安倍晋三という男は、一体どこまで嘘つきでどこまで卑怯者なのだろうか。果たして日本でこの男以上に下衆な国会議員が出たことがあったのだろうか。
去る7月25日、閉会中審査において、安倍晋三は「加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは、加計学園が国家戦略特区の事業者に決定した今年1月20日だった」と答弁した。これが虚偽であることは誰の目にも明らかだった。安倍は過去の答弁において、「申請が出された時点で知った」と答えていたからである。
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しかし、安倍晋三は、加計学園がとっくの申請を出した後も、加計学園理事長である加計考太郎とゴルフや会食を重ねた。これが公務員の倫理規定に反するという指摘がなされるや、急遽過去の答弁を翻し、「加計学園が事業者だと知ったのは1月20日」だと言い出した。これで公務員倫理規定違反を免れられると思ったのだろうが、「申請時に知った」という国会答弁は虚偽であったということになり、いずれにしろ安倍晋三が総理大臣職を担うに値しない、国会軽視の大嘘つきであることは明らかである。
さて、10月8日に行われた党首討論会において、朝日新聞社が安倍晋三にこの疑問をぶつけた。加計学園が事業者だということを知ったのは1月20日だというのは本当か、と質問したのである。
しかし、そこで驚くべきことに、安倍晋三はこの質問に答えなかった!
安倍晋三は、閉会中審査においても、民進党玉木議員の「1月20日以前に知っていたということが判明した場合、責任をとって辞任できるか」という質問に対し、「知っていようが知っていまいが、私は便宜を図るということはないわけでありますし、私はここで正直に申し上げており、その上において総理大臣としての職責を今後も果たしていきたいと考えているところです」と述べている。
「1月20日以前に知っていたら責任を取って辞任できるか」という質問に対し、「知っていようが知っていまいが総理大臣は続ける」とは、語るに落ちたというものである。自らの発言が虚偽であると認めたに等しいだろう。菅義偉は、前川元文科事務次官のことを、「連綿と(※正しくは「恋々と」)地位にしがみついていた」と批判したが、安倍晋三こそ、まさに恋々と地位にしがみつく卑怯者である。
10月8日の党首討論会に話を戻そう。安倍晋三は、「事業者が加計学園であるということを、1月20日に知ったというのは本当か」という質問にはまるで答えなかった。またも逃げたのである。この男が虚偽を繰り返しているのは誰の目にも明らかだろう。
しかし、今回はそればかりではなかった。この質問に答えないばかりか、安倍晋三はメディア批判を展開した。まるでドナルド・トランプである。安倍晋三はこのように発言した。
安倍晋三は、朝日新聞記者が「報道している」と反論すると、「国民の皆さんにファクトチェックをお願いする」と、強気の姿勢を見せた。
もちろん、これは安倍晋三のいつもの虚偽であった。
そもそも、加戸の発言は、「獣医学部新設は愛媛県の悲願だった」「加計学園が手を挙げてくれて本当にうれしかった」という、個人の「想い」を述べただけだった。認可のプロセスについては何一つ明らかにすることはなく、メディアが加戸の発言をほとんど報じなかったのは、報じるだけの価値がないどーでもいい発言だったからとしか言いようがない。しかし、それでも、朝日新聞は閉会中審査の翌日の7月11日朝刊で「愛媛は12年間加計ありき」の見出しで加戸の発言を紹介している。朝日新聞は10月9日、安倍晋三の発言に対する反論記事を出した。
