五輪のエンブレムとサントリーのバッグのデザインの問題で渦中の佐野研二郎氏。佐野氏はバッグのデザインについて、デザイナーが他者の作品をトレースしたことを認め、謝罪しました。これを見て私は、「韓国のパクリばかり言う連中が多いけど、どこも似たようなもんなんだな」という感想を持ったのですが、「これで愛国カルトも『パクリ韓国』みたいに言いづらくなるかな」と思っていたら、実際の愛国カルトたちの反応は違いました。

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本人のツイート

 
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>>佐野研二郎が
>>デザインのパクリを認めたみたいだけど、
>>スタッフに責任転嫁してるんやなあ。
>>日本人って部下とかの
>>弱者への責任擦り付けを最も嫌うから、
>>更に炎上するのは本能的に分かるはずなんだけど、
>>ひょっとして佐野氏は日本人じゃないから
>>そんな常識も分からないのかな(笑)


部下に責任の擦り付けをする日本人なんていくらでもいると思うんですが、そんなことは考えず、自分の中の理想的日本人に当てはまるかどうかで他者が日本人かどうかを判別し、「佐野氏は日本人じゃないのではないか」と疑問を呈する@cornwallcapital氏

「弱者への責任擦り付けを最も嫌う」と言いながら、自分は佐野氏を「日本人」 カテゴリーから外すことで、外国人へ責任擦り付けを行っています。当然彼を批判するリプライもいくつも寄せられているわけでして、こんなツイートをすれば非難されるのは本能的にわかるはずなんだけど(笑)。

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さて、佐野氏を「日本人じゃない」ことにして、自分の中の理想化された日本人像を貫きたい@cornwallcapital氏。彼は佐野氏をどこの国の人間と考えたのかを明らかにしていませんが、彼のツイートのリプライはこんな感じでした。

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佐野研二郎氏、在日認定される。

私なんかは、「日本でもこういうことあるんだなあ」とか「五輪にケチがついて日本人として残念だなあ」とか、そんな感じのことを思ったわけですが、愛国カルトたちは一味違い、「こんなやつが日本人のはずがない」となるわけです。まさにマイノリティへの責任擦り付けが行われているわけで、@cornwallcapital氏の理論に基づくと、彼らこそ日本人じゃなくなりますね(笑)。

流石に佐野氏を在日認定するような人は、愛国カルトの中でも一握りだとは思うのですが、自分の勝手なイメージで、他人を特定のカテゴリーにいれたり外したりしないようにしてほしいし、自分でそのようなことをしないよう気をつけたいものです。

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