<ざっくり言うと>
  • トランプ応援団のデマを集めてみた。
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FOXニュースでもバイデン勝利が伝えられている

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日本学術会議の時と同じく、数えきれないほどのデマが流れています。トランプが「不正だ!」と言えば、支持者がそれを妄信し、一生懸命ネットを漁って不正だという情報を探し、ツイッターで拡散する。アメリカだけでなく、百田尚樹門田隆将加藤清隆孫向文黒瀬深など、いつもデマバカル吐いている人たちが、一生懸命「不正だ不正だ」と騒いでいます。衆議院選挙での敗北を認めなかったオウム真理教を彷彿とさせるその姿は、ついにFOXニュースからも呆れられてしまっています


彼らの主張する不正情報の多くは、すでに数々のメディアによりファクトチェックがなされています。今回は、そんなファクトチェックを集めてみました。不正選挙を主張する彼らは「メディアのファクトチェックの方がデマだ! ツイッターの噂話の方が正しいんだ!」と主張するでしょうが、記事を読み、どちらが信憑性があるか、ご自分の頭で考えてみてください。


ちなみに、メディアだけでなく、アメリカ合衆国政府の公的機関である「米国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁」も、不正選挙デマを否定するページを出していますのでご覧ください。



そして、大統領選で票が失われた形跡は全くないとの調査結果を発表しています。



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目次

デマ1.投票率が100%を超えている! 不正だ! 


ファクト:登録者数が古いデータを参照していた。



米国では日本と違い投票するためには有権者登録をしなければなりませんが、選挙当日にも登録可能でです。11月1日付の登録者数と、11月3日の選挙当日の投票者数を比べたために、登録者数よりも投票者数の方が多いという誤解が生じました。ウィスコンシン州は公式ツイッターでこのデマを否定しています。
このデマは、トランプ支持として知られるFOXニュースさえも、明確に否定しています。



デマ2:バイデンの票が急に増えた!不正だ! 


ファクト:郵便投票が数えられただけ




アノニマスポストや、黒瀬深らが拡散したデマ。単に郵便投票を数えて一気にその分を足した結果、バイデンに149,520票入った一方、トランプには31,803票しか入らなかっただけのこと。

デマ3:不正疑惑のため州兵が導入された 


ファクト:不正疑惑のためではなく、単に手伝うため




黒瀬深などが拡散したが、現地で「不正疑惑のため州兵導入」などという報道は一切ない。CNNも、トランプ支持のFOXも、どちらもただ膨大な作業を「手伝うため」と報道している。

デマ4:死者が投票した! 1900年1月1日生まれの人が大量に投票した!


ファクト:親と勘違いされた、生年月日にプレースホルダとして仮の数字を打ち込んだ、別の情報を流用したデマ、など




ペンシルベニア州やミシガン州などで、死者が投票したという噂が立ちましたが、理由の一つは親と同じ名前で勘違いされたというような単純なもの。


もう一つは、有権者登録の際に、生年月日にプレースホルダとして、仮の数字を入れていたというもの。「生年月日が1900年1月1日の投票者が大勢いた」というのはこの理由によります。


米国にある「政府説明責任研究所」というところの説明によれば、同じことは4年前の選挙の時にもあり、有権者登録の際、正確な生年月日がすぐわからなければ、とりあえず1900年1月1日とか1850年1月1日とかの数字を仮に入れておくことはよくあることだそうです(参照)。
 The analysis showed 45,880 votes were cast by individuals whose dates of birth were more than 115 years prior to the 2016 general election. It is important to note that some state registration systems indicate a missing date of birth by adopting filler dates, such as 01/01/1900, 01/01/1850, or 01/01/1800. The vast majority of votes cast by individuals appearing to be over 115 years old had these three erroneous birthdates.

(分析によれば、2016年の総選挙の前に115歳以上になっている人たちから、45880票が投じられていた。ここで注目すべきことは、登録システムによっては、生年月日がわからない時でも仮の数字を入れなければならないということだ。そのため、1900年1月1日、1850年1月1日、1800年1月1日などの数字を入れることになり、115歳以上とされた登録者の大半は、この3つの誕生日のどれかが登録されていた)
冒頭で紹介した「国土安全保障省国家保護・プログラム総局」も、全く同様のことを解説しています。
Taken out of context, some voter registration information may appear to suggest suspicious activity, but are actually innocuous clerical errors or the result of intended data practices. For example, election officials in some states use temporary placeholder data for registrants whose birth date or year is not known (e.g., 1/1/1900, which makes such registrants appear to be 120 years old). In other instances, a voting-age child with the same name and address as their deceased parent could be misinterpreted as a deceased voter or lead to clerical errors.
もしも本当に悪意を持って不正投票をするのなら、1900年1月1日とか、そんな数字じゃなく、もっとあり得る数字を入れるはずですよね。なお、ミシガン州は公式ツイートで、死者が投票したという噂を完全否定しています。
ペンシルベニア州で21000人の死者が有権者名簿に記載されているという主張もなされていますが、先月既にこれについては同州の裁判所が根拠なしとして棄却しています。



