もういい加減 tacodayo のことは忘れたいのですが、tacodayo自信には価値がなくても、tacodayoが繰り返し自身のブログでコピペしているこの記事には反論する価値があると思うので、簡単に反論しておきたいと思います。
早い話が、どっちも在日韓国人の犯罪率が高い、ということを言っているわけです。よくあるやつですね。
私もこれまで繰り返し外国人犯罪については記事にしてきましたが、今回改めて最新データを元に検証してみたいと思います。
↓これまでの記事
確証バイアスに気を付けろ:在日の凶悪犯罪は本当に多いのか
日本の犯罪者の95%は日本人なんだから、いい加減犯人の在日認定はやめたらどうかな
「証拠はないけど外国人犯罪が急増しているのは事実!」←これぞネトウヨ脳
坂東忠信「外国人犯罪は増加している」←この10年間一貫して減り続けています
韓国が性犯罪大国だと言う連中は欧米にも行くんじゃないぞ:統計資料を見てみよう
性犯罪をすぐ在日認定するバカウヨたち。在日による性犯罪は全体の0.5%
(スポンサードリンク)
まず、今回の話に入る前に、以下の内容を考えてみてください。
===============
A国とB国がありました。
ある日、「犬と猫とどっちが好きですか?」というアンケートが行われました。
(「どっちも好き」や「どっちも嫌い」は無しで、強制2択)
その結果、A国民は、B国民の3倍も猫好きの人が多いことが判明しました。
それ以来、A国は猫好き国家、B国は犬好き国家として知られるようになりましたとさ。
===============
さて、これはどこかおかしいんですが、何がおかしいでしょうか。今回はこれを考えながら読んでください。
今回取り上げるこちらのサイト、データは2012年のものですが、ちゃんと警察庁の統計を利用しており、ぱっとみ手法は間違っていないようです。それで在日コリアンの犯罪率が日本人の2.5倍、凶悪犯罪は2.6倍という数字を出しています。
しかし、計算方法が間違っていなくても、導き出される結論が正しいとは限りません。今回は、そこを見てみましょう。
現在手に入る最新の犯罪データは2015年のものです。今回はこちらを使います。
・
・
今回は刑法犯全体を見てみましょう。
まず、日本全体では検挙件数357,484件。検挙人員239,355人です。
そのうち外国人は検挙件数16,017件、検挙人員11,046人です。
したがって、差し引きした341,477件、228,309人が日本人の犯罪です。
厚労省によると、平成27年10月の日本人人口は125,252,000人なので、以下のような結果が得られます。

では、次に在日韓国朝鮮人を見てみましょう。
在日韓国人の犯罪は、韓国人全体の犯罪から来日韓国人を引けば得られます。
韓国人全体の刑法犯は、3996件、2765人でした。
そのうち来日韓国人は543件、444人でしたので、差し引き3453件、2321人が、在日韓国人による犯罪です。
また、2015年12月時点での外国人の数は、こちらで見ることができます。
坂東忠信によると(坂東を信じていいのかな?(笑))、「在日韓国人」に相当するのは、下の表の黄色く塗りつぶしたところらしいです。

警察資料によりますと、「いわゆる定着居住者(永住権を有する者等)」を「在日外国人」としているらしく、坂東はそこに「定住者」や「日本人の配偶者等」が入らないと言っていて、一応警察庁に直接電話して確かめてみたのですが、確認を取ることができませんでした。仕方がないので、坂東の言うことに従いたいと思います。
黄色の部分をすべて足すと、413,818人という数字が出ました。これが在日韓国朝鮮人の人口です。この結果、このような表が得られます。

以上の結果をまとめますと、このようになりました。

なんと、検挙件数と検挙人員のどちらでみても、在日韓国人の犯罪率は日本人の約3.1倍もあるのです。ひええ~~~!!! 在日韓国人恐ろしや! こりゃあもう怖すぎです。追い出すしかありません!…と愛国カルトさんなら騒ぐところですが…
……本当にそうか??
「在日ガー!」と言っているような人のサイトではここで論が終わりですが、 もう少し考えてみましょう。
まず、日本全体の刑法犯における在日韓国人の割合はこのようになります。

検挙件数でも検挙人員でも1%未満しかなく、一部の自称愛国者たちが言う「犯罪のほとんどは在日によるもの」だとか「在日を追い出したら治安は劇的に改善する」だとかが嘘だということが分かります。
そして、なにより、そもそも人口が違いすぎます。先ほどのグラフを別の角度からまとめてみましょう。

日本人の人口は125,252,000人。在日韓国人は413,818人。文字通り桁が違います。それも3桁も。人口が300倍も違い、言い換えると、1000人いたらそのうち在日韓国人はたったの3人しかいないのです。
つまり、こういうことが言えます。
日本人1000人の中から100人犯罪者が出たとします。犯罪率は10%です。
一方、在日韓国人は3人の中から1人犯罪者が出たら、犯罪率は30%になってしまいます。
愛国カルトさんたちは、このような比較で、「在日韓国人の犯罪率は日本人の3倍あるから危険だ」というわけです。こんなの成り立つわけがないです。
1000人の中から300人犯罪者がでるのは大変なことですが、3人の中から1人犯罪者が出るのは全然驚くことではありません。選挙では1票の格差が問題になりますが、この場合は一人の犯罪者の格差が300倍もあるのです。
もちろん、在日コリアンはく四十数万人いるのでここまで極端なことにはなりませんが、人口比率が300倍もあることを考慮せずに、「犯罪率3倍」だけに注目するのは、間違った印象を与えるミスリードとなります。
さて、たった今、人口が300倍も違うのに、「日本人の犯罪率」と「在日韓国人の犯罪率」を比較することの意味に疑問を投げかけたわけですが、「犯罪率」に注目した場合でも、見方を変えれば全く違う風景が見えてきます。
ここで、最初に話したA国とB国について考えてみましょう。
「犬と猫とどっちが好きですか?」というアンケートで、A国民はB国民の3倍も猫好きの人が多いとでました。この場合、A国は猫好き国家、B国は犬好き国家と言えるでしょうか?
答えはNOです。
もしも100人にアンケートを取って、A国は猫好き90、犬好き10。B国は猫好き30、犬好き70という数字が出たなら、A国は猫好き、B国は犬好きと言うことができます。
ところが、A国は猫好き3人、犬好き97人。B国は猫好き1人、犬好き99人だったらどうでしょう。
どっちのケースでも、A国は猫好きがB国の3倍もいるのに、実態はA国もB国も両方とも犬大好き国だとわかります。

↑「猫好き」だけに注目すると、どっちもA国はB国の3倍も猫好きが多いが、全体を見てみると、両者は全く実態が異なることが分かる。
これと同じく、在日韓国人の犯罪者は、日本人の3.1倍弱ありますが、逆に非犯罪率を考えてみましょう。
日本人の犯罪は1万人当たり18.2人。在日韓国人の犯罪は1万人中56.1人でした。よって、非犯罪者率を求めてみるとこうなります。
日本人の非犯罪者率= (10000-18.2)/10000 ≒ 99.82%
在日韓国人の非犯罪者率 = (10000-56.1)/10000 ≒ 99.44%
なんと、犯罪率だと在日韓国人は日本人の3倍もあったのに、非犯罪率だと、どっちも99%以上なのです!
犯罪率を比較すると、「3倍! すごい! 怖い!」と思ってしまいますが、非犯罪率を見ると、ほとんど変わらないことが分かります。
犯罪検挙率が3割強なので、単純にどちらも3倍の犯罪者がいると仮定しても、日本人の非犯罪率は99.6%、在日韓国人の非犯罪率は98.4%となります。つまり、
日本人が100人いたら、99人は犯罪者ではありません。
在日韓国人が100人いたら、98人は犯罪者ではありません。
愛国カルトは、在日韓国人の犯罪率が日本人の何倍もあるから韓国人を追い出せなどと言いますが、それはたった2人の犯罪者のために、残り98人の罪がない人を犯罪者扱いする行為です。そんなことが許されるわけがありませんね。日本人も、たった1人の犯罪者のために残り99人まで不当な扱いを受けたら怒れます。それと同じです。
このように、統計の数字は、まったく同じデータを使い、計算法に間違いがなくても、見方を変えるだけで全く違う結論を導くことができますので注意が必要です。みなさんも、この手の統計を見たら、結論をすぐに鵜呑みにせず、別の見方ができないか考えてみるとよいでしょう。
在日韓国人の犯罪率が日本人よりも高いのは事実です。しかし、アメリカでも黒人の犯罪率は白人よりもはるかに高いので、経済格差があったり、差別が残ったりしている場合、マイノリティの犯罪率は高くなりがちです。マイノリティの犯罪率の高さには、社会に残る差別や格差が問題であることもあり得るので、そのようなことにも目を向けていかねばならないでしょう。
なんにせよ、最初に犬好きと猫好きの例でみたように、同じ「3倍」でも、1%と3%の「3倍」と、30%と90%の「3倍」では、まったく内容が異なります。まして、刑法犯全体の検挙数でみれば、「3倍」と言っても、0.2%と0.6%の違いでしかありません。非犯罪率では99.8%と99.4%で、ほとんど変わらないのです。
全体を見ないで一部だけを見てしまうと、実態から大きくかけ離れた印象を持ってしまいます。こういう時に必要なのは、逆を見ることです。「猫好きが3倍」と聞いたら、「犬好きの比率は?」と考えてみる。「犯罪率が3倍」と聞いたら、「非犯罪率は?」と考えてみる。今回の場合、犯罪率だけ見るのと、非犯罪率を合わせてみるのとでは、まったく印象が異なることがお分かりいただけたはずです。
犯罪は許されない行為ですが、犯罪者ではない者を犯罪者扱いすることも、決して許されない行為です。犯罪率だけを見て、「在日韓国人の犯罪率は高い! 危険だ! 追い出せ!」などというのは、全体を見ていない愚か者の発言にすぎません。自分の差別を正当化するために、あえて一部の数字だけ見ているのです。
もちろん、犯罪率が高くてもいいと言っているわけではありませんし、犯罪率を出すことに全く意味がないとも言いません。ですが、圧倒的少数の犯罪者を根拠に、圧倒的多数の犯罪者ではない人たちを犯罪者扱いするような真似は、非人間的な愚かしい行為です。「日本人と比べて何倍」ということも差別を正当化する理由にはなりませんし、犯罪者でない人を犯罪者扱いするのは、国籍に関わらず決して許されてはなりません。それは仮に刑法には触れなかろうと、犯罪と同様に人道に反する卑劣な行いです。
==愛国カルトに騙されないために==
・割合と絶対数の両方に目を向けよう
・統計の裏側の数字を見てみよう
(今回で言えば、「犯罪率」の裏側の「非犯罪率」を見ることで、まったく違う印象を受けるはずです)
================
~~~追記~~~
tacodayoが韓国人の犯罪率が日本人の114倍というとんでもない数字を出していたので、いったいどういう計算をしたのか見てみたら、すごかったです。

>>299.645人(日本人の犯罪)を4で割って1を日本人によるもの、
>>残りの4分の3を帰化した在日によるものとすると、
なんと日本人の犯罪4分の3が、帰化した在日によるものだといいだした!!
げげげーーーーー!!!! 本気で言ってるのか、こいつ? 本気だとしたら、いくら何でもこれは精神内科の治療が必要だろう。妄想にもほどがあるぞ!!
