<ざっくり言うと>
  • 有本香、「あのバイデンに8000万票も集まるのはおかしい」という願望から不正疑惑を主張してしまう。
  • 有本香、「トランプはCIAの情報を持っているから選挙の不正は事実」と妄想してしまう。
  • 有本香、「今もトランプを応援するのは情緒的なバカ」と言う発言に対し、「知性・理性」が足りないと非難するが、有本の思考に知性・理性は皆無で、「バイデン勝利を信じたくない」「トランプが勝利したと信じたい」という情緒しかない。
  • 有本香はジャーナリストから最も遠い、事実よりも情緒で考える人間であり、全く信じるに値しない。
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↑事実よりも自分の願望を信じる自称ジャーナリスト・有本香

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いまだにトランプの大統領選敗北を認められない日本のネトウヨたちの知性の崩壊ぶりがものすごいことになっています。この人たちが、いかに知性の欠如した妄想の世界で生きているか、よくわかります。この人たちの言うことは一切何一つ全く信頼に値しないという良い証明となるので、残しておきたいと思います。


色々紹介したいですが、記事がはてしなく長くなってしまうので、今回は有本香の発言だけ取り上げてみます。さすが、「安倍総理辞任はあり得ない。左派の皆様ご愁傷様」と発言した翌日に安倍が辞任してしまうという醜態を晒したデマジャーナリストの面目躍如という感じです。

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自ら妄想だと認めたに等しい有本香の「バイデンが8000万票集められるのはおかしい」発言


そもそも、なぜ彼らは「不正があった」と妄信しているのでしょう。それは、有本のこのツイートに尽きるのではないでしょうか。
>>「今もトランプを応援するのは情緒的なバカ」と
>>利いた風なことを言うツイートが流れてきましたが、
>>そういう人の理性・知性では、
>>あのバンデンに8000万近い票が入ることへの不審は一切湧かないのですね。



つまり、有本は、「あのバイデンに8000万票も入ったのはおかしい。だから不正があったはずだ」と主張しているわけです。単に自分の好きな候補者が敗れたから、自分の嫌いな候補者が勝ったから「不正があった」と喚いているだけなわけです。論理的に、証拠があって「不正があった」と言ってるわけじゃないのです。


この理屈なら、「あのトランプに7300万票も入ったのおはおかしい」という理屈も成り立つはずなのですが、有本の理性・知性では、バイデンに8000万票入ったことへの不審は湧くのに、あのトランプに7300万票入ったことへの不審は一切湧かないのでしょう。自分に都合のいいことしか思いつかない、それが有本の理性・知性の限界です。


有本は「今もトランプを応援するのは情緒的なバカ」と言う人たちを「理性・知性」が足りないと考えているようですが、有本の主張こそ、なんら知性と理性はなく、単に「バイデンが勝ったと信じたくない」「トランプが勝ったと信じたい」という情緒だけしかありません。この短いツイートの中に、有本の非理性的・非知性的・非論理的で情緒的な思考が詰まっていると言ってよいでしょう。



オバマ人気に乗れば票が集まるのは当たり前


そもそもバイデンはオバマ政権で副大統領を務めた人物です。有本ら日本のネトウヨの脳内では、オバマ政権は「史上最悪の政権」ぐらいの評価になっているのかもしれませんが、オバマは2008年の大統領選で6900万票、2012年の再選で6600万票を取っております。退任後も、2018年には調査会社ギャロップの調査で「米国で最も尊敬される人物」に選ばれたり、2019年には英国の調査会社の「世界で最も称賛される人」に選ばれたりしています。




このように、オバマは退任後も依然高い人気を誇っており、オバマの支持者がオバマ政権副大統領だったバイデンに投票するのはごく当たり前の行動です。それだけで6600万票以上が入って全然おかしくありません。さらにそこに民主党支持じゃないけど反トランプという人の票が加われば、バイデンが8000万近い票をとっても驚くには値しないでしょう。


有本は「あのバイデン」などと情緒的なことを言って、あたかもバイデンがアメリカで嫌われ者であるかのような妄想をこじらせているようですが、実際は真逆で、「あのオバマ大統領の副大統領を務めていたバイデン」となれば人気が得られるというのが事実です。



ヒラリーも得票数では勝っていた


2016年の大統領選はトランプの勝利に終わりましたが、その時でさえ、トランプ6300万票、ヒラリー6600万票で、ヒラリーの方が300万票近くも多く票を獲得していたのです。



州ごとに選挙人総取りという制度のためにトランプが勝利しましたが、民主党候補は3回連続で6500万票以上を獲得しており、共和党候補よりも多く得票を集めています。このことを考えても、バイデンの票の多さを「不正のため」と考える有本の思考に理性・知性はなく、情緒しかありません。

もともと世論調査でもバイデン有利だった


そもそも、世論調査でもずっとバイデン有利が伝えられてきました。



有本ら既存メディアを敵視している人たちは世論調査など信頼せず、自分たちの周囲のトランプ支持者のエコーチェンバー現象で「トランプ絶対勝利」を確信していたのでしょうが、世間的には、バイデンの勝利は単に予想通りの結果です。


むしろ世論調査からすればトランプが7000万票取ったことの方が予想外であり、こっちの方が不正を疑われてもおかしくないですが、トランプ絶対勝利という願望と現実の区別がつかなくなっている有本香の理性・知性には、そんな当たり前のことは届きません。


