正しい情報がなければ、正しい判断はできません。民主主義にとって、最も大切なことは情報の公開です。逆に、独裁政権は必ず情報を統制しようとします。前回紹介した、大阪維新の大久保たかゆきの言論の自由を「叩き潰す」発言も、その典型例だと言えましょう。批判されない権力は必ず腐敗します。批判されない民主主義はもはや民主主義ではありません。
日本は独裁国家になんかならない、情報統制なんかない、と思い込んでいる人も多いですが、「国境なき記者団」による世界報道の自由度ランキングで、日本は2010年には11位でしたが、安部政権下で急下降。現在世界72位で、「良い状況」「どちらかと言えば良い」「問題がある」「厳しい」「とても深刻」の5段階では、日本は「問題がある」に位置づけられています。「国境なき記者団」は安倍政権について、「メディア敵視を隠そうとしなくなっている」と批判しています(ハフィントンポスト参照)。

そんなメディア敵視を隠そうとしない安倍政権が、またやらかしました。自民党の二階幹事長が、都合の悪い報道をするメディアを「はじめから排除して、入れないようにしなきゃダメ」と発言しました。
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今村復興大臣が二階派のパーティーにおいて「(震災が起きたのが首都圏ではなくて)東北でよかった」と発言し、辞任に追い込まれた翌日でした。二階氏はこれに関連して、このように述べました。

(朝日新聞4月26日)
「一行悪いところがあったら」と二階氏は言っていますが、一行だろうが全体だろうが、悪いものは悪いです。二階氏の言っていることは、「一行ぐらい悪いところがあっても見逃せ」と言ってるにほかなりません。それこそ何ちゅうことか。
今村復興大臣は、先日も記者会見で激高して「自主避難者は自己責任」と発言して糾弾されたわけですが、その人物が舌の根も乾かぬうちに「東北でよかった」という発言をしたわけですから、復興大臣としての資質を問うのは当然だと思いますし、自民党内からも批判が出て、新復興大臣の吉野氏も「許せない」と言っていますが(参照)、二階氏にとっては、それは「一行悪いところがあった」程度のことで、批判する方が悪いと言っているわけです。
さらに、「マスコミの首をとった方がいい」、さらには「そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」とは、情報統制以外の何物でもありません。都合の悪い報道をするようなメディアには情報をやるな、自分たちに都合のいいメディアだけを入れろ、と言っているわけです。
最初に言いましたが、批判されない権力は必ず腐敗し、批判されない民主主義は民主主義ではありません。「国境なき記者団」から「メディア敵視を隠そうとしない」と批判されている安倍政権ですが、この二階氏の発言は民主主義国家の政権として決定的に不適格だと言えましょう。
ついでに言っておくと、今回はメディアが騒いで今村氏の首が飛んだわけではありません。今村氏の発言のわずか一時間後に、安倍晋三総理自身がその二階派のパーティーに出席し、今村氏の不適切な発言を謝罪。その日のうちに更迭を決めています。
「一行悪いところがあったから」首をとれと言うのが許せないのなら、二階氏はその批判をメディアではなく安倍晋三に向けるべきです。二階氏は自分の派閥の人間が問題を起こして首を斬られて頭に血が上ったのか知りませんが、これで怒りの矛先をメディアに向けるというのは支離滅裂ですし、普段からメディアを敵視して「邪魔だ」「排除したい」と思っているからこんな発言になるのでしょう。私は今村氏の発言より、二階氏の発言の方が民主主義国家の政治家の発言としてずっと大きな問題だと思います。
話がそれてしまいますが、付け加えておきますと、二階派のパーティーにおける安倍総理の謝罪は、政権へのダメージを心配したパフォーマンスに過ぎません。


(↑二階派のパーティーで謝罪する安倍総理)
もしも安倍総理が今村氏の発言について、「政権に対して迷惑をかけた」ことに怒っているのではなく、本当に「東北の人を傷つけた」ことに対して怒っているのであれば、安倍総理は今村氏自身を壇上に上がらせて謝罪させるのが筋です。ところがそれはしなかった。
