<ざっくり言うと>
- 桜を見る会前夜祭で安倍晋三側が経費を一部負担していたことを複数のメディアが報じる。
- 当時安倍晋三側の説明を鵜呑みにし、追及する側をバカにしていた高橋洋一や上念司らの論理性のなさが明らかになる。


↑当時、何ら証拠を示さない安倍晋三の出鱈目な説明を鵜呑みにして擁護し、野党批判をしていた連中のデタラメ振りが明らかに
ようやく「桜を見る会」前夜祭での安倍晋三の違法行為や国会での虚偽答弁に検察のメスが入りそうです。

(NHK11月23日)

(読売新聞11月24日)
ホテルニューオータニで行われた前夜祭で参加者からは5000円しか徴収しておらず、「こんなに安いのはおかしい」「安倍側が補填しているのではないか」という疑惑がずっとありましたが、これがついに事実あると認定されそうです。そうなれば、安倍晋三の政治資金規正法や公職選挙法違反となり、何より国会で繰り返し虚偽発言をしていたことになり政治家失格でしょう。
さて、ここで、「桜を見る会」前夜祭について、当時のネトウヨ論客の発言を見てみましょう。
高橋洋一

高橋洋一の当時の発言を見てみましょう。
「桜を見る会」批判があまりに的外れな理由
野党は、桜を見る会の前日に行われた「前夜祭」について、「会費5000円は安すぎる」「政治収支報告書に記載されていないのはおかしい」などと批判している。どこまでも「疑惑あり」という野党の印象操作の感がある。
15日の安倍首相による会見を聞くまでもなく、ホテルと交渉することを考えれば、5000円の会費は異常な廉価ともいえないし、ホテル代や交通費などで安倍事務所側の負担がないなら、収支報告書に記載する意味も乏しい。
(現代ビジネス2019年11月18日)
野党が問題にしたのは、桜を見る会前日に、安倍事務所が開いた前夜祭だ。それは、安倍後援会の支援者が参加していたが、その代金が5000円なので、一流ホテルでありえず、その差額を安倍事務所が負担し、公職選挙法に触れるという指摘があった。しかし、野党もホテルでパーティをしているはずで、一人あたり2000円くらいで人数分の食事を出さずに立食パーティができることを知っていて、奇妙な追及だった。高橋洋一が、明細書も何にもないのに「5000円でできた」という安倍晋三の発言も鵜呑みにしていたのみならず、「参加者はホテルとの直接取引をした」という安倍晋三のあまりにも無理がある出鱈目答弁を鵜呑みにしていたことがわかります。これで「野党の印象操作」などと言っているのだから情けない。野党の追及は「印象操作」などではなく事実であり、安倍晋三の答弁を明細書も何にもないのに鵜呑みにしていた高橋洋一が間違っていたことが明らかになりそうです。
次には、前夜祭の収支が収支報告書に記載されていないので、政治資金規正法違反という指摘もあった。しかし、前夜祭参加者宛でホテルが発行した領収書がでてくると、参加者はホテルとの直接取引ということが明らかになり、政治資金規正法違反は無理筋になった。しかし、それでも、追及が続き、ついには前夜祭で安倍首相は会費5000円を払ったかどうかまで矮小化した話になった。いずれにしても、法的問題については、市民団体からの告発もあり、いずれはっきりするに違いない。
(J-Castニュース2019年11月28日)
高橋洋一はこれまでも数多くのデマ発言、ヘイト発言、エクストリーム政権擁護を繰り返してきました。「桜を見る会」でも「参加者がホテルと直接取引をした」「明細書はない」という、安倍側の常識的にあまりにありえない発言を鵜呑みにして政権擁護・野党批判をしていました。こんな男が、菅義偉によって内閣官房参与に任命されたというのは何とも恐ろしい話です。こんな政府に贔屓の引き倒しをするような男がブレーン役を務めるような政府にいったい何が期待できるでしょうか。
上念司
上念司は「桜を見る会」前夜祭が5000円なのは安すぎておかしいという指摘に対し「共産党も市価2万円の旅行を1万円で行っていた」と反論していました。しかし、上念はバス代と電車代を間違えていたり、弁当の値段と弁当箱の値段を勘違いしていたり、そもそも旅行の市価を調べてなかったりと、上念司のデタラメ振りが発揮されていました。
共産党の旅行の市価が1万円で問題ないことを指摘されると、「ツアー代金も利用者数などの条件で変わるから、ニューオータニのパーティーも安くなる」「こんなくだらないことでギャーギャー言うのはやめたら」と発言していました。
いまハワイアンズの公式ツアーでもっと安いのがあるってマジレスしている人は、「ニューオータニのパーティーで5000円なんてあり得ない!!」と言ってる共に民主党にも突っ込んであげて。
— 上念 司 (@smith796000) November 18, 2019
マジレスしておくと、こういうツアー代金とかパーティーの代金は利用者数や宿泊の有無、出発地などさまざまな条件で変わります。ニューオータニのパーティーが5000円なのは宿泊込みの団体さんだからでしょ。こんなくだらないことでギャーギャー言うのはやめたらってことよ。分かった?
— 上念 司 (@smith796000) November 18, 2019
上念司の論理性の欠如ぶりがよく表れています。共産党の旅行はもともと市価1万円ぐらいだったし、ホテルニューオータニのパーティーは通常最低1万1000円で、宿泊込みの団体だと安くなるなんて情報はどこにも出ておらず、安倍晋三がそう言って言い訳していただけにすぎません。
なにより、「くだらないことでギャーギャー言うな」と言うなら、1人5000円でできたことを示す明細書を見せてくれればいいだけです。そうすれば1日で終わった疑惑なのに、下らない言い訳をいつまでもギャーギャー言って逃げていたのは安倍晋三側です。
そして今回、やはり安倍晋三の答弁は完全虚偽で、野党の追及は「くだらない」ことじゃなく事実で、くだらなかったのは上念司の方だと言うことが明らかになりそうです。
彼らは「論客」などではない
他にも同類の人は大勢いるでしょうが、高橋洋一にしろ上念司にしろ、安倍晋三側が明細書を出せばすぐ終わる話なのに、明細書も何にもなしに「5000円で出来たのは宿泊団体だから」という安倍晋三の説明を鵜呑みにし、「契約主体は参加者個人」という常識的にあるはずのないことまで盲目的に全面肯定していました。
ネトウヨ論客たちは「追及する側が証拠を出せ」と言っていましたが、その証拠とは明細であるため、野党側は明細の提出を求めていました。これは「悪魔の証明」などではなく、単に明細を出せば決着がつく至極簡単な話だったにもかかわらず、安倍側は明細の存在自体を否認しつづけていました。明細書という証拠で自らの正当性を証明できるにもかかわらず、その提出を拒み続けていたのです。
安倍のやっていたことは、言ってみれば、会社で領収書なしで「必要経費がこれだけかかりました」と言って経費をもらおうとするようなものです。ところが、高橋洋一や上念司のような人間は、領収書なしで「必要経費がこれだけかかったんですね」と了承しているわけです。常識的に考え難いことですし、「経費が変だから、確認のために領収書出してください」と言ったら「経費が変だと言うなら、追及する方が証拠を出せ」と逆ギレするようなものです。全く話にならない。
結局彼らのやっていた安倍晋三エクストリーム擁護はデタラメだったという結論になりそうです。安倍晋三の法律違反や国会虚偽答弁を追及し責任を取らせることはもちろんのこと、高橋洋一や上念司と言った連中がどれだけデタラメで、「論客」と呼ぶに値しないかも、多くの人に知ってもらいたく思います。





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