<ざっくり言うと>
  • 足立康史、蓮舫や白眞勲は帰化しても批判しながら、大阪なおみの快挙には「快挙を成し遂げた人には二重国籍を認める例外を作るのはどうか」などと言い出す。「日本すごい!」に使えるかどうかで日本人かどうか認めてやるという、上から目線で差別的な態度を隠そうともしない。
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この男の知能はどうなってるんでしょうね。こんな人間が国会議員をやっているという事実に、今の日本の政治の劣化を感じずにはいられません。
足立康史は、以前蓮舫や白眞勲に対し、こんなことを言っていた奴です。
二重国籍どころか、帰化した人間に対しても、「中国の代弁者」とか「朝鮮の代弁者」とかいうレッテルを貼っていた男が、ノーベル賞や五輪で快挙を成し遂げたら二重国籍を認めていいとか、どの口が言うんですかね。


ついでに言うと、蓮舫は中国ではなく台湾、白眞勲は朝鮮ではなく韓国からの帰化です。足立はその辺から勘違いしてるんじゃないですかね。


それに、蓮舫も白眞勲も、どちらも日本人とのハーフ。当時は日本は父親の国籍が与えられる制度だったため、二重国籍ではなく父親の国籍になっていました。大坂なおみも父親がアメリカ人なので、蓮舫や白眞勲の時代の制度だと日本国籍は与えられずアメリカ国籍になっていました。


自分が嫌いな人間に対しては、帰化しても日本人と認めず「中国の代弁者」「朝鮮の代弁者」というレッテルを貼り、一方で「日本すごい!」と言うのに使えそうだと「日本人として認めてあげよう」とか、どれだけ精神が下劣なんですかね、この足立康史という男は。


このことに関して、『ニッケイ新聞』(「日経新聞」ではない。「日系新聞」の意)に、ブラジル人と結婚してハーフの子を持つ親のコラムが出ていたので、一部だけ引用したいと思います。
(略)

 日本からは、「なんだ。こんなときだけハーフを日本人扱いして。自分たちが普段受けている差別を考えると腹が立つ」「やっぱり、“この人(なおみ選手)は日本人に見えない”なんて言っている人がいる。いつになったら日本人のハーフ差別は解消されるの」といった日本在住のハーフたちの発言が、ツイッターなどを通じてあがり、話題を呼んでいる。

 日本はとかく「純粋な日本人」という考えにとらわれすぎている慣習が古くから根強い。それを端的に表しているのが、「一般の公立校における、ハーフの子どもへのいじめ行為」というもの。これは、たとえばハーフの芸能人の子供の頃の思い出話に頻繁に例としてあがることだ。日本の場合、大人はこうした問題に分別のある人は多いのだが、子供に差別感情を抱く傾向がどうしても強い。

 (略)

 そのためにも、これからの日本には、もっと普段から、国際結婚で生まれた子供や、他の国で育ってきた日本人の血をひく人たちに、もっと普段から寛容になる、あるいはそのための社会作りをしていく必要があるのではないだろうか。何かめでたいことがあったときだけ、まるで国の手柄として利用するかのように「同じ日本人として誇り」と言われても、当事者としてみては嬉しい反面、戸惑うことがあっても仕方がないと思う。

 悲しいかな、今回のなおみ選手の快挙で、「五輪やノーベル賞を受賞した人に限り、日本生まれのハーフの人に二重国籍を与える特例を」などと言いはじめている国会議員が早くもいるという。「何かしないと、日本人として認めてやらない」と言ってるみたいでかえって差別的なんだが。
上から目線で、「お前は日本人として認めてやる価値があるから日本人として認めてやろう」という傲慢な態度。大阪なおみ選手の功績をたたえるのではなく、ただ「日本すごい!」に利用したいだけなのが見え見えですね。


私は足立康史は現在の国会議員の中でトップレベルに下劣な、政治家以前に人間として最低の男だと思っておりますが、なんでこいつが議員やれてるんでしょうか。実に不思議です。


「日本すごい!」というためには、まずは国会から足立康史のような下劣な人間を追い出すところから始めないといけませんね。こんなのが議員やっていては日本の恥です。

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