ざっくり言うと
  • 森友学園の土地を、先に大阪音大が取得しようとしていたということについて、田崎史郎が「近畿財務局が断ったのではなく音大が逃げた」とデマを発言
  • そのデマを鵜呑みにした『正論』執筆者宮脇睦が脊髄反射ツイート。
  • 事実関係の確認を大事にしない人間は右派だろうが左派だろうがダメ。
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森友学園問題について、3月14日のテレビ朝日『モーニングショー』で、官邸の御用記者と言われる田崎史郎が、「近畿財務局はあの土地を早く売りたくて仕方がなかったから、買い手(森友学園)が表れて積極的に売ったんだ」と発言しました。


それに対し、番組コメンテーターの玉川氏が、「それ以前に、別の学校法人(大阪音楽大学)が購入希望をしているが、近畿財務局は断っている。早く売りたくて仕方がなかったという説明はおかしい」と反論。

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(左:田崎氏、右:玉川氏)

これに対し、田崎氏は「あれは近畿財務局が断ったんじゃなく、音大の方が『この土地はちょっと…』ってことで逃げたんだ」と反論。(本当に「逃げた」という言葉を使った) 玉川氏は事実関係が確認できず、いったんその場は反論をやめました。

これが朝の8時48分ごろのやり取りだったのですが、バカウヨはこれで歓喜。

特に、産経新聞社の『正論』で執筆している宮脇睦という男は、このやり取りがテレビで流れた直後、「玉川徹完全敗北」「謝ったら死ぬ病」と玉川氏を中傷するツイートを連投しました。
ところが、9時10分ごろ、玉川氏が事実関係を調べて反論します。実際には大阪音大は7億円で買おうとしていたのに、近畿財務局が土地評価額である9億円を求めたため、音大は購入を断念したというのが事実であり、田崎氏の「音大の方が逃げた」というのが完全なデマであったことを突き付け論破します。

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(↑毎日新聞2017年3月3日

宮脇睦ら各位、田崎史郎のデマを鵜呑みにして、確認せずに玉川徹のほうをデマ扱いしたわけです。


ところが、「玉川徹完全敗北」などと言っておきながら、玉川氏のほうが正しかったことが判明した後、この宮脇睦という男、とんでもない言い訳をします。
>>議論のやり取りで言葉を止めたことで「敗北」ってしたんだよ。


げげ! こいつ、議論の途中で事実関係確認のために言葉を止めたら「敗北」って言うのかよ(笑)。この理屈だと、事実関係なんて調べずに出鱈目を止まらずにひたすら言い続けたやつが勝ちってことになるな。哀れですね。『正論』執筆者らしい惨めな言い訳。


もちろん、文脈を見たって、玉川氏が田崎氏に論破されたと思い込んで、脊髄反射的に「完全敗北」「謝ったら死ぬ病」なんてツイートしたに決まってるんですが、それを認めることもできず、「議論のやり取りで言葉を止めたから『敗北』ってした」という意味不明な言い訳で自分の間違いを認めようとしないとは、宮脇睦という男、謝ったら死ぬ病にでもかかっているのでしょうか?


さらに、「議論のやり取りで言葉を止めたら敗北」という意味だったというのが事実だと、先ほど述べた通り、正しいか正しくないかではなく、議論をやめた方が敗北、という基準を宮脇氏は持っているということになります。そんな人間が執筆する『正論』って一体何なんだってことになりますね。宮脇氏が、事実を大事にしない人間だと言うのがこの僅か20文字程度から読み取れます。


この宮脇という男、実はかつて、「右派、保守派は、事実や具体性を添えて話す傾向が強い」と発言していたことがあります。

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(↑MAG2NEWS

以前、和田政宗も同じことを言っていましたが、今回田崎氏が事実関係を確認しないで発言したことも、宮脇氏自身が事実関係を確認しないで田崎氏の発言を鵜呑みにして脊髄反射ツイートしたことも、「右派、保守派は、事実や具体性を添えて話す傾向が強い」なんてのが事実でないことを示していますね。



統計的データがあるわけじゃないんで、別に「左派・革新派は、右派や保守派より事実や具体性を添えて話す傾向が強い」とは言いませんが、このブログで散々取り上げてきたネトウヨのデマを見れば、右派・保守派が事実や具体性を添えて話す傾向が強いなんてのが事実でないことは明らかですね。


こんな風に、事実を調べず発言し、事実かどうかも大切にしない男が執筆している『正論』のレベルが知れますし、和田政宗のような男のfacebookに「哀れですね。朝日新聞らしい惨めな言い訳」という哀れで惨めな書き込みをしたどこぞの党首のレベルも知れますね。


何にせよ、事実関係の確認を大事にしないやつは、右派だろうが左派だろうが駄目ですわ。

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