この時点ですでに安倍総理は今村氏の更迭を決めていたと言われています。つまり、ここでの安倍総理の謝罪は、「今村氏の発言は私の真意ではない」という弁明のためのものであり、メディアや野党に批判される前に先に謝ってほいた方がダメージが少ないという、ダメージコントロールをしただけのことです。安倍総理が怒っているのは「東北の人を傷つけた」ことではなく、「安倍政権を傷つけた」ことにたいしてなのでしょう。
今回の今村氏の発言も含め、相次ぐ閣僚の失言や暴言、さらには二階氏の民主主義国家の政治家としての適性を明らかに欠いた、独裁国家のような情報統制発言などについて、「安倍一強と言われる『ゆるみ』」だという分析がよくなされています。
しかし、私はこれを「ゆるみ」とは思いません。
ゆるもうがゆるむまいが、普段から思っていなければ、「(首都圏でなくて)東北でよかった」とは出ませんし、どんなにゆるんだって、自分たちにとって嫌な記事を書くメディアに対し「首をとれ」とか「排除しろ」とか言いません。
これは、安倍政権の「ゆるみ」ではなく、安倍政権の「本質」そのものです。
結局のところ、自分たちがえらいと勘違いし、国民を見下し、自分たちに逆らうメディアを敵視するというのが、現在の安倍政権の本質なのです。ゆるみなんかじゃありません。
今村氏の発言は復興大臣の発言としては非常に思い不適格なものだと思いますが、二階氏のマスコミ排除発言は、大臣云々(※「でんでん」ではない)以前に、民主主義国家の政治家としてあるまじき不適格な発言であり、これまでの他の失言暴言よりもさらに重いものであると思います。
これで自民党が二階氏の首をとるなら、少しは見直します。本当なら議員辞職に値するぐらいの暴言だと私は思いますが、幹事長という職から更迭するなら、自民党を少しぐらいは見直します。しかし、二階氏のこの発言をおとがめなしで放っておくならば、自民党という政党自体、民主主義国家の政党として決定的に不適格と断じざるを得ません。

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日本は独裁国家になんかならない、情報統制なんかない、と思い込んでいる人も多いですが、「国境なき記者団」による世界報道の自由度ランキングで、日本は2010年には11位でしたが、安部政権下で急下降。現在世界72位で、「良い状況」「どちらかと言えば良い」「問題がある」「厳しい」「とても深刻」の5段階では、日本は「問題がある」に位置づけられています。「国境なき記者団」は安倍政権について、「メディア敵視を隠そうとしなくなっている」と批判しています(ハフィントンポスト参照)。

そんなメディア敵視を隠そうとしない安倍政権が、またやらかしました。自民党の二階幹事長が、都合の悪い報道をするメディアを「はじめから排除して、入れないようにしなきゃダメ」と発言しました。
・二階俊博は民主主義国家の政治家の資格なし
今村復興大臣が二階派のパーティーにおいて「(震災が起きたのが首都圏ではなくて)東北でよかった」と発言し、辞任に追い込まれた翌日でした。二階氏はこれに関連して、このように述べました。

(朝日新聞4月26日)
「政治家の話をマスコミが余すところなく記録をとって、一行悪いところがあったら『すぐ首を取れ』と。何ちゅうことか。それの方(マスコミ)の首、取った方がいいぐらい。そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」
「一行悪いところがあったら」と二階氏は言っていますが、一行だろうが全体だろうが、悪いものは悪いです。二階氏の言っていることは、「一行ぐらい悪いところがあっても見逃せ」と言ってるにほかなりません。それこそ何ちゅうことか。
今村復興大臣は、先日も記者会見で激高して「自主避難者は自己責任」と発言して糾弾されたわけですが、その人物が舌の根も乾かぬうちに「東北でよかった」という発言をしたわけですから、復興大臣としての資質を問うのは当然だと思いますし、自民党内からも批判が出て、新復興大臣の吉野氏も「許せない」と言っていますが(参照)、二階氏にとっては、それは「一行悪いところがあった」程度のことで、批判する方が悪いと言っているわけです。
