<ざっくり言うと>
  • 竹田恒泰、名誉棄損裁判を最高裁まで上告するも、全面敗訴確定。
  • 竹田恒泰を「差別主義者」「自国優越思想」と評価することは違法性がないどころか、裁判所は竹田の過去の発言について「まさに『差別主義者』との評価を受ける余地があるものというほかない」とまで踏み込んでおり、裁判所が竹田恒泰を差別主義者と認めたと言っても過言ではない。
  • 裁判所からも「差別主義者の評価を受ける余地があるものというほかない」と言われた竹田恒泰のような差別主義者を公共の場に出さないという意識が、差別主義者以外の全ての人に求められている。
  • 竹田恒泰は自国優越思想の持ち主で、教育現場に絶対出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者である。
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↑竹田によれば、「竹田が差別主義者の常習者であるとの明確な根拠が示され、裁判官がそれを確信できなければ、私が勝つ」そうなので、竹田が完全敗訴したということは、竹田が差別主義者の常習者であるという明確な根拠が示され、裁判官がそれを確信したということである。少しは反省しろ、差別主義者常習者竹田恒泰。

竹田恒泰大先生の名誉棄損裁判。最高裁まで行きましたが、予想通り竹田大先生の全面敗訴が確定いたしました!



まあ、そりゃそうだわな。どこどう考えても、竹田が勝てる要素ゼロだったもん。このブログでも数回取り上げてますが、完全に予想通りの結果です。





知らない人の為に簡単に説明しておきますと、竹田恒泰が山崎雅弘という人から「教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者」と非難されてブチ切れて名誉棄損裁判を起こしたというものです。

私は最初の段階で竹田恒泰が勝てるわけないことを予想し、
竹田の過去の発言から、「ド極右デマ野郎」「ビジネス右翼」「レイシスト」「デマ扇動家」などと判断するに足る根拠を示すことができれば、「論評の域を出ない」と認められるのではないかと思います。そして、そのような根拠を示すことは、非常に容易なことでしょう。
竹田の思惑とは真逆に、裁判で竹田の数々の発言が差別に当たると認められる可能性もあり、反ネトウヨ運動にとって非常に注目すべきものになりそう
と言っていたのですが、もう、本当にその通りになりました。


竹田恒泰の弁護士は竹田から金を取りたかっただけなのか、本気で勝てると思っていたのか


私は竹田恒泰の敗訴を予想したというより、常識的に考えて、竹田に勝てる要素がなかったって感じなんですよね。しかし、竹田は名誉棄損裁判を起こした時、こんなことを言っていました。

>>私の経験上、弁護士の多くは負けることが分かっていても訴訟したがります。
>>負けてもお金になるから。
>>山崎雅弘氏の知り合いの弁護士は、負けるリスクについても説明したのですかね?
>>私の弁護士は、勝ち目のない訴訟はやめるように助言してくれます。
>>それが本当に信頼できる弁護です。

どうやら竹田恒泰の弁護士は、負けることがわかっていても訴訟をしたがる、信頼できない弁護士だったようですね。


更に竹田はこんな発言も。

>>山崎雅弘氏は、過去の戦争の歴史には詳しいようだが、
>>自分の戦争については全くダメだ。

>>「負け戦」を経験してもらおう。


竹田恒泰は、過去の戦争の歴史にも、自分の戦争の歴史についても、全くダメでしたね。

↓過去の戦争の歴史についても無知な竹田恒泰


地裁、高裁、最高裁と、完膚なきまでに見事な負け戦を経験した竹田恒泰。どうやら本気で勝てると思ってたみたいですね。どうしてこれで勝てると思えたのか、全く不思議でなりませんが。竹田恒泰がまともな判断力がないことがよくわかります。


「裁判所が竹田恒泰は差別主義者だと認めた」と言っても過言ではない


「竹田恒泰は差別主義者だ」ということに違法性がないという判決が出ても、本来であればそれは「竹田恒泰は差別主義者だと裁判所が認めた」という意味にはなりません。ところが、この判決内容はなかなか興味深く、ほとんど「裁判所が竹田恒泰を差別主義者と認めた」と言ってもいい内容になっています。ちょっと引用してみましょう(判決文40ページから)。
 原告(※竹田恒泰)は、「中国の話」において、中国について、その政治体制等を批判するにとどまらず、中国人または中華民族(漢民族)について、未熟な文化しか持たず、欲望を剥き出しにした、民度の低い憐れむべき民族である旨を述べ、「同じ人間であることすら疑わしく思えます」とまで述べている。

