<ざっくり言うと>
  • 黒瀬深、「立憲民主党は安倍政権批判のために自分たちの決めた方針まで批判している」と野党批判をしているが、嘘である。
  • 民主党政権時代からの路線は「定年引上げ」であり、現在問題とされているのは「勤務延長」。どちらも「定年延長」と呼ばれることがあるが、中身が全く異なる。
  • 法案に反対している芸能人を「政治に何の興味もないのに雰囲気で参加する頭の悪い芸能人」と批判しながら、その僅か1行後に自分で「#検察庁法改正案に興味ありません」というタグを貼り付けてしまう自己矛盾ぶり。
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↑本日の大嘘つきポジショントーカー、黒瀬深
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目次
  1. 未だに定年引上げと勤務延長の区別も付いていない黒瀬深
  2. 野党の主張を理解しないまま野党の批判を続ける思考停止ポジショントークの極み
  3. 法案批判者を「政治に興味ないくせに」と批判しながら、自分は「#検察庁法改正案に興味ありません」というタグをつける自己矛盾ぶり

未だに定年引上げと勤務延長の区別も付いていない黒瀬深

黒瀬深というネトウヨツイッタラーがいます。この人物がどれだけ大嘘つきで全く信頼できない人間かは、この記事↓を読んでもらえればすぐにわかると思います。


この男、今回はこんなこと言い出しました。

多分高橋洋一のデマあたりを鵜呑みにしたんだと思いますが、大嘘です。もう何回言ったかわかりませんが、今回問題とされている「定年延長」は、定年引上げじゃありません。


現在安倍政権と自民党がごり押ししている検察庁法改正案には、2つの異なる「定年延長」が含まれています。

A)検察官全員の定年を65歳に引き上げる。(定年引上げ)

B)内閣が必要と認めた場合に、定年を迎えたものでも最長3年間引き続き勤務に当たらせることができる。(勤務延長)


このうち、黒瀬が述べているのはAの定年引上げのほうだけ。今問題となっているのはBの勤務延長の方です。


その時の内閣の判断で、定年を迎えたにもかかわらず、検察官の任期をさらに最長3年延長することができる。この方法なら、例えば普通は2年が任期の検事総長を、最大5年もその地位につけておくことができます。検察は政治的に独立中立でないといけないのに、政府が検察人事に強い影響力を持つことになると懸念されているのです。


これ、野党が何を批判しているのかをちょっとでも見てれば理解できるはずですし、テレビや新聞でも報道されていますし、今日提出された検察OBの意見書を読んでも分かるはずなんですが、黒瀬深は野党が何を批判しているのかも理解しないまま野党批判をしているのです。困ったものです。


高橋洋一も、加藤清隆も、和田政宗も、この法案を正当化しようとしている人間は、私が知る限りみんな「定年引上げ」の話だけをしていて、「勤務延長」の話を隠します。わざとなら卑怯すぎるし、わかってないなら頭が問題です。


この法案の問題点については、もう何度も同じことを書いたので、詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでおいてください。



私の説明者納得いかんって人は、もと検事総長も含んだ検察OBの意見書でも読んでみてください。




野党の主張を理解しないまま野党の批判を続ける思考停止ポジショントークの極み・黒瀬深


黒瀬深は

>>なぜか野田内閣が決めた方針を自分たちで否定する立憲民主党。

とか言っていますが、上述のとおり大嘘です。


野党が否定しているのは定年引上げではなく勤務延長ですし、これは今年安倍政権が黒川検事長の定年を延長した後に急遽付け加えられたものです。しかも、なぜ加えたのかの理由を安倍政権は何にも説明できておらず、「時間があったから付け加えた」という意味不明な説明をしています。



こんなことも、国会を見るか報道を見るかすればすぐわかるわけですが、黒瀬深はそんなことはしません。


当然、

>>もう安倍政権がやる事には全て反対なんですね。ポジショントークの極み。

という批判も嘘。検察官の勤務延長は、今年になってから安倍政権が違法な閣議決定後に突如入れたもので、野党だけじゃなく、弁護士や検察OBなども含めた大勢の人たちが大反対していることです。むしろ、法案を理解せずに賛意を示している黒瀬深こそ、安倍政権のやることには全て賛成というポジショントークの極みと言わなければなりません。


「理解はしていない。でも野党が反対しているから賛成する。与党が賛成しているから賛成する」これが黒瀬深のポジショントークです。


法案批判者を「政治に興味ないくせに」と批判しながら、自分は「#検察庁法改正案に興味ありません」というタグをつける自己矛盾ぶり

この黒瀬、数日前に、こんな発言もしていました。

自分が定年引上げと勤務延長を区別せずに間違えてるのに、逆にちゃんと区別している人を「陰謀論」扱いしてしまうのだから困ったものです。この法案の内容を理解していたら賛成する方がおかしいよ。もと検事総長を含む検察OBも法案に反対してるんだけど、黒瀬は彼らに対しても「頭が悪い」って言えるのかな?


そして何より、この法案に反対している芸能人を政治に何の興味もないのに~」と決めつけて批判しながら、その1行後に自分で「#検察庁法改正案に興味ありません」というタグをつけてしまう自己矛盾ぶり。恐れ入ります。


このように、黒瀬深という男(?)は、相手の主張内容さえ理解しないまま相手を非難する、思考停止ネトウヨの典型みたいなやつです。黒瀬のことをもっと知りたい人は、この記事を読んでください。絶対、↓こういう気分になります。

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こういう人に騙されることなく、誰が、なんで、どういう批判をしているのか、そういうことを正しく理解するところから始めましょう。

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