さらに、「マスコミの首をとった方がいい」、さらには「そんな人は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメ」とは、情報統制以外の何物でもありません。都合の悪い報道をするようなメディアには情報をやるな、自分たちに都合のいいメディアだけを入れろ、と言っているわけです。
最初に言いましたが、批判されない権力は必ず腐敗し、批判されない民主主義は民主主義ではありません。「国境なき記者団」から「メディア敵視を隠そうとしない」と批判されている安倍政権ですが、この二階氏の発言は民主主義国家の政権として決定的に不適格だと言えましょう。
・そもそも今村の首をはねたのはメディアではなく安倍晋三
ついでに言っておくと、今回はメディアが騒いで今村氏の首が飛んだわけではありません。今村氏の発言のわずか一時間後に、安倍晋三総理自身がその二階派のパーティーに出席し、今村氏の不適切な発言を謝罪。その日のうちに更迭を決めています。
「一行悪いところがあったから」首をとれと言うのが許せないのなら、二階氏はその批判をメディアではなく安倍晋三に向けるべきです。二階氏は自分の派閥の人間が問題を起こして首を斬られて頭に血が上ったのか知りませんが、これで怒りの矛先をメディアに向けるというのは支離滅裂ですし、普段からメディアを敵視して「邪魔だ」「排除したい」と思っているからこんな発言になるのでしょう。私は今村氏の発言より、二階氏の発言の方が民主主義国家の政治家の発言としてずっと大きな問題だと思います。
・安倍晋三の謝罪は真意ではなくパフォーマンスに過ぎない
話がそれてしまいますが、付け加えておきますと、二階派のパーティーにおける安倍総理の謝罪は、政権へのダメージを心配したパフォーマンスに過ぎません。


(↑二階派のパーティーで謝罪する安倍総理)
もしも安倍総理が今村氏の発言について、「政権に対して迷惑をかけた」ことに怒っているのではなく、本当に「東北の人を傷つけた」ことに対して怒っているのであれば、安倍総理は今村氏自身を壇上に上がらせて謝罪させるのが筋です。ところがそれはしなかった。
この時点ですでに安倍総理は今村氏の更迭を決めていたと言われています。つまり、ここでの安倍総理の謝罪は、「今村氏の発言は私の真意ではない」という弁明のためのものであり、メディアや野党に批判される前に先に謝ってほいた方がダメージが少ないという、ダメージコントロールをしただけのことです。安倍総理が怒っているのは「東北の人を傷つけた」ことではなく、「安倍政権を傷つけた」ことにたいしてなのでしょう。
・安倍政権の「ゆるみ」ではなく「本質」
今回の今村氏の発言も含め、相次ぐ閣僚の失言や暴言、さらには二階氏の民主主義国家の政治家としての適性を明らかに欠いた、独裁国家のような情報統制発言などについて、「安倍一強と言われる『ゆるみ』」だという分析がよくなされています。
しかし、私はこれを「ゆるみ」とは思いません。
ゆるもうがゆるむまいが、普段から思っていなければ、「(首都圏でなくて)東北でよかった」とは出ませんし、どんなにゆるんだって、自分たちにとって嫌な記事を書くメディアに対し「首をとれ」とか「排除しろ」とか言いません。
これは、安倍政権の「ゆるみ」ではなく、安倍政権の「本質」そのものです。
結局のところ、自分たちがえらいと勘違いし、国民を見下し、自分たちに逆らうメディアを敵視するというのが、現在の安倍政権の本質なのです。ゆるみなんかじゃありません。
今村氏の発言は復興大臣の発言としては非常に思い不適格なものだと思いますが、二階氏のマスコミ排除発言は、大臣云々(※「でんでん」ではない)以前に、民主主義国家の政治家としてあるまじき不適格な発言であり、これまでの他の失言暴言よりもさらに重いものであると思います。
これで自民党が二階氏の首をとるなら、少しは見直します。本当なら議員辞職に値するぐらいの暴言だと私は思いますが、幹事長という職から更迭するなら、自民党を少しぐらいは見直します。しかし、二階氏のこの発言をおとがめなしで放っておくならば、自民党という政党自体、民主主義国家の政党として決定的に不適格と断じざるを得ません。


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コメント
ふと思ったのですが、これってもし安倍が同様の事を言っていたら同様の苦言は出てたのでしょうか?