 また(略)「韓国の話」においては、中国人につき、近代ソフトも伝統文化も存在しない「精神的根なし草の状態にある人々」と評し、韓国人につき近代のソフトは中途半端にしかなく、前近代的価値観の拘束力が強い「中途半端な近代人」と評したうえで、これらと対比したうえで日本は近代のソフトと伝統文化のエッセンスが調和しており、日本人は「世界で最も秩序とマナーを重んじる民族」であるとして称賛していている。

 さらに、原告は、韓国人につき「理性が働かない民族」「民族まるごとモンスター・クレイマー」「韓国の人たちは、ゆすり・たかりの材料があると、後先考えずに利用してしまいます」などと記述したうえで、これらの記載に関して、繰り返し、韓国人につき「民度が低い」旨の記載を繰り返している。
 さらに、原告は、そのツイートにおいても韓国について、「ゆすりたかりの名人」であるとか、ある殺人未遂事件で容疑者が実名報道されなかったことを受けて、そのものが日本国籍を有しないものと推察する旨を発言しており、さらに、本件ネット講演においても、外国人ないし外国人に対する否定的な評価を加えつつ、日本国ないし日本人に対する肯定的な評価を述べている。
 原告は(略)各著書からは自国優越思想を読み取れず、「中国の話」及び「韓国の話」はいずれも理由を示して政治批判をしたものであり、中国人や韓国人一般をその一事をもって単純に蔑視する者ではないなどと供述し(略)
 しかしながら、(略)「中国の話」及び「韓国の話」の内容は、国の政治体制またはその指導者等に対する批判にとどまらず、中国人および韓国人全体を対象として、その国籍または民族に伴う属性を指摘し、その「民度」の低さを主張したものというほかはない。また、これらの著書において、原告は(略)中国人について
「中国人につけるクスリはない」
「民度の低い憐れむべき方々」
「同じ人間であることすら疑わしく思えます」
「悪い方にばかり頭を働かせる」
韓国人について
「パクるしかない」
「前近代の尻尾をぶら下げた中途半端な近代人」
「理性というものが働かない民族」
「民族まるごとモンスター・クレイマー」
「ゆすり・たかり病」等、
あえて不穏当で侮蔑的ともとれる表現を多数用いている。さらにこれらの書籍の表題が「笑えない」「笑える」との文言を含み、その序言部分に今後紹介するエピソードにつき「椅子から転がり落ちる」「アホらしさを笑い飛ばしてやろう」等の記載があること等を併せ考えると、これらの書籍からは、自国を優越的にとらえた上で、他国民・他民族を劣位に置き、笑いの対象とする意識が看取されるというほかない。
ここで引用されている竹田の発言だけでも胸糞悪くなる差別発言のオンパレードですが、裁判所は竹田が「自国を優越的にとらえた上で、他国民・他民族を劣位に置き、笑いの対象とする意識」を持っていると述べているわけですから、竹田が自国優越思想の持ち主で、他国民・他民族を劣位において笑いの対象にする差別主義者と認めたと言っても全く過言ではないでしょう。


判決文はさらに踏み込みます。(43ページ)
 「韓国の話」の末尾における原告の主張は、要するに、韓国の「民度」が低いことを「言わずもがな」と明言した上で、これが韓国の歴史に起因するものである旨を主張し、一方で「人」については「誰でも白紙で生まれてきます」などとして、国家や民族の歴史から切り離された個人の存在を仮定し、さらに、人種差別の定義についても、「その生まれ持った条件」(肌の色や出生地)に基づく差別として、歴史や文化を捨象した限定的な解釈を主張している。このような原告の主張は、韓国の歴史や文化を自らのアイデンティティとして考える人々の立場から見れば、むしろ、歴史を理由として自らの文化や「民度」を劣等視することを正当化するものともいい得るものであって、まさに「差別主義者」との評価を受ける余地があるものというほかない。
裁判所もずいぶん踏み込みましたね! 「まさに『差別主義者』との評価を受ける余地があるものというほかない」ですよ。もう裁判所が「竹田恒泰は差別主義者だ」と認定したと言っても全く過言ではありません。


