<今回のデマ>
  • 民主党が推し進めたメガソーラーのせいで土砂崩れが起きた
<デマ拡散者>
<事実>
  • メガソーラー推進は2008年の福田内閣の「福田ビジョン」の段階ですでに決まっていた。
  • 電気事業連合会が「2020年度までに全国約30 地点で約14万kWのメガソーラー発電所の建設」という計画を発表したのも2008年であり、民主党政権の前である。
  • 固定価格買取制度(FIT)が始まったのは民主党政権時代だが、自民党を含め全会一致で可決された。
  • 3年間の民主党政権の後、すでに8年も自民党政権が続いているのに、その間森林伐採の規制などを行わなかった安倍政権の責任に言及しないのはおかしい。
  • 黒瀬深の理屈なら、原発事故の責任は原発を推進した自民党にあるはずだが、逆に原発については反原発を「極左」「親中」と非難する始末。
  • 黒瀬深は、碌に調べず、自分に都合がいいか悪いかだけで判断し、「都合悪いことは全て野党のせい」という自分の妄想で野党批判をしているだけである。
2021y07m07d_111057336
↑碌に何も調べず、気に食わないことは全て民主党政権のせいだと思い込む妄想虚言者、黒瀬深

(スポンサードリンク)

悪いことは全て民主党のせいという妄想の持ち主:黒瀬深


世の中には、自分の思い込みと現実の区別がつかない人が時々います。黒瀬深はまさにそんな人間の一人です。彼の脳内には、「世の中の悪いことは全て民主党政権のせい」という信仰があるようです。

>>民主党が推し進めたメガソーラーのせいで
>>土砂崩れが起きて死んでる人間も山程いる


>>メガソーラーを推進して日本中を土砂崩れの危険に晒した連中

今回も、もちろんデマです。



メガソーラー推進は民主党政権前から


そもそも、前回記事でも書いた通り、メガソーラーの設置地点と土砂崩れの場所は100メートル以上ずれており、現時点で熱海市の土砂崩れとメガソーラーの因果関係は不明です。仮にメガソーラーとの因果関係があったとしても、「民主党が推し進めたメガソーラーのせい」という発言は完全に的外れです。


もともと地球温暖化対策として太陽光発言は昔から注目されていたのですが、日本の太陽光発電の大きなターニングポイントになったのは、2008年の福田康夫内閣の時の福田ビジョンです。民主党政権より前です。



この福田ビジョンで、「太陽光発電の普及率を2020年までに現状(2008年)の10倍、30年には40倍に引き上げる」という目標が掲げられたのです。


電気事業連合会「2020年度までに全国約30 地点で約14万kWのメガソーラー発電所の建設」という計画を発表したのも2008年です。

2021y07m06d_225409694

メガソーラー開発の推進は民主党政権以前に決まっていたことです。


もちろん民主党政権時代もメガソーラー発電所の新設は推進されましたが、それは安倍政権下でも同じことです。固定価格買取制度(FIT)が民主党政権下の2012年に始まったことを非難する人もいますが、それだって国会で自民党も含めた全会一致での可決ですし、電力買い取りは世界各国で既に行われていたことでした。


それに、3年間だった民主党政権の後、既に8年もやっている安倍・菅政権は、一体何をやっていたのでしょう。メガソーラーによる自然破壊を非難するのであれば、8年間その問題に手を付けてこなかった安倍・菅政権の責任も問われるべきでしょう。今回の話題になっている熱海のメガソーラーも、認可されたのは2013年10月です。太陽光発電の導入量も、2013年以降大幅に伸びています

c0df29a7

メガソーラー開発のために森林が伐採されるなどの環境問題が引き起こされていることは事実ですが、それを民主党政権のせいだというのは、「野党を批判したい」という願望ありきのこじつけでしかありません。



だったら原発事故はどうなるのか


上記の通り、メガソーラー推進は民主党政権以前から決まっていたことなので、「民主党が推し進めたメガソーラーのせいで土砂崩れが起きて死んでる人間も山程いる」というネトウヨの主張は明らかに野党を貶めたいがためのこじつけです。黒瀬深は野党を貶めるためならどんなデマでも平然と吐きますからね。


何より、黒瀬の理屈で言えば、黒瀬は福島第一原発事故について、原発を推進してきた自民党を猛烈に非難せねばならないはずです。原発推進は明らかに自民党が推し進めてきた政策です。まして、2006年の時点で既に共産党が地震による原発の全電源喪失の可能性について指摘していたにもかかわらず、安倍晋三は「(全電源喪失が)発生するとは考えられない」と答弁しています。にもかかわらず実際に全電源喪失による大事故が発生したのですから、黒瀬は「自民党が推し進めた原子力発電のせいで大事故が起きて故郷を追われた人間が山程いるのに、よく自民党を支持できるな。本当に神経を疑う」と非難しないと話が合いません。


黒瀬は「責任取れない連中が政治に関わんなよ」と言うのであれば、自民党に原発推進の責任を取るよう迫らねばなりません。


ところが黒瀬は原発事故について自民党を非難したことはなく、それどころか反原発を「パヨク」だの「親中」だのと認定する始末。さらに黒瀬は安倍政権の熱烈支持者でもある上に、原発事故の可能性に言及して警鐘を鳴らしていた共産党を「親中極左」認定。本当にこいつのご都合主義ぶりには呆れかえります。


黒瀬深という人物は異常なまでに思い込みが激しく、何一つ調べず自分の妄想の赴くままに、野党を批判するためならどんなデマでも平然と吐く人物です。(本人は自分の妄想を疑っていないので、デマを吐いている自覚がない) 


何度も言っていますが、黒瀬深の言うことを信じるのは人間としての知能を放棄することに等しいです。人間としてのプライドがあるならば、ちゃんと自分の頭を使って調べましょう。

↓黒瀬深が何も調べず妄想で行った野党批判の例









次回も黒瀬深のデマについて取り上げます。テーマは「『メガソーラー』=『サヨク』という妄想」についてです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 政治ランキング
(スポンサードリンク)