しかも、韓国・朝鮮籍からの累積帰化許可者数360,096人(2015年12月末まで)って言ってるけど、これ昭和27年からこれまでの累計だぞ!(法務省参照)
tacodayoの脳内では、在日韓国人は不老不死か何かで、帰化した在日韓国人は死なずに永遠に生き延びているんですかね。帰化した人で、現在生き残っている人の数を見ないと意味ないんですが、さすが、年次も確かめずに15年前のグラフを使うtacodayoである。帰化した「累計」の人数と、現在生きている帰化した人の人数の区別もついていないのです。
しかも、日本人の2015年1年間の犯罪の検挙者数は228,309人。これの4分の3は171,231人。わずか2年ちょっとで帰化人の累計を超えてしまいます! んなバカな(笑)。
帰化人云々言うやつはこれまでにも大勢いましたが、まさか勝手に日本人の犯罪の3/4を、帰化した在日がやっていることにしてしまうとは…。この驚きの妄想力、こいつは他のネトウヨ(愛国カルト)ともかなり外れたやばいベクトルの特殊な人間のようです。
以前紹介した通り、tacodayoは「アポロ陰謀論」「911陰謀論」「ワクチン陰謀論」「イルミナティ陰謀論」「フリーメイソン陰謀論」など、私が知っている陰謀論はすべて信じているような、陰謀論の総合商社のような奴です。他の愛国カルトは「愛国」の名のもとに外国人排撃のような主張をするわけですが、tacodayoにとって、在日という存在はフリーメイソンやイルミナティと同じ陰謀論の一つなのでしょう。「愛国」のためにやっているのではなく、イルミナティやフリーメイソンを叩くのと同じような感覚で「在日」を叩いているのでしょう。
これまで対峙してきたどの愛国カルトとも違うヤバいベクトルのtacodayo。自作自演などの卑怯さもさることながら、こいつは本気でヤバいやつですね。精神内科での治療が必要だとしか思えません。
tacodayoのブログに書き込みをされているこのブログの読者の方々も、さすがにこいつとはかかわらないほうがいいですよ。ちょっとこいつはヤバすぎます。
今回の件で、世の中には本気でヤバいやつがいることを知りました。これからはできるだけ愛国カルト(ネトウヨ)と直接かかわる危険なことは避けつつ、デマの指摘などを続けていきたいと思います。

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早い話が、どっちも在日韓国人の犯罪率が高い、ということを言っているわけです。よくあるやつですね。
私もこれまで繰り返し外国人犯罪については記事にしてきましたが、今回改めて最新データを元に検証してみたいと思います。
↓これまでの記事
確証バイアスに気を付けろ:在日の凶悪犯罪は本当に多いのか
日本の犯罪者の95%は日本人なんだから、いい加減犯人の在日認定はやめたらどうかな
「証拠はないけど外国人犯罪が急増しているのは事実!」←これぞネトウヨ脳
坂東忠信「外国人犯罪は増加している」←この10年間一貫して減り続けています
韓国が性犯罪大国だと言う連中は欧米にも行くんじゃないぞ:統計資料を見てみよう
性犯罪をすぐ在日認定するバカウヨたち。在日による性犯罪は全体の0.5%
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・犬好き国家と猫好き国家のトリック
まず、今回の話に入る前に、以下の内容を考えてみてください。
===============
A国とB国がありました。
ある日、「犬と猫とどっちが好きですか?」というアンケートが行われました。
(「どっちも好き」や「どっちも嫌い」は無しで、強制2択)
その結果、A国民は、B国民の3倍も猫好きの人が多いことが判明しました。
それ以来、A国は猫好き国家、B国は犬好き国家として知られるようになりましたとさ。
===============
さて、これはどこかおかしいんですが、何がおかしいでしょうか。今回はこれを考えながら読んでください。
在日コリアンの犯罪率
今回取り上げるこちらのサイト、データは2012年のものですが、ちゃんと警察庁の統計を利用しており、ぱっとみ手法は間違っていないようです。それで在日コリアンの犯罪率が日本人の2.5倍、凶悪犯罪は2.6倍という数字を出しています。
しかし、計算方法が間違っていなくても、導き出される結論が正しいとは限りません。今回は、そこを見てみましょう。
現在手に入る最新の犯罪データは2015年のものです。今回はこちらを使います。
・
・
今回は刑法犯全体を見てみましょう。
まず、日本全体では検挙件数357,484件。検挙人員239,355人です。
そのうち外国人は検挙件数16,017件、検挙人員11,046人です。
したがって、差し引きした341,477件、228,309人が日本人の犯罪です。
厚労省によると、平成27年10月の日本人人口は125,252,000人なので、以下のような結果が得られます。

では、次に在日韓国朝鮮人を見てみましょう。
在日韓国人の犯罪は、韓国人全体の犯罪から来日韓国人を引けば得られます。
韓国人全体の刑法犯は、3996件、2765人でした。
そのうち来日韓国人は543件、444人でしたので、差し引き3453件、2321人が、在日韓国人による犯罪です。
また、2015年12月時点での外国人の数は、こちらで見ることができます。
坂東忠信によると(坂東を信じていいのかな?(笑))、「在日韓国人」に相当するのは、下の表の黄色く塗りつぶしたところらしいです。

警察資料によりますと、「いわゆる定着居住者(永住権を有する者等)」を「在日外国人」としているらしく、坂東はそこに「定住者」や「日本人の配偶者等」が入らないと言っていて、一応警察庁に直接電話して確かめてみたのですが、確認を取ることができませんでした。仕方がないので、坂東の言うことに従いたいと思います。
黄色の部分をすべて足すと、413,818人という数字が出ました。これが在日韓国朝鮮人の人口です。この結果、このような表が得られます。

以上の結果をまとめますと、このようになりました。

なんと、検挙件数と検挙人員のどちらでみても、在日韓国人の犯罪率は日本人の約3.1倍もあるのです。ひええ~~~!!! 在日韓国人恐ろしや! こりゃあもう怖すぎです。追い出すしかありません!…と愛国カルトさんなら騒ぐところですが…
……本当にそうか??
「在日ガー!」と言っているような人のサイトではここで論が終わりですが、 もう少し考えてみましょう。
・絶対数を見てみよう
まず、日本全体の刑法犯における在日韓国人の割合はこのようになります。

検挙件数でも検挙人員でも1%未満しかなく、一部の自称愛国者たちが言う「犯罪のほとんどは在日によるもの」だとか「在日を追い出したら治安は劇的に改善する」だとかが嘘だということが分かります。
そして、なにより、そもそも人口が違いすぎます。先ほどのグラフを別の角度からまとめてみましょう。

日本人の人口は125,252,000人。在日韓国人は413,818人。文字通り桁が違います。それも3桁も。人口が300倍も違い、言い換えると、1000人いたらそのうち在日韓国人はたったの3人しかいないのです。
つまり、こういうことが言えます。
日本人1000人の中から100人犯罪者が出たとします。犯罪率は10%です。
一方、在日韓国人は3人の中から1人犯罪者が出たら、犯罪率は30%になってしまいます。
愛国カルトさんたちは、このような比較で、「在日韓国人の犯罪率は日本人の3倍あるから危険だ」というわけです。こんなの成り立つわけがないです。
1000人の中から300人犯罪者がでるのは大変なことですが、3人の中から1人犯罪者が出るのは全然驚くことではありません。選挙では1票の格差が問題になりますが、この場合は一人の犯罪者の格差が300倍もあるのです。
もちろん、在日コリアンはく四十数万人いるのでここまで極端なことにはなりませんが、人口比率が300倍もあることを考慮せずに、「犯罪率3倍」だけに注目するのは、間違った印象を与えるミスリードとなります。
・「非犯罪率」を見てみよう
さて、たった今、人口が300倍も違うのに、「日本人の犯罪率」と「在日韓国人の犯罪率」を比較することの意味に疑問を投げかけたわけですが、「犯罪率」に注目した場合でも、見方を変えれば全く違う風景が見えてきます。
ここで、最初に話したA国とB国について考えてみましょう。
「犬と猫とどっちが好きですか?」というアンケートで、A国民はB国民の3倍も猫好きの人が多いとでました。この場合、A国は猫好き国家、B国は犬好き国家と言えるでしょうか?
答えはNOです。
もしも100人にアンケートを取って、A国は猫好き90、犬好き10。B国は猫好き30、犬好き70という数字が出たなら、A国は猫好き、B国は犬好きと言うことができます。
ところが、A国は猫好き3人、犬好き97人。B国は猫好き1人、犬好き99人だったらどうでしょう。
どっちのケースでも、A国は猫好きがB国の3倍もいるのに、実態はA国もB国も両方とも犬大好き国だとわかります。

↑「猫好き」だけに注目すると、どっちもA国はB国の3倍も猫好きが多いが、全体を見てみると、両者は全く実態が異なることが分かる。
これと同じく、在日韓国人の犯罪者は、日本人の3.1倍弱ありますが、逆に非犯罪率を考えてみましょう。
日本人の犯罪は1万人当たり18.2人。在日韓国人の犯罪は1万人中56.1人でした。よって、非犯罪者率を求めてみるとこうなります。
日本人の非犯罪者率= (10000-18.2)/10000 ≒ 99.82%
在日韓国人の非犯罪者率 = (10000-56.1)/10000 ≒ 99.44%
なんと、犯罪率だと在日韓国人は日本人の3倍もあったのに、非犯罪率だと、どっちも99%以上なのです!
