<ざっくり言うと>
- 上念司、自分のイベントに出演予定のミュージシャンが「左翼の脅迫」により出演辞退に追い込まれたと発言。
- その「脅迫」をされたはずのミュージシャン本人が「脅迫の事実は全くございません」と、上念の発言を否定。
- しかし、上念司はそのコメントを、「脅迫ではなく騙されて出演辞退をした」という意味だと理解。
- この一見からも、上念司ような人間の広告塔になることを拒んだミュージシャンの判断は正しかったことがわかる。

先日も記事にしました上念司の「左翼の脅迫のせいでイベントが中止にさせられました」デマ。(正確には、「左翼の脅迫のせいで出演予定のミュージシャンが出演辞退に追い込まれた」というデマ)
詳細は前回の記事を読んでもらうとして、端折って説明しますと、ミュージシャンの藤原大輔氏は上念司のイベントだと知らず人づてに出演を承諾。後から上念司のイベントだと知り、上念の普段の活動を知った藤原氏は、音楽評論家の高橋健太郎氏にどうするか相談。高橋健太郎氏は出演をやめるべきとは言わないものの、上念司のイベントに出演するなら「ダイちゃん、もうオレの友達って顔はしないでくれる、と言うことになるかも」と返答しました。
ちなみに、僕は出演はやめるべき、とは言わなかった。むしろ、僕が他人にどうすべき、と言えることではない。ミュージシャンは金もらえるなら誰のためでも演奏するというスタンスもあるだろう、と伝えた。評判を落としそうだから、ということでやめるなら、それは大衆迎合だろう、とも。
— kentarotakahashi (@kentarotakahash) 2019年12月4日
ただ、友人としては、スペシャルAKAの「Racist Friend」みたいな状況にはなるという話はした。それは昨今、身の回りでしばしば起こっていることだということも。レイシストの友達と一緒に歩いているオマエは、もうオレの友達ではない。そう伝えねばならない、と。
— kentarotakahashi (@kentarotakahash) 2019年12月4日
「ダイちゃん、もうオレの友達って顔はしないでくれる、と言うことになるかも」とさらり言えたのは、友人だからだな、とは思った。
— kentarotakahashi (@kentarotakahash) 2019年12月4日
そうしたら、なんと上念はこれを「脅迫だ」と非難! 「友達やめる」と言うと脅迫になるとは、なんとも驚き。しかも、高橋氏の方から電話を掛けたんじゃなくて、藤原氏の方から高橋氏に電話をかけて意見を求めたのに……。
それ十分脅迫ですよ。あなたが犯人の一人でしたか。しかも、このtweet自体が私に対する名誉棄損ですね。何を根拠に渡しをレイシスト認定してるんですか?根拠がないなら謝罪して撤回してください。一度だけチャンスをあげます。
— 上念 司 (@smith796000) 2019年12月4日
高橋健太郎氏らの脅迫は以下のような圧力をかけることによって行われました。このような脅迫の下で中村氏は謝罪文を「書かされた」わけです。チャイナ共産党が政治犯を捕まえて謝罪動画を撮影するのと同じ手口です。ちなみに、私は高橋氏がどんなイベントやろうと出演者にこんな圧力はかけません。 https://t.co/b5ODNGMFfj
— 上念 司 (@smith796000) 2019年12月4日
脅迫したあなたを恐れてのことですよ。あなた自身が脅迫したことtweetで暴露してたじゃない。 https://t.co/vy51Fll28o
— 上念 司 (@smith796000) 2019年12月4日
「友達やめるは脅迫だ!」「左翼の脅迫で俺のイベントが中止にさせられた!」と言う上念司のエクストリーム発言は驚きですが、上念のフォロワーたちは「左翼の脅迫で上念司のイベントが中止させられた!」と大騒ぎ。
ここで、「脅迫」されたはずの本人(藤原大輔氏)がご登場。脅迫を明確に否定しました。
上念司氏のイベント出演に関して、高橋健太郎氏がダイちゃんこと藤原大輔を脅迫し、それによって出演辞退に追い込まれたのではないかという認識をなさっておられる方が見受けられますが、そのような事実は全くございません。遅ればせながら念のため。経緯については中村君の声明文の通りです。
— 藤原大輔 (@dicekayf) 2019年12月6日
藤原氏本人が否定しているのですから、普通であれば、上念司は高橋健太郎氏を脅迫犯呼ばわりしたことを謝罪すべきでしょう。(まあ、上念のフォロワーたちは、この脅迫否定のコメントも脅迫によって書かされたものだと思ってるみたいですが)
しかし、上念司の発想は我々の想像をはるかに超えていました! 脅迫否定コメントに、上念司はこのようにリプライしたのです!
