昨年流行語大賞になった「保育園落ちた、日本死ね」を批判する人たちについて、私はこのような記事を書きました。あれは行政批判であって、日本や日本人を呪う発言ではない、ちゃんと全文を読めばわかるはずなのに、批判している人たちはタイトルだけしかみないで批判している、というのが私の考えです。


その記事に、驚くべきコメントが投稿されました。

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>>149 Star-Jej 2017年01月15日 11:27
>>日本死ねブログを書いた例のバカ親って、
>>どうせ子育てに関して無計画で無責任のまま産んだ
>>只の阿呆なんだろうね。



保育園落ちたことに対しての怒りを綴ったら、それで「子育てに無計画無責任のまま産んだただの阿呆」と決めつけています。信じられない感覚です。保育園に落ちたことに怒ったら、どうして子育てに無計画無責任のまま産んだことになるんでしょう。どこが阿呆なのでしょう。この人の理屈では、待機児童の親はみんな「無計画無責任のまま産んだただの阿呆」になってしまうんですが、そんなことはこの阿呆の脳みそには浮かばないのでしょうか。


これだけでも大変腹立たしい恥知らずな意見ですが、この後はもっとひどいものでした。

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>>子供を産むからには
>>何かを切り捨てなければならないと言うことは、
>>分かっていたと思うよ?



私は、この書き込みを見て、激しい怒りを覚えました。


ふざけるな!!!


そして、「日本死ね」と書いた人の気持ちがはっきりと理解できました。


子供を産むために何かを切り捨てなければならないような腐った糞国家なら、潰してしまえ。そんな糞国家にならないようにするのが政治家の仕事だろうが!!


子供が生まれれば、当然責任が生じます。それまでのような自由がなくなり、人の親としての行動をしなければならないのは当然のことです。


しかし、待機児童の親は、自分が遊ぶために子供を施設に預けようというのではありません。働くために、子供を保育所に預けたいだけなのです。そして、そもそも保育所とはそういう施設なのです。


現在小学校は義務教育なので待機児童問題は発生していませんが、もしも「小学校が足りない」となって「小学校落ちた」なんて事態が発生したらどう思うでしょうか。小学校が足りなくて学校に通わせられないから、親が自宅で子供の教育をしろなんてなっても、この手の人は「子供を産むからには何かを切り捨てなければならない」から我慢しろとでもいうのでしょうか。そんなことになったら、だれだってふざけるなと思うでしょう。幼稚園保育園だって、義務教育じゃなくたって同じことです。


一億総活躍社会、女性の輝く社会、少子化対策などと言いながら、その実態が「子供を産むからには何か(仕事)を切り捨てろ」と言う国だったら、怒るのはあまりにも当たり前のことです。


どうしてあのブログを書いた女性が、「日本死ね」などという激しい言葉を使ったのかよく理解できました。「子供を産むからには何か(仕事)を切り捨てろ」というような奴が日本にいるからです。そんな国にしないことが政治家の仕事だろうに、そんな国であることを積極的に肯定するやつが日本にいるからです。


愛国カルトはよく「反日」「日本の敵」などの言葉を使いますが、「子供を産むからには何かを切り捨てなければならない」なんて言う人こそ、日本の敵だと私は思います。そういう人たちのせいで待機児童問題が解決されず、日本の親が苦しんでいるのです。


彼らは日本を愛しているつもりで、だから「日本死ね」という発言を非難しているんでしょうが、彼らのような存在こそが、日本の親を苦しめている日本の敵だということを自覚すべきでしょう。


==追記==

この人物からさらなるコメントがありました。

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>>何でもかんでも手に入るなんて思ってる例のバカ親



正真正銘こいつは腐りきってますね。なんでここまで人間腐れるのか、全く理解できません。


子供を保育園に入れたいだけのことが、「何でもかんでも手に入ると思ってる」ことになるらしいです。すべての待機児童の親、保育園に子供を預けているすべての親に対する最低の侮辱です。


この国は、子供を保育園に入れたいだけのことが、そんな大それたおこがましいことにされてしまう国になってしまったんですかねえ。これじゃあ「日本死ね」って言われるわ。


たぶんこの手のバカは、働くことと遊ぶことの区別さえついていません。働くとはどういうことかさえ理解する脳みそがないのでしょう。


働いて、なぜお金がもらえるか。それは、誰かに貢献した対価としてもらっているのです。誰の役にも立っていなかったら、それは仕事ではないので、お金はもらえません。誰かの役に立ったからお金がもらえるのです。働くということは、誰かの役に立つこと、すなわち社会貢献なのです。


結婚して子供を産み、育てる。人類が何百年、何千年と行ってきた行為です。子供を産み、育て、さらに仕事をして社会貢献もしたい。素晴らしいことじゃないですか。そのために保育園に子供を預けたい。一体何がいけないんでしょうね。この国はそんなことさえ認められない国になってしまったんでしょうか。


これが「何でもかんでも手に入ると思ってる」ことになるのであれば、「仕事をしたいなら子供を産むな」「子供を産むなら仕事をするな」ということになりますね。シングルマザーやシングルファーザーなんてどうなってしまうのでしょうか。


今はこんな腐りきった最低のクズになってしまっていても、きっと両親は生まれてきたとき嬉しかったことでしょう。このクズがどういう家庭に育ったか知りませんが、親が働いてくれていたから、こいつは子供時代を過ごせたはずです。


ところが、他人が同じように子供を産んで、働いて、育てたいと願うと、「なんでもかんでも手に入ると思っているバカ親」と非難する。なんという勝手なやつなのでしょうか。


「保育園がなくて働きながら育てられない現在の日本の状況」でなく、「働きながら子供を育てたいのに保育園がなくて働けない親」の方を「バカ親」と非難する。こんなやつのせいで、「日本死ね」などという言葉が出てきてしまうのです。


こいつは、働くということ、子供を育てるということ、そして親がどうやって自分を育ててくれたのか、一度ちゃんと考えてみるべきでしょう。それでも待機児童の親を中傷できるのであれば、ご両親には悪いですが、こいつは生まれてきたこと自体が間違いでしたね。

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