犯罪率を比較すると、「3倍! すごい! 怖い!」と思ってしまいますが、非犯罪率を見ると、ほとんど変わらないことが分かります。
犯罪検挙率が3割強なので、単純にどちらも3倍の犯罪者がいると仮定しても、日本人の非犯罪率は99.6%、在日韓国人の非犯罪率は98.4%となります。つまり、
日本人が100人いたら、99人は犯罪者ではありません。
在日韓国人が100人いたら、98人は犯罪者ではありません。
愛国カルトは、在日韓国人の犯罪率が日本人の何倍もあるから韓国人を追い出せなどと言いますが、それはたった2人の犯罪者のために、残り98人の罪がない人を犯罪者扱いする行為です。そんなことが許されるわけがありませんね。日本人も、たった1人の犯罪者のために残り99人まで不当な扱いを受けたら怒れます。それと同じです。
このように、統計の数字は、まったく同じデータを使い、計算法に間違いがなくても、見方を変えるだけで全く違う結論を導くことができますので注意が必要です。みなさんも、この手の統計を見たら、結論をすぐに鵜呑みにせず、別の見方ができないか考えてみるとよいでしょう。
在日韓国人の犯罪率が日本人よりも高いのは事実です。しかし、アメリカでも黒人の犯罪率は白人よりもはるかに高いので、経済格差があったり、差別が残ったりしている場合、マイノリティの犯罪率は高くなりがちです。マイノリティの犯罪率の高さには、社会に残る差別や格差が問題であることもあり得るので、そのようなことにも目を向けていかねばならないでしょう。
なんにせよ、最初に犬好きと猫好きの例でみたように、同じ「3倍」でも、1%と3%の「3倍」と、30%と90%の「3倍」では、まったく内容が異なります。まして、刑法犯全体の検挙数でみれば、「3倍」と言っても、0.2%と0.6%の違いでしかありません。非犯罪率では99.8%と99.4%で、ほとんど変わらないのです。
全体を見ないで一部だけを見てしまうと、実態から大きくかけ離れた印象を持ってしまいます。こういう時に必要なのは、逆を見ることです。「猫好きが3倍」と聞いたら、「犬好きの比率は?」と考えてみる。「犯罪率が3倍」と聞いたら、「非犯罪率は?」と考えてみる。今回の場合、犯罪率だけ見るのと、非犯罪率を合わせてみるのとでは、まったく印象が異なることがお分かりいただけたはずです。
犯罪は許されない行為ですが、犯罪者ではない者を犯罪者扱いすることも、決して許されない行為です。犯罪率だけを見て、「在日韓国人の犯罪率は高い! 危険だ! 追い出せ!」などというのは、全体を見ていない愚か者の発言にすぎません。自分の差別を正当化するために、あえて一部の数字だけ見ているのです。
もちろん、犯罪率が高くてもいいと言っているわけではありませんし、犯罪率を出すことに全く意味がないとも言いません。ですが、圧倒的少数の犯罪者を根拠に、圧倒的多数の犯罪者ではない人たちを犯罪者扱いするような真似は、非人間的な愚かしい行為です。「日本人と比べて何倍」ということも差別を正当化する理由にはなりませんし、犯罪者でない人を犯罪者扱いするのは、国籍に関わらず決して許されてはなりません。それは仮に刑法には触れなかろうと、犯罪と同様に人道に反する卑劣な行いです。
==愛国カルトに騙されないために==
・割合と絶対数の両方に目を向けよう
・統計の裏側の数字を見てみよう
(今回で言えば、「犯罪率」の裏側の「非犯罪率」を見ることで、まったく違う印象を受けるはずです)
================
~~~追記~~~
tacodayoが韓国人の犯罪率が日本人の114倍というとんでもない数字を出していたので、いったいどういう計算をしたのか見てみたら、すごかったです。

>>299.645人(日本人の犯罪)を4で割って1を日本人によるもの、
>>残りの4分の3を帰化した在日によるものとすると、
なんと日本人の犯罪4分の3が、帰化した在日によるものだといいだした!!
げげげーーーーー!!!! 本気で言ってるのか、こいつ? 本気だとしたら、いくら何でもこれは精神内科の治療が必要だろう。妄想にもほどがあるぞ!!
しかも、韓国・朝鮮籍からの累積帰化許可者数360,096人(2015年12月末まで)って言ってるけど、これ昭和27年からこれまでの累計だぞ!(法務省参照)
tacodayoの脳内では、在日韓国人は不老不死か何かで、帰化した在日韓国人は死なずに永遠に生き延びているんですかね。帰化した人で、現在生き残っている人の数を見ないと意味ないんですが、さすが、年次も確かめずに15年前のグラフを使うtacodayoである。帰化した「累計」の人数と、現在生きている帰化した人の人数の区別もついていないのです。
しかも、日本人の2015年1年間の犯罪の検挙者数は228,309人。これの4分の3は171,231人。わずか2年ちょっとで帰化人の累計を超えてしまいます! んなバカな(笑)。
帰化人云々言うやつはこれまでにも大勢いましたが、まさか勝手に日本人の犯罪の3/4を、帰化した在日がやっていることにしてしまうとは…。この驚きの妄想力、こいつは他のネトウヨ(愛国カルト)ともかなり外れたやばいベクトルの特殊な人間のようです。
以前紹介した通り、tacodayoは「アポロ陰謀論」「911陰謀論」「ワクチン陰謀論」「イルミナティ陰謀論」「フリーメイソン陰謀論」など、私が知っている陰謀論はすべて信じているような、陰謀論の総合商社のような奴です。他の愛国カルトは「愛国」の名のもとに外国人排撃のような主張をするわけですが、tacodayoにとって、在日という存在はフリーメイソンやイルミナティと同じ陰謀論の一つなのでしょう。「愛国」のためにやっているのではなく、イルミナティやフリーメイソンを叩くのと同じような感覚で「在日」を叩いているのでしょう。
これまで対峙してきたどの愛国カルトとも違うヤバいベクトルのtacodayo。自作自演などの卑怯さもさることながら、こいつは本気でヤバいやつですね。精神内科での治療が必要だとしか思えません。
tacodayoのブログに書き込みをされているこのブログの読者の方々も、さすがにこいつとはかかわらないほうがいいですよ。ちょっとこいつはヤバすぎます。
今回の件で、世の中には本気でヤバいやつがいることを知りました。これからはできるだけ愛国カルト(ネトウヨ)と直接かかわる危険なことは避けつつ、デマの指摘などを続けていきたいと思います。


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コメント
謝罪が嫌なら閉鎖しろ。
日本国民の名誉を傷つけたドクズだお前は。
Twitterでも拡散祭りしてやるよ
はあ?
「自らの誤った主張」ってどれのことかね? その指摘もないで「謝罪しろ」って、頭大丈夫ですか、ドクズ助教授。頭悪い助教授だこと。経歴詐称か?(笑)
いつ私が日本国民の名誉を傷つけたんですかね。私のどの発言が日本国民の名誉を傷つけているんですかね。その指摘もできない頭の悪いドクズは消えてください。
もしかしてあんた「ぽん太」と同一人物?
>>3
ああ、あんたよくいる「記事の都合のいいところだけ読むバカ」の類か。
人口割で見ると在日コリアン犯罪は日本人の3倍になるが、非犯罪率でみると99.8%と99.4%でほとんど変わらないというのが趣旨なんだが。第一、「3倍」なんて数字は、30%と90%のようなものなら大きな意味を持つが、犯罪率0.2%と0.6%じゃほとんど意味を持たない。
記事の途中まで見て騒ぐバカがやっぱり出てきたか。知性の低いドクズを相手にするのって本当に疲れるな。
一体どこ大の助教授です?何学部所属? 専攻はどこ?
名門大教授は得体の知れない変な匿名掲示板よりありとあらゆる書籍を使いますよ
そんな匿名掲示板に書き込んでる助教授を大学が抱え込んでるって知ったら、僕の大学の教授全員に大学ごと鼻で笑われちゃいますよ!
IPアドレスをPCと携帯で使い分ければいくらとでも自演できるとブログで自白しました。
その理由を問えば2chでの常識だと。
愛国カルト、陰謀論者に2ch廃人が加わって、もうダメ人間の役満ですよこれ…
ここどころか、2chでもそういった方法を使っているのかも…
>日本国民の名誉を傷つけたドクズだお前は。
え?
「非犯罪率で見た場合、韓国人の犯罪が日本人と比べて格別多いとは言えない」
という趣旨のことを書いてるだけで、別に日本人の名誉は傷つけてないと思いますが?
もう一度記事をきちんと読まれてはいかがですか?
一般の方はともかく、本人が間違えるとは考えにくいので十中八九詐称でしょうね。
ドラマ版だと派閥争いに対して中立を貫いた立派な人として描かれたらしいので、中立を名のりたがるネトウヨらしく、こちらを騙ったのかもしれませんね。
つ憂国騎士団
いわゆるネトウヨの方は、日本人であること以外に誇りがもてないのでしょう。わたしもネトウヨ曰く左翼新聞と言われてる東京新聞に投書したらわたしの名前からあー、在日だとネットに書かれましたわ(笑)在日でもなんでもいいですけどね。
そんなんが脅しになるとか思ってるって、どんだけネットの世界だけで生きてるの?w
「ユーチューバー舐めんな!」とか言ってチェーンソー持って宅配業者の事務所で暴れたアホと同レベルですなぁ・・・w
なお,金井氏は色々ありますが,有名なのは真田昌幸(幸村の父)の弟が金井氏を名乗った金井高勝などがおり,在日の人とは限りません。(当たり前ですが)
記事でも指摘されているように、統計というのは方法によって色々姿を変えるものです。それは悪く言えば「いくらでもインチキが可能」ということでもあります(「だから統計学は学問の体を成していない」と言い切る過激派もいます)。
統計は物事の「相関関係」は分かっても「因果関係」は分かりません。何かを論じるうえで大事なのはどちらかといえば、もちろん後者です(「被害者と関係がある」というだけで勝手に犯人と決め付けるという捜査は、推理ものでは大体途中で覆されるパターンですよね)。
疑似科学論争なんかでもそうですが、大体論に詰まった人間が最後に持ち出してくるのが統計です。「統計上相関関係があるんだから俺の主張が正しいに決まってる!」といって統計論争に持ち込もうとします。しかし、もし統計だけを根拠にしてレポートを書いたとしたら、まともな大学ではまず受理されません。統計というのは普通原因を特定した上で、最後のダメ押しで持ってくるものです。
データというのは客観的で常に正しいように思えますが、それは同時に根拠の柱にはなり得ないということにもなります。統計だけで何かを語ろうとする人物がいたならば、その手法について検討してもいいですが、まずその時点で論理が成り立っていないと考えるべきだと思います(量子物理など一部の分野では統計以外に観測手段が無い場合もありますが、社会学や政治学ではまずそんなことはありません)。
https://twitter.com/black_x68
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まず最初に、私は基本的に管理人である桑原一馬氏に同意しており、
特に結論部分である
「圧倒的少数の犯罪者を根拠に、圧倒的多数の犯罪者ではない人たちを
犯罪者扱いするような真似は、非人間的な愚かしい行為」については
全く意見を同じくするものです。
その上でお尋ねしたく思いますのは、他方で
「相対的に犯罪率が高い集団が存在するという事実」に
どう応ずるべきか、という点であります。
例えば、本文で示しておられた「平成27年の外国人犯罪」では
ある国(国名は伏せたく思います)から来日された方の刑法犯は
1,282人となっております。
対して、日本政府観光局が後悔している訪日外客数によれば(http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/tourists_2015.np.pdf)、
同年のその国からの訪日者の総数は34,017人だそうです。
「来日○○人」と「訪日○○人」の定義が同じであると
仮定しますと、1,282÷34,017×100=3.76780...となり、
訳3.8%の犯罪率だという数字が算出されます。
数字が適切でない可能性はありますが、法務省統計による
入国者数を見ても総入国者数は64.096人とのことです
(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001153767
このページの15-00-06「国籍・地域別 入国外国人の在留資格」を
参照しています。これは不適切な数字ですが、しかし最も犯罪率が
低く出る数字であると判断して敢えて参照しました)。
この数値を使ったとしても訳2.0%の犯罪率となります。
(続く)
日本人と比べて何倍...というのは措いておくとしても、これが
訪日外国人の平均値(上の資料から計算すると0.048%となりました)
に較べて顕著に高いことは間違いありません。
また検挙数でなく検挙人員で算出するとこの国からの来日者の
犯罪率は訳1.1%(全体では0.031%)となりますが、乱暴に言って、
「100人の来日者があればその内の1人は犯罪者で、
その人物は4件弱の事件に関わっている」という状態かと思われます。
この場合、その国の人々を犯罪者扱いすること自体は
間違いであるとしても、しかし日本がその国からの訪日者に対して
何らかの対策を取る(入国審査がより厳格になるのか...具体的に何が
なされるのかは分かりませんが)ことは、恐らく正当なものでしょう。
勿論これは私個人の考えではありまずが、しかし対策を講ずるに足りる
理由がそこにはあるように思われます。
こうした事態について、管理人様のご見解をお伺いしたいのです。
つまり、「正当な排除(排除という言葉が強すぎるなら、規制)」
なるものは認められるのか。私はこれが、99人の某国からの
まっとうな訪日者に対する差別であるとは考えていません。
「大変申し訳ないが、あなたの母国から来られる一部の
心無い方の行為に日本は迷惑を被っている。
その事情をご理解戴きたい」と言うことは、不当ではないと考えます。
管理人様はこのような場合、対策を講ずることは正当であると
お考えでしょうか、それとも不当であるとお考えでしょうか。
あるいは正当/不当という考え方が不適切だとすれば、
どのようなご見解をお持ちでしょうか。
文面が長くなり恐縮ですが、ご回答を賜りますと幸いです。
上に私が申し上げました
「正当な排除(あるいは規制)」というのは、
「100人に1人犯罪者がいるから入国を禁止する」ではなく、
「100人に1人犯罪者がいるから審査を厳しくする」だと
お考え下さい。私の感覚ではそうなる、というに過ぎませんが。
勿論、この延長線上には
「100人に50人犯罪者がいるから入国を禁止する」も
成り立ちうるわけですが、私はこの結論をやむをえないものと
考えます。これも、私の感覚では、という話ですが。
ともあれ、グラデーションはあるにせよ
「顕著に犯罪率が高い集団に対して、
その程度に応じた対策を取ること」の
是非が問題であるとして、ご回答賜れば幸いです。
コメント欄を汚し申し訳ありません。
訪日外客数には「定住者」が入ってないのでは?
