<ざっくり言うと>
- フジテレビ上席解説委員・平井文夫、GoToキャンペーンについて「行きたい奴は行き、行きたくない奴は行かない、それだけだ」と発言をする。
- 平井文夫は旅行者と受け入れる観光業者の間でだけ感染リスクがあるかのように勘違いしている。
- 平井文夫、「日本人は自分でGoToキャンペーンに参加するかどうか決められない、誰かに決めてほしいと思っている甘ったれ」と、的外れすぎる発言をする。
- 我々がコロナ以上に恐れるべきは、平井文夫のような無責任で出鱈目な発言をする奴である。
フジテレビ上席解説委員の平井文夫のことは、これまで2回ほど取り上げたことがあります(参照1、参照2)。とにかく野党憎しで自民に贔屓の引き倒しをする男で、今回またも酷く出鱈目な発言をしています。Go Toキャンペーンについて、こんなことを言っています。
「GoToキャンペーン」についてガタガタ文句言ってる人が多いのを見て「あ、また日本的な風景だ」と思った。ここまではまだしも、ここからがひどい。
このキャンペーンは新型コロナで疲弊どころか壊滅状態にある観光業を救うために税金1兆7千億円を使って国民に旅行に行ってもらおうという計画。自粛にうんざりしていた国民にとっても夏休みに一気に憂さを晴らせる機会なのだ。
ただ感染の再拡大で「行ってもいいのか」「受け入れてもいいのか」と双方が疑心暗鬼になっている。
旅行に行くかどうかかくらい自分で決めなよ頭が悪いにもほどがあるぞ、平井文夫!
個人的な意見を言わせてもらうと、いい大人なんだから、行きたい人はルールやマナーを守り、リスクも取って行けばいい。怖い人は行かない。受け入れる方は、感染防止対策をして、リスクを取って受け入れればいい。怖い人は受け入れない。それだけのことではないのか。
もしも行く人と、それを承知で受け入れる人の間だけで感染が広がるのなら平井の主張もわかりますが、そうではなく、誰にどこで感染するかわからないから問題なんです。平井は「感染するリスク」の事しか考えていませんが、言うまでもなく無自覚に「感染させるリスク」があるわけです。そんな小学生でも理解できることが、フジテレビ解説委員の平井文夫は理解できないのです。
もしも「行きたい人はリスクを取っていけ。怖い人は行くな」で済む話なら、そもそも自粛なんて必要なかったはずですよね。長いことやってた自粛はいったい何だったんでしょう。平井の脳内からは、「感染するリスク」はあっても、「感染させるリスク」のことはまるで抜け落ちているようです。なんという頭の悪さでしょうか。平井文夫の自己中心的思考が現れているように思います。
そのあとも的外れっぷりは、恐るべきものがあります。
だがどうやら日本人はそれではダメらしい。行っていいのか悪いのか、呼んでいいのか悪いのか、誰かに決めてほしいのだ。たぶん安倍首相に。誰も「旅行に行っていいのか悪いのか、安倍さん、決めてください」なんて言っていません。わざわざ感染が再び拡大する恐れがあるときに旅行を推進して、取り返しがつかないほど感染が拡大することを恐れているんです。
でもたぶん日本人は自分でGoToキャンペーンに参加するかどうか決められない、誰かに決めてほしいと思っている甘ったれなのだ。
そりゃあ観光業の経済的打撃は深刻ですが、何も感染再拡大中に旅行の推進しなくてもいいだろうと。1兆7000億円も予算を使うなら、直接の給付や、県内旅行に留めるなどあるだろうに。実際、秋田県は県内での需要で経済を支える方針を打ち出しています。
しかし、平井はこう続けます。
我々はそろそろ日常に戻らねばならない。コロナと共に。70代80代の重症化の可能性が高い人たちは慎重になるべきだが、若者はいつまでも家にいてはいけない。平井の脳内では、Go Toキャンペーンで若者が旅行しても、70代80代の感染リスクが高まらないことにでもなってるんですかね?
