<ざっくり言うと>
- 黒瀬深、「3.11当時、野党だった自民党による政権批判はほとんど無かった」と発言し、安倍批判を非難。
- 実際には、3.11当時、震災から1ヶ月後には菅政権に退陣要求を出し、3ヶ月後には内閣不信任案を提出し、首相退陣まで審議拒否を表明している。
- 震災当時の安倍晋三の連載コラムは、毎回民主党批判で満ち溢れている。
- 「3.11当時自民党が政権批判をせずに協力した」というのは完全に嘘である。
- 自民党の正当化と野党批判のためならどんなデマでも平然と吐く黒瀬深は、一切信じないことが賢明である。

↑毎日デマを吐き続けている黒瀬深
黒瀬深の発言。
>>3.11では当時野党だった自民党による政権批判はほとんど無かった。3.11では当時野党だった自民党による政権批判はほとんど無かった。自民党の支持者たちも枝野の寝不足を心配していた。左右関係なく、協力して国難を乗り越えようとする空気があった。しかし安倍政権で国難が来た今、左翼がトレンド入りさせたタグがこれ→ #安倍はやめろ 悲しい気持ちになります。
— 黒瀬 深 (@Shin_kurose) February 29, 2020
>>自民党の支持者たちも枝野の寝不足を心配していた。
>>左右関係なく、協力して国難を乗り越えようとする空気があった。
ここまで嘘をつくんですね、この人。
3.11当時の自民党の行動を見てみましょう。
目次
自民党の審議拒否と退陣要求
2011年4月12日:退陣要求
統一地方選前半戦での民主党の大敗を受け、自民党・谷垣総裁は11日、「菅政権への不信が現れた」として自発的な退陣を求めた。一方、枝野官房長官は「三歳対応に取り組む責任を果たさなければいけない」として退陣論を強くけん制した。(日テレNEWS24)2011年6月1日:内閣不信任案提出

私たち自民党は1日、菅内閣に対する不信任決議案を、公明党、たちあがれ日本の3党共同で衆議院に提出いたしました。(自民党HP)2011年6月6日:首相退陣まで審議拒否を表明

復興基本法除き審議拒否の方針 自民、月内退陣狙う2011年7月10日:菅直人の即時退陣を求める
自民党の逢沢一郎国会対策委員長は6日の党国対幹部会議で「一度辞意を表明している菅総理はすでに力を失っている。復興基本法以外の案件は、次の内閣で対応する」と語った。復興基本法以外の重要法案については、菅首相が退陣するまで審議拒否する方針を表明したもので、首相を月内退陣に追い込む狙いがある。(朝日新聞)