「平成27年の外国人犯罪」の「来日外国人」には「定住者」も入っています
また、検挙件数が多いのは窃盗が多いからみたいですね
差別や言葉の問題で安定した生活がむずかしいということがあるのでは
ご指摘を有難うございます。訪日外客数の定義は
私自身もよく分かっていないのですが、参照先の資料の註に
よりますと、
[ 「訪日外客」とは、国籍に基づく法務省集計による
外国人正規入国者から日本に居住する外国人を除き、
これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者
のことである。 ]
となっております。文面からすれば、「居住する外国人」に「定住者」は
含まれているかと思われます。入国管理局によりますと、「定住者」は
「法務大臣が特別な理由を考慮し一定の在留期間を指定して居住を認める者」
とのことでありますので(http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/kanri/qaq5.html)。
(ただし、具体的にどの項目を合算するのかは確認できておりません。
ご存知でしたらお教え戴きますと有難く存じます)
またコメント22の件ですが、
統計の情報からは十分に分析できないものが幾つもある、
という意味では私も完全な把握は困難だと考えております。
これは「在日外国人」についても同じことで、永住者と
特別永住者では勿論のこと話は変わってくると存じます。
(続く)
それはさておき、法務省の統計によりますと
某国からの定住者は44,827人とのことです
(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001150236
で公開されている15-12-01-2より)。確かに、これを
加えますと犯罪率は半分以下(訳1.6%)になります。
しかし、私としては先に記しました通り
「顕著に犯罪率が高い集団に対して、
その程度に応じた対策を取ること」
の是非に関して、管理人様のご見解を伺いたく思い
コメントさせて戴きました次第です。
「顕著に」という言葉の意味合いがなお曖昧ではありますが、
そうした集団が存在する場合に、国が何らかの対策を
講じることは正当であるか、不正であるか。
「通りすがり」様も、この点についてご意見を伺えればと思います。
コメント22でご指摘戴いた「差別や言葉の問題で安定した生活が難しい」
という側面についてですが、私はそうした側面がないとは申しません。
しかし、「通りすがり」様のご見解が
「従ってある外国人集団の犯罪率が高いという事実は是認されるべきだ」
というものだとしたら、私には同意できないのです。
この点、いかがお考えでしょうか。
正しいとした上で一意見を述べさせてさせて下さい。
「犯罪率が高いある集団Xに対して何らかの法的規制を行う」場合、なによりまず以下の順序を踏む必要があります。
①集団Aを含む、列挙しうるあらゆる集団の犯罪率の統計データを用意する
②データにより、集団Xの犯罪率が明確に高いということを立証する
③法の手続にのっとり、正当な規制を行う
①は非常に重要だと考えます。正しいデータの開示を経ずしては②の確証が得られず、③の規制の正当性が保てないから当然ですよね。
いっぽう桑原氏・板東氏・木菟氏の主張を見ていて私が思ったのは「警察庁の統計データが非常にわかりにくい」ということです。
管理人氏がおっしゃるように「在日韓国朝鮮人による凶悪犯罪の件数は引き算すれば出せる」ようですが、確かに分かりづらいです。
私が不勉強なのだと言われればそれまでですが、「凶悪犯罪の9割が在日によるもの」だとかいったひどいデマに対する明確な反証を難しくしているのもこの「わかりにくさ」にあるのではないでしょうか。
したがって私としては①で必要となる統計データの公表が不完全な気がしてなりません。特定の集団を批判するにしろ擁護するにしろ、その原因を求めるにしろ、実際の犯罪数が何件なのか、公権力側が萎縮せずに数字を公開するべきです。でなければ「特定の集団に対する規制が正当か否か」を議論することもできません。
「在日外国人すなわち『永住者』『特別永住者』『永住者の配偶者』『米国軍人軍属』それぞれに対して『来日外国人犯罪の検挙情況』と同じような多角的分析をするべきだ。今の警察庁はそれをやっていない(要約)」という回答ををいただきました。
中国人犯罪を憎んで自主的に中国語の勉強を始めたという板東氏はかなりの確証バイアスを持っており、また当該のエントリにおける「『在日』外国人の犯罪実態に関しては、全く公表されていなかった」とかいう物言いはまったくの誇張で擁護するつもりはありませんが、結論としてのこの主張は一理あると考えます。
ご意見を有難うございます。検察庁の統計データが分かり難いという点
(あるいは他の統計との比較がしづらい、と言う方が正確かも知れませんが)
については全く同感です。
また、私が個人的に計算したものが絶対に正しい、
と申し上げるつもりもありません。既にご指摘を戴いた通り、
私がコメント18で挙げた某国からの来日者の犯罪率の数字は
誤っていたと思われるわけですし、この点は率直に申し上げて
現時点での私の力量を超えるものがあります。
また、コメント26で述べておられるように、坂東氏の発言についても、
( 「 ネットはバカと暇人のもの」ではないと信じたい様と恐らく同様に)
そこには看過できない誇張や偏見が見受けられるものであり、
丸のみにするわけにはいかないと私も感じていますが、しかし、
(かなり好意的に解釈した上でなら)問題意識そのものは受け容れられる
べきだと考えています。それはつまり、きちんと多角的な分析を行う方が
望ましい、という一点のみに今のところはなるだろうとは思いますが。
但し、もし行き違いがあったとしたら申し訳ないのですが、
私がここで管理人様にお尋ねしましたのは、あくまで
「顕著に犯罪率が高い集団に対して、その程度に応じた対策を取ること」
の是非でありまして、「現に○○人の犯罪率は...」という事実問題とは
少々異なるということです。私は現に無視できない集団が数値上は存在
しているのではないか、と考えてはいますが、それもまずはさておき、
「顕著に犯罪率が高い集団が存在するとすれば、その集団に対し、
その程度に応じた対策を取ること」の是非をお伺いしたいのです。
どれくらいから「高い」と言えるのか、「どんな対策を取るのか」も
一旦は措いておいて、このことのみをまずは考える必要があると
私は感じています。
(続く)
「定住者」は日系人等が主で、ブラジル、フィリピン、中国・台湾で70%以上を占めるようです
同じ条件で比較すべきじゃないかと思って調べていたら、
警察庁の「来日外国人犯罪の検挙状況 平成27年」(https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kokusaisousa/kokusai/H27_rainichi.pdf)に
ブラジル人と中国人の刑法犯の検挙者数が在留資格別で掲載されてましたんで紹介します(議論しにくいので国名も書きますね)
ブラジル人の検挙者数は358人で、内訳は、(1)定住者282人、(2)日本人の配偶者52人、(3)その他14人、(4)不法滞在10人---となっています(59ページ)
このうち、訪日外客数(http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/tourists_2015.np.pdf)に対応すると思われる(3)と(4)の合計は24人になります
これをブラジル人の訪日外客数(34017人)で割ると、
24÷34017×100=0.07% となります。
特に多いとは言えないのでは?
同様に中国人の場合を見ると、刑法犯の検挙者数は1848人で、ここから定住者と日本人の配偶者を除けば、1400人になります(50ページ)
これを、中国人の訪日客数(4993689人)で割ると、
1400÷4993689×100=0.028% となります。
同じ条件であれば、突出して犯罪者の多い国民や民族、人種なんてないのではないでしょうか?
