<ざっくり言うと>
- 自分の訴訟はスラップ訴訟(恫喝的訴訟)ではないと主張するだけだ。そこにエールを送ったはずの百田尚樹、図らずも竹田の訴訟がスラップ訴訟であると認めてしまう。

前回記事で、竹田恒泰が名誉棄損裁判を計画していることをお伝えしました。
詳細は前回記事を呼んでもらうとして、竹田はこの裁判を予告したとき、相手に対し「貴殿は私の訴訟に耐えられるかな?」と、ファーストガンダムの次回予告みたいな発言をしていました。
これだけ聞けばスラップ訴訟にしか聞こえません。言論の自由はその通り。しかし、その結果、損害が生じたら損害賠償の責任が生じます。「自由」とはそういうものです。貴殿は私の訴訟に耐えられるかな? https://t.co/lJLG6ZP7Ew
— 竹田恒泰 (@takenoma) November 12, 2019
スラップ訴訟とは、Strategic Lawsuit Against Public Participation(市民参加を排除するための戦略的訴訟)のことで、自分の要求を通すためではなく、提訴そのものによって金銭的・時間的負担を被告に強いることを目的とした訴訟のことです。恫喝的訴訟とも言います。スラップ訴訟は、アメリカでは25州と1自治区で禁止、もしくは抑止する「アンチスラップ条項」が制定されていて、反社会的行為と認識されています。詳しくは以下の記事を参照。
スラップ訴訟だという指摘に対し、竹田先生は反論。
訴訟に耐えられるかというのは、私が勝訴に対して自信を持っているという意味です。スラップと思うなら法廷でそう主張してください。判例からしても、認められる可能性はほぼありません。訴訟の動機が明白だからです。とにかく、回答をお待ちしています。 https://t.co/sy0MeK88Jk
— 竹田恒泰 (@takenoma) November 13, 2019
訴訟は脅しではなく、名誉を守るため、類似犯を今後生まないためと説明済みです。屈する屈しないではなく、安易に人を侮蔑した事を反省し謝罪削除すれば済みました。又は即座に全ての侮蔑の根拠を説明すればよい所、貴殿は都合が悪くなると話を逸らしています。歴史修正とはこの事。@mas__yamazaki https://t.co/NUIaBhH5WZ
— 竹田恒泰 (@takenoma) November 17, 2019
「訴訟は脅しではなく、名誉を守るためだ」と言い、スラップ訴訟であることを否定する竹田先生。
この問題に、我らが敬愛する偉大なる百田尚樹大先生が参戦なさいました。

竹田さんには是非、裁判してもらいたいと思う。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2019年11月13日
もし、それで名誉毀損が認められたら、私を含め、多くの人が後に続くと思う。
その意味でも、chocolat.氏にも頑張ってもらいたい!
土壇場でビビるなよ^^; https://t.co/JwLXV1ufs1
>>土壇場でビビるなよ^^chocolat.氏は竹田さんを本気で怒らせたようですね。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2019年11月13日
氏が勝てば慰謝料はゼロですが、弁護士費用がかかる上に(約100万円)、本名も明かされます。ネット上に顔を晒されるかもしれません。
で、負けたら目も当てられません。
なんで、こんなハイリスク・ノーリターンの戦いをするのか不明です。 https://t.co/pkl55N3iHF
>>chocolat.氏が勝てば慰謝料はゼロですが、弁護士費用がかかる上に(約100万円)、本名も明かされます。
>>ネット上に顔を晒されるかもしれません。
>>で、負けたら目も当てられません。
>>なんで、こんなハイリスク・ノーリターンの戦いをするのか不明です。
完全にスラップ訴訟じゃん…。
「弁護士費用がかかるぞ!」
「本名が明かされるぞ!」
「ネットで顔を晒されるぞ!」
「ハイリスク・ノーリターンだぞ!」
⇒だから訴訟されたくなければ非を認めて発言を削除しろ!