また、中には大統領選と関係ない情報を流用したデマも存在します。



デマ5:バイデンの票が急激に増えたのにトランプの票が増えなかった


ファクト:単純な入力エラー



ミシガン州でこの噂を最初に拡散した人物も、単にtypo(入力ミス)であったことを認め、疑惑のツイートを削除しました。


デマ6:トランプの票が山に運ばれて埋められた 


ファクト:全く別の映像を流用したデマ



有名デマゴーグ、孫向文が流したデマ。孫が「トランプの票が捨てられている」として流した動画は、「サウジアラビアが8万箱の腐った鶏肉を廃棄」という動画だった。


孫が拡散したデマ動画の元ネタはこちらから確認できる。



デマ7:トランプの票が捨てられている


ファクト:大統領選と関係ない画像の流用



「トランプの票が捨てられている」として拡散された画像はどれも大統領選と関係ない画像の流用だった。

デマ8:トランプの票が燃やされた


ファクト:いたずら動画



トランプの票を燃やす画像が拡散したが、市は燃やされたものはサンプルの投票用紙であることを公式に発表した。本物にはあるバーコードがなかった。トランプの息子たちもこのデマ動画を拡散した。

トランプの息子たちのツイートは既に削除されているが、日本のデマゴーグ孫向文はいまだこのツイートを削除していない。

デマ9:トランプ支持者にサインペンを使わせて投票を無効にさせた 


ファクト:サインペンで書いたものも集計されている。



アリゾナ州の州務長官自ら「どんなペンを使っても数えられている」とツイートして疑惑を否定しました。


デマ10:郵便投票で機械的に製造されたバイデン票が見つかった 


ファクト:ただのデマ



既に情報元は発覚しており、カルフォルニア州の有権者が自分で記入した投票用紙を送る際に、間違って返信用の封筒ではなく、投票用紙が送られてきた際の封筒に入れてしまったために起きた誤解だったことが判明している。


なぜかNY在住の男性がこの用紙を根拠に「記入済みの投票用紙が送られてきた」と主張したが、NY州は公式ツイートで「そのような事実は報告を受けていない」と完全否定している。


デマ11:不正を防ぐために投票用紙にはGPSが埋め込まれている 


ファクト:篠原常一郎の妄想



おそらく日本だけで拡散しているデマ。

デマ12:中国から大量の偽の投票用紙が送られてきた


ファクト:篠原常一郎の妄想




そんな報道は篠原以外一切存在していない。

デマ13:ミシガン州の郡でも共和党6,000票が民主党にカウントされていた


ファクト:速報値の誤りですぐに修正された



ミシガン州の公式発表によれば、単なるヒューマンエラーで、すぐに発覚して修正されており、公式集計には反映されておらず、単発のミスであり、他の群で同様のミスが起きているという報告はないとのこと。また、速報値での同様のミスは過去にも起きており、意図的な不正ではないと発表している。
The error in reporting unofficial results in Antrim County Michigan was the result of a user error that was quickly identified and corrected; did not affect the way ballots were actually tabulated.

This was an isolated error, there is no evidence this user error occurred elsewhere in the state, and if it did it would be caught during county canvasses, which are conducted by bipartisan boards of county canvassers.

As with other isolated user errors that have occurred in the reporting of unofficial results both in this and previous elections, this is not the result of any intentional misconduct by an election official or because of software or equipment malfunctioning or failing to work properly. (参照1参照2
門田隆将などは、こうした集計中にすぐ発覚したミスまでも「不審点が明らかに」「民主主義の根幹が揺らいでいる」などと騒いでいるが、組織的な不正の報告は一切存在せず、このような集計中の単発のミス(しかもすぐに修正された)が選挙結果に影響を与えることはまずないと考えられる。
↑門田の願望

デマ14:CNNやRCPがアリゾナ州などのバイデン当確を取り下げた 


ファクト:取り下げたのではなく、最初から当確を出していなかっただけ。

前回、前々回記事にしましたのでお読み下さい。






デマ15:不正が確認されて、ジョージア州で再集計決定


ファクト:僅差の場合、再集計は普通に行われること。



もともとジョージア州の州法では、両者の差が0.5ポイント以下なら候補者による再集計の申し立てを認めている。くつざわ亮治は「ジョージア州がバイデン勝利を撤回し手作業再集計開始」などというデマ動画をYouTubeで流しているが、そもそも州は勝者の公式発表をしておらず、「ジョージア州がバイデン勝利を撤回」というのはデマである。


ツイッター上では、↓このように再集計をあたかも不正の証拠であるかのように騒いでいる者がいるがデマ。ジョージア州が再集計になることは何日も前からメディアは伝えていた。

そして、ジョージア州の州務長官は、不正の証拠はなく、再集計後に勝敗に影響が出ることはないであろうことを伝えている。





デマ16:ネバダ州で引っ越した人が投票している! 不正だ! 