本記事の内容から考えますに、
「非犯罪率では99.8%と99.4%で、ほとんど変わらない」
(本記事より)というご主張は、よく分かります。感覚的には
私もそう思います。
しかし1000人辺りの検挙人員数が年間で4人違う
(本記事に従えば、1万人当たりで訳38人違う)、
という差が僅かなものかというと、これは少々
考える必要がありそうだと感じるのです。
記事によりますと、1万人辺りの
年間の検挙件数が訳83件の集団と訳27件の集団が日本には
混在していることになるかと思います。件数の差は訳56件です。
日本における検挙率が30%として考えると(実際はもう少し高いですが)
、犯罪の発生件数はそれぞれ訳277件と訳90件となり
(どの集団に対しても検挙率は一定であると仮定しています)、
差は187件です。
適切な仮定でないことは承知で申し上げますが、人口1万人の
自治体が二つあったとして、年間の犯罪の発生件数が187件違い、
検挙される人数が38人違う、というのは無視できる差ではないように
私には感じられます。少なくとも犯罪率が高い方の自治体は、
何らかの対策を講じるのではないでしょうか。
ここでいう犯罪件数が3倍、という数字は無視できるものでは
ないように感じる、ということです。
この差を根拠にして「○○人を追い出せ」ということに賛成しない、
これは差別を正当化する理由には全くならない、という点では
私は管理人様に同意しています。しかし、この差を
「ほとんど変わらない」で片付けることには同意しかねる部分があり、
質問させて戴いた次第です。
しかしともかく、この差を対策の必要なものと考えるか否か以前に、
そもそも「顕著に犯罪率が高い集団が存在するとすれば、その集団に対し、
その程度に応じた対策を取ること」が正当かどうか、この点について
改めて管理人様のご見解をお伺いしたく思います。
繰り返しの長文となってしまい、申し訳ありません。
繰り返しのレスポンス、また貴重な情報を有難うございます。
一点だけ、誤解無きよう先に申し上げておきたいのですが、私は
「同じ条件であれば、突出して犯罪者の多い国民や民族、人種なんてないのでは」
という通りすがり様のご意見については全面的に同意致します
(あるいは少なくとも、そのように信じたいと思っています)。
しかし悲しいかな現実にはその「同じ条件」というものは中々成立する
ものでもなく、結果として集団ごとの犯罪率の差、というものも生じる
場合があるだろうし、その場合には然るべき対策も必要なのではないか。
このような趣旨で発言しているとご理解を賜れば幸いです。
さて、ご紹介を戴いた資料の件ですが、(4)不正滞在者の検挙人員数に
ついては「訪日外客数」でカウントされているか怪しい(ビザ切れ等の事情だと
すれば、別の年度でカウントされているのでしょうか?)ので、どれくらい
正確と言えるかは判断しかねますが、しかし私が間違っていたことは再度ながら
よく分かりました。改めてお詫びとお礼を申し上げます。
自分が間違っていたことを棚に上げてお伺いするのは心苦しいのですが、
しかし、実際にどこにも差がないと言うことは難しいのではないかと
私は考えておりますので、もう少しご意見を聞かせて下さい。
(続く)
ご紹介戴いた資料では在留資格別の検挙人員数が分かる国は
限られていますので話が移ってしまいますが
(というより、「来日外国人」による犯罪の統計と「訪日外客数」
から犯罪率を出そうという私の試み自体がナンセンスだった、
となるかと思います。それ故、話を移さざるをえないのですが)、
本記事で管理人様が「在日コリアン」の方について計算された
犯罪率を、他の国についても幾つか計算してみました。
また「永住者」と「特別永住者」という差異の影響を減じるべく、
韓国・朝鮮を除いて計算すると次のようになります。
(私も議論のため、国名を伏せることを取り止めます)
全体(韓国・朝鮮を除く) 0.47%
中国・台湾 0.40% フィリピン 0.31%
タイ 0.16% ベトナム 1.69%
フランス 0.13% ドイツ 0.20%
ロシア 0.67% イギリス 0.24%
アメリカ 0.72%
ブラジル 0.58%
使用した資料は以前と同じです。計算の正確さは確約できませんが、
この数値は、(私の計算違いでなければ)少なくともある一定の条件の
下に比較した際に、犯罪率の異なる集団が存在することを
示すのではないでしょうか。
従って、通りすがり様のご意見、「同じ条件ならば差はないのでは」
ということが正しいとしても、現実には恐らく各国の人々は同じ条件下になく、
それ故に犯罪率に差が生じているという事実があると私は考えます。
そこでまた繰り返しになってしまうのですが、通りすがり様にも
お尋ねいたします。この場合、例えば日本の警察が
「在日○○人の方の犯罪率は他と比較して高い」という情報の下、
その国の人々のコミュニティ周辺のパトロールを強化する
というような事態、即ち「顕著に犯罪率が高い集団に対して、
その程度に応じた対策を取ること」は正当とお考えでしょうか、
あるいは不当とお考えでしょうか。
ご意見を賜りますと幸いに存じます。
けどどうせ奴らは「在日は日本人の400分の1しかいないのに日本人よりも犯罪者の割合が3倍」といって誹謗中傷するんでしょうね。
日本人が100人いたら、99人は犯罪者ではありません。
在日韓国人が100人いたら、98人は犯罪者ではありません。
って
犯罪者が朝鮮人、韓国人が2000人いたら
日本人は1000人
物は言いようですね。
アメリカで黒人の犯罪率が高いのは、貧困や差別が原因なわけで、人種や民族によるものではないです。
あなたの理論なら、最初に取り組むべきは、日本人貧困層を監視する、ということですよね?
コミュニティだ〜パトロールだ〜、は間違いなく不当ですよ。
同じ国の出身であることと、犯罪を犯すかどうかに因果関係は全くないし、犯罪率なんて枠の取り方で簡単に上下する。
仮に100人住んでいるマンションがあるとして、そのうち1人が犯罪を犯したから、って そのマンションを監視なんてしますか?
知的ぶった馬鹿ほど厄介なものはないってのを思い知りました……
周辺をパトロールして防犯に務めるということは正当性があるのでしょう
それは日本人や、その他の国の住人達が安心して暮らせることにも繋がりますよね。
当然のことながら、犯罪多発地域では警備の強化、防犯を強化するということは当たり前にあります
警察官がパトロールしてくれれば在日の人も安心して暮らせるんじゃないですか?
大半の人は普通に暮らしているだけなので。
その計算はおかしいですね。
日本人と韓国人は絶対数が違う(約1/200)のですから、日本人の犯罪者が1000人いれば韓国人の犯罪者は15人くらいです。
ですが、敢えて貴殿の計算に則ってみると
女性の犯罪者が1000人いれば男性の犯罪者は4000人います。
秋田県の犯罪者が1000人いれば大阪県の犯罪者は5000人います。
大卒の犯罪者が1000人いれば高卒の犯罪者は5000人、小卒、中卒の犯罪者が犯罪者が32000人います。
なぜことさら国籍だけにしか取り上げられないのか、理解に苦しみます。
ご発言の、
[ アメリカで黒人の犯罪率が高いのは、貧困や差別が原因なわけで、
人種や民族によるものではないです。あなたの理論なら、
最初に取り組むべきは、日本人貧困層を監視する、ということですよね? ]
という点ですが、監視、という言葉が具体的に何を指しているのか
分かりませんが、そのご指摘は適当でないと考えます。私の考えは、
少なくとも私の自覚としては次のようになります、
「犯罪率が高い集団が存在しているならば相応の対策を取るべきであり、
それが貧困層であるか、あるいは特定の国籍の集団であるかは関係ない」。
つまり、現実として犯罪率の高い集団が貧困層に一致するとしても、
貧困層であることは犯罪への対策を行う理由にはなりません。あくまで、
犯罪率の高さのみに問題を絞って対策はなされるべきです。
富裕層の犯罪率が高い場合には、当然その対策がなされるべきでしょう。
(もう少し言うと、犯罪率と貧困に正の相関が認められるならば、
貧困そのものへの対策も行われるべきでしょう。しかしこれは
どちらかと言うと政治的な課題ですし、加えて、そうだとしても
犯罪率の高さが是認される理由にはならないと考えます)
コミュニティ、という言葉がややそうした社会的な層を連想させる
言葉であった点で、私の不備があったのだと思います。単純に、
人口1万人の地区が二つあって、年間での犯罪の発生数が
大体270件と90件、検挙人員が60人と20人(コメント29の数字を
簡略化しています)だと仮定すればいかがでしょうか。
この二つの地区が同じ警察署が担当する場合、この警察署は
(勿論、発生する犯罪の種類にもよりますが)前者の地区での
パトロールを多少とも強化するなり、何らかの対策を取るべきでは
ないでしょうか。
(続く)
また、こちらもご発言の
[ 同じ国の出身であることと、犯罪を犯すかどうかに因果関係は全くない ]
という点について申し上げます。
極論すれば、因果関係が存在しているかどうかは問題では
ないのではないでしょうか。その因果関係は証明不可能なもの
だからです。意地悪な質問になりますが、ネコサメ様は国籍と
罪を犯すかどうかに因果関係が「全くない」と証明することは
おできになりますか?誤解無きよう断っておきたく思いますが、
私が取り上げているのは単純に犯罪率が高い集団が存在する、
という事実であり、その集団が存在する原因ではありません。
そして、この数字を理由に対策を講じることは不当ではないのでは
ないか、と申し上げたいのです。
それ故、次のように私の考えを以下のように敷衍して述べさせて戴きます。
「顕著に犯罪率が高い集団が存在するとすれば、その集団が属する
社会的な区分や国籍等には関係なく、その集団に対してその程度に応じた
対策を取ること」。これは正当ではないのでしょうか。
ネコサメ様のご見解を伺いたく思います。
蛇足ですが、100人住んでいるマンションがあって、
その住人が「毎年」1人罪を犯すという場合、実際に
パトロールするかはともかく、何か解決すべき問題が
ありそうだなとは感じられないでしょうか。
また同じように100人住んでいるマンションがあって、
そこで毎年1件以上の犯罪が発生するなら、それは
住民が警察に対応を要請するに足る理由ではないかと
私は思います。
仰っていることは一部理解できますが、その現実味に対しては疑問を覚えます。
>>顕著に犯罪率が高い集団が存在するとすれば、その集団が属する
>>社会的な区分や国籍等には関係なく、その集団に対してその程度に応じた
>>対策を取ること
について、>>37に示すように「顕著に犯罪率が高い集団」というのは、取り方次第で如何様にも作ることができます。
小卒・中卒の犯罪率は大卒の32倍ありますが、小卒・中卒というだけで大卒の32倍監視を強めるというのは暴論だというのは理解して頂けると思います。
また、そのような「犯罪率が高い集団」というのカテゴリ分けは結局のところ差別の温床になってしまう危険性が高いのではないかと考えます。
まぁ犯罪率が高い地域へのパトロール強化については、既に行われていると思いますよ。
防犯の必要性は私も同意するところです。犯罪率の高い地域ではパトロール強化などは行われているでしょう。
ただし、全ての事象には因果が存在するわけで、特定集団の犯罪率が高いのには原因・理由があります。
その原因を取り除くことに最大限の努力をすべきではないでしょうか?
「それ相応の対策」というのがどの様なものか、結局あなたの後出しで決定されるのでわかりませんが、日本は法治国家であり「疑わしきは罰せず」の原則があります。
「それ相応の対策」が差別を助長するような、罰に近いものであることは許されないと、私は思います。犯罪率が高いといえども、大多数は犯罪者では無いのですから。
貧困や差別というのは犯罪を生むファクターであるわけで、犯罪防止のために差別を助長するようなことをしては本末転倒ではないかと。
そもそも集団なんていうのは、取り方によっていかようにも変わります。
あなたの言う一万人の二つの地区(A、Bとしましょう。)
Aの方がBより犯罪率か高いです。しかし、AとBをひとまとめにして二万人の地区として扱ったら、別のCという二万人の地区より犯罪率が高くなりました。
また、ABCという四万人の地区はDよりも犯罪率が高くなりました。
逆に、Aを五千人の二つの地区として分割したら、そのうちのA1地区はB地区よりも犯罪率が少なかったそうです。でも、A1地区の人間はB地区よりも犯罪率の高い集団に属していると扱われます。
いつまでつづけます?結局は個人の問題でしょ?
私が言いたいのは、それ相応の対策 というのが、パトロール強化といった差別を助長するようなものではいけない。原因を取り除くような対策であれば構いません。
ただその根拠として持ち出されてる統計の解釈が恣意的で結論も首を傾げざるをえない
レイシストはどもはその辺の区別がついてない
まぁ陰謀論はあくまで事実かどうか確証のもてない説なのであって、あってもおかしくない話から絶対ありえないような荒唐無稽な話まであるし...
