憲法53条には「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」と書かれています。しかし、野党が臨時国会開催を求めているにもかかわらず、与党が応じず、その対応が憲法違反ではないか、と指摘されています参照

さて、このことについて、このブログで何度も大嘘つきとして取り上げている井上太郎が、こんな発言をしていました。

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本人のツイート

井上太郎は、「国会改修中だから、臨時国会は開催できない。それを知りながら国会開催を求めて自民に恥をかかせようとする民主党は卑怯だ」と述べています。それでこれが839リツイートもされていますね。

しかし、そうであれば、自民党がそのように反論しているはずですよね。果たして、井上太郎の指摘は本当でしょうか?

(※余談ですが、「姑息」とは「その場しのぎ」という意味であり、「卑怯」という意味はありません。このへんも井上太郎らしいですね)

結論から言いますと、いつも通り大嘘です
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井上太郎の言うことなので、もちろんデマだろうと簡単に予想がつくわけですが、一応確かめてみました。今回は衆議院の広報課に電話してみました。

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↑こちらに電話しました

そうしたら、このようなお話をいただきました。

1.国会修繕中であるのは事実だが、国会閉会中に毎年やっていることである
(つまり、井上太郎の言う「大規模リニューアル」というのはデマ)

2.修繕は国会の会期に影響のでないように行われる。

もし修繕中に国会を使う必要が生じれば、工事を早めたり、中断したり、工事をしていない部屋を使ったりする、ということでした。

そして、肝心かなめのところについては、このようにはっきりと答えをもらいました。

「国会修繕中だから臨時国会が開けない、なんてことは
絶対にありえない


井上太郎の言うことがデマであることは完全に裏が取れました。

まさに井上太郎は、読者が知らないと思い野党を貶める戦術を行っているわけで、こんなことではやはり井上太郎は駄目ですね。

こんな井上太郎のツイートに騙されてコメントする人たちや、リツイートする人たちも、自分で調べるって事を少しは学んだほうがいいですね。

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そして、こんな井上太郎のツイートをもとに記事を作成してしまう「中国韓国在日崩壊ニュース」などは、もうどうしようもなくダメダメですね。さらに、こんな記事を拡散する人たちがいるのも、実に信じがたいことです。彼らは学校で、自分の頭で考える、ということを学ばなかったのでしょうか?

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↑相変わらず頭の悪いうえに卑劣な記事を作成する「中国韓国在日崩壊ニュース」

井上太郎は自分のブログで「ネットワークを駆使して入手したいろんな情報をお届けします」と述べ、井上太郎をバックアップしている青林堂は、井上太郎の本に「検察か?公安か?内調か?」などと煽り文をつけて、あたかも井上太郎が凄い情報ネットワークを持って裏情報を入手しているかのように宣伝していますが、衆議院広報に電話をかければ入手できる程度の情報も入手できない井上太郎に、情報ネットワークなど全くありません。あるのはせいぜいネットだけでしょう。電話さえないようです。

この一件だけでも、井上太郎やその支持者たちが、全く信用のできない人間であるということがわかると思います。こんな人たちを信じてはいけませんし、信じている人たちには、井上太郎の間違いを指摘して、信じないよう教えてあげてほしいと思います。

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