>>高橋氏が私に対してレイシストだと誤った評価をしていることを藤原さん、コメントいただいてありがとうございます。私のことは直接面識ありませんでしたよね?そして高橋氏が私に対してレイシストだと誤った評価をしていることを頭から信じてしまったんですね。近しい人にカチ込まれたらそう思っても仕方ない。藤原さんに罪はないです。
— 上念 司 (@smith796000) 2019年12月7日
>>頭から信じてしまったんですね。
>>近しい人にカチ込まれたらそう思っても仕方ない。
>>藤原さんに罪はないです。
糞にもほどがある…。
「藤原さんに罪はないです」って、何言ってんだ、こいつ? どうやら上念司の頭の中では、藤原氏が「私は、高橋健太郎氏から上念司氏はレイシストだと嘘をつかれ、それを信じたために、出演を断ってしまいました。ごめんなさい」と言っていることになっているみたいですね…。だから、上念は「(藤原さんは高橋健太郎に騙されただけですから、)罪はないですよ」って発言になっているんでしょう。
逆だろ!! 上念司が高橋大輔氏を脅迫犯呼ばわりするデマをバラまいたから、「脅迫」を受けたとされた本人が事実関係を否定したんでしょ。むしろ高橋健太郎氏を脅迫犯呼ばわりした上念司を責めてる発言なのに、なんで上念は藤原氏から謝罪を受けたかのような感じで対応しているんだ。本当に大丈夫かよ、こいつ。
それに、「高橋氏が私に対してレイシストだと誤った評価をしていることを頭から信じてしまったんですね」って、失礼すぎる! これじゃあまるで藤原氏が自分では何にも考えずに人の言うことを鵜呑みにして行動するアホみたいじゃないか。
そして、「近しい人にカチ込まれたらそう思っても仕方ない」って発言もわけわからねえ。高橋氏の方から藤原氏に「レイシスト上念のイベントに出演するなら、お前なんてもう友達じゃねえ!」って言ってきたならともかく、藤原氏は自分から高橋氏に相談して意見を聞いている。これのどこがカチ込みやねん。
上念は
「自分はレイシストじゃない」
「出演予定だったミュージシャンたちは、『上念はレイシストだ』というデマを教えられ、『レイシストと付き合うならお前もレイシストだ』と脅迫されて出演を取りやめた」
「自分は間違ってない」
という絶対的な結論が脳内にあるんですね。すべてを自分が脳内で妄想したその結論に合わせて理解しようとしているから、「私は高橋健太郎に脅迫なんてされていない」という藤原氏のコメントが、上念司の発言を否定するものではなく、「私は高橋健太郎氏に騙されたのです。上念先生ごめんなさい」という意味になってしまうんですね…。思い込みが激しいにもほどがある。
レイシストであろうとなかろうと、上念司は、ろくでもないデマやどうしようもなく論理性のない妄言を吐き、日々「朝日がー!!」「反日日本人がー!!」「左翼がー!!」と活動し、飛行機に朝日新聞があっただけでCAにいちゃもんつけるような男です。そりゃあ、こんな奴のイベントに出演して、こいつの活動資金稼ぎに利用されたくないと考えるのは、普通のこっちゃないですかね。
ミュージシャンたちが上念みたいな人間のプロモイベントに利用されなくて本当に良かったです。


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コメント
こうなってくると、ビジウヨのデマというより、もはや「病み」の領域な気がしますね…
わたしもあなたとは直接面識はありませんが…。
上念さまはあなたの支持者があなたに対して誤った評価しているのを頭から信じてしまってるのですね。
近しい人にカチこまれたにしても何とも情けない。
上念さま、あなたに理はないです。
妄想と欲と下品さでできた独りよがりの愛国ポルノ活動
あいつらは目覚めたとか言ってるけど敗戦や貧困という現実から逃げたいがために、中韓へのヘイトスピーチで相手を見下し戦勝国時代の日帝の妄想にひたり酔ってるだけ
大体、ファシズムと戦った反ファシズム国の米英など安保理が、戦前のファシズム体制を礼賛しているネトウヨたちに味方するわけないだろって話
何があっても自分は絶対に正しいという前提の被害者面
このまえ午後のロードショーでやってた"ミザリー"ってホラー映画のサイコおばさん思い出した…
安倍総理の覚えもめでたい「上級国民」であらせられる上念様は上級国民=安倍応援団に逆らった者がどうなるか腐るほど見ています。
藤原氏もミュージシャンとはいえ一般国民に過ぎません。
あのサザンの桑田氏ほどのトップミュージシャンでさえ、愛国カルトによって仕事を干される昨今。
嘘でも良いから「藤原は高橋(健)に騙された」という事にしておかないと、高橋(洋)、百田、田崎といった他の上級国民の皆様が反日非国民として藤原氏を粛清、氏は来年には路地裏の浮浪者まで身を堕とすことになるでしょう。
まあ、それまでに我々有権者が安倍アゲを行った者だけが優遇されるという、悪しき「上級国民」制度を打破すれば問題はありませんが。
ミザリーのおばさんってアニーでしたっけ?
