<ざっくり言うと>
  • 渡邉哲也、「国会を開くと行政の混乱を招く」と意味不明なことを言う。
  • 国会を開いたら混乱するような無能な政権なら今すぐ辞めるべき。
  • 渡邉哲也、PCR検査拡大の目的をまるで理解できていない。
  • 渡邉哲也は、PCR検査拡大の目的を、陽性者の早期発見ではなく、陰性を確認するためのものだと勘違いしている。
  • 基本的に渡邉哲也の言うことは信じないほうがいい。
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とにかく野党が大嫌いなだけの男、渡邉哲也。その主張がまともだったことを私は一度たりとも見たことがないのですが、この度、またもやとんでもないことを言いだしました。
>>Q.国会を開催したら、コロナは減るのですか?
>>A 減りません、逆に行政の混乱を招きます。



わけわかんねえ。どうして国会を開催したら行政の混乱を招くんだ?


国会を開いたら混乱してしまうような無能な政府ならさっさと辞めちまえ!


国会を開いたら混乱するって、安倍政権ってのはよっぽど無能の集まりなんでしょうね。まあ、安倍政権が戦後の憲政において最悪の無能集団であることに疑いをはさむ余地はありませんが。


おそらく渡邉の脳内では、「野党による国会質疑は無駄だから、そんなのなくして、安倍政権に自由にさせるのがいい」ということなのでしょう。しかし、野党の質疑なしで安倍政権の自由にさせていたら、10万円給付じゃなくて、お肉券が配られていたでしょうね。



安倍政権は、先日も、アベノマスクを8000万枚配るなどという正気を疑うことをやろうとしていましたが、こういう無駄を辞めさせることは、渡邉の脳内では「行政の混乱を招く」ことなのでしょう。




>>Q 何故野党は国会を開けと言っているのですか
>>A 政権を叩く姿を支持者に魅せて、支持率を上げたいからでしょう。



GoToキャンペーンだとかアベノマスクだとかやってりゃ叩かれるのは当然なんですが、渡邉の脳内では、国会というのは自民党の考えることを実現するための機関に過ぎないんでしょうね。だから、自民党が「開きたくない」と言えば開く必要はないし、「開きたい」と言えば開くのが正しいと思っているのでしょう。


しかし、東京都医師会の尾崎会長は、今すぐ国会を開いて特措法を改定するように進言しているように、話し合うべき議題はいくらでもあるはずです。



再び感染が拡大している中、法的拘束力のある休業要請が必要かどうかとか、そんなことが可能かとか、やるべきことはいくらでもあると思いますが、渡邉の脳内では、国会開催は野党の陰謀ぐらいにしか解釈できないのです。本当にこの思考には呆れてしまいます。


第一、臨時国会開会は憲法53条で定められた義務です。それにもかかわらず、このコロナ禍で、なぜ安倍政権と自民党は開会を嫌がるのでしょう。


渡邉は

>>Q 何故野党は国会を開けと言っているのですか
>>A 政権を叩く姿を支持者に魅せて、支持率を上げたいからでしょう。

などと言っていますが、正しくはこうです。

Q.なぜ与党は国会を開くのを嫌がっているの?

A.自分たちの愚策を叩かれて無能を晒して、支持率が落ちるのを嫌がっているから。
国民のことなど何にも考えておらず、自分たちの保身以外考えていないから。




なぜか陰性前提の思考しかできない渡邉哲也


そして、PCR検査拡大を否定する渡邉の論理は本当にデタラメもいいところです。


>>Q PCR検査を主張する議員がいますが、PCR検査で治るんですか
>>A 治りませんが、儲かるひとがいます



>>検査陰性で自分は安全だと思う方が危険では?

>>濃厚接触者には意味がある。それ以外には医療リソースの無駄遣いだといっている


こいつ、PCR検査拡大の理由を根本的に理解できていない!


どうやら、渡邉の脳内では、PCR検査は自分が陰性であると確認して安心するためのものの様です。だから、「検査したって、検査後に感染する可能性ありますよね。検査陰性で自分は安全だと思う方が危険では?」なんて発言ができるのです。


心の底から呆れて仕方がないのですが、なんでこいつの脳内では、陰性前提なんでしょう? 渡邉が濃厚接触者以外にPCR検査は必要ないと言ってるのは、彼がPCR検査を陰性を確認するためのものだと勘違いしているからにすぎません。


渡邉は根本の根本から完全に勘違いしていますが、PCR検査拡大が求められているのは、陰性を確認するためではなく、陽性者を発見するためです。


今回のコロナウイルスの何が問題かというと、無症状の人からも伝染る可能性があることです。PCR検査拡大が求められているのは、「陰性だ、あーよかった」じゃなくて、無症状の陽性者を発見して、その人の重症化を防いだり、その人が感染を拡大させる前に隔離するためです。


実際、ニューヨークは検査を無料にし、誰でも何度でも検査を受けられるようにしたことで、ピーク時に1日800人出ていた死者数を0にまで下げました。



日本でも、世田谷区がニューヨークをモデルに、「誰でもいつでも何度でも」検査を受けられるようにすることを目指しています。



何故渡邉は、「検査陰性で安全と思うほうが危険」だなどと、陰性前提の思考に陥っているのでしょう? なぜ、無症状の陽性者を発見するという本来の理由に思考が至らないのでしょう?


渡邉は濃厚接触者以外のPCR検査は医療リソースの無駄遣いなどと言っていますが、なぜ検査しないで無症状の陽性者が感染を拡大させることで、医療がもっと危機に陥るということが想像できないのでしょう?


渡邉は「検査しても治らない」と言っていいます。そりゃあ検査で治りはしませんが、検査しないと陽性者を発見できません。早めに発見すれば、重症化リスクを軽減できます。それに、無症状の陽性者を発見できれば、その人が感染を拡大させることを防止できます。なぜ、渡邉はそういう当たり前のことに思考が到達しないのでしょう?


たしかに費用は掛かりますが、それならばアベノマスクなんてもので無駄金使ってないで、その金をPCR検査拡大に回すべきだと思うのですが。アベノマスクは合計500億円ほどかかっています(参照)。この費用があれば、少しはPCR検査数を増やせるんじゃないですかね? それなのに、渡邉はアベノマスクについては「ありがとうと言え」ですから、わけわかりません。渡邉は押し売りにいらないものを売りつけられても「ありがとう」って言うんでしょうか?



日本の人口割のPCR検査数は世界159位。アフリカの紛争地レベルです。いくら何でもひどすぎませんかね。渡邉哲也の様はPCR格段反対論者のせいなのでしょうか。

 

なぜ、渡邉哲也のように、このブログで取り上げるタイプの人たちは、PCR検査拡大に反対する人が多いのでしょう? ニューヨークのように、実際にPCR検査拡大によって死者数を激減させた例を見れば、それを真似るのは当然の思考だと思うのですが。なぜ彼らがPCR検査拡大にこうも反対するのか、ちっともわかりません。どなたか、お分かりになる方いらっしゃいますか?


PCR検査について「治りませんが、儲かるひとがいます」なんて陰謀論のようにしてしまう渡邉哲也。こういう人が増えると、ますますコロナ終息は遠ざかっていく一方でしょう。せめて、PCR検査拡大が、自分が陰性であることを確認するためじゃなく、無症状の陽性者を早期発見するためだという、当たり前すぎることぐらい理解してから発言してほしいものです。

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