そして、最後にこう締めくくります。
マスクと手洗いとうがいをちゃんとして、3密を避けて(これらができてない人たちが意外に多いが)、我々は日常に戻らなければいけないのだ。平井文夫は、マスクや手洗いうがいや3密を避けることが「できてない人たちが意外に多い」ことを承知の上で、こんな発言をしているわけです。マスクや手洗いうがいをしていたって感染リスクはあるのに、マスクやうがいや3密を避けることが「できてない人たち」が大勢旅行して、地方に感染を拡大させる恐れがあるってことを、平井は想像できないんでしょうか。
観光地は当然3密になりやすくなるし、日常でさえ3密を避けることが難しいのに、気が緩みがちな旅行中、しかも寝食を共にしながら「3密を避けろ」なんて、どうやってやれって言うんですかね。旅行者→観光業関係者→他の人たち、と感染が拡大することを平井は想像ができないんでしょうか。
さらに、『バイキング』番組内では、「行かない人が余計な口出さないでくれ」とまで発言しています。行かないし受け入れない人にまで感染リスクが広がるから問題視されているのに、なんなんですかね、こいつ。
コロナ禍が始まって以降、ここまで頭の悪い主張を見たのは初めてな気がします。ところが、これに同調して、「行きたくない人は行かなければいい」とか言ってる奴が少なからずいることに驚愕します。
行きたくない人は行かなければよいだけのことですよね。
— わかば (Green Foliage) (@fru6ZPhERfBrTfD) July 15, 2020
どの局も朝から批判して、視聴者に暗に旅行に行くなキャンペーンをするのはおかしいと思います。
観光産業は、もはやこの夏に挽回できなければ起死回生のチャンスは無いところも多いのでは?
車の中でバイキング聞いてました!
— kosa (@ks18171) July 15, 2020
平井さん流石です✨
何でもかんでも政府のせいにするのではなく旅行くらい自分で決めろよって話です。
見ていてスカッとしましたがめちゃくちゃアウェイでしたねw
なんでここまで出鱈目なことを言えるのか全く理解不能ですが、平井文夫は、ただ単に政府批判が気に食わないだけなのでしょう。そして、このように自己責任論にすることで、感染者が拡大しても政府のせいじゃないことにしたいのでしょう。
平井文夫のような無責任な奴がコロナ収束を遅らせるのでしょう。我々が最も恐れるべきものは、コロナそのものよりも、平井文夫のようなやつと言うことですね。





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コメント
経済を止めないというが大切なのはわかるが、せめて旅行については「何も言わない」という態度でいてもらいたかった(自粛も求めないし、推奨もしない。個人の生活に口を出さない、通常時の政府の在り方)。そのうえで、経済を止めないことで起きる感染拡大に備えて、検査体制・医療体制を整え、支援してもらいたかった。
百歩譲って、Go To キャンペーンが必要なのだとします。なんでわざわざ前倒しするのよ。7月に連休があるのは前からわかっていたんだから、それを取り込みたいなら、最初から7月連休前開始にしておけばまだマシだった。前倒しするから、感染拡大下でますます「旅行を奨励」ということになる。整合性・合理性を無視しており、信用をなくす(どれほど残っているかは疑問ですが)。思うに、前のめり批判を避けるために「8月開始」を当初言っていたんだろうけれど、そういう根性がますます気に入らない。
行くな!来るな!引きこもれ!
ネットでは、老害二階が「旅行業協会」の会長だから、という意見が多いですね。
クジラといい観光といい、利益誘導だけは手堅い男です。
サルでもできるフジ産経解説委員に、「上席」とか冠をつけるこのアホは、巷で言うとおり肩書も「フジのスシロー」でいいですよねw
余談ですが、私がまだ「 smoking joe 」というハンドルでここに書き込んでいた時、江戸っ子さんには一度レスを貰ったことがあります。今回と同じ平井ネタでしたかね。
江戸っ子さんは最近は「某大百科」には書き込んでおられませんか。私もこことは別ハンドルでたまに書き込むんですが、常連のネトウヨども(〇〇府民、漆黒の〇〇、麗しの〇〇)が一斉休眠中でコメ欄閑古鳥みたいです。
だったら最初からやるなと言いたいです。
満蒙開拓団やインパール作戦の頃から何も変わっていない思考回路を見てしまいました。
ボルソナロやジョンソンのように、この平井もコロナにかかったら変わるのでしょうかね?