恐らく、安倍晋三は朝日新聞を自分で確認してなどいない。側近がおべっかを使ったか、2ちゃんねるまとめサイトで「朝日は加戸前知事の発言を報じず!」とネトウヨが言っているのでも鵜呑みにしたのだろう。この男は以前辞書を引いていないのに辞書を引いたふりをしたことがあったが、今回も同様で、誰かに聞いた、自分に都合のいい話を鵜呑みにしているだけなのだろう。「朝日は加戸氏の発言を報道していない」というのは、安倍晋三が朝日新聞を嫌いで読んでいないから知らないだけ、ということに過ぎない。他人には「読売新聞を熟読しろ」などと言うくせに、実に情けないことである。この男の思考力が、2ちゃんねるまとめサイトを鵜呑みにするその辺のネトウヨと変わらないということがよくわかる。
質問に答えず話題を変えるのは卑怯者の常套手段だ。仮に朝日新聞が八田や加戸の発言を一切報じていなかったとしても(そんなことはないのだが)、「1月20日に知ったか否か」と報道の在り方は全くの別問題である。
それを、安倍晋三という男は、質問に答えず、「朝日新聞の報道姿勢はおかしいから、『1月20日』に疑問の目を向ける朝日新聞の質問はおかしいのだ。だから答えなくていいのだ」という方向で逃げようとしたのである。安倍晋三は、国会で野党の質問を「印象操作だ」と批判してきたが、安倍晋三の言動こそ、印象操作そのものである。
安倍晋三という男の最大の特徴は、「質問に答えない」ということだろう。安保法案でも共謀罪でもモリカケ問題でも、質問に答えず関係ないことを言ってはぐらかすことが幾度となくあった。安保法案の時の安倍晋三のはぐらかし方は、このブログでもこちらで記事にもしている。質問に答えず、はぐらかし、逆に相手を批判する。卑怯者の典型例だ。
「1月20日に知った」という、過去の国会答弁と矛盾する発言をして逃げる安倍晋三。
(どっちが本当でも、国会で虚偽答弁をしたということになる)
「1月20日以前に知っていたら責任を取って辞めるか」という野党からの質問に対し「知っていようが知っていまいがやめない」と返す安倍晋三。
「1月20日に知ったというのは事実か」という記者からの質問に対し、「朝日新聞は加戸さんの発言を報道していない」と関係ない発言で話題を変えて逃げる安倍晋三。
私は安倍晋三よりも卑怯な総理大臣は一人も知らない。おそらく日本の歴史上、これほどまでに卑怯で嘘つきな総理大臣は一人たりともいなかったことだろう。もしも私が辞書の編纂者であれば、「卑怯者」と書いて「あべしんぞう」とフリガナを振るところである。(もしくは「安倍晋三」と書いて「ひきょうもの」とフリガナを振る)
もうこの男にだけは総理大臣職を任せるのはやめようではないか。こんな嘘つきの卑怯者を支持するなど、自らの品位を貶める行為に他ならない。日本国民としての誇りがあるのならば、こんな卑劣漢に、これ以上虚構と卑怯でこの国の尊厳を貶めさせるのはやめるべきだろう。

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去る7月25日、閉会中審査において、安倍晋三は「加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは、加計学園が国家戦略特区の事業者に決定した今年1月20日だった」と答弁した。これが虚偽であることは誰の目にも明らかだった。安倍は過去の答弁において、「申請が出された時点で知った」と答えていたからである。
しかし、安倍晋三は、加計学園がとっくの申請を出した後も、加計学園理事長である加計考太郎とゴルフや会食を重ねた。これが公務員の倫理規定に反するという指摘がなされるや、急遽過去の答弁を翻し、「加計学園が事業者だと知ったのは1月20日」だと言い出した。これで公務員倫理規定違反を免れられると思ったのだろうが、「申請時に知った」という国会答弁は虚偽であったということになり、いずれにしろ安倍晋三が総理大臣職を担うに値しない、国会軽視の大嘘つきであることは明らかである。
さて、10月8日に行われた党首討論会において、朝日新聞社が安倍晋三にこの疑問をぶつけた。加計学園が事業者だということを知ったのは1月20日だというのは本当か、と質問したのである。
しかし、そこで驚くべきことに、安倍晋三はこの質問に答えなかった!