さらにこうも言います。
 原告のツイートには、韓国の元従軍慰安婦の像に関連して自らを元従軍慰安婦と主張する人々につき
「ゆすりたかり」
「韓国はゆすりたかりの名人で、暴力団よりたちが悪い国」
「そもそも韓国に、毀損されるような名誉があるのか」
「韓国が世界に誇れる偉人は、テロリストと売春婦だけ」等、
韓国につき敢えて攻撃的で侮蔑的ともとれる表現を多数、少なくない頻度で用いており、その一部(ゆすりたかり)は「韓国の話」における韓国人全体に関する記述とも同旨である。このような記載に鑑みれば、単に韓国の国家体制や政治に関する報道を受け、これらを批判するのみに止まらず、読者に対し、韓国や韓国人を劣位に置く意識を与えるものと認めるのが相当である。
 また、在日外国人に関するツイート及び動画は、具体的な根拠を知すすことなく、報道における「自称」との表示のみから犯罪に関わる容疑者を在日外国人と推定し、在日外国人が実名報道を免れる特権を得ている旨を示唆するものは、「反日的」な在日韓国人・朝鮮人の排除を主張するものであり、後者の動画全体の論調(帰化の促進や長期的な混血による同化等)を考慮しても、在日韓国人・朝鮮人の立場から見れば、日本社会への同化を迫るとともに、これに応じない「反日」的な人々の排除を主張するものであり、自らに対する偏見や差別を助長するものというほかない。
 原告の上記の主張は、これを無批判に受容した場合には、自国の肯定的な側面のみを強調する一方で、他国民・他民族への否定的な側面を強調し、これを劣等視する思想に繋がりかねないというほかなく(略)
竹田の書籍やツイートは、韓国や韓国人を劣位に置く意識を読者に与えて偏見や差別を助長するものであると完全に認めています。


ちなみに、判決文にある「報道における「自称」との表示のみから犯罪に関わる容疑者を在日外国人と推定」したツイートとはこちら。



これ一つ見ても、竹田恒泰がバカで差別主義者のクズ野郎だって言うには十分です。


「竹田恒泰を『自国優越思想の持ち主』『差別主義者』と呼んでも、論評だから違法とは言えない」というだけでなく、竹田の過去の発言について

「自国を優越的にとらえた上で、他国民・他民族を劣位に置き、笑いの対象とする意識が看取されるというほかない」

「まさに『差別主義者』との評価を受ける余地があるものというほかない」

「読者に対し、韓国や韓国人を劣位に置く意識を与えるものと認めるのが相当である」

「偏見や差別を助長するものというほかない」

「(竹田の主張を鵜呑みにすると)自国の肯定的な側面のみを強調する一方で、他国民・他民族への否定的な側面を強調し、これを劣等視する思想に繋がりかねないというほかない」


とまで言っているのですから、裁判所が竹田恒泰を差別主義者だと認定したといっても過言ではないというほかない。


さらにこの差別主義者の自爆芸の面白いのがこちら。
>>竹田が差別主義の常習者であるとの明確な根拠が示され、
>>裁判官がそれを確信できなければ、私が勝つ。



つまり、竹田が差別主義の常習者であるとの明確な根拠が示され、裁判官がそれを確信したってことですね。


竹田自身が、竹田が差別主義の常習者であると裁判官が確信したと認めちゃってるわけです。はっきりと言いましょう。竹田恒泰は差別主義の常習者であると。


ナチュラル差別主義者・竹田恒泰を教育・メディア・自衛隊等に出してはいけない。


このブログで何度も取り上げてきたもう一人の差別主義者、百田尚樹は、竹田恒泰を応援していました。



百田は「名誉毀損が認められたら、私を含め、多くの人が後に続くと思う」と言っていましたが、逆に竹田の完全敗訴となりました。


今回の判決を読んでみると、竹田が繰り返し自分の発言は差別ではないと述べていることがわかります。そんな竹田を応援する百田もそうなのでしょう。


竹田の弁護士が何を考えていたかわかりませんが、少なくとも「負け戦を経験してもらおう」などの発言から考えると、竹田自身は本気で勝利を確信していたように思えます。私からすると、なんで勝てると思えたのか不思議でならないのですが、ですが、ここにこそ重要なポイントがあります。差別主義者は、自分のやっていることが差別だと思っていないから差別をするのです。自分の発言が差別だと全く認識できていないから、差別主義者と言われてブチ切れるし、差別主義者じゃないとして名誉棄損裁判を起こしてしまったわけです。


