5月21日、東京小金井市でアイドルの冨田真由さんがストーカーに刺されるという事件が発生し、24日現在、冨田さんは意識不明の重体が続いています。心より回復をお祈りします。

しかし、こんな状況も、カルトは差別に利用するのです。案の定犯人が在日認定されました。

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現在のところ、犯人は住居、職業ともに不詳の自称岩埼友宏容疑者と伝えられいます。どこにも国籍等の情報は見られませんが、それでもいつも通りカルトによる在日認定が行われました。

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↑特に卑劣な差別扇動デマサイトとして悪名高いサイト)

一体何を根拠にしているのかと思ったら、これが驚くべきことに、ツイッターの書き込みが左翼っぽい」というものでした。


そもそも左翼と在日は全く別の存在なのですが、その「左翼っぽい」ツイートを見てみると、全然左翼っぽくないのです。以下、このサイトで取り上げられていた岩埼容疑者のツイッターです。

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「左翼っぽい」という根拠は、「幼稚園落ちた日本死ね」に言及しているだけです。その後は単にコンプレックス丸出しの、富裕層への妬みや、他人の不幸を喜ぶ姿を見せているだけ。別に左翼でも何でもないでしょ、これ。

ところが、カルトはこのように反応します。

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どこどうやれば、アイドルオタクがストーカー化してアイドルを刺したことが、「パヨクが『日本死ね』を実行」したことになるんでしょうね。彼らは言いがかりさえつけられれば、何でもいいのでしょう。

さらに、「左翼」までならまだしも、それがなぜか在日朝鮮人認定に繋がるのです。もう論理性の欠片もありません。

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「無関係の一般人にレッテル貼りつけて擦り付ける」なんて、まさに彼らがやっていることですね。無関係の在日朝鮮人に犯罪者集団のレッテルを貼りつけているのはどこの誰でしょう。

彼らはとにかく何でもいいから在日朝鮮人を罵倒できればいいようです。在日朝鮮人を「キチガイ」と呼んでいますが、一体本当に「キチガイ」なのが誰なのかは言うまでもありません。

さらには、こんな滑稽なことを言う人までいます。

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>>在日韓国人が犯罪を犯したら
>>必ずチョンモメンが同朋を守ろうと
>>「アレはネトウヨの仕業ニダ」と
>>デマを流し始めるんだよなぁ



「あれは在日韓国人の仕業だ」とデマを流している奴が何を言うか!!


客観性の欠片もありませんね。

さらに、

>>そうやって騒ぐから在日の仕業だと
>>一般人にまでバレるって理解してないんだろうねw

とは、もう同じ日本人どころか、同じ人間として恥ずかしくなるほど論理性がありません。

つまり、彼らは犯人を在日認定して、それを否定する者がいると、「在日だというのを否定するのが在日の証拠」と言うわけです。

否定しなければデマを平気で広め続けるでしょうし、否定すれば「むきになって否定するということは、やっぱり本当なんだ」とやっぱりデマを広め続けます。いかなる否定も批判も受け入れない鉄壁の守備です。この論理を使えば、ありとあらゆるデマを真実にすることが可能です。だって、否定されなければそのまま真実扱いになり、否定されれば、それがまた真実である信憑性を高めることになるのですから。


世間で騒がれる犯罪があるたびに、犯人が在日認定され、彼らカルトの脳内ではそれが既成事実化し、「また在日が凶悪犯罪を起こした」「凶悪犯罪を起こすのはいっつも在日だ」となるわけです。そりゃあ、脅迫犯罪者を悉く在日認定してりゃあ、「凶悪犯罪を起こすのはいっつも在日だ」ってことになるわな…。

「凶悪犯罪を起こすのは在日だ」
⇒「だからこの凶悪犯罪者は在日だ」
⇒「やっぱり凶悪犯罪を起すのは在日だ」

この無限ループ。


自己完結していて、外からの否定や批判を一切受け付けない完璧なループです。オウム信者が「オウムを否定する者がいるのは、オウムの力が真実である証拠」という論理で外からの批判に耳を貸さなかったのと同じですね。

物事を考える時には、客観的な証拠に頼るようにしましょう。自分の脳内にあるイメージだけに頼ると、このような無限ループに陥っていることに自分でも気が付かない恐れがあります。

これは愛国カルトに限ったことではなく、一般人でも起こり得ます。例えば、「黒猫を見ると不幸になる」と思っている場合、実際に黒猫を見た日に「今日は黒猫を見たから不幸な目に遭った」と思うまでなら、ただの迷信深い人ってだけで済みます。しかしエスカレートすると、黒猫を見たのに幸運なことがあった場合、本来なら「黒猫を見ると不幸になる」というのは迷信だったんだ、となるはずなんですが、「今日はいいことがあったから、今日見た黒猫は、本当は黒くない猫を見間違えただけなんだ」と、逆に原因の方を修正して、「黒猫を見ると不幸になる」という結果を維持しようとしだします。同様に、黒猫を見ていないのに不幸なことがあった日も、「今日は気が付かなかったけど、どこかで黒猫とすれ違ったんだ」ということにしてしまいます。結論に合わせて、原因の方を修正していれば、無敵ですわね。

兎に角、自分に都合のいい結論に合わせて、原因の方を修正してはいけません。これを行ってしまうと、永遠に抜け出せないカルトのループにはまることになります。客観的証拠を重視し、原因と結果の関係を間違えないように注意しましょう。

===愛国カルトに騙されないために===
・主観を疑い、客観的証拠を信じよう。

・結論に合わせて原因を修正するのはやめよう。

・自分が無限ループにはまっていないか、常に意識しよう。

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