安倍晋三は、閉会中審査においても、民進党玉木議員の「1月20日以前に知っていたということが判明した場合、責任をとって辞任できるか」という質問に対し、「知っていようが知っていまいが、私は便宜を図るということはないわけでありますし、私はここで正直に申し上げており、その上において総理大臣としての職責を今後も果たしていきたいと考えているところです」と述べている。
「1月20日以前に知っていたら責任を取って辞任できるか」という質問に対し、「知っていようが知っていまいが総理大臣は続ける」とは、語るに落ちたというものである。自らの発言が虚偽であると認めたに等しいだろう。菅義偉は、前川元文科事務次官のことを、「連綿と(※正しくは「恋々と」)地位にしがみついていた」と批判したが、安倍晋三こそ、まさに恋々と地位にしがみつく卑怯者である。
10月8日の党首討論会に話を戻そう。安倍晋三は、「事業者が加計学園であるということを、1月20日に知ったというのは本当か」という質問にはまるで答えなかった。またも逃げたのである。この男が虚偽を繰り返しているのは誰の目にも明らかだろう。
しかし、今回はそればかりではなかった。この質問に答えないばかりか、安倍晋三はメディア批判を展開した。まるでドナルド・トランプである。安倍晋三はこのように発言した。
「まず、朝日新聞は八田(達夫・国家戦略特区ワーキンググループ座長)さんの報道もしておられない」
「加戸(守行・前愛媛県知事)さんについては、(国会で)証言された次の日には(報道を)全くしておられない」
安倍晋三は、朝日新聞記者が「報道している」と反論すると、「国民の皆さんにファクトチェックをお願いする」と、強気の姿勢を見せた。
もちろん、これは安倍晋三のいつもの虚偽であった。
そもそも、加戸の発言は、「獣医学部新設は愛媛県の悲願だった」「加計学園が手を挙げてくれて本当にうれしかった」という、個人の「想い」を述べただけだった。認可のプロセスについては何一つ明らかにすることはなく、メディアが加戸の発言をほとんど報じなかったのは、報じるだけの価値がないどーでもいい発言だったからとしか言いようがない。しかし、それでも、朝日新聞は閉会中審査の翌日の7月11日朝刊で「愛媛は12年間加計ありき」の見出しで加戸の発言を紹介している。朝日新聞は10月9日、安倍晋三の発言に対する反論記事を出した。
恐らく、安倍晋三は朝日新聞を自分で確認してなどいない。側近がおべっかを使ったか、2ちゃんねるまとめサイトで「朝日は加戸前知事の発言を報じず!」とネトウヨが言っているのでも鵜呑みにしたのだろう。この男は以前辞書を引いていないのに辞書を引いたふりをしたことがあったが、今回も同様で、誰かに聞いた、自分に都合のいい話を鵜呑みにしているだけなのだろう。「朝日は加戸氏の発言を報道していない」というのは、安倍晋三が朝日新聞を嫌いで読んでいないから知らないだけ、ということに過ぎない。他人には「読売新聞を熟読しろ」などと言うくせに、実に情けないことである。この男の思考力が、2ちゃんねるまとめサイトを鵜呑みにするその辺のネトウヨと変わらないということがよくわかる。
質問に答えず話題を変えるのは卑怯者の常套手段だ。仮に朝日新聞が八田や加戸の発言を一切報じていなかったとしても(そんなことはないのだが)、「1月20日に知ったか否か」と報道の在り方は全くの別問題である。
それを、安倍晋三という男は、質問に答えず、「朝日新聞の報道姿勢はおかしいから、『1月20日』に疑問の目を向ける朝日新聞の質問はおかしいのだ。だから答えなくていいのだ」という方向で逃げようとしたのである。安倍晋三は、国会で野党の質問を「印象操作だ」と批判してきたが、安倍晋三の言動こそ、印象操作そのものである。
安倍晋三という男の最大の特徴は、「質問に答えない」ということだろう。安保法案でも共謀罪でもモリカケ問題でも、質問に答えず関係ないことを言ってはぐらかすことが幾度となくあった。安保法案の時の安倍晋三のはぐらかし方は、このブログでもこちらで記事にもしている。質問に答えず、はぐらかし、逆に相手を批判する。卑怯者の典型例だ。
「1月20日に知った」という、過去の国会答弁と矛盾する発言をして逃げる安倍晋三。
(どっちが本当でも、国会で虚偽答弁をしたということになる)
「1月20日以前に知っていたら責任を取って辞めるか」という野党からの質問に対し「知っていようが知っていまいがやめない」と返す安倍晋三。
「1月20日に知ったというのは事実か」という記者からの質問に対し、「朝日新聞は加戸さんの発言を報道していない」と関係ない発言で話題を変えて逃げる安倍晋三。
私は安倍晋三よりも卑怯な総理大臣は一人も知らない。おそらく日本の歴史上、これほどまでに卑怯で嘘つきな総理大臣は一人たりともいなかったことだろう。もしも私が辞書の編纂者であれば、「卑怯者」と書いて「あべしんぞう」とフリガナを振るところである。(もしくは「安倍晋三」と書いて「ひきょうもの」とフリガナを振る)
もうこの男にだけは総理大臣職を任せるのはやめようではないか。こんな嘘つきの卑怯者を支持するなど、自らの品位を貶める行為に他ならない。日本国民としての誇りがあるのならば、こんな卑劣漢に、これ以上虚構と卑怯でこの国の尊厳を貶めさせるのはやめるべきだろう。


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コメント
年金で株価操作してしまえば支持率を高いところで維持できてしまうという
前例を作ってしまったことですね
たとえ安倍が辞任したところでこの手法は自民党で引き継がれてしまうでしょう
最近の世論調査で20代など若年層に自民党支持の割合が多いのは、その無理矢理な株高維持を支持しているからという理由があるそうです。(ある意味宗教的な)政治的な理由ではなく経済的な理屈でこれとは、自分が若年層に属しているのが情けない。
いつまでも安倍を辞めさせず、批判すれば在日認定パヨク認定の日本。
この差は一体何なんだろうね。
それを言うならウォーターゲート事件を追いかけてニクソン大統領を失脚に追い込んだワシントン・ポスト紙と朝日新聞を比較するべきではないでしょうか?もし失脚に追い込んだら朝日新聞の勝ちということで、大いに結構なことじゃありませんか?
