<ざっくり言うと>
  • 『夕刊フジ』、総理辞任の当日1時過ぎまで、健康不安説をデマ扱いし、会見で「職務継続の意欲を表明」と伝えていた。
  • 総理辞任発表の翌日、「本紙だけが知る舞台裏」と称して、「継続予定だったのを直前に変えた」んだと言い訳。
  • 『夕刊フジ』が正しい場合、「月曜日(24日)に辞任を決めた」と述べた安倍晋三が嘘をついていることになるが、『夕刊フジ』はそれでいいんだろうか?
  • 『夕刊フジ』しか知らないのは、それがデマだからであろう。
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↑辞任発表前日に「健康問題での辞任などあるはずもないと断言」「よくもこれだけデタラメを言ったり書いたりできる」と、デタラメな記事を掲載した『夕刊フジ』

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↓前回記事も参考にどうぞ


今回の安倍辞任で『夕刊フジ』の行動はなかなかに面白いです。


8月26日には、健康不安説を「ニセ情報」と報道し、「ニセ情報を流した複数ルートがあぶりだされた」と報道。

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同日のトップの見出しは大きく「『退陣デマ』一蹴」「安倍首相逆襲会見」


翌8月27日には、安倍晋三辞任表明前日に
「総理辞任などありえないと断言する」
「アベガーの人たちの妄想」
「ご愁傷様」
「よくもまあこんなデタラメを言える」

という有本香のコラムを掲載。
『夕刊フジ』の親分である『産経新聞』も、8月28日9時時点で、有本のコラムをツイート。『産経新聞』も、少なくともツイート担当者は、「辞任はアベガーの人の妄想」と信じていたのでしょう。
さらに、辞任表明をした当日である8月28日の午前11時28分時点で、『夕刊フジ』は安倍晋三が会見で「職務継続の意欲を表明します」と報道。
さらに驚くべきことに、記者会見当日(8月28日)の午後1時18分時点で、なおも健康不安説は、「政治家とズブズブ」の政治評論家やジャーナリストのデマだと主張していました。

本当に辞任発表直前まで、『夕刊フジ』は総理続投を全く疑っていなかったということがわかります。


ちなみに、総理辞任の意向というニュースが流れたのはそのわずか1時間後でした。
しかし、『夕刊フジ』は図太い。恥を知らないバカは実にしぶとい。


こんな恥ずかしいことになった『夕刊フジ』は、翌日、「本紙だけが知る電撃辞任舞台裏」という記事を掲載!
前々日には健康不安説を「ニセ情報」と報道し、前日には「総理辞任などありえないと断言する」「デタラメ」とするコラムを掲載し、当日の昼にも「継続を表明」と報道しておいて、辞任が発表されたら「本紙だけが知る電撃辞任の舞台裏」とは、何とも情けない。


しかも、直前まで「継続を表明」と予想していたのが外れたのがよっぽど悔しかったのか、「首相は続投原稿を直前に変えた」と報道!!


おいおい、総理を続けるかやめるかを、そんな直前に変えたってのかよ(笑)。そんなことがあり得るとは思えないし、もしもそれが事実ならじっくり考えた上の結論じゃなくて、政治課題だけでなく進退問題まで行き当たりばったりで決めたってことになるぞ。


まあ、安倍が行き当たりばったりで決めた可能性もゼロじゃないですが、常識的に考えればそんなことありうるわけないんで、『夕刊フジ』が「直前までは総理は続けるはずだったんです! だから誤報じゃないんです!」って言い訳してるだけでしょうね。だって、ちゃんと総理辞任の可能性高しと見て、総括原稿を用意していた社もあるんですから。『夕刊フジ』の取材能力の低さが出ただけの事でしょう。

ちなみに、安倍晋三は会見で「今週月曜(8月24日)、診断を受けた際に判断した」と発言しています。もしも『夕刊フジ』が言う通り、継続予定を記者会見直前に変えたんだとしたら、安倍晋三のこの会見は嘘ということになります。「安倍晋三は、最後の記者会見でも国民に向かって嘘を吐いた」ってことになりますが、『夕刊フジ』的にはそれでいいんですかね?


ま、常識から言って、いくら何でも進退問題を記者会見直前に変えるなんてことはあり得ないでしょう。『夕刊フジ』は「本紙だけが知る舞台裏」と言っていますが、単に『夕刊フジ』独自のデマだから、他の誰も知らないだけでしょうね。


所詮は五流タブロイド紙の『夕刊フジ』。安倍晋三も『夕刊フジ』に連載を持っていましたが、有本香八幡和郎らをはじめとして、『夕刊フジ』に記事を掲載しているというのは、その人間が信頼に値するかどうかの一つの指標に使えると言ってもよいでしょう。




余談


余談ではありますが、世の中には不思議な人がいるもので、『夕刊フジ』の「本紙だけが知る舞台裏」という記事を真に受ける人もいるようです。 >>夕刊フジは昨日の最終ゲラに間に合わせて、
>>この辞任劇をいち早く記事にしてきた!
>>
何か事前の掴んでいたからできた事!



辞任表明前日に「総理辞任などありえない」「アベガーの人の妄想」という記事を掲載し、当日の午後1時過ぎにも、まだ健康不安説をデマ扱いしていた『夕刊フジ』が、「辞任劇をいち早く記事にしてきた」「何か事前に掴んでいた」なんて、よくもまあそんな風に考えられるなあ…。


もちろん、29日の新聞に間に合わせるのに、「何か事前に掴んでいた」必要などありません。全紙翌日の朝刊で一面トップで伝えています。なんで翌日の夕刊紙に特集記事が出ただけで、「いち早く記事にした」「何か事前に掴んできた」なんて考えることができるのか、全く意味不明です。


この人apio (@apio_apio1516)という人のツイートを見てみると、当然のごとく、信者と言えるほどの安倍シンパ。『夕刊フジ』はこの程度の知能レベルの人を対象にしているってことですね。


DappiをRTしたり、モリカケで安倍を被害者だと擁護したりする安倍シンパの知能の低劣さがよくわかります。願わくば、次の総理は、こんな低知能な人間がデカい面できないような、まともな知性と誠実さを備えた人間であってほしいです。

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