「菅内閣では復興どころか当たり前の復旧すら進まない」 谷垣禎一総裁当時自民党は、震災1か月後には既に退陣要求をし、3か月後には不信任決議案を出して、審議拒否をしていたわけですね。
谷垣禎一総裁は10日、島根県を訪れ「自民党島根県連定期大会」にて演説を行いました。菅直人総理と海江田万里経済産業相による原発の再稼働をめぐる発言の相違について「内閣不一致も甚だしい。はたして日本のエネルギー事情はどうなっていくのか」と述べ、管内閣の政治主導により、天災だけでなく人災も含めて全国に悪影響が及んでいると批判し、菅総理の即時退陣を求めました。(自民党HP)
はて、どの辺が「自民党による政権批判はほとんど無かった」んでしょう? 「#安倍はやめろ 悲しい気持ちになります」とは、どの口が言うのでしょう?
当時の安倍晋三:民主党政権批判を繰り返す
安倍晋三は『夕刊フジ』に不定期連載を持っていました。当時の発言を振り返ります。私が会長を務める超党派議連「創生『日本』」は、緊急声明を検討している。
趣旨は「敢えて問う、菅政権で国難を克服できるのか!」「菅総理は、原発事故への後手後手の対応をはじめ失政を繰り返している。多くの国民が信頼し得ない総理の下で、新たな日本を再生することはできない。菅政権の下での連立政権には断固反対する。敗戦の8カ月後の昭和21年(1946年)4月にも国政選挙は行われた。直ちに解散総選挙はできないが、日本がこの国難を乗り越えるには、解散総選挙により国民の信頼を得た政権を作り上げることこそ最善の選択である」ということだ。
現在の日本には、王様が裸だと分かっていても、「それを言うべきではない」という空気が支配している。ただ、あの少年のように、そろそろ真実を語ることが求められている。
(2011年4月13日)
統一地方選後半戦が終わった。国民は再び菅直人政権に対して、「ノー」という強い意思を示した。内閣支持率も危険水域である20%前半に戻った。東日本大震災や福島第1原発事故の対応があり、「政権を代える余裕はない」という空気があるにもかかわらず、この審判は重い。
そもそも、震災発生から1カ月半になるが、菅政権の対応はお粗末というしかない。
原発事故について、菅政権は「東京電力の責任」という姿勢だが、これはおかしい。政府は震災当日(3月11日)、原子力対策特別措置法に基づき「原子力緊急事態宣言」を発令した。首相に、原子力事業者に指示・命令できる強い権限を与える宣言であり、当然、権限には責任が伴う。(2011年4月27日)
役割を果たしていない復興構想会議
菅直人首相が鳴り物入りで立ち上げた復興構想会議(議長・五百旗頭真防大校長)が迷走している。実務者がほとんどいない珍しい会議で、先週土曜日は、委員が次々と持論を展開し、5時間近くもかかったという。この会議はいわば、家を建てるのに、建築士も施工業者もいないようなもの。発注者や身内が裏付けのない夢ばかりを語り合っている。(2011年5月18日)
民主党政権は末期症状
前代未聞の異常事態が続いているのは、一国のリーダーとして菅首相の姿勢が異常であるからに他ならない。「早期退陣」を想像させる言葉で同僚議員をだまし、地位にしがみつこうとする態度はあまりにも見苦しい。被災者支援や被災地復興より、自身の延命が最優先されている。(2011年6月15日)
有権者の心裏切る浜田氏 ペテンに満ちている民主党
菅内閣不信任案に対する衆院本会議での反対討論で、民主党の山井和則議員は「与野党協力して復興にエネルギーを注いでほしい」と発言。会期延長を70日間とする賛成討論でも、同党の高山智司議員は「国難を乗り越えるには、与党も野党も歩み寄るべきところは歩み寄る」と、わざとらしく壇上で頭を下げた。
政党間の信頼を裏切ることを平気でしながら、一方で「与野党協力を」「歩み寄る」と呼びかけるなど、何たる欺瞞。民主党がとれだけ薄っぺらで、ペテンに満ちているかがよく分かる。(2011年6月30日)
北朝鮮と民主党の深い闇…徹底的に追及
残念ながら、菅直人政権がそうした懸念を真剣に検討した形跡はない。国家・国民を守る意識が希薄なのだ。
繰り返すが、民主党は、マニフェスト放棄や政権たらい回し批判の責任を自ら取り、新代表、新首相を選出後、すみやかに解散総選挙で国民の信を問うべきだ。(2011年7月13日)
菅首相には国益という観点がまったく感じられない当時の『夕刊フジ』での安倍晋三のコラムを読んでみると、「自民党はこうします」というようなものではなく、全て民主党政権批判です。
残念ながら、菅首相には国益という観点が欠片も感じられない。「1日でも長く、首相の座に留まりたい」という思惑ばかりが目立つ。政権延命のためなら何でもしたいと口をパクパクさせている菅首相は、北朝鮮にとってエサなしでも釣れる鯉のようなもの。(2011年7月27日)
これらの批判が正当であるか不当であるかは別として、どうしてこれで「当時野党だった自民党による政権批判はほとんど無かった」などと言えるのでしょう。むしろ政権批判以外何も言っていない。
「そろそろ真実を語ることが求められている」
「地位にしがみつこうとする態度はあまりにも見苦しい」
「薄っぺらで、ペテンに満ちている」
などの言葉が、今、安倍晋三にブーメランのように返ってきているように思います。
メルマガでデマまで流して菅直人を批判した安倍晋三
これはご存じの方も多いかと思いますが、2011年5月のメルマガで、安倍晋三は「菅直人が原発の海水注入を止めさせた」というデマを流しました。
これは名誉棄損裁判にまでなりました。結局名誉棄損は成立しなかったものの、「海水注入を止めたのは官邸からの指示だった」という安倍晋三の発言がデマであったことは、のちの調査で確定しました。海水注入はそもそも止まっていなかったのですから。
安倍晋三は、このデマに基づき、読売新聞紙上で「万死に値する判断ミスで、直ちに首相の職を辞すべきだ」とまで言っています。
「3.11では当時野党だった自民党による政権批判はほとんど無かった」
「#安倍はやめろ 悲しい気持ちになります」
一体何を見てこんなことを言っているのでしょうか。「安倍は辞めろ」に悲しい気持ちになる黒瀬深は、「菅直人が海水注入を止めた」というデマを流して「万死に値する判断ミス」で「管は辞めろ」と言っていた安倍晋三を見て、悲しい気持ちになるでしょうか? ならないでしょうね。
野党の予算案反対を批判する黒瀬と、震災時の予算案に反対した自民党
黒瀬は、先日の補正予算案で野党が反対した時に、こんな発言をしています。>>本当に頭腐ってるな、こんな時も反対か野党、補正予算の審議短縮を拒否 安住氏「強行なら徹底抗戦」 | 2020/4/15 - 共同通信 https://t.co/3GgTCL5p8F
— 黒瀬 深 (@Shin_kurose) April 20, 2020
本当に頭腐ってるな、こんな時も反対か。もう立憲民主党は次の選挙で一人残らず落とすしかない。もっと無党派に投票呼び掛けを。
>>もう立憲民主党は次の選挙で一人残らず落とすしかない。
自民党が、もともと2日かけるはずだった審議を1日にすると言い出して、野党が「予定通り2日審議すべきだ」と主張したら「本当に腐ってるな」「一人残らず落とすしかない」と言う黒瀬深。
じゃあ、3.11直後の予算案に、自民党はどう反応していたのでしょうか?