ちなみに、前回の大統領選の世論調査でヒラリー勝利が予想されていたので、「世論調査は役に立たない」といった扱いを受けてきましたが、上述のとおり、4年前の大統領選でヒラリーは総得票数ではトランプを上回っており、アメリカ全体の世論調査としてヒラリー勝利を予想したのは、そう外れたわけでもありません。

前回選挙からあまり変わらない得票比率 


今回、投票率が増え、120年ぶりの高水準となりました。もしもバイデンの票だけが異常に増えていたらまだしも、トランプの票も増え、最終的な得票数は、バイデン7900万、トランプ7350万ほどになりそうです。4年前はヒラリー6600万、トランプ6300万でした。その前はオバマ6600万、ロムニー6100万。その前はオバマ6950万マケイン6000万でした。共和党候補を100とすると、比率はこんな感じです。

(2008)マケインオバマ =100:116

(2012)ロムニーオバマ =100:108

(2016)トランプ:ヒラリー=100:105

(2020)トランプ:バイデン=100:108

ご覧の通り、例年と変わらぬ比率にとどまっています。これで「8000万なんて、バイデンの票が多すぎる、おかしい」なんて言うことこそおかしい。単に全体の投票率が上がっただけだろう。


バイデンが約8000万票取ったことを根拠に「あのバイデンが8000万票も取るなんて」と不正妄想を持った有本ですが、そこに知性・理性は完全皆無で、まさに「情緒的なバカ」という評価にふさわしい思考と言えるでしょう。


誤解がないよう言っておきますが、私は「バイデンは8000万票を集めるに値する素晴らしい人物だ」と言ってるわけではありません。単に、「選挙はバイデンが勝った」という事実を言っているだけですからね。

トランプに利用される「情緒的なバカ」


「情緒的なバカ」・有本香は、CIAが不正の情報を握っていると妄想します。


>>トランプ氏が今も世界最強の諜報機関(調査能力)のトップに有る


有本の脳内では、トランプが不正を主張しているのはCIAによってもたらされた不正の証拠があると思っているからなのでしょう。(CIAが国内の選挙の不正調査なんてするのかな?)


しかし、実際のところ、不正の証拠とされた話は悉く論拠が崩れ、各地の訴訟もほぼ全敗というのが現実です。もしも不正の証拠があるのならば、こんなにも各地の訴訟でトランプ陣営が敗北することはないでしょう。



しかし、まさにこれこそトランプの狙いなのでしょう。


正直、私にはトランプが本気で「不正があった」と思っているとは思えません。もちろん、本当にそう思っている可能性もなくはないですが、私は単に支持者向けのパフォーマンスに思えてなりません。負けを認めず、「不正があった」と主張し続ければ、有本香みたいな支持者は「トランプが言うからには不正があったのだろう」「バイデンが8000万票も取るのはおかしいから不正があったのだろう」と勝手に納得してくれるのです。そして、「CIAは証拠を持ってる」と、トランプ自身さえ主張していないことを勝手に妄想してくれるのです。


つまり、トランプは、自分の支持者の多くが有本香のような「情緒的なバカ」であることを理解しているのだと思います。選挙当局が「不正はなかった」と結論を出しても、国際選挙監視団が「不正はなかった」と結論を出しても、次々と裁判で敗北しても、トランプ自身が負けを認めさえしなければ、有本みたいな「情緒的なバカ」は、都合の悪いことは全てマスコミや民主党の陰謀にして、勝手に脳内で不正の証拠を見つけ、「トランプが負けたと信じたくない」という情緒にしがみつき、いつまでもトランプを支持してくれます。


これこそトランプが狙っていることなのでしょう。トランプは本当に選挙で不正があったと信じているわけではなく、自分の支持者である「情緒的なバカ」をつなぎ留めておく術を心得ているということなのだと思います。「情緒的なバカ」をつなぎ留めておくためには、論理性は必要なく、「我々は不正の被害者だ」という情緒に訴えればいいのです。私は、自分の支持者をつなぎ留めておくために、いつまでも政権移行を遅らせるトランプは、やはりアメリカファーストではなく自分ファーストでしかないと思いますけどね。


まさに有本はそんな「情緒的なバカ」の典型例であると言えます。有本はこれまでにも数多くのデマを吐いたり、百田と共に「日本スゴイ」本を出したりしていましたが、それらはどれも知性・理性に基づいた論理的な思考から生まれたものではなく、「バイデンが8000万票も取るのはおかしいから不正があったに違いない」と同様、自分の願望に基づいた情緒的なものにすぎません。ジャーナリストを名乗るには最も遠い人物と言ってよいでしょう。


このブログで繰り返し言っていますが、彼らはオウムが衆議院選挙で大敗したときに「不正選挙だ」と主張したことに非常に似ています。また、第二次大戦終結時、ブラジルの日系人には、日本の勝利を信じる「勝ち組」と日本の敗北を認める「負け組」とに分かれて流血事態まで起きましたが、その「勝ち組」の思考にもよく似ています。


みなさんは論理ではなく事実と論理で思考してください。有本香のように、「あのバイデンに8000万票も集まるのはおかしいから不正があったに違いない」と考えるような「情緒的なバカ」になると、オウム信者が麻原彰晃に利用されたように、誰かにいいように利用されて終わりです。

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