだろ。


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そして、最終的に彼はこう言い放ったのです。

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参照

「デマでもOK!」


ついに本音が出ました。


韓国朝鮮人を誹謗中傷できるのであれば、デマでも構わない。目的は不正や誤りを正すことではなく、相手を叩くことなのです。しかも「捏造する奴らに言われたくない」と言いながら、自分の「2兆3000億円」という捏造は構わないという矛盾。


以前紹介しました山際澄人という元産経新聞NY支局長は、かつて台湾の反政府デモで、自分に都合のいい情報についてこういいました。

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参照

「デマでもいいです」


元産経新聞NY支局長による、真実を追い求めるジャーナリストにふさわしい、素晴らしい名言ですね。


これが愛国カルトの本音です。彼らは真実などどうでもいいのです。ただ自分が嫌いな奴を悪く言って溜飲を下げることができればそれでいいのです。


これまでこのブログでは100以上ものデマを取り上げてきましたが、デマがはびこる理由は、自分に都合がよければ「デマでもいい」という人の心にあるのでしょう。


私が行うデマの指摘を「揚げ足取り」だと避難する愛国カルトは大勢いました。しかし、「揚げ足取り」とは「相手の些細な失敗や言葉じりに付け込んで、相手を責め立てること」(参照)です。デマは「些細な失敗や言葉じり」ではなく、意図的な捏造です。主張の根拠が根本から崩れるはずなのですが、それでもそれを「揚げ足取り」だというのは、「愛国(だと彼らが思っている行為)」や「反日(だと彼らが思っている)奴らを叩く」という目的のためなら、その根拠などどうでもいいのでしょう。根拠から結論を導いているのではなく、結論ありきで跡付けで根拠をつけたしているだけなのです。


しかし、本来は間違った情報からは間違った結論しか生まれません。ましてデマだとわかっていながらそれを許容する者の口からは、間違った結論以外は決して生まれてこないでしょう。

==愛国カルトに騙されないための心得==
1.デマを信じてはいけない。


2.「デマでもいい」と言う人を信じてはいけない。
  「デマでもいい」と言う山際澄夫を信じてはいけない。


3.自分に都合のいいデータほど
  信じることに慎重にならなければならない。

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