Q:来年度予算が成立しました。受け止めをお聞かせください。3.11直後の予算案に反対した自民党。
A:私どもは、この予算に反対をいたしました。理由は大きく2つありまして、1つは大変財政が厳しい時に、子ども手当等々のバラマキをやって、財政規律が全然ない。そういう予算であるに加えて、景気を浮揚する効果もほとんど見込めない。こういう理由で反対したわけです。(2011年3月29日、自民党HP)
さらに、上述のとおり、6月6日には、首相退陣まで復興基本法以外の全審議の拒否を表明までしています。
果たして黒瀬深は「本当に頭腐ってるな、こんな時も反対か。もう自民党は次の選挙で一人残らず落とすしかない。もっと無党派に投票呼び掛けを」と言ってくれるでしょうか。くれないでしょうね。
自民を何でも肯定、野党にはすべて反対。デマばかりの黒瀬深
当時の自民党による民主党政権への批判が適切なものであったかなかったかは人により意見が異なるでしょうが、「当時の民主党は政権批判をほとんどせずに協力して国難に当たっていた」なんていう発言が完全なる大嘘であることは上記のとおりです。
黒瀬深という人間は、碌に調べもしないで、自民党、特に安倍政権のやることは全面的に肯定する一方、自民党批判は全て否定します。しかもその大半がデマです。先日など、「国民一律10万円給付を自民党が決めた」「野党は後から便乗した」などという大嘘を吐いていました。実際には、野党が10万円給付を3月から主張していたのに、自民党は「商品券を配る」って言い続けていて、4月半ばになってようやく野党案に便乗したのに。
黒瀬深には、内容を調べてから発言する気持ちなど全くなく、デマだろうが何だろうがお構いなしに、ただ「自民支持」「自民党批判に反対」という思考だけが存在しています。その姿は、まさに教祖を全面肯定する信者に重なります。
なぜこのような人間のツイッターに8万ものフォロワーがいるのかわかりませんが、これまでにも紹介してきたとおり、黒瀬深の発言はすべてデマだと思っていた方が賢明だと言えるでしょう。冗談抜きで、私はこの男がデマとご都合主義の妄想以外を発言しているところを一度たりとも見たことがありません。
このようなデマッターの言葉ではなく、自分で事実をちゃんと調べる癖をつけましょう。





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コメント
民主党議員の何人もが朝鮮半島との深いつながりがあったのを
すっぱ抜いてて、あんなドキドキした国会中継はなかったな。
真実は小説よりも奇なりだったわ。
民主党議員は、朝鮮半島のスパイだらけって、証拠を次々出てきて
凄かった。
釣りですか?
本気で言っている分けでないのはわかりますが、億が一にも本気なら半島のスパイだと言うソースを明記して下さい。
あと、ネトウヨはネトウヨと呼ばれるとマジ切れしますよw
デマを信じない人が増えることを願うばかり
デマと審議拒否で災害対策の足を引っ張ったのが安倍晋三を筆頭とする自民党やぞ
レイシストで嘘つきとかほんと救いようがねーな
安倍が『裸の王様』を知っている、という事も驚きでしたが、現政権だと、『裸の王様』を「こんな時代にそぐわない童話なんて読まない方がいい。読んでもつまらない」といった悪評を政権信者を通してばら撒くことで自主的に発禁するように追い込み、その枠に愛国的な道徳に満ちた作品を捻じ込むのだろう、という妄想まで浮かんでしまいます。
以前からやり取りのある方々が、黒瀬深やDappiのようなデマ要員がばら撒いたテキストを信じ込んで、脳内麻薬をドバドバ流しつつ親日か反日かの二極分化で色分けしているのであろう様を見ていると、痛々しさすら感じてしまいます。
与党のコロナ対策や挙句はちゃめちゃな法改正もさることながら、相も変わらず差別とデマをまき散らすネトウヨに、もはや「国難」であることを痛感せざるを得ません。
コメント欄も復活していましたので、(できればデマや差別がないほうがよろしいのですが・・・)今後のさらなるご活躍を祈りまして。
似たもの同士ですね。だからこそ支持するのでしょうか。