<今回のデマ>
  • デマ:ジョージア州上院選で共和党の票が減らされた
  • デマ発信者:及川幸久など
  • 事実:3と8を見間違えただけの単なる人的入力ミス。
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今回の大統領選でデマを流しつづけた及川幸久が、1月6日の上院選でもデマを流していました。共和党のパーデュー氏の得票が5000減らされた、不正だ、と言っています。

及川のツイートは数千回RTされ、約300のコメントが付き、そのほとんどは「不正選挙だ!」「ドミニオンだ!」というトランプ支持者たちからのものでした。


しかし、まともな思考能力さえあれば、もしも不正で票を減らしたいのなら、足してから減らすなどという方法はとらないと誰でもわかるはずです。最初から足さなければいいだけですから。また、これはリアルタイムの速報です。速報値に誤りが出て後から修正するということは珍しいことではありません。


そこで調べてみたところ、USA Todayやロイターにファクトチェックがありました。




Edison Researchという会社がメディアに速報値を提供していたらしいのですが、その会社の副社長によれば、単純に3と8を読み間違えて入力したのを修正しただけとのことです。


リアルタイムで速報値を出しているとこういうことはまま起こることです。それに、この数字はマスコミの速報値であり、この数字にミスがあろうが何だろうが、実際の得票には関係ありません。


「不正があるはずだ」と思っていると、単純なミスさえ不正に見えてしまう確証バイアスにすぎません。前述のとおり、冷静に考えれば、不正をやる際に上げてから下げるなんて手法を取る必要はないのですから。


もういい加減、ネット情報で不正だのなんだの言うのはやめましょう。そんな選管を巻き込むような大規模不正など、先進国で早々できるものではありません。もしもそんなことができるほど力を持っている者がいたとしたら、大統領ぐらいのものでしょう(笑)。

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