ただ「タコ」が荒唐無稽な話をするバカなのは確かですが。
私がコメントしていない間に、すでにいろいろと議論が活発に進んでいるので、私がいまさらコメントすることもないかなとも思いますが、特定の国籍の外国人について、入国審査を厳しくする、ということはあり得る対処法ではあると思います。入国審査自体はどこの国でも必ずやることですからね。
しかし、それも度が過ぎると人権侵害になりますので、どのような手法をとるかが問題になると思います。
また、犯罪率を根拠に特定のカテゴリーの人間を危険視すると、それこそ中卒の人は監視対象になってしまいます。それがあり得ないのと同様に、すでに日本で暮らしている外国人を、国籍だけを理由に排除することは完全な人権侵害です。
まだこれまでの議論を詳しくy飛んでいないので、読んでからまた後でコメントします。
>>44 あさん
そういうワクチン陰謀論なら理解できるんですが、「ワクチン神話」で検索して出てくるワクチン陰謀論は、「ワクチンは有害である」「ジェンナーは嘘つきである」「パスツールは嘘つきである」という、医学や化学を否定するような内容です。「ワクチン神話」で検索すると、「これはギャグなのだろうか? 本気なのだろうか?」とわからないことを書いているサイトがたくさんヒットします。
それにしても、世の中いろいろな人がいるもんですなあ…。ワクチンが有害だとか無意味だとか言ってる連中は、ぜひ何のワクチンも打たないでアフリカ縦断の旅でもやってもらいたいものです。
ご意見をお聞かせ戴き、有難うございます。
皆様のお言葉を伺うに、こうした問題はやはり
警察の問題ではなく政治の問題、それも
政治権力の問題というよりも、政治権力と個々人の関係に
帰着する問題なのかな、という思いを強くしております。
しかしそれはさておき、私も思うところを
なお皆様にお伝えしたく思います。但し、それは
「私の方が正しい」という主張のため、我を通すための
ものではなく、あくまでよりよい意見の交換、
また異なる見解を抱くものどうしの相互理解を目指しての
ものである、とご理解を賜れば幸いです。
とはいえ「自分の思うところは既に述べた。しつこく食い下がる奴と
話を続けるつもりはない」という場合は、その旨を
(できれば優しい言葉で)コメント戴き、
ご自由なタイミングでやりとりを打ち切って戴いて構いません。
前おきが長くなりましたが、以下、順にお返事を
差し上げたく思います。
まず、私の発言にレスポンスを下さいましたことに
お礼を申し上げます。
私の言葉に現実味がない、とのご意見、仰る意味は
恐らく私にも理解できていると思います。
そして、「犯罪率が高い集団」というカテゴリ分けは
差別の温床になる可能性が高いとのご指摘、それも否定できる
ものではありません。
しかし、私はこう思うのです。
だからといって、何も対策を講じないことが正しいのでしょうか?
また、
[ 小卒・中卒の犯罪率は大卒の32倍ありますが、
小卒・中卒というだけで大卒の32倍監視を強めるというのは
暴論だというのは理解して頂けると思います。 ]
とのお言葉ですが、これは暴論すぎるでしょう。
私が申し上げたのは、「犯罪率の高さをそのまま対策の
強度に反映させよう」という主張ではありません。お言葉とは
存じますが、私の主張がその程度のものと理解されているの
だとしたら甚だ残念です。
加えて、次のように申し上げます。
小卒・中卒者の犯罪率がご指摘の通り大卒者の32倍あったとして、
また仮に両者の居住区域がある程度分かれているとしたら、
警察は前者の居住区域を重点的にパトロールするでしょう。
その区域は、恐らく犯罪の多発する地域となっているでしょうから。
そして実際に、この国では居住区域がある程度分かれており、
警察活動にも地域ごとにグラデーションが生じていると私は
理解しています。また、それが不当とは考えていません。
そして、現に治安のよい地域、悪い地域というものは
存在していると私は理解しています。「顕著に犯罪率が高い集団」
と「顕著に犯罪の発生頻度が高い地域」は必ずしも一致しない、
ということを踏まえるにしても、現実問題として警察は地域の
問題として解決に当たるのではないでしょうか。
これは私の個人的な感覚ではありますが、
自分の住んでいる場所が犯罪件数が多い場所だとする。すると、
警察が重点的にパトロールを行うし、場合によってはその事実が
周辺にも知られ、「治安の悪い町」と判断されて移住してくる人が
減少する。こんな場合、私は恐らく「実際に犯罪が多いからな。
残念だけど当然かな」と考えると思うのです。あくまで想像ですが。
つまり、私はそれを不当であるとか、差別であるとは
考えないだろうということなのです。
その延長線上に「○○に住んでるの?犯罪者?」と
誰かに言われる日が来るとしましょう。これは勿論のこと
不当であり、差別であると私は思います。しかし同時に、それは
そんなことを宣う人の人間性と、あるいは百歩譲ったとしても
教育の問題であり、警察機構の問題ではないとも考えるのです。
従って、「差別の温床になる」というご意見は、
警察行動自体の問題ではなく、教育の問題、あるいは
貧困層当の社会層が存在することそのものが問題であるなら
政治の問題なのではないでしょうか。
そして私がここで申し上げているものは、あくまでも
この警察行動に限ってのものなのです。
こうした警察行動そのものが問題である、という点に
アサギ様の主張があるとすれば、確かに私とアサギ様には
かなり大きな見解の相違があると思います。
しかし、アサギ様の問題意識はむしろ上に述べたような個々人の
人間性や教育、政治の方に向けられているのではないかと
私には感じられており、それらの問題意識については私にも
共感するところが多くあります。つまり、正当な警察行動は
差別を正当化する理由にならない、という点では私とアサギ様は
合意できるのではないかと思うのですが、アサギ様のお考えは
いかがでしょうか。
(さらに続く)
そして言い訳がましくも申し上げますと、上の点で合意できるならば、
問題は「警察の行動が正当化どうか」という点に絞られるように思います。
この点に関連して、私の言葉に現実味がないというご指摘、
また「顕著に犯罪率が高い集団」は取り方次第で作ることが
できるという最初の点について申し上げたいと思います。
「犯罪率が高い地域へのパトロール強化については、
既に行われている」というアサギ様のお言葉に、私は同意します。
そして私は、そうした警察の行動が、上に私が申し上げたような
考え方が反映されてのものだと(都合がよすぎでしょうか?)
理解しています。つまり、私の考えは抽象論ではありますが、
しかしある程度には現実の問題処理に即していると思うのです。
お言葉ですが、「「顕著に犯罪率が高い集団」というのは、
取り方次第で如何様にも作ることができます。」というアサギ様の
ご見解の方が、その意味では現実味の乏しいものではないでしょうか。
できるだけ現実を反映するような統計を用いて、
しかるべく対処をする。理想論ではありますが、その努力を
警察は行うべきであり、またある程度にはそうした努力を
実際に行っていると私は思っています。
失礼ながら、アサギ様のご発言はそうした努力をやや軽んじ過ぎては
いないでしょうか。相手の悪意、そこまで行かずとも過失を
前提とするようなご見解だとすれば、それは私には賛同いたしかねます。
現にパトロールが強化される地域が存在することを
肯定されているアサギ様は、そうした統計の瑕疵が存することを
指摘されることで、実際にはパトロールが強化されることは
不当だ、と主張されているのでしょうか?この点、もう少し詳しく
ご見解を伺いたく思います。
(まだ続きます)
また、コメント37で実際にアサギ様が示された数字について
私見を申し上げますと、次のようになります。
男性の犯罪者が女性の犯罪者の4倍いるとすれば、
対策が取られるべきだと私は考えます。仮にその犯罪が
居住者に占める男性の割合が高い地域で起こるのならば、
警察はその地域での警察行動を強化するべきでしょう。
あるいはそれが、社会構造に起因するものであるならば、
政治はそのような傾向を是正すべく対策を検討するべきです。
そして仮に、それが生物的な男性と女性の差である、
ということが学術的に証明されたとしても、やはりそれを
克服する努力はなされるべきだと私は考えます。
そして、それらが差別を正当化する理由にはならないと主張します。
大阪府に秋田県と比較して5倍の犯罪者がいるとすれば
(人口比的にはむしろ秋田県の方が犯罪者が多くなってしまうので、
人口に占める犯罪者の割合が5倍だという意味だと理解しています)、
大阪府警は犯罪率を引き下げるべく努力をするべきだと私は思います。
そしてやはり、この行動そのものは差別ではないし、また
差別を正当化する理由にはならないと主張します。
国籍だけが殊更に強調して取り上げられる、という事実が
あるのかどうかは、私には把握できていません。しかし、別に
国籍云々に限らず、一貫して対策が講じられるべきだとは
私も考えていますので、この点ではアサギ様に同意できると思います。
以上、長々と失礼いたしました。
なお、アサギ様のご発言には「統計の取り扱いには
重々注意すべきだ。場合によってはそれは悪用され、差別を
正当化する口実にもなってしまう」という趣旨があるのだと
私は理解しており、その点には全く同意しております。
しかし、なお幾らか、細やかな相違があるように感じられましたので、
上のようにお返事差し上げる次第です。
ご見解を伺えれば幸いに存じます。
繰り返しご意見を賜りましたこと、有難うございます。
「全ての事象には因果が存在するわけで、
特定集団の犯罪率が高いのには原因・理由があります。
その原因を取り除くことに最大限の努力をすべきではないでしょうか?」
というネコサメ様のご意見についてお答えしますと、
私は次のような見解を抱いております。
これは上にアサギ様にもお伝えしたことに通じるのですが、
そうした原因を取り除く努力は、警察によってなされるべきもの
ではないのではないか、というものです。
恐らく、ネコサメ様は経済的な格差であるとか、あるいは
種々の差別というものを念頭に置かれているのだと思います。
それを前提にお答え致しますと、それらを是正することは警察では
なく政治や教育(勿論、他にも関連するものはあるかも知れません)
の課題である、と私は考えます。
これらが犯罪率の高さの原因となっているのか否か、という因果関係を
証明することは困難だと私は思いますが、しかしいずれにせよ、
犯罪率など関係なく差別や貧困の問題を克服すべく努力がなされるべきだと
私は考えています。従って、「原因・理由を取り除く努力をすべきだ」
という点について、私とネコサメ様は同意できると思っております。
まずはこの点、ネコサメ様のご見解はいかがでしょうか。
その上で、私がここまでに申し上げたことは、その原因・理由が
なんであれ警察は現状に対応するべきであり、その中には
「顕著に犯罪率が高い集団が存在するとすれば、その集団が属する
社会的な区分や国籍等には関係なく、その集団に対してその程度に応じた
対策を取ること」が含まれるだろう、ということなのです。
原因や理由によっては犯罪は是認される、というわけにはいかない。
これは当然だと私は考えています。従って、対策をするべきだ、
とも私は主張するわけです。
(続く)
私見を申し上げますに、私の主張が警察の行動に力点を置いたもの
であったのに対し、ネコサメ様の主張が犯罪の起こる理由を重んじたもの
であったために、議論がややすれ違っていたのではないでしょうか。
繰り返し述べますと、犯罪の原因・理由を取り除く努力をすべきだ、
というネコサメ様の主張に私は全く同意できるかと存じます。
しかし、警察はそうした努力とは別に、現に起こっている犯罪に
然るべき対処を行うべきだ、と私は申し上げたつもりでした。
もしこうした警察の行動にご同意戴けるなら、私とネコサメ様の見解は
ほぼ全面的な一致をみるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