自民党内部で何らかの変化があるような気がしてます。
良い方向へでは無いですけど。
これは自分は見落としてました。
確かにそうですね。
案外、石破茂氏あたりが遠回しに批判したかもしれませんね。派閥がどうこう言われてますし。
人間の屑は他にもいるだろうとでも言いたげな見出し、いやそれどころか記事の最後では「被災地以外の国民の本音を映し出している」と言い切っています……。
そりゃあ中にはいると思いますよ、今村氏のような人。でも、自分が災難に遭わなかったことに安堵したとしても、他者の災難で良かったなどと思うような日本国民ばかりでは無いと私は思います。
……ひょっとしたら産経新聞のこの記者は、日本人が好きでもないし、信頼してもいないのかも知れませんね。
何を言おうがどう思われようがなんとも思わない、ふてぶてしさが前面に出ていますね。
日本人は民主主義を支持しているし、報道も権力への真っ当な批判はしてほしい。
正確な情報が国民に伝達されて初めて、有権者は状況を判断できるのだから、権力から報道への規制や圧力はできるだけするな。
日経のこの記事で、今村の良かった発言のすぐ後に二階派の会合に足早に現れ
まだ今村の発言を知らない聴衆を前にしてお詫びを言い出したとありますね
本来先に辞めさせるべき重症閣僚は日報問題の稲田のはずですけど
今回は安倍による二階派への攻撃じゃないかという読みのほうが真実味を感じます
クズな発言自体を擁護できないという事で、国民全体が今村氏と同じようにが思っていると決めつけて、国全体の品位を下げて普通の事であるかのように見せかける作戦ですね。
特定の政治家を擁護するためには国民全体を貶めることも厭わないという事です。
こいつらの語る「愛国心」の「国」の中に「現代の日本人」が含まれていないことは間違いないです。
ですよね、二階派は自民党内での小沢のような親中派の数少ない生き残り。
反中の安倍にとっては目の上のたんこぶのような存在ですよね。かといって中国とのパイプも捨てがたい。そんなところでしょう。
ちなみに二階の師匠は金丸信です。
それもどうなんだろう。
私は両方だと思います。
安倍政権の「本質」なのは勿論でしょうが、
始めは「ゆるんで」いなかったから「本質」が見えにくかっただけで、最近は「ゆるみ」が出たから「本質」が露わになってきたのだと考えます。
ですからメディアの言う「ゆるみ」や「驕り」は間違えてはいないと思います。
但し「それによって「本質」が露わになってきた (のではないか) 」とまで言い切れなかったのは、メディアの力不足だと思います。
大臣の記者会見とかでも各社一問ずつ質問するだけで、大臣の回答に対して再質問してより深く突っ込むとかスキャンダル以外ろくにやらないし、その大臣がどういう仕事をしていてどういう結果を出して、しかしどういう部分は手が回っていないのかとかっていう能力面の真っ当な評価は全く無く、むしろそんなもん一切無視して失言があったらすぐ辞めろという姿勢は如何なものかなと。
本当に実務面で実績を上げている人なら、そういうことで引きずりおろしちゃ大きな損失かもしれないのに、失言やスキャンダルの追及に血眼になり、それ以外の判断材料は一切提供しないという怠慢っぷり。
今村さんがどれだけ能力がある人なのかとかは全く存じ上げないのでこの件に関しては何とも言えないですが、こんな状況では本当に優秀な人は絶対に政治家なんてやりたがらないでしょうね。