>1,3番さんへ。
また、年金で株価操作をするという手法は米国では「レーガノミクス」と呼ばれる方法で既に行われておりまして、結局行き詰ってしまいました。そこで彼が行ったのは急激な軍拡です。この「ブラフ」にソ連は震え上がり、結局冷戦終結という結果へと繋がるわけですが、それだけの相手が現在の日本の周辺に存在するかと聞かれれば大いに疑問です。中国や北朝鮮にそれだけの渡洋侵攻能力があるとは到底思えません。要するに安倍政権の主張する憲法改正とは、「自分たちの都合の良いように憲法を変えたい」だけで、中国や北朝鮮の脅威というのは単なるダシに過ぎないということです。
なお、私が気になるのはケント・ギルバート氏の急速な右傾化です。最近の彼の言動は見ていて痛々しいものがあり、「世界まるごとHOW MUCH?」で司会を務めた大橋巨泉氏が草葉の陰で泣いているに違いないレベルです。
周りのヨイショには機嫌よく、批判的な姿勢は許さないというのは、独裁者の末路としてはまさに典型的なコースで、思わず笑ってしまいました。
>それだけ彼は「危機に強い指導者」をアピールしていますが、その中身は「カラッポで打たれ弱い」ということです。
まさにそれですよね。
森友・加計問題についての安倍首相の逃げの姿勢も、別に情報隠しが目的なのではなく単に批判と追及に耐えうるだけのメンタルがないという事だと私は感じました。
総理の会見も、事前に質問内容を通告した上で、挙手して当てられる記者も全て決まっているという茶番劇ですが(だから本当は「会見」とは呼べない)、あれも単にアドリブで答えられる自信もメンタルもないって事なのでしょうね。
フリーの記者は後ろに座らされた上で、挙手しても「全く」当てられないそうです。質問を事前に打ち合わせた上で、官僚がつくった作文を総理が読み上げるだけの茶番劇を見て何になるんでしょうかね…。
その件に関しては、素直に「韓国人凄いな」と思います。
月の輪の雷蔵さん
中国に関しては能力以前にメリットデメリットを秤にかけて、後者の方が大きいと判断するのでは?
アメリカ人弁護士さんは右傾化ではなくネトウヨ化ですね。
お金目当てじゃなかったら、本物のバカですよ。
私も「世界丸ごと」好きだったので残念です…
トランプ大統領は、NFLとのごたごたを見る限り、バーネット事件(第二次大戦中の1943年、星条旗への良心的敬礼拒否により退学となった姉妹をめぐる一連の訴訟。連邦最高裁は、国旗への敬礼強制は違憲という判断を下した。「アメリカの法史上、もっとも偉大な判決文」とされる)もろくにご存知ないようですね。最もこの姉妹は「エホバの証人」というカルト教団のメンバーであったことは留意する必要がありますが・・・。
それにしてもトランプ大統領といい、安倍首相といい、他人を非難することになると異常なまでに攻撃的ですが、一旦自分が攻撃される側に回ると逃げ回るという醜態をさらけ出す情けない姿、やはり「苦労知らずのボンボン」は国のトップに据えるべきではありませんね。
橋下さんも朝日と毎日をデマで口撃してましたし、私たちはもっと「メディア批判」だけでなく「メディアを応援する」姿勢が必要なのではないかと思いました。
政治家は失言やデマを言えば、マスコミと国民に批判され責任をとらされたりする。
マスコミは誤報をやっても記者は責任をとらない。毎日waiwai問題がいい例。
そんなメディアを応援て..
