自民党関連はもうやめにしたつもりだったのですが、元自民党衆議院議員の渡部篤という人がとても面白いことを言っていたので紹介したいと思います。

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本人のツイッター
 

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>>日本はシナと北鮮、旧ソ連のスパイ天国である。

だとしたら明らかにずっと政権を担ってきた自民党の責任ですね。

>>メディアは、シナ共産党に籠絡されている。

漫画家の小林よしのり氏も、自民党について「ネトウヨがバッジをつけているだけ」と痛烈に批判していました(BLOGOS参照)が、この発言もなかなかですね。

果たして中国共産党に籠絡されている日本のメディアとはどこなのでしょう? 私は中国共産党に友好的な報道を見たことがないのですが。それどころかどの報道を見ても、いかに南沙諸島で中国が酷い主張をしているか、尖閣諸島の主張が歴史的におかしいか、国内で腐敗が蔓延しているか、散々伝えられているように思うのですが。

この人は集団的自衛権について繰り返しツイートしていたのですが、もしかして集団的自衛権に反対すると「中国共産党に籠絡されている」ことになるのでしょうか? 以前そう主張していた愛国カルトがいましたが(こちら参照)、もしかしてこの自民党の方もそう言いたいんでしょうか?

>>彼らは、自民党の代議士や、官僚にまで手を伸ばしている。

「彼ら」というのは中国共産党か、中国共産党に「籠絡」されたメディアのことでしょうが、自民党の代議士はその彼らに手を伸ばされているらしいです。自民党は中国共産党に籠絡されているようです。だとしたらとても政治を安心して任せていられないんですが。

>>民主主義国家は全体主義国家に弱い。

これは何を言いたいのかわかりません。まさか強くなるために全体主義国家になろうと言いたいのではないと思いますが、民主主義国家が全体主義国家に弱いなら、全体主義国家に「籠絡」されないためなら民主主義を弱めるしかないことになってしまいます。

渡部氏は現在では衆議院議員を引退し、自民党員でもないそうなので、発言は完全に自由なわけですが、このような人が「自民党感じ悪いよね」というイメージを強化しているように思います。自民党を応援しているつもりなのでしょうが、どういう発言が「自民党感じ悪いよね」というイメージを呼び起こすのか理解できていないように思います。石破氏が見たら嫌がるでしょうね。

彼は「大日本帝国憲法復活」という意見をリツイートしたり、ニュース番組を「左翼偏向メディア」と呼んだり、その「左翼偏向メディア」が中国や北朝鮮を批判しないなどデタラメなことを言っています。(彼が「左翼偏向メディア」と呼ぶ「報道ステーション」も中国の海洋進出や北朝鮮の様々な行動に対しては批判しています)

「真正保守」を名乗っていますが、彼のような人物が真正保守を名乗るのは、保守派の人たちに実に失礼なのでやめてもらいたいものです。

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