能力や実績とは一切関係無しに、しょうもない失言やスキャンダル一つで首が飛んでしまうんですから。
単純に「こいつはこういう問題を起こしたから辞めさせて違う奴にさせよう。」じゃなくて、「こいつはこういうことをやらかしちゃったけど、こういう面ではしっかりやってる。また同じ仕事を任せられる人材は誰と誰が考えられる。」という情報を提示(もちろんマスコミの主義主張が入り込む余地がありますが、マスコミも複数あるのであくまでも判断材料の一つです)した上で、それでも辞めさせるかどうかの判断を国民に委ねるというのが健全なマスコミの在り方ではないでしょうか。
こういうことをやってたら政治家のレベルがより下がり、またスキャンダルだらけになるという悪循環になりそうです。
また、与党も野党も現状かなり残念なレベルですが、もっとアホしかいなくなったらぽっと出の狡猾な人間があっという間にナチス並みの独裁体制とか作れちゃいそうで恐ろしくもあります。
今村がどこが有能で、どこが無能かは存じ上げませんが、復興大臣は適材適所ではなかったことに疑う余地はありません。
余談ですが、二階氏は自民党幹部でも珍しい親中親韓の政治家で、ある意味これらの政治家の大元締めのような存在。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%9A%8E%E4%BF%8A%E5%8D%9A
ゆえに嫌韓嫌中を是とする極右(本人たちに言わせれば普通の日本人)が大半を占める自民支持者の評判も宜しくなく、安倍総理が日中日韓の「断交」を実施しないのは二階が幹部としてのさばっているせいだ・・・と唱えるネトウヨもいます。
そういう意味で保守速報がお気に入りのネトウヨ総理にとって二階は目の上のたんこぶ、思想的にも排除したい存在。
ここ半年で自民議員の失言、妄言、不祥事が相次いだのにも関わらず、安倍総理自らが具体的に切りに動いたのは今回の(二会派)今村氏くらいです。
おまけにこの二階氏の発言自体にも自民党内ではばかりなく批判をする者多数で「擁護」の支持が全く出ていないようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170427-00000100-jnn-pol
嫌中嫌韓を推進し完全無欠のネトウヨ政権を作るために邪魔という理由で自民が二階氏を切るなら、正直、心中複雑ですね。
民進党が当然の批判したことを受けて「被災者を自民党を利用しているクズ!」などと抜かすネトウヨが山ほど居ます。
ふざけるな!!!
民進党叩きに被災者を利用しているクズはおまえらだろうが!!!
自分は実家が福島なこともあり、今回ばかりは怒りが収まりません。
哀しいことに軽い知人にも同様のことを言う者がおり、
さすがに聞き流せずに実家が福島だと述べた上で、
「野党叩きに被災者を出汁にするな」と怒りを込めて抗議したのですが、
「民進党が本心から被災者を思っているはずがない。利用されていることに気付け」
などと全くお話にならない返答が帰ってきて、愕然としました。
利用しているかはともかく、民進党は人として当然のことを言ったまでです。
そして人として言ってはいけないことを言ったから批判されているのが元復興大臣なのです。
党派など関係なく、被災者を傷付けた暴言が暴言として批判されているだけなのです。
どうして連中はその程度のことが分からないのでしょうか?
