<今回のデマ>
  • デマ:震災時、韓国からは5人しか救助隊が来ず、しかもすぐ帰った。援助額も少なかった。
  • デマ拡散者:加藤清隆など
  • 事実:
    1. 「5人」というのは震災翌日に到着した先遣隊であり、その2日後に100人以上が日本入りした。
    2. 韓国の救助隊は10日以上日本で活動。100人以上で10日以上活動したのは韓国1カ国だけである。
    3. 韓国からの援助金は、赤十字の義援金・救援金を合わせると世界で5番目の多さだった。
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↑デマと差別の権化のような加藤清隆。日本人の恥以前に人類の恥である。

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「韓国からの救助隊はわずか5人」というデマ


前回に引き続き、加藤清隆のデマを取り上げます。

↓前回記事



>>救助隊もわずか5人で何もせずさっさと帰った

>>救助隊は隊員5人と救助犬2匹だけ。
>>しかも1匹逃げ出したので、さっさと帰ったのでは?



加藤清隆の知能と人格の崩壊ぶりはいまさら言うまでもありませんが、この男は「韓国 救助隊」でググることさえしないのですね。



韓国からの救助隊は100人以上


「韓国 救助隊」でググるだけで、すぐに真実がわかります。在韓日本大使館のホームページが出てくるからです。(2011年3月末の記述と思われる)

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参照
東北地方太平洋沖地震の際の韓国からの支援への感謝

 今回の大地震と大津波に際しまして,本当に多くの韓国人の方々から,心からの哀悼とお見舞いのお言葉を頂き,また迅速な救助隊の派遣や,温かいご支援のお申しで,さらには全国的な募金活動(22日時点で外交通商部推算581億ウォン)も行って頂いており,政府及び国民を代表して感謝申し上げます。我々が現在,把握している韓国政府及び韓国国民の方々からのご支援を報告いたします。これ以外にも,多くの方々,団体により支援を頂いております。改めて感謝を申し上げます。

1.韓国政府による支援 韓国政府は地震発生11日中に,あらゆる支援を惜しまない旨述べた上で,以下のとおり102名の救助隊を仙台に派遣したのをはじめ, 各種物資協力などを実施している。
(1)韓国救助隊の派遣
(イ)3月12日,救助犬2匹,スタッフ5名(羽田空港着) その後,宮城県仙台市,塩竃市で活動 救助隊到着後は救助隊に合流
(ロ)3月14日,救助隊102名(外交通商部職員2名含む) (成田空港経由福島空港着) その後,宮城県仙台市,多賀城市で活動 3月19日に新潟市に移動,待機
(ハ)3月23日午後帰還。同日16時より帰国報告式(パク・ヨンス消防防災庁長,武藤大使出迎え)
(ニ)3月25日,松本外務大臣の感謝メッセージを武藤大使がミン・ドンソク外交通商部第二次官に伝達

(2)救援物資
(イ)3月17日 水及びその他の隊員への補給物資が新潟空港到着
(ロ)3月19日 チャーター便で水約100トン,毛布6,000枚を成田空港に搬送 →その後,福島県へ提供
(ハ)宮城県や岩手県等からの支援受入れ希望に対して,韓国政府より現地のニーズに応じた支援を検討頂いている。
(ニ)韓国地方自治体からも日本被災地に対して支援の手がさしのべられている。
(ホ)更に電力不足に陥っている日本の需要に応え発電機のオファーがあった。
また、当時の新聞記事もグーグル検索の4番目に出てきます。

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加藤の言っている「わずか5人」というのは震災翌日に入った先遣隊であり、その2日後に100人以上の救助隊が日本に入っているのです。よくもまあ加藤清隆はこんなことも調べないで偉そうに発言できるものです。



100人以上が10日以上活動した救助隊は韓国のみ


さらに、「何もせずさっさと帰った」も大嘘。外務省HPに、どの国の救助隊がどのくらいの期間活動したかが掲載されています。

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ここに載っている限りの情報では、100人以上救助隊を派遣したのは

韓国(107人)・アメリカ(132人+犬12)・フランス(134人)

の3カ国だけ。

10日以上活動したのは

韓国(3/12~3/23)・トルコ(3/20~4/8)・イスラエル(3/29~4/10)・ヨルダン(4/25~5/12)・タイ(5/8~6/3)・スリランカ(5/12~6/1)・フィリピン(6/28~7/11)

です。100人以上の救助隊が10日以上活動したのは韓国だけです。


なんで「5人だけでさっさと帰った」なんてデマを言えるんですかねえ。いくら韓国が嫌いだろうと、善意を悪意で受け取ったり、デマを吐いて相手を貶めたりして言い訳がないんですが、加藤清隆という生き物はそんなこともわからないのでしょう。



義援金・救援金の総額は5番目に多かった


加藤は「援助金も台湾に比べたらごくわずかでした」と言っています。確かに台湾は多額の援助をしてくれて、本当に感謝すべきだと思います。しかし、援助金の額を比較して貶めるというのは人間として間違っていると言わざるを得ませんけどね。


先ほど引用した在韓日本大使館のHPによれば、この記事が載った時点で581億ウォンの募金があったようです。

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日本赤十字に寄せられた義援金は215,579,474円で、国別でみると24番目の多さでした(参照)。

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これだけ見ると、タイとかフィリピンとか、韓国よりずっとGDPが小さい国の方が額が多いので韓国の支援額が少なく感じるかもしれませんが、義援金とは別に救援金というものがあります。そっちの額は結構大きいです。

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足してみたらこんな風になりました。

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アメリカ・台湾・カナダ・ドイツに次ぎ、韓国は5番目でした。アメリカの支援額はすごいですし、人口や国のGDPを考えると台湾やタイの支援はすごいと思います。しかし、韓国の額が少ないとは決して言えません。


また、毛布、水、食品などの物資も届けられています

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政治的に対立があってもこれだけの支援があったわけですが、それを悪意でしか受け取らない加藤清隆。本当に人間として最低の存在だと思います。



嫌いだろうがデマは許されない


韓国と日本の間には様々な問題があり、それによって相手国を嫌う人も当然出るでしょう。私も韓国を好きか嫌いかと問われたら、観光地としては好きですが政治的には嫌いです。しかし、どんなに嫌いであろうと、デマを吐いて相手を貶めるようなことがあっていいわけがありません。


加藤清隆のような者は、日本人とか韓国人とは関係なく、人類として恥じるべき存在です。決してこのような人物に騙されてはなりません。

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