<ざっくり言うと>
  • 竹田恒泰が起こした名誉棄損裁判、予想通り一審二審とも竹田恒泰の完全敗訴。
  • 竹田を「教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者」と呼んだことは、正当な論評として認定された。
  • この人権侵害常習犯の差別主義者を、教育現場や自衛隊の講演にだすなど、とんでもないことである。この判決を受けて、二度とそのようなことが起きないことを望む。
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↑教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者が裁判前に流したツイート。一審二審とも全面敗訴したことを考えると実に面白い。



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以前このブログで何度か取り上げた、山崎雅弘を相手取った竹田恒泰の名誉毀損裁判。山崎氏が竹田を「人権侵害常習犯」「差別主義者」などと呼んだことで、竹田が名誉毀損裁判を起こしたのですが、詳しいことは以前の記事を読んで下さい。



私はその時

「竹田の主張が認められることは考えられない」

「山崎氏の発言は『論評の域を出ない」と認められるのではないか」

「竹田の思惑とは真逆に、裁判で竹田の数々の発言が差別に当たると認められる可能性がある」

と記事にしました。


一審では、私の予想通りになり、竹田は全面敗訴になりました。



しかし、竹田は懲りずに控訴。今日判決があり、予想通り再度竹田恒泰の全面敗訴になりました。




東京高裁(髙橋譲裁判長)は8月24日、竹田さんの請求を棄却した一審判決を支持し、控訴を棄却した。

一審の東京地裁と同じく、ツイートを「論評」と認めた控訴審判決を受けて、山崎さんは「私の一連の投稿が、社会から差別をなくすという公益に寄与する公正な論評だと認められました」とコメントした。

(略)

会見では山崎さんと、支援する会代表で神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんのコメントが発表された。

〈原判決よりもさらに明確に、私の一連の投稿が、社会から差別をなくすという公益に寄与する公正な論評だと認められました。東京地裁の判決に続き、東京高裁でも公正かつ良識的な判決が下されたものと認識しています〉(山崎さん)

〈控訴人の差別主義的な言動について、原判決よりさらに踏み込んできびしくとらえた判決でした。差別主義者は公的な場に立ったり、公教育に関与する資格がないという山崎さんの意見が「合理的な論評」であると再確認されたことの歴史的な意義は大きいと思います〉(内田さん)
常識的な判断力があれば、竹田が勝てるわけがないことは明らかでした。しかし、竹田は山崎氏を訴えた際、こう述べていました。

見事なまでにブーメランですね。竹田の弁護士は負けることがわかっていても訴訟をしたんでしょうかね? 竹田恒泰は過去の戦争についても詳しくありませんが、自分の戦争についても全くダメでしたね。


竹田恒泰を「教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者」と評したことが「正当な論評」とされたことは、大変喜ばしいことです。この判決受けて、もう二度とこの男を教育現場等に出さないでいただきたい。自衛隊はこの男を呼んで幹部候補生の前で講演させたりしていますが、とんでもないことです。


竹田恒泰のような、教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者がでかい顔ができない社会づくりが必要です。

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