また、「疑わしきは罰せず」との原則についてですが、
ネコサメ様があくまでレトリックとしてこの言葉を使われている
ことを承知でご回答を申し上げます。警察行動の強化は罰ではない、
と私は考えております。
「それ相応の対策」の中身が私の後出しで決まる、というご指摘に
ついては、これは私としても具体的な中身は事例によって変わるべき
だろうと考えますので、確固としたものを申し上げることはできません。
また、恐らくそうした私の事情を理解した上で、
ネコサメ様は「それ相応の対策」が差別を助長するようなものであっては
ならない、と釘を指す意味で仰っているのだと理解しております。
その前提で申し上げますと、この点には私も同意するものです。
この「対策」の中身についてはやや見解が異なるかも知れません。
私は警察がその活動を強化することそのものは差別を助長するものではない、
と考えており、もしそんなことがあるとすれば、それは個々人の人間性や
教育の問題だ、と先に申し上げた通り考えています。恐らく、ネコサメ様は
もう少し警察の活動に否定的なのではないかという印象を私が持つためです。
(さらに続く)
とはいえ、「警察は現状に応じた対策を講じるべき」であり、
また同時に「その対策が差別を助長するような事態は避けられるべき」
である、という風にまとめられるとすれば、やはり私とネコサメ様は
全体的な方針としては合意できると言えるのではないでしょうか。
その方針を実際に現実化するにあたってはなお議論の余地があることと
思いますが、私としては、この方針としての合意が可能ならば十分に
満足するところです。
そして恐らく、私のこうした見解は、
[ それ相応の対策 というのが、
パトロール強化といった差別を助長するようなものではいけない。
原因を取り除くような対策であれば構いません。]
というネコサメ様のご主張にも沿うものではないかと思うのです。
警察と政治・教育を分けて考える点で、ややネコサメ様の
考えとは異なる部分があるかも知れませんが、いかがでしょうか。
なお、集団は取り方によって変わる、という
ネコサメ様のご見解については、上にアサギ様にも
申し上げましたが、少々乱暴なのではないでしょうか。
コメント38での私の前提に乗ってお話をされる、
ということ、またABCD、という地区の名称をそのまま引き継いで申し上げます。
地区AB、とひとまとめにしたら、地区Cより
犯罪率が高くなった、というネコサメ様の仮定については、
次のようにお答えします。その事実は、A地区での警察行動を
B地区より強化することを否定する理由にはなりません。
ABC地区がD地区より犯罪率が高くても同じです。
ネコサメ様の仮定は、A地区の犯罪率が高い、という
事実を否定するものではないからです。
また、A1地区はB地区よりも犯罪率が低い、と仮定するならば、
警察はA2地区を重点的に取り扱うべきです。
これは当然のことだと言えるでしょう。
(まだ続きます)
「しかしその仮定は適切ではないかも知れない」と主張される
ことは、公正ではないと私は考えます。そして、ネコサメ様には
こう申し上げます。貴方が私の主張に付け加えたことは、
私が自身の仮定から結論したことが間違っている、ということを
何ら証立てることはないと。敢えて率直に申し上げますが、
貴方が仰る「後出し」とはこれのことではないでしょうか。
しかもそれは、何ら私の主張の正当性に影響しない無意味なものです。
また加えて、仮にネコサメ様が実際に警察が行うであろう
パトロールの強化等の警察行動の決定を、その程度の確度しかない
統計に基づいて行っているとお考えならば、それはあまりに
警察の行為と能力を低く見てはいないでしょうか。
アサギ様にも申し上げましたが、
相手(ここでは警察や私)の悪意、あるいは過失を前提とするようなご見解を
ネコサメ様がお持ちなのだとすれば、それには賛同いたしかねます。
「いつまでつづけます?」とネコサメ様は仰いました。
答えて申し上げます。可能な限り続けるべきであり、その可能な範囲は、
警察という組織の所持する人員等の条件により変わるものとなるでしょう。
理想論ではあるでしょうが、しかし、防犯とはそうやって
行われるべきものではないでしょうか。結局は個人の問題である、
というのは犯罪が発生する際の担い手の話であり、防犯はそうでは
ないと私は考えます。
この点について、ネコサメ様のご見解を改めてお伺いしたく思います。
現実の問題として、犯罪の発生件数が多い地域が存在するならば、
警察は然るべき対策を講じるべきであると私は考えます。ネコサメ様は、
この点についていかがお考えなのでしょうか。
(なお続きます)
勿論、ここで言う地区の問題は、国籍等により規定される社会層
の問題に必ずしも一致するものではありません。しかし、アサギ様にも
申し上げました通り、一定の相関があると考えて、ここでは特に区別
しておりません。また何より、今では単に地区ごとの犯罪率とその
対策が問題になっているわけですから、一旦は社会層云々のことを
捨象して考える方が適当でしょう。
あくまで地区と犯罪率の問題として、ネコサメ様にはご回答を賜れば幸いです。
恐らくこの点を除けば、私とネコサメ様は概ね同意することが
できる、あるいは既にお互いに同意しているだろうと考えております。
以上、乱筆乱文失礼致しました。
また途中、不遜なもの言いがありました点をお詫び申し上げます。
しかしながら、何卒ご寛恕を戴きたく、また寛大な御心でお返事を
賜りますようお願い申し上げます。
まずはご挨拶申し上げます。口先だけの木菟と名乗ったものです。
今回、始めてこちらに書き込みをさせて戴きました。
長々とお邪魔しておりますことをお詫び致します。
今後改めてコメントを下さるとのこと、有難うございます。
それに先立って申しますと、桑原様も仰る通り、これは
国家による管理と人権の問題であろうと私は考えております。
私たちは警察によるパトロールや入国の審査等、
権力による干渉を実生活上は認めている。
それは人権に関わるものでもありうるわけですが、しかし
秩序の維持や防犯という観点から、ある程度の制限が許容されると我々は
考えている。そうでなければ入国審査は移動の自由を害するもの、
警察の行動も不当な抑圧として糾弾されるべきものとなるでしょう。
そこには常にせめぎ合いがあり、権力の介入はどこまで
是認されるか、とは常に問われるべき問題だと私は思います。
加えて、いわゆる外国人について考えるとなると、
国家を中心に考える限り、それは秩序の外側から入って来る人々という
ことになる。故に国家としては、何でも自国民と同じとはいかず、
その行為に敏感になることも仕方がない側面はある。
しかしそれが差別や排除に繋がること、人権の侵害に至ることは
肯定されるべきでない。誇張して言えば、国家と個人という二律背反が
ここに先鋭化して現れるということではないでしょうか。
国籍だけを理由にした排除が人権の侵害であることは、
私も桑原様に同意します。しかし、ある程度の制限が課される
ことは実際に起きており、どこまでそれを許容するかは
常に問題になる。そしてそれを考える時、犯罪等の問題にも
敏感にならざるをえないということなのかな、と今は感じております。
いずれにせよ、多くのことを考える機会を戴きました。
少し早いかも知れませんが、お礼を申し上げつつコメントを
お待ちさせて戴きます。
正直な話を申し上げますと、犯罪率の高い地区に対し警察や行政が対策をとること自体は不当だとは、あまり私も考えていません(ケースバイケースですが)。が、その集団の犯罪率がなぜ高いのかを考えずに、差別に使う人間がネット上では目立つため、若干否定的に思っています。
また、先程の例を継続して使用しますと、A1地区、A2地区と分割したわけですが、町や区としての名称(◯◯町)の示す範囲と、A1地区の様な実際に犯罪率の高い範囲は必ずしも一致するとは限りません。
現状としてA1地区に防犯対策を行なっていたとしても、外部から知ることのできる情報として「◯◯町で防犯パトロールの強化を行なっています」という場合もあるわけです。これは不当な偏見を招くのではないでしょうか?
私とあなたの意見はかなり一致するとは思うのですが、
警察(司法)と行政・教育のような、現実として絡み合っている問題について、切り離した仮定で議論をすることに意味があるのか疑問です。
返信ありがとうございます。
全部に対して返信はさすがにきついので(申し訳ありません)、要点と思われる部分にだけ再返信させてください。
>>だからといって、何も対策を講じないことが正しいのでしょうか?
そうは思いませんが、その対策はあくまで犯罪発生要因を取り除くことであり、差別を助長するものではあってはならないということです。
>>従って、「差別の温床になる」というご意見は、
>>警察行動自体の問題ではなく、教育の問題、あるいは
>>貧困層当の社会層が存在することそのものが問題であるなら
>>政治の問題なのではないでしょうか。
>>そして私がここで申し上げているものは、あくまでも
>>この警察行動に限ってのものなのです。
仰っていることは正論だと思います。
私も住んでいる地域の犯罪率によって他人を差別するのはその人間性と教育の問題であると思います。
しかしながら部落差別が存在していた(未だに存在している)日本において、仰るやり方が差別を助長しないとはどうしても思えないのです。
つまるところ、私も統計結果からの警察行動を否定しているのではなく、そこから発生する背反を懸念して反対しているというわけです。
どちらかというと性悪説に基づいた考え方になりますが…
その背反事項を無視するという仮定であれば、統計結果に応じた警察行動の強化に反対はしませんが、これまでの歴史を鑑みるにその仮定は意味がないのかなと考えます。
ましてや愛国カルトが一定数おり、一定の発言力を持っている現在の日本なら尚更です。
繰り返しお返事を戴いておりますこと、改めて感謝申し上げます。
犯罪率の高い地区に対し警察や行政が対策を取ること自体は
必ずしも不正ではないが、しかしその行為が時により
悪意ある人々によって差別を正当化する根拠であるかのごとく
歪められることがある(残念ながら、実際にあると私も思います)。
そうならないように十分な配慮を行いながら
警察や行政は行動すべきだ。このようなものとして私は
ネコサメ様のご主張を理解いたしました。これが正しいとすれば、
私はネコサメ様に全く同意いたします。
ただ水掛け論のようになってしまい恐縮ですが、
「○○町で防犯パトロールの強化を行っています」という言明が
不当な偏見を招くとすれば(実際に警察が強化する地区と○○町が
完全には一致しないということを措くとしても)、それはやはり
そうした偏見を抱く人々の側に問題がある(つまりこれが、
私が上で言う悪意ある人々にも相当するのかと思いますが)と
私としては考えております。この点で、私とネコサメ様では
若干ながら見解に相違があるということでしょう。
しかしこの点は、警察や行政がどれくらい気を払うか、
という程度の在り方を巡るものであり、
ネコサメ様も仰る通りケースバイケースということも
あろうかと思います。大筋は合意している、ということで
私としては納得したく考えているのですが、ネコサメ様はどのように
お考えになるでしょうか。ご不満もあろうかとは思いますが、しかし、
私にはネコサメ様に対して、この点に関してこれ以上に
申し上げるべきと思う事柄がありません。
それはつまり、私がネコサメ様のお言葉に
納得しているということだろうと思います。
勿論、より具体的に突っ込んだ議論が必要だとお考えであれば、
私としてもともに考えたいと思います。具体的にお考えの内容が
あればお伝え下さい。
(続く)
ただ、次の点がなお気にかかっております。
ネコサメ様は
[ 警察(司法)と行政・教育のような、現実として
絡み合っている問題について、切り離した仮定で
議論をすることに意味があるのか疑問です。 ]
と疑念を呈されていますが、しかし現実の問題として警察は
行政や教育の問題と切り離して職務を遂行せざるをえない、
という点にむしろ私の主張は立脚しているのです。