ファクト:引っ越して30日以内の人は旧住所で投票できる




トランプ陣営は「ネバダ州ですでに引っ越した人が投票している」として訴えを起こしたが、ネバダ州の法律では引っ越して30日以内であれば旧住所で投票ができる。合法的な投票行動にすぎません。

デマ17:中国のSF Expressで投票が行われた! 不正だ!


ファクト:中国在住のアメリカ人が国際便で郵送しただけ。



「ツイッター速報」や「もえるあじあ」や門田隆将など、いつものデマ拡散者たちが拡散したが何のことはなく、在中国米国人が国際郵便を使っただけのことです。

デマ18:ネバダ州で不正集計が発覚し、15万票が無効になった。


ファクト:地方選挙の話で、大統領選のことでさえない。不正集計でもなく、あまりの僅差のためやり直しになっただけ。



ネバダ州クラーク郡選挙区Cにおいて、15万3000票が投じられた地方選挙がやり直しになったのは事実ですが、それは両候補者の差が僅か10票(全体の0.0065%)という超僅差であったためであり、不正集計や不正投票のためではない。

組織的な不正の根拠は一切なし 


ここにリストアップしたものはネットで流れている不正選挙の噂のほんの一部ですが、そのほとんどはデマや妄言であり、組織的な不正が行われている証拠は一切何一つ出ていません。ネットで「不正だ」と騒がれているものについて、少し調べてみてください。そのほとんどに対して答えが見つかるはずです。


不正だと訴えている人たち中には、篠原常一郎や加藤清隆など、「バイデン逮捕」などという妄想まで膨らましている人間がいますが、もちろん一切何の根拠もない妄言です。

アメリカのトランプ応援団がデマを流すのはまだしも、日本のネトウヨたちが日本語でデマを流して何がしたいのかよくわかりませんが、デマはすぐ鵜呑みにする彼らは、たとえドンファクトチェックがなされようが、公式が否定しようが、そしてバイデンが正式に大統領に就任しようが、「不正があった」という妄想を決して捨てないことでしょう。


しかし、忘れてはいけません。彼らがこの大統領選でデマを吐き続けてきたことを。今回の大統領選は、門田隆将や加藤清隆や孫向文や百田尚樹や黒瀬深や篠原常一郎といったいつもの連中が、いかにネットデマを妄信し、無責任な発言を平然とできる人物かを、これまで以上に鮮明にしました。


事実よりも自分の妄想を優先する彼らの言葉を信じることのないようにしましょう。デマと暴力は民主主義最大の敵です。



余談


↓なぜこういう人の脳内では、不正があったということが確定していて、「民主党支持者は見つからなければ不正をしてもいいと思ってる」なんて妄想ができるんだろう…。

むしろこの大量のデマを見れば、トランプ支持者こそ「勝てさえすればデマでもいい」と思ってるとしか思えないし、トランプ支持者がこれまで報じられたトランプの不正疑惑の確認さえ求めないところを見ても(例えばトランプは納税記録をいまだ開示していない)、共和党支持者が共和党のために不正をした人に処罰を求めるとは、夢にも思えないのだが。


ここで不正を訴えるネトウヨさんたちに対して、改めて宣言します。


先日百田尚樹の大予言の時にも言いましたが、もしもバイデン・民主党側による不正が発覚し、トランプが逆転勝利するようなことがあったら、全財産を百田尚樹に寄付して、このブログを閉鎖します。



こんな宣言が堂々とできるぐらい、ネトウヨさんたちの不正疑惑はどれもこれも全く低レベルな妄想にすぎません。


ネトウヨさんたちも、是非ともこれぐらいの宣言をしてほしいです。


最後に、このブログ同様にデマを集め、誰が拡散したかも紹介している記事がありましたので、こちらもご紹介しておきます。孫向文、加藤清隆、西村幸祐、橋本琴絵、小野寺まさるなどと言った人物が、どれだけデマ拡散ばかりしているか改めて確認できます。

 

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