<ざっくり言うと>
  • 早稲田大学教授・有馬哲夫、歴史認識も現状認識もデタラメで、被害者の傷に塩を擦り込む最低最悪のクズ発言をする
2022y09m26d_134255845
↑このブログで取り上げてきた中でもトップレベルの妄想と卑怯さの早稲田教授。

今回のロシアによるウクライナへの侵略は、橋本琴絵長尾敬などの下劣な精神を改めて浮き彫りにしたが、その中でも特に酷いのがこの男ではなかろうか。

このブログでは様々な愛国カルトを見てきたが、これほどまでに腐った発言はそうはない。


誤解がないよう最初に言っておくが、私はウクライナは無条件降伏しろなんて全く思っていない。今回の侵略はロシアが100%一方的に悪いと思っている。どうやったら戦争が終わらせられて、どう終わらせるのが良いのか、残念ながら答えを持ち合わせている人は今世界のどこにもいないだろうが、この有馬哲夫の発言はあまりにもデタラメでクズ過ぎる。



大嘘妄想日本史解釈


まず、そもそも「ウクライナ人の愛国心、不屈の精神を笑う日本人」なんてのがどこにいるのか。この男のゴミのような脳みその妄想の中にしか存在しないだろう。


おそらくこの男の脳みその中では、戦争をやめるためにはウクライナが降伏するしかないと言っている人を指しているのだろうが、誰もウクライナ人の愛国心や不屈の精神を笑ってなどいない。全面的に国が焦土になって何百万人と死ぬ結果になるよりは、命を守るために戦いをやめようと言っているのだ。それを「ウクライナ人の愛国心、不屈の精神を笑う日本人」などと解釈する有馬哲夫の思考回路は完全に破損している。


次に、この男の脳内では、日本人は無条件降伏していないらしい。たしかに天皇制維持を条件に降伏したという解釈もあるので、そこは今は置いておこう。(有馬はポツダム宣言には降伏の条件が書かれているから無条件降伏ではないと言っているようだが、普通、相手が一方的に押し付けてきた降伏条件を一切修正せずに受け入れることも無条件降伏と呼ぶので、有馬の主張は間違いだと思うが)


だが、驚くべきことに、この男の脳内では、国体護持、すなわち天皇制維持を勝ち取るまで降伏しなかったおかげで今の平和があるらしい。完全に頭がどうかしている。むしろ国体護持なんぞにこだわったから、ミッドウェー以降負け続けで、もう負けるとわかりきっている戦争を継続し、各地で次々と玉砕し、沖縄は地上戦で沖縄県民4人に1人が無くなるという大惨事になったし、原爆も落とされたのだ。


国体護持なんぞにこだわらず、せめてあと2週間早く降伏していたら、原爆投下もなく、ソ連の参戦もなく、北方領土が取られたり、朝鮮半島が南北に分割させられることもなかった。もしかしたら千島列島や南樺太も失わずに済んだかもしれない。


逆に本土決戦なんて言ってさらに戦争を長引かせていたら、北海道はおろか、本州までソ連が南下して、日本は南北に分断されていたことだろう。「国体護持の為に戦ったから今ののうのうと暮らしていられる」「無条件降伏していたら日本人は全員シベリア送りで、日本には中国人とロシア人が住んでいた」なんなんて、どこをどう頭のおかしい解釈を行えばそんな妄想ができるのだろう。事実は全くの真逆だ。国体護持なんぞにこだわったせいで、何万もの兵士や市民を無駄死にさせ、千島列島を奪われ、北朝鮮問題が生じているのだ。


第一、満州事変で中国から満州を奪って傀儡国家を作り、世界から非難されたら孤立して、ナチスやムッソリーニというファシズム政権と組んで、最後には暴発して戦争をおっぱじめたのには日本の方だ。当時の日中関係を現在のウクライナ・ロシア関係と比較すれば、明らかに中国(中華民国)がウクライナであり、日本がロシアだ。