そして、そのような警察の行動は不当ではないだろう、
と私は考えているということなのです。
現実に絡み合っているからといって、絡み合ったまま
問題が解決するわけではありません。関係各所がそれぞれに
最善を尽くしてこそ、真の解決を見るというものではないでしょうか。
勿論、根本的な解決を図るのであれば、警察という対処療法的な
仕方ではなく、政治や教育という面から原因にアプローチすべきだ、と
ネコサメ様がお考えであることは理解しているつもりです。
この点はその通りであろうと私も同意いたします。
しかし、なお個別の対策を考えることが無意味だとは
私は考えていないのです。
むしろ、このように切り離して考えなければ、
それこそ警察は行動することができなくなりかねません。
「この地区の犯罪率の高さは差別が原因かも知れないから、
パトロールはやめておこう」というわけにはいかないのです。
犯罪に対処することが彼らの職務である以上、これは切り離さざるを
えないでしょう。
その意味で、警察の行動そのものが不当なものとして考えられる
べきではない、と私は主張しているつもりでおります。
つまり、切り離すべきものは切り離して考えよう、
と私は主張していたことになり、この点でネコサメ様に
同意していないことになります。
あるいは今回の私の発言から、ネコサメ様にもご納得戴ける
部分があるのではないかと思います。なおご見解を伺うことが
できれば幸いです。
再度のお返事を賜り有難うございます。
このようなまとめ方はあるいは失礼かとも思いますが、
恐らくアサギ様は、私が原則論により考えようとしているものを、
実際にはそう簡単ではないだろう、とご指摘下さっているのだと
理解しています。そして、そのご指摘は何ら不当ではないと
私が考えていることを最初にお伝えしたく思います。
[ つまるところ、私も統計結果からの警察行動を
否定しているのではなく、そこから発生する背反を
懸念して反対しているというわけです。 ]
というこのご懸念は、私としても理解できているつもりです。
実際に、一部に心なき集団が存在することを私は否定できませんし、
仰る通り、警察の行動がそうした人々の差別意識の強化に悪用される
こともあるのだろうと思います。
しかし、となお強弁することをお許し下さい。
そのアサギ様のご懸念に従い、警察がその行動を
変えるのだとすれば、そのことこそが不正ではないのか、
と私には思われるのです。警察権力は、そういった懸念に
対してすら中立であることが求められるのではないか、
と私は考えています。
いかなる理由があれど、犯罪率の高い集団が存在し、
また犯罪の発生件数が多い地域が存在するという事態に対して、
警察が恣意的に対応を変えることが許容されてはならない。
恣意的に、という表現はやや強調が過ぎるかも知れませんが、
極論すればそうなってしまうことを私は恐れています。
それは、警察が一部の対象に対し手心を加えているのと
どう違うのでしょうか。
それ故に、私はこれらの問題をあくまで人間性や教育、政治の
問題として扱うべきだと考えるのです。恐らくは私のこうした
意図を既にアサギ様もご存知であろうとは思いますが、改めて
上のように主張させて戴きます。
(続く)
愛国カルトとこのブログで呼称され、またアサギ様が
仰る集団に対する戦いについて、私はその趣旨に賛同する者で
あるつもりです。しかし、彼らの存在と、その存在により
差別が助長されることの懸念から、警察の活動を抑制することが
正しいとは私は考えません。それは、却って私たち(私たちと
言うことをお許し下さい)の正当性を損なうものではないでしょうか。
「奴らは自分たちに都合よく警察の行動にまで
文句を付けようとしている」。アサギ様のご発言は、
このように言葉尻を捉えられかねない(これは勿論、
アサギ様の善意を踏みにじるものですが)ものであり、
それは大変に不本意だと私は感じるのです。
「私たちは警察の行動を否定しない。実際に犯罪率が
高い地区が存在し、心ならずも犯罪に手を染める
外国人の方がいることも否定しない。その割合が高い
国籍があることも否定しない。しかし、それにより
差別を正当化しようとするあらゆる行為を糾弾する」。
このように構えてこそ、愛国カルトに対する姿勢として
力を持つのではないでしょうか。
彼らが差別と排除の根拠とするものを、当事者である外国人の
方々と共に解決すべき問題として捉えることが肝要であると
私は考えます。そしてその限りで、問題があることそのものを
まず受け容れねばならないと思うのです。
それは「奴らは問題から眼を逸らそうとしている」などと宣う
人々にそのような放言を許さぬためであり、同時に問題を解決する
第一歩でもあると言えるのではないでしょうか。
勿論、このような私の心情もご推察の上で、アサギ様は
ご発言下さっているのだろうとは理解しております。しかし、
敢えて思うところを述べさせて戴いた次第です。
私の考えは理想論が過ぎるとお笑い下さっても構いませんが、
ともあれご見解を賜れば幸いです。
頭大丈夫ですか?
それ、「人間がいなければ犯罪はない」と言ってるのと同じですか
すみません、言葉と理解が足りませんでした。私が言いたかったのは在日コリアンの(最初は韓国人と書きましたがこれは完全に間違ってました。)非犯罪率で考えると、外国人犯罪者をきちんと強制送還すれば、在日コリアンの犯罪者数はどんどん少なくできると思ったのです。犯罪目的にくる来日コリアンは、阻止しようがない部分もありますけどね。もちろん、他の国の方の非犯罪率を計算してはいませんので、外国人犯罪者の合計はあまり変わらないのかもしれませんが。
"外国人犯罪者をきちんと強制送還"と言っているのは単なる永住権を持っている在日コリアンだけでなく、特別永住権持っている在日コリアンでも永住権者と同じく強制送還するということを言いたくて書きました。しかし、特別永住権に関しても深い知識があるわけではないので、間違いなどがありましたら指摘していただけるとありがたいです。
「(日本国内における1年間の)在日コリアンの犯罪率は、日本人の犯罪率の約3倍」これは事実。
(非犯罪率で言われていることに近くなりますが)「在日コリアンの犯罪率は0.6%。だけど、日本人の犯罪率は0.2%であり、極少数なので3倍という計算結果になる」これだけで十分でしょう。
猫好き犬好きの話は…微妙です。
「A国の猫好きはB国の猫好きの割合より多かった」この結果のそれ以上でもそれ以下でもありません。
「これを基に「A国は猫好きだらけ」と主張するのは間違い」と、言えばいいだけかと。
>1000人の中から300人犯罪者がでるのは大変なことですが、3人の中から1人犯罪者が出るのは全然驚くことではありません。
いや、何を言っているのですか?後者も驚きますよ。
まずネトウヨと言う言葉で相手にレッテル張りする人間の言葉は信用ならないと言っておく。
ネトウヨには、一般の愛国的な国民から街宣車から在特会まで幅広くカバーする言葉であり、実質的に意味のないレッテルでしかないからだ。
気に食わない相手を1から10まで全てネトウヨ扱いしてきた、君たちパヨクのせいだね。
慰安婦やモリカケの捏造は、ネットのない時代なら通用したろうがもう無駄だよ。
君たちパヨクの醜悪な実態は、ネットに記録され分析され続けるからね。
左翼とは国を良くするために革新的な人間の事であって、自殺的行動を取る馬鹿の事ではない。
愛国心とは郷土愛と人類愛であり、その土地とそこに住む人々への愛情の事であり、普遍的に健康な精神を持つ人間ならば誰でも持つものだ。
確かに行き過ぎる愛国心は問題ではあるが、しかし歴史的には逆に、パヨク的な自死を推奨する愚か者によって苦しめられてきたのが現状だ。
まず、「ネトウヨ」をレッテル貼りと言いながら、「パヨク」という言葉で相手にレッテル張りする人間の言葉は信用ならないと言っておく。
パヨクは安倍政権に批判的だったり差別的言動を批判しているだけの人間も幅広くカバーする、実質的に意味のないレッテルでしかないからだ。
気に食わない相手を1から10まで全てパヨク扱いしてきた、君たちクズのせいだね。
モリカケを捏造というだけでも脳みその悲惨さがうかがえるが、ネットしか知らずネット情報を鵜呑みにするゴミだけが、それを捏造だと言い張り、自分たちの主張が世間的に通用していると勘違いしている。ネット住民の脳内では通用するのだろうが、ネットの外ではこれまでもこれからもは通用しない。君たちがどんなデマを吐こうが無駄だよ。
君たちゴミウヨの醜悪な実態は、ネットに記録され分析され続けるからね。
右翼とは国を良くするために保守な人間の事であって、差別的言動やデマを吐く馬鹿の事ではない。
愛国心とは郷土愛と人類愛であり、その土地とそこに住む人々への愛情の事であり、普遍的に健康な精神を持つ人間ならば誰でも持つものだ。だが、ネトウヨの持つ愛国心はそのようなものではなく、自分の歪んだ自己愛と差別心を正当化させるための言い訳に過ぎない。
行き過ぎる愛国心は問題ではあり、歴史的には、ナチズムや大日本帝国の崩壊に見られるように、愛国心を免罪符にした愚か者によって苦しめられてきたのが現状であり、今も現在進行形で自称愛国者たちによって多くの弱い人たちが苦しめられている。ネトウヨのデマや、アメリカのトランプ政権がいい例だ。
100%ブーメランを投げる愚かな自称保守、それが君だ。脳みそを取り出してクリーニングしてから出直してきたまえ。そんなに一生懸命「おれはバカだぞ」とアピールしなくても、最初の数行で君の愚かさは誰にでもわかる。
http://datsuaikokukarutonosusume.blog.jp/archives/1059735611.html
ネトウヨと呼ばれるような人間が、どれだけ知能が低いかよくわかるな。
>>1000人の中から300人犯罪者がでるのは大変なことですが、3人の中から1人犯罪者が出るのは全然驚くことではありません。
>>いや、何を言っているのですか?後者も驚きますよ。
理解が間違っています。
そこで言っている、3人や1000人はグループを指しています。
3人家族から1人犯罪者が出たとして、その家族を危険だと思いますか?
1000人の学校から300人の犯罪者が出たとして、その学校を危険だと思いますか?
ということです。
>>69
>>最新記事のタイトル一覧を見るだけでもう頭が痛くなってくるが、
私は君みたいな頭の悪さしか感じ取れないコメントを見るだけで頭が痛くなるよ。
どうせピンポンダッシュだと思うけど、議論したいならちゃんと内容あるコメントを書き込んでね。
>パヨクとは日本に対して破壊的、破滅的な願望を持つ人間の事だ。
そのパヨクの定義が君の言う通りだとすると、
ここのコメ欄のパヨクは宇田川氏くらいかな?
他は誰も日本に対して破壊的・破滅的な願望なんて持ってないけど。
短絡的思考の馬鹿が偉そうに全力ブーメランぶっ放しちゃったんだろうけど、
見事に管理人様に返されちゃったね。
(主に頭の悪さが)可哀想に。
危険なことに違いはないな
この記事を読んでもそう思えるなら、精神内科か脳外科を今すぐ受診しなさい。
3000件もあったら統計学的に十分正確だろ
うわ…。頭悪…。そんな話してないんだけど。
そもそも、サンプル数の話なんかしてないね。サンプル数ってのは、全体から一部を無作為抽出して、全体の傾向を把握することが可能かって話。日本国民1億人の動向を見るのに、無作為抽出された3000人だけを調査するので十分かどうかって話ね。
ここの記事で言っているのは犯罪率の話であって、無作為抽出のアンケートやってんじゃないだけど。「日本人全体の中の犯罪者数全体」「在日韓国人全体の中の犯罪者数全体」を見ているから、サンプルの無作為抽出自体そもそもやってないんだけど。
ここで言っているのは、母数が300倍も違う集団を比べて「Aのほうが危険」「Bのほうが危険」などと言うことはできないってこと。
そして、犯罪者だけを見ると3倍の差があっても、20:60の3倍と、0.2:0.6の3倍では、中身が全然違うってこと。
特に重要なのは後半ね。
でも残念ながら、そもそもこの記事は「サンプルの無作為抽出で全体の傾向を見る」というような話ではないのでね。