竹田は名誉棄損裁判をするとか言ってますけど、これじゃどう見ても名誉回復を求める裁判じゃなくて、相手を潰すための恫喝訴訟じゃないか…。最近仲間を後ろから撃つのが流行ってるのかもしれませんが、百田先生、竹田先生にエールを送ったつもりで、背中から撃ってるよ…。百田尚樹大先生は、直感的にこの訴訟がスラップ訴訟だとわかっているから、こんな発言をしてしまったのでしょうね。
「なんで、こんなハイリスク・ノーリターンの戦いをするのか不明」だって? 単純だよ。間違ってないものを間違ってると認めるわけにはいかないからだよ。
間違っていることは間違っていると言えないといけないし、間違っていないことを間違っていると認めさせられるようなことがあってはいけません。本当に裁判が起こされるかどうかも現段階ではわかりませんが、仮に裁判になったとしても、竹田恒泰を「差別主義者」と呼んだら名誉毀損だなんてバカげた判決がでないことを期待しております。


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コメント
こういうのほんと笑えませんわ。
嘘をついて訴訟を起こした相手に勝っても弁護士費用すらほぼ請求出来ないとか、
日本の司法は頭がおかしいとしか思えません。
裁判所が被害者救済する気が皆無の状況は、一体いつまで続くのやら。
憲法改正がどうこう言ってるけど、
9条ばっかりじゃなくお高く留まって腐りきった司法を何とかする方法も議論してほしいものです。
例えば裁判官の身分が強固に保障されていますが、冤罪産んだ裁判官は一律罷免でも良いのではないかと。
また、無意味な最高裁判事の国民審査とか、何故数十年も放置しているのかと。
こんなぬるま湯に浸かりきってるから自浄作用の無い組織なんでしょうなぁ。
スラップ訴訟に対して反対に賠償請求して勝訴した事例は最近あったと思いますけど
まず、認めないでしょうね。こんなんで認めてたら、何でもかんでも認められちゃいますから。
N国議員の市議が選挙ウォッチャーちだい氏を訴えた例。
N国敗訴、反訴でちだい氏勝訴。
間違ってもいない事を間違ってましたと言わされるかもしれないなんて世の中恐ろしくなったものよねぇ
コンスを後ろから狙撃する阿呆ですね。
裁判は社会的制裁の為にするものじゃないですよ。
このツイートも裁判で証拠として提示すれば竹田先生のスラップ敗訴はより確かなものになるでせう。
正直こういう理由で訴訟を起こして(起こそうとして)敗訴した(通らなかった)場合にはツイッターのトップに訴訟で負けた経緯を固定してyoutubeでも一年ぐらいは配信動画の最初十秒程度に訴訟で負けたことを流させるぐらいさせてもいいんじゃないかなと思いますがね、特にフォロワー数が多い人ほど行動に責任が伴はずですし。
chocolateさんだっけ?
勝つと思うが、負ける元皇族は目的を達成したから満足だろうな。
やってる事が恥ずかしくねぇのかよ
頑張れ!応援してるぞ。
そもそも、ショコラ山崎両人の竹田批判はつまらない。
「ド極右デマ野郎」「自国優越思想」なんて引きこもり中学生でも書けるだろ。
竹田を挑発したけりゃ「まずいラーメン屋ガー」のほうがいいだろ(笑)。
>> 竹田を挑発したけりゃ「まずいラーメン屋ガー」のほうがいいだろ(笑)。
そもそも挑発目的でないし、それだと名誉毀損で負けると思いますよ…。
両氏は竹田をブロックしてないだろうから、これからも続けるでしょう。
「貴殿は、私の粘着に耐えられるかな」というのが現状です。
14日のツィートで「訴状手続きを進めさせていただきます」と書き、百田ハゲにも宣伝してもらってるので、もう引っ込みはつかないと思います。
ただ、やることが「ハナクソの刑」「大村来るな、悪霊退散」というレベルの男なので、今後どんなふざけたトラップで逃げを打つかわかりません。
その時は何か逃げ恥をかかせてやることを両氏には考えてほしいです。
この件に関しては誰が何と言おうと決めつけさせていただく
「背後の一突き」「匕首伝説」じゃないですか……
権力者や大企業が一般人を委縮させるためにやる裁判だと思ってました。
いち私人である竹田さんのをスラップ訴訟と呼ぶのには少し違和感を覚えますが、
定義としてはどうなんでしょうか。
私にはよく分かりませんが。。
有名人が訴えるのをスラップ訴訟と言ってしまうと、
ハリウッド俳優でままある名誉棄損裁判もスラップ訴訟ということになってしまいませんか?
そうなると、有名人は名誉棄損や侮辱を享受しなければならないと言うことになりませんか?
×享受
〇受容
訂正します。すみません。
「教育勅語を公教育に」と言いながら、明治に作られた教育令の第四十六条は無視するというのはどういう了見なのかと小一時間問い詰めたいですね
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317966.htm
体罰禁止こそが日本の伝統
体罰を肯定するなどGHQに洗脳され、悪しき戦後教育に洗脳されたパヨクに違いない!!