周囲を併合したり、自作自演で傀儡国家を造ったりして、「解放」だの「自衛」だの、嘘で塗り固めた戦争をする。しかも国内では戦争反対を主張すれば逮捕、拷問される。大日本帝国末期とプーチンロシアは、まるで双子のようにそっくりだ。


日本人は今のロシアの姿を見て、満州事変~太平洋戦争までの日本が世界からどう見られていたかを理解するべきだ。それを、日本をロシアではなく、一方的な侵略に抵抗する被害者であるウクライナに重ね合わせるなど、厚顔無恥にもほどがある。ウクライナも大日本帝国と重ねられたらたまらないだろう。


被害者に塩を擦り込む最低の最悪のクズ:有馬哲夫は大義の為に義勇兵となってウクライナで戦うべきだ


上の歴史解釈だけでも異常だが、何よりこの男のクズなところはこの発言だ。


>>さっさと逃げて、無条件降伏したら、ああ国を簡単に捨てる臆病ものなんだな、当然の報いだ、で終わりです。大義に身を捧げるとは最高の生き方です。


心底おぞましい!


有馬の脳みその中では、弱いものが生きるために仕方なく降伏したら、「当然の報いだ」で終わりなんだそうだ。


悲しいが、力なき被害者が、圧倒的強者の前に、仕方がなく降伏するということはある。自分の家に武器を持った強盗が押し入った時、殺されないために抵抗せずにお金を渡すということは当然ある。その時、抵抗せずにお金を渡した家主は決して責められるべきではない。家主は被害者であり、周囲は被害者である家主を支えるべきであり、責められるべきは加害者である強盗だ。


だが、有馬哲夫の脳内では、抵抗せずにお金を渡すような臆病者は、強盗に金をとられても「当然の報い」であるようだ。なぜ被害者なのに、戦わなかったら蹂躙されても「当然の報い」なのか。全く意味不明だ。


こいつの脳内では、いじめが起きても、いじめられっ子が抵抗しなかったら、いじめられても当然の報いなのだろう。被害者の傷に塩をする込むようなことを、上から目線で平然と言ってのける有馬哲夫。私はこんなクズを人間と呼びたくない。


現在大統領はキーウに残り、ウクライナ軍も侵略者に対して必死の抵抗を見せている。その勇気ある行為は称賛を受けるべきではあるが、もしもたとえウクライナが無条件降伏をしたとしても、決してウクライナは非難されるべきではない。たとえ被害者が臆病で逃げたとしても、決して「当然の報い」などではない。非があるのは加害者であり、周囲は被害者を支えるべきだ。私は何もできないが、せめて少しでも被害者に協力したいと、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ユニセフに寄付をしている。




有馬はウクライナの防衛は大義があると言っているわけだ。そうであれば、「大義に身を捧げるとは最高の生き方」だという有馬哲夫は、大義の為に義勇兵となって、ウクライナ防衛という大義の為に身を捧げる最高の生き方をするべきだ。「自分は日本人だから」なんて言い訳は全く通用しない。「大義」の為に身を捧げる最高の生き方なのだから、日本人であろうが何だろうが、ウクライナ防衛という大義の為に戦うのが最高の生き方のはずだ。


無条件降伏するような臆病者は侵略されても当然の報いだとか、大義の為に身を捧げるのは最高の生き方だとか、他人に「大義の為に戦え」と言いながら、自分は安全地帯にいるだけ。有馬はウクライナ防衛という大義の為に、今すぐ義勇兵としてウクライナに言って、大義の為に戦うという最高の生き方をするべきだ。


私は何があろうと、理不尽な暴力に屈した被害者を「当然の報いだ」などと言って被害者の傷に塩を擦り込み、安全地帯から他人に「大義の為に戦え」と無責任に発言する有馬哲夫のような最低最悪の生き物にだけはなりたくない。


生きるために臆病者になることはあっても、人間であるために、有馬哲夫のような卑怯で傲慢で妄想をまき散らすおぞましい存在になることだけは、たとえ殺されても拒否する。

このエントリーをはてなブックマークに追加

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 政治ランキング
(スポンサードリンク)