判決文でも書かれていますが、竹田は肌の色などを根拠にしたものは差別だと思っていても、歴史など何らかの事実に基づけば差別でないと思っているようです。これまで見てきた差別主義者は、みな一様にそうでした。


しかし、脳みそをほんのちょっと使えばわかるはずです。「日本人は真珠湾で奇襲攻撃をした」は事実でも、それを根拠に外国人が「日本民族は卑怯な民族だ」と言ってきたら、それは差別や偏見と言う他ないでしょう。事実に基づこうが、国民全体・民族全体を自民族や他の民族より劣位に置けば、それは差別以外の何物でもありません。


どんな理由があろうと、自民族を

「世界で最も秩序とマナーを重んじる民族」

と呼ぶ一方で、他民族を

「つけるクスリはない」
「民度の低い憐れむべき方々」
「同じ人間であることすら疑わしく思えます」
「悪い方にばかり頭を働かせる」
「パクるしかない」
「前近代の尻尾をぶら下げた中途半端な近代人」
「理性というものが働かない民族」
「民族まるごとモンスター・クレイマー」
「ゆすり・たかり病」

などと呼ぶ人間を見れば、正常な判断力がある人間ならば、差別主義者だと判断せざるを得ないでしょう。しかし、竹田恒泰や百田尚樹と言った連中は、これが差別だと思えないのです。もしも逆に外国人から日本人が同じようなことを言われたらどう思うかなんてことは、想像さえしないのでしょう。


自分の言動が差別的だと認識できないこの男は、一生このままなのでしょう。竹田恒泰は中国人について「つけるクスリはない」と言っていますが、一審で敗訴しても一切反省せず、二審・最高裁とさらに全面敗訴した竹田恒泰こそ、つけるクスリはありません。


そもそもこの裁判のきっかけは、富山県朝日町の教育委員会が竹田恒泰を招いて中高生向けの講演をやろうとしたことでした。

教育委員会がこんな差別主義者を生徒たちの前で講演させようとしたなんて驚くべき話ですが、自衛隊も幹部候補生の前でこの差別主義者に講演させています。

この差別主義者の自国優越思想で「愛国心について考えを深めました」なんて冗談じゃないです。

(ちなみにこの講演の演題と同名の竹田の著書『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』の中には、「人類の調理の起源は縄文日本」という驚くべき日本起源説が書かれています。こんな自国優越主義者の妄想を元に深める愛国心など偽物である)



今回の裁判は、非常に意味のあったことと思います。竹田恒泰の過去の数々の発言が裁判所によって

「自国を優越的にとらえた上で、他国民・他民族を劣位に置き、笑いの対象とする意識が看取される」

「まさに『差別主義者』との評価を受ける余地があるものというほかない」

「偏見や差別を助長するものというほかない」

「自国の肯定的な側面のみを強調する一方で、他国民・他民族への否定的な側面を強調し、これを劣等視する思想に繋がりかねない」

と評価された今、この男を教育現場等で使用しようという動きは小さくなるでしょうし、もしこの男を使う予定があるとしても、今回の裁判結果をもとに、撤回を求めることが非常に容易になります。万が一、また竹田恒泰を教育現場で講演させようなどという動きがありましたら、今回の判決文を見せて抗議しましょう。「自国優越思想の差別主義者を使うな」ってね。


今回の裁判で、竹田恒泰に付き合わされた山崎氏には気の毒ですが、最高裁まで行ってよかったと思います。地裁だけでしたら「所詮地裁の判決だろ」とか言われかねないですが、最高裁まで行ったのですから、これ以上ないお墨付きが得られたわけです。竹田恒泰の見事な自爆芸でした。


いやー、よかった。「(竹田の主張を鵜呑みにすると)自国の肯定的な側面のみを強調する一方で、他国民・他民族への否定的な側面を強調し、これを劣等視する思想に繋がりかねないというほかない」と言ってくれたおかげで、この男が教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者だということは、最高裁のお墨付きが得られたと言っていいです。


竹田恒泰のような差別主義者に対しては、はっきりと「差別主義者」という言葉を使って抗議することの必要性と、その正当性が、今回の裁判で示されたと思います。竹田恒泰を始めとする差別主義者を許さない、公共の場に出さないという意識が、差別主義者以外の全人類に必要なことだと思います。


