<ざっくり言うと>
  • 7年8カ月の安倍政権によって、国民が「敵」と「味方」に分断された。
  • 国民の融和を図るどころか、分断を煽ったことが、安倍政権最大の罪である。
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↑国民を「私たち」と「こんな人たち」に分ける安倍政権の姿勢が、国民同士で「敵」「味方」に分かれていがみ合う現状を作り上げた

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安倍政権7年8カ月の罪は数えきれないほどあります。ここに、そのほんの一部ですが一覧を作ってありますので、ごらんになってください。



しかし、実に数多くある安倍政権の罪の中でも、最大の罪は、この百田尚樹のツイートに良く表れていると言えるでしょう。
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>>安倍総理辞任を悲しんでいるツイートをしている人は、日本のことを真剣に考えている人。


>>喜んでいるツイートをしている人は、特アの洗脳を受けた売国奴かデュープス。


安倍政権最大の罪は、この百田尚樹のツイートに顕著にみられるように、日本を「敵か味方か」の2つに分断してしまったことだと言ってよいでしょう。


ここで百田が「リトマス試験紙」と言っているように、その人がどんな人物あるか、他の要素は一切考慮することなく、ただ「安倍を支持する」か「支持しない」かの一点のみでで、その人を「敵」か「味方」かに分けるようになってしまいました。このように政権支持か不支持かで「敵」か「味方」かに分ける傾向は、支持者・不支持者を問わず生まれました。


私は安倍政権以前には、政権支持か不支持かで「敵」と「味方」に分かれることなど、考えたこともありませんでした。誰が自民党支持者だろうが、共産党支持者だろうが、一切気にしたことなどありませんでした。しかし、今では、もし友人が安倍支持者だと判明したら、これまで通りの友人関係を維持できるかどうか、正直自信がありません。(だから安倍支持か不支持かは、気になるけど聞かない)


このように国民が分断されるということは、安倍政権以前にはほとんど起きていなかったと言って間違いなく、これこそが、安倍晋三7年8カ月の最大の罪と言ってよいでしょう。



不支持の国民を的扱いし、日本を分断した安倍政権


安倍政権は、百田尚樹のように「戦後最高の総理大臣」と大絶賛する人がいる一方、東京大学の高橋哲哉教授のように「戦後最低最悪の政権」と非難する声もありました。安倍政権以前に、ここまで評価が割れる政権があったでしょうか。


これこそが安倍政権の最大の特徴であると言えるでしょう。安倍政権以前の多くの政権は、一方の声に偏りすぎることなく、不満がありつつも、全体がそれなりの満足を得られるように計らうってきました。政権・与党支持者の満足度が60だとしたら、不支持の人でも満足度が40あるというような政権運営がなされてきたため、「別に誰が総理大臣をやっても変わらない」と言われてきました。


ところが、安倍政権の場合は、「お友達優遇」と揶揄されるように、自分の支持者の声だけを聴き、それ以外は無視し、敵視さえしました。その姿勢が最も顕著に表れたのが、2017年7月の「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない」発言でした。

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安倍晋三は、自分を批判する人たちを「こんな人たち」と呼び、「こんな人たち私たちは負けるわけにはいかない」と発言しました。安倍晋三は、「私たち」(味方)と「こんな人たち」(敵)に国民を分断したわけです。


程度の差はあれ、安倍晋三以前の総理大臣は、ここまで露骨に不支持者を「敵」とみなすことはありませんでした。というより、本来政治家は自分を批判する人たちを「敵」とみなすことなどあってはならず、そのような人間は政治家にそもそもなるべきではありません


例えば、2015年、山本太郎は街頭演説での「おまえ、議員なんか辞めろ」とヤジを飛ばされたとき、「ありがとうございます。そんなあなたのことも守りたい」と返しています。

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参照:19年6月25日毎日新聞

これは山本太郎が偉いのではなく、民主主義国家の政治家を志すものとして、最低限度の資質であるはずです。


ところが、安倍晋三にはこのような意識はなく、自分を批判するものを敵視しつづけました。国会では「悪夢のような民主党政権」と繰り返し、野党に対し「共産党!」とか「にっきょーそ」とかヤジを浴びせ、国会の場で一部のメディアを名指しで批判するなどを繰り返しました。

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そして、敵を攻撃する一方、自分を支持してくれるものを重用し、「お友達内閣」と揶揄されたり、「桜を見る会」に自分の後援会をツアーを組んで連れて行ったり、国会で説明せずに「『読売新聞』を熟読してくれ」と言ったり、記者会見をしないのにお気に入りの保守雑誌には1時間も単独インタビューに答えたりと、支持者優遇を続けました。


安倍政権支持者は、自分の望むことが起きるので、「戦後最高」熱烈に支持する一方、「こんな人たち」と言われて敵視され、自分たちの声が全く聞き入れられない立場の人たちからは、「戦後最悪」強烈な非難を浴びることになります。安倍政権では、政権・与党支持者の満足度が100、不支持の人の満足度が0というような極端な二分化が起きてしまったのです。


このように、国民の融和を図るどころか、国民の分断を煽った政権は前代未聞と言わざるを得ないでしょう。



日本全体を学級崩壊状態に陥れた安倍政権


安倍政権下で何が起きていたかは、学校に例えるとわかりやすいと思います。


普通、クラスの担任の先生は、クラスのみんなの満足を考えます。学芸会があれば、程度の差はあれ、みんなが何らかの役をもらえ、クラス全体が一つになって協力し合うように促すものです。
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ところが、先生がクラスのお気に入りの子たちを贔屓したらどうなるでしょう。


お気に入りの子たちの意見を聞く一方、そうでない子たちの意見には耳を貸さない。


お気に入りの子たちにいい役を与え、そうでない子たちには指導もちゃんとしない。


その扱いに不満の声が上がったら、その子たちを指差して、「こんな子たちに学芸会を任せるわけにはいかない!」と言う。


優遇され、自分たちの意見が通る子供たちは、その先生を熱烈に支持する一方、意見を無視され、さらに「こんな子」扱いされた子どもは、先生を嫌うようになります。


そして、先生を熱烈支持する子どもたちと、先生を敵視する子どもたちの間で対立が起き、クラス内での協力がなくなります。先生を支持する子だけが学芸会を行い、先生を嫌う子たちは学芸会をボイコットさえするかもしれません。


先生を好きな子たちは、先生を嫌って協力しなくなった子たちを、「クラスのことを考えない身勝手な奴ら」とみなし、先生を嫌う子たちは先生を支持する子たちを「自分たちがいい役をもらえればそれでいい、身勝手な奴ら」とみなすようになるのです。先生がクラスの一部を優遇したことで、クラス内に対立が生じ、学級が崩壊します。


学級崩壊は、このように先生がお気に入りの子とそうでない子の扱いを分けることで起きるのですが、これが安倍政権によって日本全体で起きたのです。


支持者にだけ耳を傾け、支持者を優遇し、熱烈な支持者が生まれる一方、反対の立場の人たちを「こんな人たち」扱いして、ろくに質問に答えようともしない政権によって、日本国民は「安倍派」「反安倍」に分断され、お互いを「安倍信者」「アベガー」などと非難するようになりました。安倍政権以前には、こんなことはあり得ませんでした。


安倍政権によって、国民が国民同士でお互いを「敵」「味方」に分けるようになってしまいました。それが上記の百田尚樹のツイートに非常によく表れています。


こんな国民の分断が起きてしまったことが、安倍政権7年8カ月の最大の罪だと言ってよいでしょう。


次回は、安倍政権が具体的にどうやって日本を分断するような政治を展開したかを見ていきます。

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