原作の方がやばい奴全開ですし、原作の方がやっぱり面白いですよー。
キングはホラー作家として有名ですが、「デッドゾーン」や「ファイアスターター」など、権力の恐ろしさを描いた作品も多いんですよね。
エンターテイメントとして上質でありながら、テーマもしっかりしている。この人が売れ続けているのは必然だと思います。
今度映画化される「シャイニング」の続編は原作通りなんでしょうか?
キングは映画板「シャイニング」は不満だったようですが。
心神喪失を主張するぐらいしか手段がないんじゃないか
原作のアニーのほうがヤバいんですね><;
権力の恐ろしさと言えばアーノルド・シュワルツェネッガー主演のバトルランナー(ランニングマン?)もキング作だったような気が…
>>8
確か続編の「ドクター・スリープ」は監督が「シャイニング」と違う人で製作にキングも関わっているという話を聞いたことがあります
こいつと同じくらいこいつを増長させた奴らも悪いわ
おお!
ありがとうございます。
個人的には、その界隈ではこのまま上念をヨイショしまくって欲しいですね。
上念がどんなモンスターになって、どんな風に破滅するか面白いから見てみたいですし。
自分のデマと一緒に、それに対する反証を拡散してるようなもんなんだから
なんでこんなに堂々と「脅迫があったという自分の主張はデマである」という証拠を自分のフォロワーに晒す事が出来るんだろうと不思議に思ってしまうんだが、要は自分の支持者の知的水準を死ぬほどナメてるんだろうな
自分のフォロワーは、目の前にデマとデマへの反証をセットで出されても「サヨクは脅迫で表現の自由を抑圧する」という気持ち良いデマ、オルタナティブファクトを信じる方に流れるバカどもばかりだとタカを括っているからこういう事が出来るんだろう
もちろんコイツ本人が素でバカだという可能性も否定はしないが
「バトルランナー」に関しては、原作と映画版は全く違う内容になってますね。
シュワちゃんが出てるだけあって映画版は能天気なアクションなんですが、原作は非常に暗くシリアスな物語です。
ちなみに原作の舞台も腐敗した未来ですし、キングの初期作品には独裁や権力を舞台設定とした作品が多くあります。
「ドクタースリープ」も最近原作を読みましたが、映画版はキューブリック版と原作を組み合わせた感じみたいですね。
キング自身はキューブリック版を大嫌いですから意外ですが、原作を読む限りだと超能力バトルの話なんで、あまりホラー
すみません ミスって途中送信しちゃいました。
超能力バトルの話なので、旧作のようなホラーを期待しすぎるとガッカリするかもしれません。
いい加減スレチになっちゃいますのでこれくらいにしときます。失礼しましたー。
正直、自分で考えたことって何かあるのかよ、と言いたくなる剽窃スタイルは、「オトコ有本香」と呼んでやるのが適切かなと思う。
それに比べると、「友達やめる、は脅迫」ってのは、確かにこいつにしては斬新。サブカルっぽい発想だが、やはりこいつのオリジナルじゃないと思うな。
もしくは「重度の自己愛性精神疾患」という方がより的確でしょうか?
いずれにせよ、「自分たちの意見に逆らう者は全て敵だ」と「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というのが彼らの主張の全てでしょう?
彼らの主張は非常に幼稚でガキっぽいもので、とても大人の受け入れられるものではありません。
みなさん失礼しました…
太平洋戦争は実は日本の大勝利だとか言ってるくらいには『何も見えない聴こえない、僕の真実(妄想)の追求の邪魔をする悪魔め!、非国民め!』
ってトコかな?
このへんでもう上念の往生際の悪さと精神年齢の低さが滲み出てる
誤解を与えるような発言してすいませんでしたー!!三_(┐「ε:)_ズザザザザ
くらい言えないのかねえ
まあ言えないからこういう意図があったとか見苦しい言い訳ばかりして自分の非をいつまでも認めないのだろうな
仮にそのミュージシャンのスケジュールにブッキングがなかったとしても
きっと出演はお断りするだろうなぁ
私の友人が彼の弟分だったのですが、ビジウヨに転向してから連絡を断ったと言っていました。
最近、日本保守の劣化は冷戦時代の負の遺産じゃないかと思うよになってきてるんですよね
アメリカが冷戦を覇権争いではなくイデオロギー闘争ととらえて日本の政治から共産主義者を追い出そうとし、そのために戦犯が引き戻されたわけで
戦犯の彼らが『日本は悪くなかった=俺たち(戦犯)は悪くなかった』という方向性に誘導してきた結果が今の状態なのではと
本来、台湾をはじめとする海外領土のほぼ全てを失う羽目になった事は国家主義者にとっても思いっきり叩くべき事だと思うんですがね