<ざっくり言うと>
- 岸田文雄10月8日「分配なくして成長なし」
- 岸田文雄10月11日「成長なくして分配なし」

岸田新内閣が発足しました。8日の所信表明演説で、岸田新総理はこのように述べました。

「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」。これがコンセプトです。成長を目指すことは、極めて重要であり、その実現に向けて全力で取り組みます。しかし、「分配なくして次の成長なし」。このことも、私は、強く訴えます。(首相官邸HP)なるほど。まず、分配して、それによって国民の生活を安定させ、成長につなげようってわけですね。わかります。
その3日後、8月11日。


「成長なくして分配なし」。成長なくして分配できるとは思いません。まず成長を目指すことが極めて重要であり、その実現に向けて全力で取り組みます。!!??
もう1回。
10月8日。

>>分配なくして次の成長なし
10月11日。

>>成長なくして分配なし
袋小路突入。
卵が先か鶏が先かという問題ではあるけど、これじゃスタートさえできないですね。





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コメント
成長なくして分配なし→大きくなったら、ご飯あげる
これが親子なら、完全に虐待案件
前回の演説見ればわかりますけど、ただただ、時間稼ぎのために支離滅裂なこと言ってるなというのが正直なところでした。明らかに話の内容がクラッシュしてましたね。何が言いたいのか、話の肝はどこあるのか、終着点がまるでありませんでした。
この人は論理的思考能力がないだけでなく、客観的な状況を把握する能力とか、政策効用とかの知識がないんでしょう。明らかに目的と手段が理解できてないし、初心のようなものがないんだと思いますね。だから困ったときにふり返るものがなく、周りの状況にただ流されているだけ、その場しのぎだけしかできないんでしょうね。
成長なくして分配なし→お父さんが課長になったらごはんをあげる(⇒餓死)
↑こうじゃない?
「成長なくして分配なし」とは、今までさんざんやってきてうまく行かなかったトリクルダウンじゃない。アベノミクス(経済的下層もトリクルダウンで潤うはず)で生まれた格差を何とかして、分厚い中間層を復活させると言ってたのに何なんだよ。
挙句に岸田さんは今日の報道ステーションでは、成長も分配も官民でなんて言っていた。分配が官民でなのは当然だけれど、成長を官民でとは?成長戦略と称して富裕な大企業にも税金を突っ込み続ける布石か?
「金融所得課税にはさわらない」とは、一番やりやすい増税とされているものについて検討すらしないで、じゃあ分配の財源はどうするんだよ。アメリカだって20%から25%への増税をしようとしているんだから、チャンスなのに。
分配というのは、単純化すれば富裕層から貧困層への所得移転ですよ。つまり、富裕層に増税し、貧困層に減税(あるいは給付)する。そういう意味では、高市さんや公明党が選挙公約にするという、赤字国債を財源にした給付は分配政策ではなく単なるバラマキです。しかもツケを将来に回すどころか、破綻(円の暴落)を招きかねない無責任かつ危険なもの。
危険の兆候は既にあるんじゃないかと思っています。主要国は物価が上がっているのに日本はほとんど上がっていない。かつ、円の為替レートは安倍政権以降は円高にならず安定。つまり、実質的な円の価値はすでに下がり続けている。輸入物価が上がっているから、例えば安い食堂の値段もコロナ前から上がっているでしょ。
立憲、共産等の分配政策の方が、富裕層増税を言っている分だけ分配政策の体をなしている(おそらく全然足りないとも思っていますが)。
財源が無責任と財源が不十分の選択なら、私は財源が不十分を選択しますよ。財源が不十分でも、方向性は支持できるから、そのまま現実に寄せて行ってもらえばよいから。
分配という機能を国家がもってなかったら、皇室も自衛隊も存在しようがない
彼らは自分で営業して食っていくワケにもいきませんし
岸田の答弁やインタビューを聴く限り、総裁選で言ってたことはどうせ何一つしませんし、竹中もすぐ復権してくるんじゃないですか
>高市早苗総理大臣だったら積極的な財政出動でみんなの生活がらくになったはずなのに残念でならない
それ「借金すれば生活が楽になる」って言ってるようなもんなんですが。。。
>高市さんや公明党が選挙公約にするという、赤字国債を財源にした給付は分配政策ではなく単なるバラマキです。しかもツケを将来に回すどころか、破綻(円の暴落)を招きかねない無責任かつ危険なもの
(一部の)ネトウヨが言うには「日本は何をしても絶対に財政破綻しないので無制限に国債を発行して無制限にお札を刷れば簡単に景気回復できる」らしいです。
このトンデモ経済論の元手はおそらく三橋貴明でしょうね。
ご指摘のトンデモ経済理論は、最近流行のMMT理論をベースにしているつもりなんでしょうが、これこそ「(前提条件が無視されて)結果だけが独り歩きする」というゼミの恩師の教え(論文を書いたり読んだりするときの警告)を地で行くものだと思っています。
MMT理論が理論として正しいのか否かは、門外漢の私にはわかりません。
ただ、MMT理論の前提に「一国のうちで経済が完結している(政府が通貨に強制力を持たせていること、政府が税としていつでも通貨を強制的に回収できることが論の前提だから)」「万一、インフレになりそうならそこで増税すればよい」があることを忘れてはいけません。12番で紹介されたトンデモ理論は、この前提条件を忘れて、都合の良い結論にだけ飛びつき、『日本には打ち出の小づちがある』と吹聴している。
日本(だけでなく、現在のたいていの国)は貿易なくしては成り立たない。国外に通貨が流出(円の信用が低下して円安が進む)しても強制的に回収できない。円が暴落しても、輸入を極端に減らして輸出を無理やりに増やす(古典的な方法。国民は塗炭の苦しみ)くらいしか止めるすべはない。
タイミングの良い増税が可能という前提条件も、少なくとも今の日本では現実離れしている。岸田首相が就任演説で『金融所得課税見直しを考える』といったのに、たった数日で『手を付けない』になる。野田民主党政権下、自公民の主要三党が『政争の道具にしない』と約束して10%への消費税増税を決めていてすら、安倍政権は2回も延期、しかも『増税しないことに信を問う』と称して衆院を解散して大勝する始末。こんな現実が目の前で繰り広げられたのに、『タイミングの良い増税』ができるなんてどうやったら考えられるのか。
MMT理論が理論として正しいとしても、現実の日本(おそらくほとんどの国も)は理論の前提条件を満たせないので、12番で紹介された「日本は何をしても絶対に財政破綻しないので無制限に国債を発行して無制限にお札を刷れば簡単に景気回復できる」はトンデモない妄想だというのが私の結論です。
そもそも、打ち出の小づちがあるという話自体がウソ臭い。たいていのサギ話はこれですよ。
どっちでも官僚に作文させてんのは同じ奴だろ?
だったら同じ答弁になるだけのはなしだろうな。
単に政権の放漫容認の為の理論でしかないからね。
だから平気で野党の政策に対して「財源は?」とか同じ口で言う。
お前ら財源に問題ないって認識だったんじゃなかったのかと。