ただまあ、コロナが自民や維新の議員や、日本第一党のメンバー、日本会議や神社本庁やネトウヨにピンポイントでかかってくれれば、御の字なんですけどね。
そういう意味では、コロナは無能ですね。
にしても「Go To Heaven」いや「Go To Hell」になりそう・・・
利益誘導するにしても、バレないようにやるという慎みがなくなったように思います。あまりに露骨で、整合性・合理性・公平性といった、民主主義社会を成り立たせている根幹に挑戦している、敢えて露骨に行って根幹を破壊しようとしている感すらあります。本当は単に、やってる感のアピールなのでしょうか。だとすれば、あまりにも子供じみている。
政策(大きな政府か小さな政府かといった、社会の在り方の根幹にかかわるようなものでさえ)の差異ですら、「小異を捨てて大同につけ」の小異と呼ぶ日が来ようとは。
「ネトウヨ大百科」には、たまに書き込ませてもらっています。ここのコメント欄と掲示板が閉鎖されていたときに見つけまして。○○府民さんには勉強させてもらいましたね。話には聞いていた(読んでいた)のですが、どういうところから情報を仕入れ、どこをどういう読み方、見方をするとああいう考えを持つに至るのか、実感として垣間見れたように思います。常識と知見を踏まえたきちんとした議論ではなくて、その場その場の瞬間芸のようなディベート(本来の意味とは違いますが)にゲーム(遊び。勝負事)として勝つのを目的とするには、彼らのような話の仕方は有力なのだろうと思いました。便所の落書き、酔っぱらいの戯言を、一丁前の考え方のように見せかける。だから勉強の仕方を身に着けていない若者(実際は年齢だけではありませんが)をダマせるので、ますますタチが悪いのですが。あまりにひどいそういうのを見つけたら「便所の落書き、酔っぱらいの戯言。理由は○○」と書き込むようにしています。所詮はフリーライダーで、それほど時間を割いているわけでもないのですが。
それに「誰かに決めてほしいのだ。たぶん安倍首相に」ってのは何なんだよ(笑)。
言われたあのバカもキョトンとするぜw
このフジテレビの平井みたいに「文句を言うなら行くな」などとのたまうのは、反対している人が「何を言っているか」をガン無視なのでお話になりません。
反対している人の多くが言っていることは「今じゃない」とか「医療に金回せ」など緊急性のある箇所により多く配分したらどうなの?ですから。
Go Toが頓挫したり、ポンコツさが露呈したら野党のせいにするのが絶対にいますね。とおもったらいるんですね・・・ネトウヨさんは悪い意味で期待を裏切ってくれる・・・・
こんな状態でどうして前倒しなんて言えたんだろう(安倍さんが筆頭)。無責任に「言うだけはタダ」とでも思ったか。感染症拡大防止との整合性とかいう以前の問題でしょう。
振り回された旅行業者(特に対顧客業務の末端社員)は本当にお気の毒です。
委託の事務費等に疑惑の目が向けられた結果、経産省(官邸官僚の出身母体)から突然仕事を割り振られ、準備もできてないうちに突然「前倒し」なんて言われた国交省の担当者も、受託業者の担当者も気の毒ですよ。心身を壊さなければと本気で心配になります。
「前倒し」なんて言い出したヤツ(官邸忖度官僚か?)、ホイホイと乗っかって決定したヤツ(当然国交大臣?)・させたヤツ(当然安倍さん?二階さん?)、しっかり説明させないと、また同じようなことになる。