追記:竹田恒泰擁護がひど過ぎる


コメント欄にこんな竹田恒泰擁護のコメントが来ていました。

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>>竹田さんは誤解を受けやすい人。
>>竹田さん自身は差別する意図なんて全く無いんだけど、
>>ついつい視聴者や読者へのサービス精神で表現を大げさにしてしまうんだと思う。
>>プロレスラーにもよくいらっしゃるんだけど、
>>本来は礼儀正しくて気遣いのできる人でも、
>>仕事での試合となると観客へのサービスとして
>>対戦相手に激しい口調で好戦的な言葉を叫んだりするんだよね。
>>そこまで言って委員会を見ていても視聴者を楽しませようとして、
>>これじゃ誤解されてしまうんじゃないかと心配になることが有る。
>>良い人でありすぎるがゆえにサービス精神で
>>大げさに話し過ぎて誤解されてるのは可哀想だと思う。


驚いた。この人、これで竹田恒泰を擁護しているつもりなんですかね? 

>>竹田さん自身は差別する意図なんて全く無いんだけど、
>>ついつい視聴者や読者へのサービス精神で表現を大げさにしてしまうんだと思う。

>>
視聴者を楽しませようとして

>>
サービス精神で

もしもこれが事実だとしたら、竹田は韓国とか中国とかの言動への怒りとか、日本への愛国心とかからではなく、自分のファンへのサービスで中国人や韓国人への罵倒を繰り返しているってことでしょ?

クズじゃん。

これなら、単に「中国韓国が嫌いだから」って理由で差別発言してる方がまだマシでしょ。自分のファンに気に入られるために、他国や他民族を中傷するって、差別主義者どころかもっと悪い。


これが擁護になってると思ってるなら、竹田恒泰のファンは差別発言で喜ぶ差別主義者ってことだし、竹田恒泰はそんなファンに媚びる差別主義者ってことになるよね。やっぱり教育現場に間違っても出しちゃいけない男だわ。


ま、少なくとも「竹田には差別する意図なんて全く無い」ってのは事実だろうね。だって、奴は自分のやってることを差別だと認識できていないから。はたから見たら差別以外の何物でもないんだけど、竹田は自分の言動が差別だと認識できないナチュラル差別主義者なんだよね。


会社なんかでセクハラ研修みたいなものがあると、普段からセクハラをやるような奴ほど、そういう研修に参加しないってよく言うよね。普段からセクハラやってる奴って、自分がやってることがセクハラだと露ほども思ってないから、セクハラに関するモラル研修なんて「オレは受けなくても大丈夫」なんて言っちゃうんだよね。


竹田恒泰もそれと同じで、セクハラ野郎が自分のやってることをセクハラだと認識できないように、自分のやってることが差別だと認識できないほどナチュラルに差別が染みついてるんだよね。


でも、今回の裁判で「まさに『差別主義者』との評価を受ける余地があるものというほかない」なんて判決が出た以上、竹田が自分の言動をどんなに差別でないと言おうが、こいつの言動は社会通念的に差別に他ならないってことがはっきりしてよかった。


しかし、この手の人って、よく「誤解だ」とか言うけど、いったいどこに誤解があるんだろうね。「仮定の問題」と言ったつもりが「家庭の問題」といったと思われたなんてのはまさに誤解なんだけど、竹田恒泰の場合、本人が意図したとおりの言葉が意図したとおりの意味で受け取られてるだけだし、その内容が差別でしかないってことが今回の裁判でも認定されたんだけどね。


被害者側からしたら、誤解でもなんでもないんだけど、竹田恒泰の発言を「誤解」とか言って擁護してるこの人は、加害者側のことだけ考えて、被害者側の気持ちをかけらほども考えていない。


竹田を擁護してるこの人は、女性の胸を触って「セクハラだ」って訴えられた人を、「セクハラの意図はなかった。ただ周りの人を楽しませようとしてちょっといたずらしただけ。誤解されてかわいそう」とか擁護してるに等しい。加害者側がどんなに「誤解だ」と言おうが、被害者側からしたら苦痛なセクハラでしかない。


被害者側の気持ちをかけらほども考えずに、加害者である竹田恒泰を「誤解されてかわいそう」などと言うやつは、心底人間の屑だと思う。


竹田恒泰は一生治らないだろうけど、竹田恒泰をこれまで擁護している人は、いい加減目を覚ました方がいいぞ。自分も差別主義者だと言われたくなければ、今回の判決文を読んで、社会通念的にどういうのが差別と呼ばれるのか、考えを改めろ。

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