たとえば,日ロ首脳会談で,突然プーチン氏に「あなたは元КГВですし,かなりえげつないこともやってきたのでしょうね」などと日本の首相が言い出したらどうなるでしょうか。
思っていても口に出してはいけないことや,まっとうな発言であっても時宜を得ないものであれば,政治家個人の資質が問われるのは当然のことではないでしょうか。
そういう意味で,私はNu Ma Nu Ma Iei さんのおっしゃるように,ダメ発言をする政治家は,やはりダメ政治家なのだと思っています。
Nu Ma Nu Ma Ieiさん
素晴らしい指摘です。なんとなくもやもやしていたことを見事に言語化してくれました。
※14
山田太郎さん
確かにメディアは解りやすくスキャンダラスなことを大きく報じる傾向がありますし、揚げ足取りだとしか思えない報道をすることもあります。しかし、多くの国民が、難しい政策の話より、政治家センセーの言い間違いや読み間違い、不倫だストーカーだといった話のほうを好むのもまた事実。メディアは「需要と供給のバランスをとっているだけだ」と言うだけでしょう。
しかし、例えば政治家が本当にマスコミに揚げ足を取られたと思うのならば、「本当に言いたいのはそこではない」と正々堂々と戦えばいいだけの話です。そのうえで、発言の是非を国民に問えばいい。信念があれば出来るはずです。
権力メディア国民と、三者三様で劣化の一途を辿っています。この中でいつだってメディアが一番やり玉にあげられていますが、アンフェアな感じが私はしています。
〉メディアの力不足だと思います。
という表現がなんとも客観的で、ふわふわと説得力があります。
全く仰る通りだと思います。
なぜかわからないのですが、メディアは叩かれやすい傾向にありますからね。
結局のところ、国民の政治に対するレベルが低いことが最大の原因なんですよね。
国民がしょうもないスキャンダルよりも政策面でしっかりすることを望むのであれば、メディアもここまでしょうもないレベルにはなってないでしょうから。
もう少しメディアが色々な方向性で客観的な報道を心がけてくれたら、多少はより深く考える国民も出てくるのではないかなという考えを>>14-15を書いた次第です。
現実として、どこのニュースもワイドショーの延長線上のような報道に終始しており、また国民に対する提案のようなものも乏しく、失望するほかありません。
政治家も国民の代表である以上、国民のレベルがそのまま政治家のレベルになるはずなのに、何故か国民の皆さんは「政治家のレベルが低いのが問題だ」とだけ思っているのも困りものです(マスコミの報道も基本的なスタンスはこうだと考えます。)。
国民がもっと厳しい目で政治家を厳選するようになれば、それなりの能力のある人間でなくては選挙で選ばれなくなると思います。
タレント候補と握手して「絶対投票しますー!!」とか言ってるアホな人がいなくなって、一人一人が政策の一つ一つをきちんと吟味して投票するようになってほしいものです。
>もう少しメディアが色々な方向性で客観的な報道を心がけてくれたら、多少はより深く考える国民も出てくるのではないかなという考えを>>14-15を書いた次第です。
もちろん理解してます。しかし、メディアは「権力の監視」という大前提と共に、「組織の存続」「利益の追求(NHK除く)」という二つの命題をも抱えています。「売れる情報」があれば、それを報じるというのも、ある意味、健全なあり方ともいえます。少し厳密に言えば、「愚かなる健全」ですが。
メディアが先に変わるべきか、国民の意識が先に変わるべきかというのは鶏が先か卵が先かといった、解決が難しい問題ですよね。「一致団結して、レベルをあげよう!」なんてしょうもないスローガンを掲げたって意味もないし。
「政権」であるとか、「メディア」であるとか、「国民」であるといった、集団や組織に何かを期待するのではなく、その中の「個」がどこまでやれるのか、ということが一番大事なのでしょうね。そういう意味でこのブログは非常に意義深く、重要なものだと思っています。
心情、お察しする。
残念だが、その程度のこともわからないから連中はネトウヨなどと呼ばれ、ここの管理人のようにまともな判断力のある人間から疎まれる。
ところがそういう低レベルな人間が、いまや政権中枢をしめるまでに拡大した。
日本史上の闇として、そのうち語られることになるのではないか。
今は我慢の時と思うほかない。
お気遣いありがとうございます。
あれからも辛抱強く何故わたしが怒っているのか説得を続けても一向に理解する気がなく、
「貴方は元復興大臣に直接言えない鬱憤をぶつけているだけだ」
(↑今村が問題なのは大前提、今はそれを何故か関係ない野党叩きに利用したコイツに怒ってる)
「なぜ貴方は二重国籍など民進党の悪事はスルーするのか」
(↑今全く関係ねぇ!! そもそも今は与党野党関係なくコイツ自身の暴言怒ってると何度言ったらry)
「被災者の気持ちを勝手に決め付けるな」
(逆になぜこれで被災者が怒らないと決め付けているのか、そもそも自分は直接の被災者ではなくとも縁者だとは何度も言っている。震災後に実家に手伝いに行ったり金銭的な負担も少なからずしているので、決して無関係な立場ではない)
などと、自分を正当化するためならどんな無茶苦茶なことでも言い出す恥知らずだったので、流石にもう関わるのを止めました。
まさしく末期のカルトと話している気分でした・・・。
総連や民進党の「圧力」って何? 彼らが何かやった? 民進党が電波停止発言をしたり、マスコミ排除発言をしたり、マスコミ幹部を呼びつけたりしたことないでしょう。
それに、実際に権力を持っていて、やろうと思えば電波停止だって実行に移すことができる政権与党の発言が重大視されるのは当たり前。それでマスコミが民進党に甘く自民党に厳しいかのように言うのは全く非論理的。自民擁護にしか聞こえない。
民主党政権時代に民主党への批判があったか?北朝鮮への批判が出てきたのはいつ頃か?それまでは北朝鮮は地上の楽園とか抜かしてたマスコミに自民党を批判する権利などありませんね。
いやいやいやいや! 忘れたのかよ! 批判だらけで、安倍自民への批判の比じゃなかったろ! 郵便ポストが赤いのまで民主党のせいにしかねない勢いだったぜ?
