<ざっくり言うと>
  • 石平太郎、百田尚樹の意見を聞いて中韓からの入国制限を決めた安倍晋三を「自分を批判した人の意見を聞ける素晴らしいリーダー」と大絶賛。
  • 百田尚樹はもともと安倍晋三の岩盤支持層であり、安倍晋三は批判者ではなく自分の岩盤支持層の意見を聞いたに過ぎない。
  • 安倍晋三は自分の支持層以外からの批判に耳を傾けたためしがない。
  • 党内での批判さえ圧力をかけたり、石破茂に発言さえさせなかったりと、批判を全く許さない。
  • 安倍晋三は「批判に耳を傾けることができる素晴らしいリーダー」とは真逆の、「批判には一切耳を傾けず、自分の支持者の意見だけを聞く最悪のリーダー」以外の何物でもない。
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目次

石平太郎、岩盤支持層である百田尚樹の意見を聞いただけの安倍晋三を「批判する人の意見に耳を傾ける素晴らしいリーダー」と的外れすぎることを言う


安倍晋三が中国韓国からの入国制限を決めたことについて、百田尚樹は「自分との会談の成果だ」とか言ってるらしいですが、それについて石平太郎がこんなことを言っていました。
>>ご自分のことを厳しく批判した人の意見に耳を傾けて正しい方針転換をを行なった安倍首相はリーダーとして素晴らしい!


いくら贔屓の引き倒しでも、限度があるだろ、石平太郎…。


確かに百田尚樹は今回のコロナ対応について安倍政権を批判していました。



しかし、もともと百田尚樹は安倍晋三のことを「この何十年かで現れた最高の総理大臣」「戦後最高の首相であることは間違いない」と大絶賛し、共著を出し、安倍晋三も百田尚樹の本を宣伝するほどのマブダチなのです。

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安倍晋三が百田尚樹の意見を聞いたのだとすれば、それは自分を大絶賛するの岩盤支持層の意見を聞いたにすぎず、「自分を厳しく批判する人の意見に耳を傾けた」なんてものでは全くない!!


もしも百田の意見を聞いて政策を決めたのだとすれば、「戦後最高の首相!」とまで自分を大絶賛していた奴が自分から離れるのが嫌で意見を聞いたにすぎず、これで安倍晋三を「批判に耳を傾けれられるリーダー」であるかのように勘違いするとは、呆れて開いた愚痴がふさがりません。


ちなみに、百田尚樹は自分への批判には一切耳を貸さず、ちょっとでも自分に否定的なツイートは一発ブロックする男です。

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本来耳を傾けるべきは百田尚樹ではなく専門家の意見


しかも、当たり前のことですが、本来聞くべきは専門家の意見であって、百田尚樹の意見ではありません。東京新聞によれば、政府対策本部の専門家会議では、そんな話は出ていなかったらしいです。
 中国、韓国からの入国を規制する突然の政府方針には、専門家から疑問の声が上がっている。

 「何も聞いていなかった。今はそうしたことをする段階なのだろうか」

 政府対策本部の専門家会議メンバーの押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は、困惑した様子で受け止める。「危険な地域から人を受け入れないことは感染症対策としてはあり得る。ただ、危険な地域は東南アジアや米国などにも広がっており、全部やらなければならなくなる」と指摘する。

 専門家会議は、国内で局地的に発生している小規模な患者集団(クラスター)を生み出さない取り組みを重視しており、押谷氏は「まずは国内の対策に力を入れるべきではないか」と疑問視した。 (東京新聞2020年3月6日)
もしも専門家の意見ではなく百田尚樹の意見を聞いて政策を決定したのだとすれば、それこそ「批判に耳を傾けることができる素晴らしいリーダー」どころか「批判どころか専門家の意見さえ聞かず、自分の岩盤支持層の意見だけを聞く最悪なリーダー」でしかありません。


これで百田尚樹の意見を聞いた安倍晋三を「批判に耳を傾けることができるリーダー」と解釈する石平太郎には恐れ入ってしまいます。



安倍晋三は批判に全く耳を貸すことができない最低のリーダー


むしろ、安倍晋三は「批判に耳を傾けられる素晴らしいリーダー」と対極にある、批判に全く耳を傾むけることのできない最低のリーダーに他なりません。


本当に批判に耳を傾けることできるリーダーなら、自分の岩盤支持層の百田尚樹の意見ではなく、国民の代表として国会で質問・追及している野党の批判に耳を傾けねばなりません。


本当に批判に耳を傾けることができるリーダーなら、自分の支持層である保守層・自民党支持層からの批判だけでなく、リベラル層・自民党府支持層・野党支持層からの批判にも耳を傾けなければなりません。


しかし、これまで安倍晋三が野党からの批判に耳を傾けたことがありましたか?


解釈改憲・モリカケ・桜・カジノ法案・共謀罪・水道法、野党からの批判にも、専門家からの批判にも耳を全く傾けることなく、強行採決と出鱈目な言い訳の連続でしょう。


党内でも、自分を批判する石破茂に発言をさせなかったり、総裁選で石破陣営に圧力をかけたりして、自分への批判を封じ込める。




さらに、自分に都合のいい検事長の定年を法解釈を捻じ曲げて延長し、法解釈の捻じ曲げに批判があったらいいわけにもならないことを並べ立てて自己正当化。


今回、百田尚樹の意見を聞いたのだとしたら、それはせいぜい味方からの批判意見を聞いただけにすぎず、自分の不支持層からの批判を聞いたわけではなく、「批判に耳を傾ける素晴らしいリーダー」とは全く異なるものです。安倍晋三という男は、自分への批判があれば、国民に向かって指をさして、「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と叫ぶような男です。自分に批判的な国民は「こんな人たち」であり敵扱いし、批判には耳を全く貸さない。それが安倍晋三という男です。

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何度でも言いますが、安倍晋三は自分に都合のいい人物で周りを固め、批判に耳を傾けることが全くできない戦後最低最悪のリーダーです。リーダーどころか政治家失格であり、政治家以前に人間としても最低の男です。成人として必要な知能さえ欠け、自分に都合がいいか悪いかだけで物事を判断する最低の人間と言う外はありません。



批判には耳を傾けるべきですが、石平太郎のようなトンデモさんには、耳を傾けるべきではないでしょう。

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