って、言って欲しいですね
明治には体罰が禁止されているのですから
個人とか企業とか別として本気で名誉を棄損されたと思うのであればスラップ訴訟とはみなされないはずです
ただ、今回の竹田や百田の発言からは裁判に勝つことよりも裁判にすること自体が目的のように見え、
裁判になれば訴えられた内容の真偽は別にして訴えられた方も相応の負担を強いられますので
私が中立的な視点さんを勝てる勝てないを度外視して嫌がらせ目的で訴えた場合、十分スラップ訴訟と見なす事が出来るでしょう
その話ちだい氏のトークライブで、ご本人から聞きましたよ。
詳しい話は言って良いか、ちだい氏から訪ねないといけないので伏せますが、マジでよくこんなんで裁判起こしたな。
言う話でした。
中立さん。ご指摘はごもっともなんですがね。
やはり定義を踏まえた上で個別具体的に検討するべきだと思うのですよ。
ヘイトかどうかと一緒です。
ディープサウスのバスケットボールコートに行って、ヒョロ眼鏡の日本人が「ファッキンニガー!」と叫ぶのはヘイトスピーチなのか? ってことです。
マジョリティーとマイノリティー、権力関係などを考慮したうえで、ヘイトは成立するのです。
スラップも一緒です。たぶん、外形的な考察から小川榮太郎が朝日新聞に訴えられている裁判を「スラップ」と言っている人はいっぱいいますが、果たしてそうなのかってことですよ。
そういう考え方もあるんですね。
ちなみに私は小川榮太郎氏の「約束の日 安倍晋三論」を買って読んでましたし、
立派な言論人だと思ってました。
ですが、小川榮太郎氏が主催する動画チャンネル「PSIJチャンネル」を
見ていた所、山口敬之氏を擁護する余り被害者の詩織さんを不当に貶めていると感じ、
今では小川榮太郎氏を言論人として信用できなくなっています。
客観的に判断すると、詩織さんの主張の方が真相に近いと思えたからです。
「この人は本当に真実を追求するジャーナリストなんだろうか?」
という疑問が沸き、今まで信じていた保守派の主張に次々に疑問が沸いている状態です。
ただ、私は竹田先生の本を通じて古事記や日本書紀について学び、
日本の素晴らしさを知った思い出があります。
竹田先生の動画チャンネルも以前はファンでしたが、
最近の竹田恒泰チャンネルは余りにも他人を小馬鹿にする発言が多くて
登録解除しています。
それでも竹田先生を全否定はしたくないという思いが
今でもあるというのが正直な所です。
小川榮太郎がどれだけ酷い男かは、『新潮45』事件をご参照ください。
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/9680
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/20/lgbt-shincho45_a_23533247/
https://buzzap.jp/news/20180927-ogawaeitaro-paper-missing/
>>客観的に判断すると、詩織さんの主張の方が真相に近いと思えたからです。
完全に同意します。
>>「この人は本当に真実を追求するジャーナリストなんだろうか?」
全然違います。
>>日本の素晴らしさを知った思い出があります。
竹田からは学ばない方がいいですよ。古事記や日本書紀について知りたいなら、歴史学を否定するあんな人間ではなく、『マンガでわかる古事記』でも読んだ方が100倍マシです。
>>登録解除しています。
賢明な判断です。
>>今でもあるというのが正直な所です
今後どのような判断をされるかはあなた次第ですが、貴方がかつてと違い、都合のいい動画を何でも鵜呑みにするのではなくなったことを、大変好ましく感じております。
他人を平気で傷付けたり不幸にしたりするヤクザでも身内には優しかったりします。
つまり、100%の悪人とか100%のクズというのは多くはないでしょう。
そういう意味では、竹田が愚かであっても全否定する必要は無いと思います。
しかし、自分が好ましいと思う点があるからと悪行に目をつぶるならば、「犬好きに悪い人はいない」と本気で言うオメデタイ人や、安倍を支持することしか出来ない安倍信者と同じです。
小川壺太郎を立派な言論人だと思い、
「今まで信じていた保守派の主張に次々に疑問が沸いている」が、
「それでも竹田先生を全否定はしたくない」というヤツが
<中立的な視点>と名乗ってる時点でめまいがしそう。
竹田も百田も、「肩触れ合ったら多少の(?)因縁」、チンピラやんか。
ちなみに司の親分も高山のカシラも、そんなことしません。承前。
お前の正義は、さぞかし分厚いんだろうな。
裁判になる前に、これは裁判するに値することなのかどうか一応サッとみて、それから受理するから。
どんな言いがかりでも、弁護士雇って金かけて裁判所に提出すれば訴えられるかと言えばそうじゃない。
それと、竹田が負けたときには、裁判にかかった費用とかを払わされる。
全く、いい年して何をしているのか・・・(呆れたため息)。
そして人間的な成長に感涙を禁じ得んわ…
ハンJ速報に来てくれたときも丹念に話した甲斐があるってもんやで