明らかな誤報だと処分があったりするけど?
そういう報道は目に入らないんですか?
ワロタ~♪
まるで自分が勝ったかのように勘違いして偉そうな態度をとるアホっているよね。きっとナチスが政権取った時のナチス支持者や、プーチンが大統領にえらばれたときのプーチン支持者も、同じような態度を取ったんだろう。
どうせあんたは投票に行ってもいないんでしょうね。それなのに「勝ち馬」に乗った気でいるアホが一匹湧いて出た。その程度の存在でしかないことに早く気づいて欲しいです。
最も、私自身、今回野党第一党となった立憲民主党と枝野代表には言いたいことがありますので、それは夜にでもゆっくりと書きたいと思います。
「スキャンダルのあら探しで敵失を狙おうとしないで下さい」
ということです。相手がいかに鉄面皮で卑怯か、国会の論戦でよく分かったはずです。そんな連中にスキャンダルの証拠をいくら突き付けてもバックレられて終わりです。
そこで私が提唱したいのは、
「スキャンダルばかりでなく政策論争で勝負を挑む。ただし相手の土俵には絶対に乗ってはいけない」
ということです。これは則ち、憲法9条や外交、安全保障に関する議論は極力避け、もっと国民の生活に根差した問題、それもより身近な(例:所得格差問題、いじめ問題など)、これまでの国会で議論されてこなかった瑣末な問題を争点に議論を挑んではいかがでしょうか?
そして第二の、そして最も重要なことは、
「『風』は自ら吹かせるもの」で、そのためには「マクロからではなく、ミクロの積み重ね、これに尽きる」ということです。
これは草の根からのデモクラシーに繋がる発想で、立憲民主党の国会議員自らが直接地方に足を運び、その地域によって異なるニーズを知り、場合によってはそれに答える活動をして、その中で見えて来た問題を国会で与党に質問としてぶつけると同時に立憲民主党としての地方組織固めをしっかりと行うと言うものです。
これらのことはこれまでのいわゆる「新党ブーム」が全て一過性の「ブーム」に終わったのは、それが大都市圏、連合などの労働組合を基盤としたもので、自民党のような地方組織がしっかりとした党に比べてその辺りにどうしても「弱点」があったのではないかという思いからです。
いずれにせよ、与党の幹部や国会議員たちがやれ外遊だ、国際会議だと現を抜かす間に立憲民主党は着実に地方に基盤を固めて行けばいいのです。
17番のような連中をまともに相手にするだけ時間の無駄だということを枝野代表はよく分かっているはずです。
私が言いたかったことは、「草の根からのデモクラシー」とは政策上のニッチ「すき間」に入った人々の声をいかにしてすくい上げるか、これに尽きると思います。従って、「相手の土俵では戦わない」というのは、国会論戦では徹底した「ゲリラ戦」で相手を消耗させるべきだ、それを見て国民は(ネトウヨや安倍信者を除いて)「立憲民主党は自分たちの味方だ」と思うはずです。その一方で地方組織を固めればいいのです。政策は徹底した「生活リアリズム」を貫くべきです。国民の大多数は愛国だ売国だという論争よりも、まず自分の子供のことが最優先課題だということを忘れてはならないのです。最も子供のいない安倍首相やネトウヨには分からないかもしれませんが・・・。
安倍は北方領土を売ったよね。
お咎めはなし?
「安倍自民党が『自己責任』を主張するなら、枝野立憲民主党は『困った時はお互い様』を前面に押し出すべきです」
私は「自己責任」という言葉を全面的に否定する者ではありません。しかし、「自己責任」を上から押し付けられる社会はなんか違うなと思います。そんな冷たい言葉よりも「困った時はお互い様」という言葉の方が暖かい印象があって好きです。
外交や安全保障といった問題はこの際脇に置いて、新人議員にしっかりと勉強させてからでも十分間に合います。
まずは再来年の参議院選挙をターゲットにして、党勢の充実(敢えて「拡大」とは言いません)を図るべきではないでしょうか。