>>北朝鮮への批判が出てきたのはいつ頃か?
北の実態がわかるようになるのは80年代に入ってからだね。でもそれは総連の圧力でもなんでもなかろう。
>>北朝鮮は地上の楽園とか抜かしてたマスコミに自民党を批判する権利などありませんね。
意味不明の極致。30年前に北朝鮮を地上の楽園と呼んでいたら、どうして自民を批判する権利がなくなるんだよ。
もうちょっと考えてからものを言え。マスコミ嫌いの自民支持者なんだろうけど、偏見と頭の悪さ丸出しだよ。
いや、マスコミが30年前北朝鮮を地上の楽園と呼んでいたのは事実。
「公害も非行もない」
「税金廃止、医療も無料化」
「衣食住には心配なし」
などの記事もあるし、金日成単独記者会見なんてこともやってる。
朝日新聞ばかりが言われるけど、読売や産経も礼賛記事を載せている。例えば1974年に読売新聞はこんな北礼賛本を発行している。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%81%E3%82%A7%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%82%92%E8%A8%AA%E3%81%AD%E3%81%A6-1974%E5%B9%B4-%E5%AE%89%E4%BA%95-%E9%83%81/dp/B000J9GOPM
マスコミがかつて北朝鮮礼賛をしていたことは確かに事実。80年代になるとだんだん北の酷さが分かってきて、ラングーン事件とか大韓航空機爆破事件とかで北朝鮮の正体が日本国民にもバレて、礼賛はなくなる。
直接的に繋がっていたわけではないけど、
あまりにも北朝鮮の情報が無さ過ぎたが故に公式発表を鵜呑みにしていた的な感じかと。
今でこそ共産主義なんて駄目駄目なシステムだとわかりきっているけど、当時は東西冷戦真っ只中で、共産主義の国に対する憧れを持つ人が大勢いたのも間違い無いです。
そして、その報道を信じて帰国した在日の人たちから色々な方法で(本当のことを書くと収容所送りなので)実情が知らされて、
結果として地上の楽園なんてとんでもなかったということがわかったという流れ。
ちなみに色々な方法の一例として、
・手紙をボールペン等のインクで書いて送ったら良い国、鉛筆で書いて送ったら駄目な国という意味(赤で書いたら良い国、黒で書いたら悪い国等、バリエーションは様々)
・手紙では基本的に北朝鮮を絶賛しつつ、「最近冠婚葬祭が多くて物入り」や「日本の醤油やお米が食べたいから送ってください」等の内容を散りばめる
・帰国前に身内との間で暗号を決めておいて、そのワードでやりとり
・一時的に北朝鮮を訪問した身内に、こっそり手紙を預ける(訪問者には常に監視がついていて、しかしホテルでもこっそり持ち物検査されたりしているのでかなりリスキー)
という感じだったかなと。
昔のマスコミ様の腐りっぷりを考えたら、今は比較のしようもないくらいマシになったんじゃないかなと思えるレベルですよええ。